メインログ
見学ログ


PC1:陶妙算キャラシート
PC2:士騎朝輝キャラシート
PC3:新垣御守キャラシート
PC4:林藤はるかキャラシート


■トレーラー
”ハコオトコ”を知ってるかい。
それは捨てられた子の元にやって来る。
それは家から逃げた子の元にやって来る。
それは子供たちを、
知らない世界に連れてってくれるんだって。

その世界は誰も君を責めない。
誰も君を捨てたりしない。誰も君を傷つけたりしない。
会いたいのなら、街灯の照らさない暗闇を覗いてごらん。
電気を落とした部屋の角を見てごらん。
新月の下に行ってごらん。
”ハコオトコ”はいつでも君を待っているよ。


GM:というわけで、セッションを開始します!
GM:皆さんよろしくお願いします!
中村:宜しくおねがいします!
GM:自己紹介だ!
新垣御守:よろしくおねがいしまー!
珪素:おねがいしまーす
士騎朝輝:おねがいしまーす
GM:PC1は陶くん!
GMキャラシート
陶妙算:はーい。
陶妙算:PC1の陶妙算(すえたえかず)です。
陶妙算:第十支部所属のチルドレンです。
陶妙算:レネゲイドの力を外部に出力するのが苦手なので
陶妙算:ひたすら剣技を練習してたりします。
陶妙算:素の白兵が12あって諸々込みで160環境では39。
GM:……?
陶妙算:そんなあれで素殴りしたりドッジしたり100%超えたらフェイタルヒットで火力が上昇したりする子です。
陶妙算:しっとりと濡れた黒髪、やわらかな茶色の瞳が特徴の物腰柔らかな剣豪美少年ムーブをしたい!
陶妙算:あと桃娘なので近くにいると桃の匂いがしたりします。果物以外は食べられません
陶妙算:宜しくおねがいします。
GM:桃娘(男の子)だ。
GM:よろしくお願いします!
GM:ハンドアウトはこちら
GM
■ハンドアウト
PC1:陶妙算
シナリオロイス:
あなたはUGNチルドレンだ。
あなたが街のパトロールをしていると、
路地裏で倒れ伏した人影を見つける。
人影は男か女か、若いのか老いているのか分からない。
人影が常に変質を続けているからだ。
やがて、少女の身体になったところで変異が止まり、
少女は君を不思議そうに見上げた。
君はこの少女を…

陶妙算:また少女を拾ってしまう!!
GM:少女でポケモンできそう
GM:というわけでまた拾ってくれ!
陶妙算:今度は普通の、一人でFHの研究施設を壊滅したりしない子だといいな!
陶妙算:仲良くしましょうね!
GM:仲良くしようね~~
GM:では次、PC2の士騎くん!
GMキャラシート
士騎朝輝:はい。通りすがりのオーヴァード 士騎朝輝です。
士騎朝輝:住所不定無職の完全無欠の自由人であり、何処とも何の因縁もない流離いの旅人です。つまり、どんな事件にだって首を突っ込める。
士騎朝輝:性能は暴走型の単体アタッカー。加速装置を使うとリミットのヴァジュラを使用でき、攻撃力上昇して暴走。暴走すると紅蓮の憎悪が起動、攻撃力が上がります。
士騎朝輝:更に制限エフェクトのクレイジードライブは暴走中のみ使用可能の高倍率エフェクト。そこそこ速く、そこそこ軽く、そこそこ強いです。
GM:めちゃくちゃエフェクトがチェインする。
士騎朝輝:相棒は遺産 鬼切の古太刀 村雨丸。1点でもダメージを与えたらなんらかのEロイスを解除する効果を持ちます。
士騎朝輝:演出としては冷気と氷使いの奇剣士ですね。
士騎朝輝:強い力と人並みの良識と倫理観を兼ね備えたスーパー小市民なので、問題を起こすことも少ないでしょう。多分。
士騎朝輝:後は、無断で人を写真に撮る。という奇行があるくらいかな。撮っても怒らないでくださいね。
士騎朝輝:以上です。
GM:カッコイイ剣士…!
GM:よろしくお願いします!ではハンドアウトはこちら。
GM
■ハンドアウト
PC2:士騎朝輝
シナリオロイス:柿木夜助
あなたは通りすがりのオーヴァードだ。
あなたがいつも通りこの街の修羅場に通りすがって
ジャームを切り捨てようとした瞬間、
それと同時に銃声が鳴り響く。
ジャームを挟んだ向こう側に立っていたのは、
通りすがりの盗賊、柿木夜助であった。
彼はこの街にある宝が眠っていると聞き、
君に所在を尋ねてきた。

士騎朝輝:所在知らないよ!
GM:知らないよね……
GM:まあ知り合いが宝を求めてやってきたということと、
GM:宝の詳細はこの盗賊から詳しいことを聞いちゃってください!
士騎朝輝:はーい。
GM:すいません、ハンドアウトザックリしちゃってますがよろしくお願いします!
GM:ではPC3の新垣さん、お願いします!
GMキャラシート
新垣御守:イエア!
新垣御守:ご紹介に預かりました第2支部長の新垣さんです!
新垣御守:PC実装のセッションで、同性感情ファイトのあまりPLが満足してしまい
新垣御守:すっかり出番がなかった女
新垣御守:とはいえ今回は可愛い部下の林藤さんが出撃ということでがんばります!島村卯月です!
新垣御守:性能としてはRC型!蛇毒を撒くタイプの範囲攻撃!
新垣御守:今回はユニークコードも持ってるので、みんなの動きを底上げ出来たりもするぞ!
新垣御守:以上!よろしくおねがいします!
GM:すごいぜ支部長がんばれ支部長。
GM:というわけでハンドアウトはPC4と共通なのでお待ちを!
新垣御守:わくわく
GM:次に行きます。PC4の林藤はるかさん!
GMキャラシート
林藤はるか:林藤はるかです。
林藤はるか:病室にいながらにして事件を解決したい、病弱系チルドレン。
林藤はるか:本体はめったに出てきませんが、ホタルを《ハンドリング》で操作してみんなをサポートするぞ。
林藤はるか:第二支部カラーの強い動きはめったにしたことがなく、そもそも田井中さんとのセットのイメージが強いキャラだったので
林藤はるか:新垣支部長と共演できるのは素直にありがたい……!島村卯月です!
林藤はるか:本人は何もしない性能ですが、とにかくダメージコントロール特化。
林藤はるか:ロイスタンクとして今日も頑張っていきます。よろしくおねがいします!
GM:ロイスタンク要員…
GM:相手の攻撃が激しければ残機を増やせばいいじゃない理論だ
GM:よろしくお願いします!
林藤はるか:そういうこと!
GM:ではハンドアウトはこちら!
GM
PC3:新垣御守
PC4:林藤はるか
シナリオロイス:”ハコオトコ”
あなたたちは第二支部所属のUGN関係者である。
近頃第二区画で”ハコオトコ”という怪人の情報が出回っている。
家出した子供や捨てられた赤子を誘い、
異世界に連れ去ってしまうという都市伝説である。
君たちはこの噂の真偽を確かめるべく調査を開始する。

新垣御守:誘拐犯…絶対許せねえ
林藤はるか:なんだか分かりませんが許せませんね支部長!
新垣御守:俺たち残虐コンビネーションで
GM:許せないかも
新垣御守:めちゃくちゃにしてやろうぜ!!
林藤はるか:ギャガギャガ リングを血の海に染めてやるぜ~~ッ
新垣御守:キョミキョミキョミ~~ッ
GM:残虐超人ども~~~
GM:では早速始めて行きましょう。
GM:皆さんよろしくお願いします!
陶妙算:お願いします!
新垣御守:おにゃーしゃー!
士騎朝輝:お願いします。
林藤はるか:お願いします!
GM:―――――
GM:OP1
GM:PC1の陶くん、登場をお願いします
陶妙算:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 7[7]+48 → 55

陶妙算:いえい
GM:もうダイスボーナスがちかい!
GM:―――――
GM:第2区画
GM:―――――
GM:すぐ近くの港湾から汽笛の音が聞こえてくる。
GM:夜はすっかり更けている。
GM:第2区画の治安情勢が不安定なのは周知の事実だ。
GM:この街の善良な住民は極力夜間の外出を避ける。
GM:夜に出歩くのは裏社会の住民と、
GM:世界の”裏”を知る住民だけだ。
陶妙算:その場にそぐわぬ華奢な美童が
GM:君は人員不足のUGN第2支部の一時的補充要員として
陶妙算:愛らしい濡羽烏の黒髪を、海風に揺らされながら歩いている。
GM:港湾地区をパトロールしている。
陶妙算:何気なく歩いているようにみえる
陶妙算:だが、ある程度の心得があるものにはその姿はまるで卓越した能楽者のごとく幽玄で隙がないことがわかるだろう。
陶妙算:あたりを警戒しながら歩いていきます。
陶妙算:今日も何事もなく終わるならそれでいい。
GM:街灯の明かりも心もとない、暗い夜道を歩く。
GM:陶が物思いに沈んでいるその時、
GM:月の光も届かない路地の奥から、がさりという物音がする。
陶妙算:腰の刀に手を触れる
陶妙算:音のした方へ移動します。
陶妙算:移動しながら支部へ連絡を入れる
陶妙算:「こちら"柳雪"。不審な物音を確認しました。」
陶妙算:「今からそちらへ移動します。」
”ミイデラネズミ”:『は、はい。えーと……』カタカタとキーボードを叩く音
”ミイデラネズミ”:『引き続き行動を。』
”ミイデラネズミ”:『こちらでもモニターします。』足元をネズミ型の探査機械が這いまわり、
”ミイデラネズミ”:周囲を警戒する。
陶妙算:「了解。支援ありがとうございます。」
陶妙算:ネズミの姿を見て少し顔が強張っている。電話越しにもそれが伝わる
”ミイデラネズミ”:『ご、ごご、ごめんなさい……気持ち悪くて……』
陶妙算:「だ、大丈夫です。ちゃんと我慢できます。」
”ミイデラネズミ”:『でも仕事は出来るので……許して、ください…はい…』語尾がだんだん小さくなっていく
陶妙算:「い、いえ、頼りにさせていただきます。」
陶妙算:足元から這い上がるぞわぞわした感じを抑えながら、鈴の如き凛とした声を出す。
陶妙算:路地の奥へと進んでいく。
鉄鼠:「チッ チッ」
”ミイデラネズミ”:『前方7m、呼吸音が一つ。』
”ミイデラネズミ”:『人間です。…だいぶ弱っています。』
陶妙算:「こちらでも視認できました。」
陶妙算:ゆるゆると、周囲を警戒しながら対象に近づく。
GM:人影が、路地の地面にうずくまっている
GM:俯いていて顔は良く見えない。
陶妙算:「もしもし、大丈夫ですか?」
陶妙算:顔を覗きながら声をかけるといきなり起き上がってきた時にぶつかったりするので横から声をかける
GM:人影が顔をわずかに上げる。
陶妙算:「おはようございます。」
陶妙算:「お名前は言えますか?」
???:年若い男だ。おそらく中学生か高校生だろう。
陶妙算:意識の確認。
???:「私は」女の声で応える。
???:『……分からない。』老いた男の声。【ここは】また女の声
???:《ほぎゃあほぎゃあ》赤ん坊の泣き声
陶妙算:「ああ、泣かないで。」
???:顔が溶けるように肉が垂れ、一瞬で老人の顔になる。
陶妙算:「……っ」
???:垂れた肉と皺が引き延ばされる。今度は高校生ほどの女子の貌に。
陶妙算:驚きを押し殺しながら
陶妙算:その『人』の顔を胸に抱く
陶妙算:「大丈夫、大丈夫です。」
???:《ほぎゃあほぎゃあ》
???:《……あ…………》
陶妙算:白磁の陶器のような細い首筋から
陶妙算:かすかに柔らかな桃の匂いがする
陶妙算:「怖くありません。」
???:「………」『………』【………】
???:胸に抱いた人間の髪が生え、抜け落ち、また生えるを繰り返して
???:やがて止まった。
陶妙算:ゆっくりと、優しく背中を叩く。
陶妙算:「少し、落ち着きました?」
陶妙算:目の縁いっぱいにみなぎる柔らかな茶色い瞳を向けながら言う
???:少女が陶の顔を見上げる。
???:「……うん。」
陶妙算:うすく肉の乗った雪色の鎖骨がちらりと覗く
陶妙算:「よかった。」
陶妙算:紅花に色づいた雪白の頬を綻ばせながら言います。
???:「……ここは……?」
陶妙算:「えっと」
陶妙算:「N市ってわかりますか?」
???:「………知ってるかも…でも知らないかも……」
陶妙算:「そこの埠頭なんですけど。」
陶妙算:「そっか、お名前も、わからないんですよね。」
???:こくりと不安げに頷く。
陶妙算:人差し指を露に濡れた果実のような唇に近づけながら、困ったように首を傾げる。
陶妙算:(困ったな、嘘は言っているようにみえないけど)
陶妙算:春のせせらぎにも似た柔らかく潤んだ瞳を『彼女』に向ける
”ミイデラネズミ”:「陶くん、陶くん?何かありました…?」
陶妙算:「なんでここにいるかも、わかりませんよね?」
???:「……分からない。」
陶妙算:「わかりました。ちょっとまっていただいてよろしいですか?」
陶妙算:ミイデラネズミさんからの連絡に応える
”ミイデラネズミ”:『今、陶君と接触した人の呼吸音が、』言いかけて、
陶妙算:「柳雪です。こちら、記憶喪失と思われる少女…?」
陶妙算:「を確保しました。」
”ミイデラネズミ”:『少女?……ええと、あ、ほんとだ…今は11~14歳くらいの女の子の反応ですね。』
陶妙算:「やはり、先程は違った反応を拾っていたわけですね。」
”ミイデラネズミ”:『は、はい。故障かと思いましたよ……。』
”ミイデラネズミ”:『呼吸音が男性の子供、女性の老人って短時間でものすごい変化するものですから。』
陶妙算:「ものすごく正確だと思います。」
陶妙算:「要するに、そういうことができる『人』のようです。彼女は」
陶妙算:「自信が何者かも、何をしていたのかもわからないとのことですので。」
陶妙算:「一度、そちらにお連れしたいのですが、よろしいですか?」
陶妙算:そのことが嘘かどうかも、自分では判断が出来ない。
”ミイデラネズミ”:『あ、はい、お願いします……………』
陶妙算:「ありがとうございます。お手数ですが、手続きの方お願いいたします。」
”ミイデラネズミ”:『鉄鼠でモニターするにも限度がありますから、』
”ミイデラネズミ”:『一度支部で詳しく診てもらった方が…はい、手続きしておきます。』
陶妙算:ぺこり、と電話越しに頭を下げ、通信を切る。
陶妙算:「そういうわけで」
陶妙算:「よろしければ、僕と一緒に来ていただけませんか?」
???:こくりと頷く
陶妙算:「ちょっと歩きますけど、ここよりは温かいところですし、柔らかいベッドもありますよ?」
陶妙算:「よかった。僕は陶妙算といいます。」
陶妙算:「短い間ですが、宜しくおねがいします。」
陶妙算:風に遊ばれる百合の花のように、たおやかに頭を下げる。
???:「……陶、さん。よろしく。私は……」
陶妙算:艶やかな墨のような髪が揺れ、真珠色のうなじがのぞく。
???:着ているパーカーのポケットをひっくり返す。
陶妙算:「思い出せないなら。」
???:やがて、何かの切れ端を手にして
陶妙算:「ふーちゃんはどう?埠頭で出会ったから、ふーちゃん」
陶妙算:「あ、なにかみつかった?」
陶妙算:ゆるりと『彼女』の横に並ぶ。まろみを帯びた優しい肩が微かに触れる
???:手に持っているのはプリクラの写真だ。
???:写っている二人の女の子の顔は千切れて分からない、が、
???:辛うじて『あや』とキラキラとした文字で書かれているのがわかる。
あや:「今は、あや…って呼んで。」
陶妙算:「『あや』さん。」
陶妙算:「わかった。よろしくね、あやさん。」
陶妙算:万乗の花が咲き誇ったような笑顔を『あや』さんにむける。
陶妙算:誘うような水蜜桃の香りがあやさんの鼻腔に届く
陶妙算:「じゃあ、行こうか。いつまでもこんなとこに居たら風引いちゃいます。」
あや:「……うん。」
陶妙算:白魚のような細い指先をあやさんに伸ばす
GM:二人は手を繋いで、支部への道を急ぐ。
鉄鼠:その後に続いて歩いていたが、
鉄鼠:「チッ チッ  チッ」
鉄鼠:後ろを振り返る。
鉄鼠:光の届かぬ路地裏の影に、男が一人立っている。
GM:上背は2mほど。頭に段ボールを被っており、表情や容姿は伺えない。
鉄鼠:「チッ チッ    チッ」
鉄鼠:鉄鼠はまた前を見て歩き始める。
鉄鼠:彼らは呼吸音や心拍音を頼りに周囲を警戒する。
鉄鼠:故に、
鉄鼠:生者しか見えないのだ。
GM:―――――
GM:ロイス!
GM:シナリオロイスはあやちゃんかな。
陶妙算:はーい
陶妙算:保護対象/あやさん/庇護○/警戒
陶妙算:こんなで!
GM:―――――
GM:OP2
GM:PC2の士騎さん、登場をお願いします。
士騎朝輝:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 9[9]+37 → 46

GM:―――――
GM:第2区画
GM:廃工場
GM:―――――
GM:第2区画。
GM:この地区は廃墟が多い。
GM:数十年前は工場と海産物加工場が乱立して活気づいていたが、
GM:反社会組織の流入により後ろ盾を持たぬ工場が打撃を受け、
GM:困窮して土地と建物を手放すといったパターンが最近は多くなったのだ。
GM:手放された建物はそのまま放置されるか、
GM:反社会組織の隠れ蓑となる。
GM:この工場は前者だが、
ジャーム:「アア……アアアア…………」
ジャーム:代わりに、別の”もの”が巣食っていたらしい。
士騎朝輝:一つ縛りにして後ろに細く流した明るい茶の長髪。端正だが何処か挑発的な顔立ち。
士騎朝輝:スリムスラックスに気崩したシャツ、グリーンのネクタイを緩く締め、その上に校章のようなワッペンがついた灰色のブレザーを着ている。
士騎朝輝:端的に言うと学生服の少年。だが、無造作に掴まれている美しい拵の鞘入りの刀がただただ異質だった。
ジャーム:二つの貌と3本の腕を持つ奇怪な怪物が、青年に爪を向ける。
士騎朝輝:「此処は第一と違って、随分と治安が悪いな、なぁ、村雨丸」
士騎朝輝:自らの愛刀に言葉をかけ、爪を向けられた瞬間に、その藍色の柄に手をかける。
士騎朝輝:その爪を前に避ける、間合いを取る。そのような行動は取らず、爪が振り下ろされるよりも一瞬速く、柄に触れている手先が霞む様にブレた。
士騎朝輝:「黙らせろ。村雨丸」
士騎朝輝:相手の身体に縦横に走る白輝線。斬撃の通り道であったそれは肉を解体せずに氷と共に顕現し逆に繋ぎ止める。
士騎朝輝:血すらも凍り、汚れを一切出さぬ彫像に成り果てる極寒惨殺。軌跡上に存在するあらゆるものを凍結し存在を留め置く、異次元の出力の魔剣。
ジャーム:「ギッ……!?」
ジャーム:呻き声すらも凍り付いた。
ジャーム:ジャームは腕を振り上げた姿勢のまま、氷の彫像と化した。
GM:しかしその直後、白の沈黙は一発の銃声によって破られる。
GM:パ ンッ
GM:乾いた銃声が斬撃に一歩遅れて、氷の彫像を粉々に破壊する。
???:「あ。」
士騎朝輝:銃声の方向に目を向ける。
???:廃工場の欄干。
???:古びたオートマチック拳銃を構えた男が立っている。
???:年の頃は士騎と同じくらい。長い黒髪と黒を基調としたカジュアルな服。
士騎朝輝:「あぁ、悪かったよなぁ。あんたの獲物だって言うなら、横取りした形になるか?」
???:首に布の袋をペンダントのようにぶら下げている。
???:「いや、そいつは俺の獲物じゃないよ。」
???:欄干から飛び降り、士騎の前に。
士騎朝輝:「それは良かった。俺が気を遣うこともないし、罪悪感も抱かなくて済むからなぁ」村雨丸を鞘に納める。
???:拳銃をクルクルと回してからホルスターに納める。
???:「久しぶり、朝輝。」
士騎朝輝:「で、なんだ。獲物でもないのに、死に体を撃つ趣味でもあったりするのか?だとしたら考え物だよなぁ」
柿木夜助:―”通りすがりの盗賊”、”サンドマン”、柿木夜助―
士騎朝輝:久しぶりという言葉に軽く手を上げ応える。
柿木夜助:「獲物じゃないけど邪魔だからね。俺の楽しみの。」
柿木夜助:「衝動のまま暴れ回る獣に俺の盗みを邪魔されたら、目も当てられない。」
士騎朝輝:「邪魔、楽しみ、やれやれ、深入りしない方が良さそうな言葉が並ぶよなぁ」
士騎朝輝:「つまり、本当の獲物が他にあります。と言ってるわけだよなぁ。この近くに」
柿木夜助:「察しがいいね。」ニヤ、と笑う。
柿木夜助:一枚の写真を取り出す。
柿木夜助:高さ2mほどの、何の変哲もない扉だ。
士騎朝輝:「ふん、性格と顔と同じくらいにはなぁ。さて、それを、俺に見せる意味は分からないが」
士騎朝輝:見覚えはありますか?
GM:無いですね。
柿木夜助:「今回の獲物。」
士騎朝輝:「他を当たってくれ。残念だったなぁ。良い探偵は紹介できないが、警察なら落とし物の相談は無料だぜ、多分な」
柿木夜助:「知らないか。無駄に顔が広い君なら知ってるかもと思ったが。」
士騎朝輝:「あぁ。まだ、通りすがっていないな。どんな代物だよ?」
柿木夜助:「……《ディメンジョンゲート》ってエフェクトを知ってるかい?」
柿木夜助:「バロールシンドロームのオーヴァードが扱える空間転移術だ。」
士騎朝輝:「ああ、見たことも、使う奴も、知ってるが。逆に言うと、オーヴァードなら、持ち得る能力だよなぁ」
士騎朝輝:言いながら、柿木夜助を携帯の写真で撮る。
柿木夜助:「だが制約も大きい。少しでも集中を欠くと座標がズレる。展開中は侵蝕率が上がっていくから長時間展開は出来ない。」
柿木夜助:慣れた様子で撮られる。時折ポーズも取る。
柿木夜助:「この扉は《ディメンジョンゲート》を人為的に再現したものだ。」
柿木夜助:「つまり、非オーヴァードでも使えて、長時間設置展開でき、どこへでも行ける。」
士騎朝輝:「少し考えただけでも、眩暈がするよなぁ、それ」
柿木夜助:「そういう”遺物”……この街の連中は特定のEXレネゲイドをこう呼ぶらしいね。」
士騎朝輝:「アーティファクトだったか。村雨丸から言わせれば遺産モドキなんだが」
柿木夜助:「便利だろ?この街に来たら真っ先に盗もうと思ってたのさ。」
柿木夜助:首に提げた布袋を右手で弄る
士騎朝輝:「で、こいつは出来ることが多すぎる。あんたの他に狙ってる奴も大勢いるだろうなぁ」
士騎朝輝:「奴じゃないな、組織が出てきてもおかしくはないよなぁ」
柿木夜助:「それと関係あるかもしれないが、遺物の噂が流れてからジャームが出るようになったのさ。」
柿木夜助:無数の氷の破片となったジャームを見下ろす。
柿木夜助:「……傭兵としては稼ぎ時じゃない?」
柿木夜助:「UGN支部に行けばいくらでも仕事、あるんじゃないかな?人手不足って聞くし。」
士騎朝輝:「傭兵?」ふむと眉根を寄せる。
士騎朝輝:「あぁ!?そうか、俺は雇われて日銭を稼ぐ行為をたまにしてたな。世間じゃ、そうも思われてるか!」
士騎朝輝:「最近、成り行きと好きでやってた事しかしてなかったからなぁ」
士騎朝輝:くくっと薄く笑う。
柿木夜助:「自分の評判知らないのかよ。」こちらも笑う
柿木夜助:「結構有名だぜ?無敵の傭兵クラックアイス、いけすかない雇われ剣士アークティックヘヴン。」
士騎朝輝:「これから見る映画の評判の方が大事なんでね」
士騎朝輝:「それと、UGNのピンチに颯爽と駆けつけ手助けしてくれるイケてるおじさまホワイトミュートだろ」
柿木夜助:肩を竦める。
士騎朝輝:少しだけ目線を遠くに浮かべる。
士騎朝輝:「やれやれ。で、そう言った事を、わざわざ俺に言うって事は、首突っ込んで欲しいって事か?」
柿木夜助:「うん。君はイケてる感じにUGNのピンチを救い、」
柿木夜助:「僕はその間にお宝をいただく。」
柿木夜助:「WIN-WINだろう?」
士騎朝輝:「俺に邪魔者を排除させて、宝をそこまで労せずに手に入れるって事だよなぁ。そら、当たった」
柿木夜助:「表現に偏りがあるね。まるで俺が悪者みたいじゃないか。」
士騎朝輝:「安心しろよ。俺の基準では悪者じゃないなぁ。此処から俺を欺かない限り、無関係な奴を巻きこまない限りは」
士騎朝輝:「ほら、自分の都合を話してくれているしな。真っ当な方だと思うぜ」
士騎朝輝:手をひらりと振るう。
士騎朝輝:「利己的な物言いをすると、なんとなく説得力あるように聞こえるからなぁ」
柿木夜助:「ははは、朝輝はやはりいい奴だね。」
士騎朝輝:「最近、よく言われるぜ。徳を積み重ねてるからなぁ」
柿木夜助:「俺の為に骨を折ってくれるんなら、そろそろ仏になれるかもな?」
士騎朝輝:「成仏するのは世界の全てをこの目に収めてからって決めてるんで、それはお断りだ」
士騎朝輝:「まぁ、俺は宝に興味はない、が、旅の為に世界を破壊するようなジャームは野放しにはしない。確かに取引としては成り立つんだよなぁ、いや…」
士騎朝輝:「いいぜ。通りすがったのも縁だ。乗ってるやるよ。自分の意思で」
柿木夜助:「ありがとう。お礼に宝が手に入ったら海外旅行にでも連れて行ってあげるよ。」
士騎朝輝:「本場のカレーでもご馳走してくれ」
士騎朝輝:「あぁ、だが、そうだ。一つだけ、情報提示の先払いをしてもらうぜ」
柿木夜助:「……?」歩き出そうとしたところで、足を止める
士騎朝輝:「UGNの場所、知らないんだよなぁ」
士騎朝輝:肩を竦める。
柿木夜助:ため息を一つ「相変わらず、ノリで生きてるねえ。」
柿木夜助:仕方なく振り返り、地図を手に場所を説明し始めた。
GM:―――――
GM:ロイスのみ可能!
士騎朝輝:柿木夜助 腐れ縁 有為〇/不安 で!
GM:―――――
GM:OP3
GM:新垣さんと林藤さん、登場をお願いします。
新垣御守:1d10+29
DoubleCross : (1D10+29) → 10[10]+29 → 39

林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+4(1D10->4)した (侵蝕率:35->39)
GM:―――――
GM:第2区画
GM:UGN第2支部
GM:―――――
GM:大N市を守るUGN勢力の中でも、とりわけ前線に近いのが第2支部だ。
GM:交戦自体は他の支部よりも少ないが、それでも水面下でFHを筆頭とした対立勢力が蠢いている。
GM:隙を見せれば大きな闘いの呼び水となる。
GM:大N市の火薬庫、それが第2支部だ。
GM:ゆえに些細な異常もすぐに調査される。
新垣御守:「悪いね、急に手え貸してもらうことになっちゃって」
林藤はるか:『いいえ。大丈夫です。むしろたまには任務に出してもらわないと、ずっと映画とかゲームばかりで暇です』
林藤はるか:部屋の片隅に緑色の光が浮遊している。
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+1した (侵蝕率:39->40)
新垣御守:「無理しないでね、とか最近具合はってのはジロくんに言われて耳にタコだろうから」
新垣御守:「なんか面白い映画でもあった?」
新垣御守:「楽しい話をしたいよね、はるかちゃんも」
林藤はるか:『そうですねえ』
林藤はるか:『スターウォーズ/最後のジェダイをつい最近見たんですけど』
林藤はるか:『とても面白かったですよ。なんと冒頭から宇宙爆撃機という』
林藤はるか:『これまでのシリーズで見たこともない兵器が出てきて……』
新垣御守:「……ストップ、その話はそこまでだ」
林藤はるか:『はい』チカチカ点滅するのを止める。
新垣御守:「あたしは……シリーズファンだから……」
林藤はるか:『……』
新垣御守:「はるかちゃん、時に無邪気さは戦争を生むぜ」
林藤はるか:『わかりました……肝に命じます』
新垣御守:「ならばよし!」
新垣御守:「んじゃ、他の映画の話は後にして、任務のことね」
林藤はるか:『そうですね。何かできることはありますか?』
林藤はるか:『支部の資料ももっと電子化してほしいですね。蛍の体だと紙の資料をめくったりできないので』
新垣御守:「そういうの強い人がいればいいんだけど……って自分で覚えていかなきゃダメか」
新垣御守:「どうも人攫いみたいなんだよね、胸糞悪い話だけど、女とか、子供とか」
新垣御守:資料を蛍の目線から見やすいようにならべて
林藤はるか:『それは大変ですね』資料の文字列をなぞるようにふわふわと飛ぶ。
新垣御守:「で、妙なのはその犯人像なんだけど」
新垣御守:「”ハコオトコ”」
新垣御守:「聞いたことある?」
林藤はるか:『ハコオトコ。漢字で書くと箱の男で箱男ですかね?』
新垣御守:「そう、だと思う。それ以外に思いつかないからだけど」
鉄鼠:「チッ  チチッ」資料までよじ登ってきて代わりに紙をめくる。
林藤はるか:『安部公房の小説にもありますよね。そこから来ているんでしょうか?』
新垣御守:「都市伝説だってさ。家出した子供だか赤ん坊をどこかに攫うって」
新垣御守:「なんていうんだっけ、こういうの、ハーモニカ……ハミング……」
”ミイデラネズミ”:「ハーメルン、ですか…?」
新垣御守:ネズミを見て
新垣御守:「……だね、まさしくそれ」
”ミイデラネズミ”:新垣の隣に立っているのは、厚ぼったい眼鏡を掛けた気弱そうな女性。
林藤はるか:『犯人像というからには、犯人と目される存在についての話もある程度出回っているんですよね?』
林藤はるか:『ハーメルンの笛吹き男のように楽器を鳴らしているんでしょうか?』
新垣御守:首を振る
”ミイデラネズミ”:「いえ……」
新垣御守:「犯行形態については、なんの情報も出てない」
新垣御守:「ただ、ハコオトコの仕業だっていう声だけが人の間に広がってる」
林藤はるか:『なるほど。すると噂の出どころが気になってきますね』
新垣御守:「ちぐはぐなんだよね。だから犯人像って言い方も、正確じゃなかったかも」
新垣御守:「そういうこと。だからその辺り」
林藤はるか:『単純に別個の怪談と結び付けられただけかもしれませんが、犯人の目撃者がいるかもしれません』
新垣御守:「足回りのいいメンバーに集まってもらったってわけ」
林藤はるか:『まかせてください!』紫色に光の色が変わる。
林藤はるか:『足回りには自信がありますから』
”ミイデラネズミ”:「わわっ」発光にびっくりする
新垣御守:「はいはいあんまりテンション上げすぎない」
”ミイデラネズミ”:ズレた眼鏡を直す「た、頼もしいです…鉄鼠は探知は出来ますけど情報の収集はあまり得手ではないので…。」
新垣御守:「とはいえ、モチベーション高いのはありがたいけどね」
新垣御守:「頼りにしてるよ、はるかちゃん」
林藤はるか:『ありがとうございます。ふふふ』
新垣御守:「それにネズちゃんもさ。ガールズチームでスパッと解決と行こうや」
林藤はるか:『動物使いチームですね!』
新垣御守:ミイデラネズミちゃんの背中をパシパシと叩く
”ミイデラネズミ”:「は、はいっ!」
”ミイデラネズミ”:「不束者ですが……あわわ、じゃなくて、新人ですけど頑張ります!」
新垣御守:「気楽に気楽に」
新垣御守:「あ、そうだ」
新垣御守:「第十の助っ人さん……陶くんだっけ」
新垣御守:「なんか出回りで拾い物してきたって聞いたけど」
新垣御守:「その子って今どこ?」
”ミイデラネズミ”:「はい、支部に保護しています。疲労と衰弱が見られたので治療と検査を行っています。」
林藤はるか:『初耳です。お友達になれそうですかね?』
新垣御守:「どうだろうねえ、でもなりたいよね」
新垣御守:「どんな相手でも、お友達になれるのが一番いい」
新垣御守:「こんな第一印象最悪の見た目しといて、言うことでもないか?あはは」
”ミイデラネズミ”:「い、いえ……」新垣をちらりと見る「お綺麗だと思いますけど…」
林藤はるか:『そう思ってるならおしゃれとかしてみるのもいいんじゃないですか?』
林藤はるか:『もちろん、普段の支部長の格好もおしゃれでやってるのは分かってますけど』
新垣御守:「いやーそれがよく言われるけど」
新垣御守:「この髪、色抜けないんだよね」
新垣御守:「染めてもすぐ元通りだし」
林藤はるか:『へえーっ、そんなことあるんですね』
新垣御守:極彩色のピンク色の頭を指差す
新垣御守:「消極的選択肢なわけよ、これで」
新垣御守:「こういう格好しか合わせられないわけ」
林藤はるか:『服に合わせて髪の色を染めたわけじゃなくて、髪の色に合わせた格好だったんですね』
林藤はるか:『キュマイラ因子の影響なんですかね。ワクワクしますね』頭の周りをくるくると飛ぶ。
新垣御守:頭の上から足の先までパンクス風のファッションだ。
新垣御守:「いやいや、こっちもたまにはワンピースとかドレスとか着てみたいよ」
新垣御守:「はるかちゃんは似合いそうでいいよなぁ~~」
林藤はるか:『ふふふ』
”ミイデラネズミ”:「ドレス……」もやもやと支部長のドレス姿を想像する。
林藤はるか:『いいですね。ドレスやワンピース、着てみたくなってきました』
新垣御守:「ね、ネズちゃんはさ」
新垣御守:「普段どういうお洒落してるわけ?女子トーク女子トーク、ほらほら」
”ミイデラネズミ”:「……へ、あ、私ですか?」我に返る
林藤はるか:『ドレスとドレッシングは語源が同じなんですよ。ご存知ですか?』
”ミイデラネズミ”:「私は今の季節はセーターとか、もこもこに着こんじゃいますね…寒がりなので…。」
新垣御守:「……ふーん」
新垣御守:まじまじと見て
新垣御守:ぐあしっ、と背後から
新垣御守:わさわさやってボディラインを確認
”ミイデラネズミ”:「ドレッシングって…お野菜に掛けるやつでふあぁっ!?」
新垣御守:「おおっ!」
新垣御守:「なんだよ、いいもん持ってんじゃんか!」
林藤はるか:『あっ!ひどい!女性同士でもセクハラですよ!』
林藤はるか:『セクハラじゃないですか支部長!』赤く点滅する。
新垣御守:「あたしはワンマン支部長だからな~~」
新垣御守:「このくらいの横暴は日常茶飯事ってなもんよぉ~」
”ミイデラネズミ”:「………や、やめて…ください………。」
新垣御守:「げへへ……えっ」
林藤はるか:『大丈夫ですミイデラさん!私が支部長を攻撃します!』
林藤はるか:『ご存知ですか支部長!最後のジェダイではレイア姫が宇宙に放り出されるのですが――』
”ミイデラネズミ”:顔を真っ赤にして涙目で支部長を睨む。
新垣御守:「う、うわ!マジ泣き!?ごめんごめん!軽い気持ちで!」
新垣御守:「あーっ!やめろ!!」
新垣御守:「エピソード8の話はするな!お願い!!」
新垣御守:ヘロヘロになっている
林藤はるか:『いけませんよセクハラは!UGNにもコンプライアンスが必要ですからね!』
”ミイデラネズミ”:「……こ、こういうのは……その、好きな人同士で………」
”ミイデラネズミ”:「段階を踏んで……してください…………。」
新垣御守:「肝に銘じておきます……ハイ……」
林藤はるか:『そのとおりです!』
”ミイデラネズミ”:「………」
鉄鼠:「チッ  チチチッ」
”ミイデラネズミ”:「……ど、どうしてもって言うなら………私は…いいですけど……。」
”ミイデラネズミ”:小声で何事か呟いている
新垣御守:「へ?何?」
鉄鼠:「チチチチチチッ」
新垣御守:振り返りつつ
”ミイデラネズミ”:「へぁっ!? わわわ、ごめんね!どうしたの?」
”ミイデラネズミ”:服の袖を引っ張る鉄鼠を拾い上げる
鉄鼠:「チチ チチチ」
”ミイデラネズミ”:「………うん。ありがとう。」鉄鼠の頭を撫でた後、机に降ろす。
林藤はるか:『何か新しい情報が入ったんですか?』
”ミイデラネズミ”:「支部長、今朝から追っていたジャームの件なんですが」
新垣御守:「ん?北地区で見失ったっていう、アレ?」
”ミイデラネズミ”:「先ほど討伐された模様です。………関係者以外のオーヴァードに。」
新垣御守:「見つかったの?」
新垣御守:「って……討伐?」
”ミイデラネズミ”:頷く
林藤はるか:『この街ならオーヴァードはどこにでもいますもんね。その人が敵に回ったりしなければいいんですけど』
新垣御守:「ありゃりゃ、また面目潰れちゃったね……この地区じゃあままある話だけど」
”ミイデラネズミ”:「それが、そのオーヴァードが支部に向かっているようでして…。」
新垣御守:「あー、ってことは」
新垣御守:「そういうプロかもね。報酬の交渉かな」
新垣御守:「こないだみたいにゆすられなきゃいいけど……」
林藤はるか:『賞金稼ぎってことですか?』
”ミイデラネズミ”:「鉄鼠の情報を解析。容姿と支部のデータベースを照合……。」
”ミイデラネズミ”:「第7支部データベース、”ブラックリスト”に1件ヒット。」
新垣御守:「そ、まあ、支部からの依頼も受けずに出会い頭でって……くらい無茶する奴も、そう多くはないけど」
新垣御守:「いるにはいるからね」
”ミイデラネズミ”:「仮称『沈黙の白(ホワイトミュート)』。別名『氷散の魔刃(クラックアイス)』、『極光の処刑人(アークティックヘヴン)』」
新垣御守:「不審がるほどじゃない。ただ大概そういう連中は偏屈なのが多いから」
林藤はるか:『名前が多いですねえ』
新垣御守:「そっちがむしろ心配だよ。中間管理職としては」
新垣御守:「……しかも随分物々しい」
”ミイデラネズミ”:「生業(ワークス)は、」
”ミイデラネズミ”:「通りすがりの、オーヴァードです。」
GM:―――――
GM:ロイスのみ可能!
林藤はるか:支部長に取ろうっと
新垣御守:林藤さんに~
新垣御守:信頼○/戦争の火種
新垣御守:以上!
林藤はるか:支部長/新垣御守/信頼:○/疑惑/ロイス
GM:―――――
GM:ミドル1
GM:合流シーンに移ります。全員登場。
新垣御守:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 1[1]+39 → 40

陶妙算:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 6[6]+55 → 61

林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+2(1D10->2)した (侵蝕率:40->42)
士騎朝輝:1D10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 5[5]+46 → 51

陶妙算:わー、DBゲット
林藤はるか:《ハンドリング》。林藤はるかの侵蝕率を+1した (侵蝕率:42->43)
GM:もう60越えてるの・・
GM:―――――
GM:第2支部
GM:―――――
GM:第2支部、会議室。
GM:現在、ここには君たち4人と、”ミイデラネズミ”、あやが集まり、
GM:現在第2区画で起きている諸々の事象の整理と、
GM:今後の対策、そして…
GM:事件に居合わせた”通りすがりのオーヴァード”の処遇を協議している。
新垣御守:「で、あー」
新垣御守:「アンタが士騎朝輝くん?」
”ミイデラネズミ”:物珍しそうに士騎を眺め、視線を向けられそうになると慌てて目を逸らす。
陶妙算:あやさんは怖がってないかなあ、と心配している
あや:こちらは落ち着いているが、陶の服の袖を掴んだままである。
陶妙算:その手を取り花のように微笑む
林藤はるか:『豊島さんか田井中さんを呼んできたほうがいいんじゃないでしょうか?』光が複数に分かれてオレンジ色に発光している。
”ミイデラネズミ”:「豊島さんも田井中さんも別件で動いています。あちらも戦闘要員が必要なので…。」
新垣御守:「物騒なことになるって?ならないならない」
士騎朝輝:「俺が士騎朝輝で間違いはないな。ビデオ屋の会員証くらいしか証明できるものはないけどな」
士騎朝輝:懐から安っぽいプラスティックのカードを出してぴらぴらさせて見せる。
新垣御守:「向こうさんにそんな理由がない、でしょ?」
林藤はるか:『でも、ブラックリスト入りオーヴァードなんて実際に見たのは初めてですよ。びっくりしました』
士騎朝輝:「ホワイトって呼ばれてるのにブラックに入ってる。なんてのは、洒落が利いてるよなぁ」
士騎朝輝:皮肉気に笑う。
”ミイデラネズミ”:「……あ、あはは…………。」洒落に笑っていいのか分からないがとりあえず笑顔を作る。
新垣御守:「こら、人を見世物にしないの。悪いね」
新垣御守:「好奇心旺盛なうちの看板娘。悪い子じゃないんだけどね」
陶妙算:(今はあっちのお兄さんを話をしてるからもう少し待っててね)と、小声で言います
あや:こくりと頷く
士騎朝輝:「いや、対応としてはしっかりしてるし、暴力的じゃないし、きちんとした支部だよなぁ。今まで通りすがった中じゃ扱いが一番まともかもな」
”ミイデラネズミ”:「”暴力的”って、それ本当にUGN支部だったんですか…?FHとかじゃなくて…?もしかして非合法な仕事を請け負ってたり…?」
士騎朝輝:「主に人助け。少額報酬での手伝い。この支部に来たのも、そんなとこなんだよなぁ。なぁ、村雨丸」愛刀に視線を向けて軽くうなずく。
林藤はるか:『ブラックリストの起源についてご存知ですか?』
あや:「……?」林藤さんに顔を向ける。
林藤はるか:『チャールズ2世が、清教徒革命の際父チャールズ1世に死刑を宣告した裁判官達の復讐リストを作ったのが』
林藤はるか:『最初のブラックリストだと言われているそうです』
陶妙算:「へー。」
陶妙算:「フランス革命の時もジョゼフ・フーシェなどルイ16世の死刑に賛成票を入れた人たちは王党派に恨まれたと聴いてますが」
陶妙算:「イギリスの方はきっちりリストまで作ってたんですね、国民性かな」
”ミイデラネズミ”:(た、対抗してる……?)
”ミイデラネズミ”:(結構負けず嫌いなのかなこの子…)
新垣御守:「はいはい、わーっと詰め寄らない」
新垣御守:「物騒な雑学もあとで」
林藤はるか:『む』陶くんを見て点滅する。
林藤はるか:だが今のところは支部長の事情聴取が優先だ。
新垣御守:「……で、まあ」
新垣御守:「うちで探してたジャームを仕留めてくれたのは感謝してる。お礼もUGNの規定額なら用意できるけど」
新垣御守:「どうやらそっちの催促だけってわけでもないみたい、だよね」
士騎朝輝:「はは。復讐されるような事があるかは別として、チャールズだのジョゼフだの王族待遇では迎えてくれなくていいぜ。気を遣われるのは性に合わないんだ」
新垣御守:「そっちから話があるって聞いたけど、何?」
士騎朝輝:「まぁ、そうだな。俺の方もこれに関してはちょっと事情が込み入っててね」とスマフォの数枚の画像を見せる。
士騎朝輝:柿木君と扉の写真だ。
”ミイデラネズミ”:「………扉……?」画面をのぞき込んで首を傾げる
新垣御守:「これは?」
士騎朝輝:「この扉、時空転移のアーティファクトらしい、どこでもドア」
士騎朝輝:「それがこの地区にあるって情報が出回ってから、増えてるらしいんだよなぁ。ジャームが」
林藤はるか:『扉自体が重要ということですね?扉の中ではなく』くるくると飛行する。
林藤はるか:『このN市で、扉に関するアーティファクトというと』
林藤はるか:『あまりいい予感はしないですね』
新垣御守:「ローディーズドア、だっけか」
新垣御守:小さく呟く
新垣御守:「13支部でも似たような事があったって聞いてるけど……まためんどくさそうなモンを」
林藤はるか:『その情報は誰からもらったんですか?信用できる情報筋の方なんでしょうか?』
新垣御守:「だよね。この兄ちゃんって誰?」
士騎朝輝:「それは、確実に信用できるかは、ともかく、情報提供者には利がある」
新垣御守:画像の柿木くんを指して。
士騎朝輝:「それを、この男から聞いた。ジャームをUGNと俺に相手させて、その隙に扉を奪う算段だよ」
新垣御守:「奪う……って随分とまあ」
新垣御守:「あけすけに言ってくれるね。そういう関係ってことだ」
新垣御守:苦笑する
林藤はるか:『FHがたまにやる手段ですね。制御下にないジャームはUGNに露払いさせて、その隙に工作を完了するというのは』
新垣御守:「言ってる内容は信じるよ。騙すにするなら言葉をもうちょっと選ぶだろうし」
”ミイデラネズミ”:「か、火事場泥棒じゃないですか…そんな堂々と…」
士騎朝輝:「あんたたちを騙す結果になったのなら、俺も騙されてることになるからなぁ」
陶妙算:他所の支部の方針に口を出すべきではないと考えているので成り行きを見ている。
林藤はるか:『逆に言えば、情報が漏れても強奪を成功させる手立てがあるのかも』
林藤はるか:『あるいはこの話自体が誘導で、この写真の扉なんかとは全然関係ない』
林藤はるか:『別のアーティファクトが本命の狙いなのかもしれないですね』
新垣御守:「裏を取るのは、こっちの仕事」
林藤はるか:『はい』
士騎朝輝:「ま、その時は落とし前はつけるさ」目をすっと剣呑に細める「なぁ、村雨丸」
新垣御守:「とっかかりはあればあるだけいいからさ」
林藤はるか:『すみません、ホワイトミュートさん』
林藤はるか:『村雨丸さんという人がいるんですか?』
士騎朝輝:「ああ、それ、やめてくれ。大仰で座りが悪いし、一気に老けた気がする。士騎でいい。いいと、いうか、そうして欲しい」
士騎朝輝:手をひらひらと振って。
林藤はるか:『む』
士騎朝輝:「あぁ。俺が下げてる、この刀。村雨丸、日本じゃそこそこ有名な名前だと思うけどなぁ。実は俺と意思の疎通ができるのさ」
林藤はるか:『私も実はコードネームはちょっと苦手なんです。そういうことなら、そう呼ばせてもらいますね』
士騎朝輝:「多分な」多少悪戯っぽく笑う。「えぇと、なんて呼ぶ?」
林藤はるか:『刀の名前だったんですか!てっきり士騎さんにもオペレーターがいるのかなと思いました』自分と田井中さんみたいなものなのかなと思っていたのだ。
”ミイデラネズミ”:「南総里見八犬伝……でしたっけ?」
陶妙算:「ああ、足利持氏の」
新垣御守:「その辺の話はあたしも気になるとこなんだけど、あー……士騎くん」
新垣御守:「一応確認ね」
士騎朝輝:「常に刀身が結露し飛沫を上げて血を洗い流す、抜けば玉散る氷の刃。その伝に偽りはないよなぁ。おっと…確認?どうぞ」
新垣御守:「この一件、こっちに預からせてもらって支部で大人しくしててもらうってのは」
新垣御守:「アンタの流儀に沿わないわけだ」
士騎朝輝:「俺は自由気ままな通りすがりの旅人な訳だが……」
士騎朝輝:「旅をする、この世界を破壊するジャームって存在は放置してはおけない性質でね」
林藤はるか:『ジャームが好きな人はあんまり見たことありませんね』
士騎朝輝:「あんた達が俺と親しい友人で、その力が信用も信頼も出来る。って言うなら、その言葉には従ってもいいんだがなぁ」
士騎朝輝:「ほら、まだ、お互い知り合ったばかりだしなぁ」
士騎朝輝:「そっちが俺に感じてることを、俺も多少は思ってるさ」
新垣御守:「本当ずかずか言うなあ、キミ」
新垣御守:「でもまあそういうこと、信用半分、不信半分」
新垣御守:「どうせこっちの人手も足りないし、目の届く範囲にいて欲しいっていうのも合わせて」
新垣御守:「協力体制、呑んでもらえる?」
士騎朝輝:「そこで提案なんだけどなぁ。あぁ、それだ。身近なところに置いて監視を付ける」
士騎朝輝:指をぴっと向ける。
士騎朝輝:「フリーランスに好き勝手やられるより良いよなぁ、それ。決まりだな」
新垣御守:「オッケ~イ。改めまして、あたしが第二支部の新垣御守」
新垣御守:「以後、よろしくね」
新垣御守:胸に手をあてて会釈。
陶妙算:話がまとまったようなのでほっとしている。
”ミイデラネズミ”:「第二支部エージェントの”ミイデラネズミ”、美妙水寧々(しみずねね)です。」
”ミイデラネズミ”:ペコリとお辞儀する。
林藤はるか:『支部長の決定ならもちろん文句はないですけど……』
林藤はるか:『なんだか胡散臭いですね、士騎さん』
林藤はるか:『すごく、こうやって取り入るのに慣れてる感じがするというか』
新垣御守:「ヘイヘーイ、正直すぎだって、はるかちゃん」
士騎朝輝:「はは。監視のし甲斐があるだろ?」
林藤はるか:『すみません。でも隠し事をするよりはいいと思うんです』
新垣御守:「かもね……まあ多分、士騎くんは大丈夫だよ」
林藤はるか:『私は林藤はるかです。“フォックスリンカ”。よろしくお願いします』
新垣御守:「女の勘、としか言えないけどさ」
林藤はるか:『私も女の子ですよ』
新垣御守:「子がつくのとつかないのは」
新垣御守:「大違いだってこと。アンダスタン?」
林藤はるか:『はーい』
新垣御守:「じゃあ、えーっと」
士騎朝輝:「俺を疑うのは当然だし、その権利と、UGNなら義務もあるんだ。信用してくれる方がそりゃ良いけどなぁ」
新垣御守:「陶くんも自己紹介しとこうよ」
士騎朝輝:「あぁ、そっちの剣士は?」
新垣御守:「仲良くなるには、名前を呼び会えないとね」
陶妙算:「”柳雪"陶妙算です。本日は第十支部からこちらに応援に来ています。」
林藤はるか:『“柳雪”のコードネームは噂には聞いてましたけど』
林藤はるか:『最初見た時、女の子かと思いました。びっくりですよね』
陶妙算:「僕も林藤さんを初めてみた時はほたるかと思いましたよ」
林藤はるか:『ふふふ。蛍ですよ』
新垣御守:「すっごいイケメンだよね。ビビるビビる。子供のイケメン?何ていうんだろこういうの」
新垣御守:「ま、とにかく小イケメンの陶くんで~す」
陶妙算:「稚児でも寵童でもお好きなように」
新垣御守:「それで、えーっと、後回しになっちゃったけど」
新垣御守:「難しい言葉知ってんね……」
新垣御守:「そっちもなんか拾い物があったって?それがそっちの子?」
陶妙算:「はい、あやさんです。」
あや:横でこくこくと頷く「あやです。……今のところは。」
陶妙算:お話できる?と心配そうに彩さんの方を見る
陶妙算:「あやさんとは既に報告したとおり埠頭でお会いしました。」
あや:「はい。………ごめんなさい。それ以上、思い出せなくて…。」
あや:「持ってたのは…」ごそごそとプリクラの切れ端を取り出す。
林藤はるか:『思い出せない理由について心当たりはありますか?』
あや:上半分が千切れ、プリクラに映っている二人の女性の顔は判別できない。
あや:辛うじてプリクラ機の落書きモードで書かれたと思しき、『あ』と『や』というひらがなだけが解読可能だ。
陶妙算:「名前も思い出せないようでしたので、『あや』というのはこちらの写真に書いてあるものを拝借させていただきました。」
あや:「これだけで…本当にそれ以外分かりません……心当たりも……。」
士騎朝輝:「ゲームセンターに設置してあるシール作る機械のやつだな」
林藤はるか:『へえーっ。そんなものがあるんですか』
陶妙算:「なので、それが本名であるかも不明、というのが現状です。」
林藤はるか:『ゲームセンターの中まで見たこと、あまりないんですよね。面白そうですね』
新垣御守:「え、知らないの!?プリクラ!?」
新垣御守:「ジェネレーションギャップというやつなのか……!?確かにすっかり下火だけど……」
林藤はるか:『あやさんはレネゲイドビーイングなんでしょうか?』
新垣御守:「どうだろうね。自在に形が変化するって報告にはあるけど」
林藤はるか:『UGNに持ち込まれる“記憶のない”保護対象は、元々記憶のない者である可能性が高いんですよね』
士騎朝輝:「あっと、込み入った話になる前に、自己紹介してもいいか?」
林藤はるか:『記憶処理された者なら全部消されているケースはそれほどないはずなので』
陶妙算:「お願いします。」
陶妙算:あまり質問責めしすぎるとまだあやさんが苦しむかもしれない
新垣御守:「あー……そうだね」
林藤はるか:『どうぞ。すみません私、喋るのばかり好きですから』
新垣御守:「ちょっとこっちもわーっとなっちゃってた」
新垣御守:「一回、区切りつけよっか。一段落」
新垣御守:「ってわけで士騎くんヨロシク」
士騎朝輝:「じゃあ、最後に、俺は士騎朝輝 輝く朝の騎士の逆順。通りすがりのオーヴァード。趣味は」
士騎朝輝:スマフォに皆が入るように収め撮る。
士騎朝輝:「旅の思い出を自然な姿で映す事」
士騎朝輝:よろしく。と告げて、口の端を上げた。
GM:―――――
GM:ロイス、購入など可能です。
陶妙算:ロイス保留
陶妙算:応急手当
新垣御守:ロイスは士騎くんに!
陶妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[3,9] → 9

新垣御守:連帯感○/警戒
陶妙算:買えた。終わり
新垣御守:でもってボデマ!
新垣御守:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 5[3,3,5]+1 → 6

新垣御守:ダメ!以上!
士騎朝輝:PC間ロイスを取ります。支部長にですね。 尽力〇/不信 に。
士騎朝輝:応急手当を取りましょう。
士騎朝輝:1DX+2
DoubleCross : (1R10+2[10]) → 9[9]+2 → 11

士騎朝輝:買えた。
林藤はるか:私も欲張らず応急手当。
林藤はるか:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 9[3,9] → 9 → 成功

GM:―――――
GM:ミドル2
GM:シーンプレイヤーは新垣さん
GM:他全員登場可能
陶妙算:1d10+61
DoubleCross : (1D10+61) → 2[2]+61 → 63

新垣御守:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 9[9]+40 → 49

林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+5(1D10->5)した (侵蝕率:43->48)
林藤はるか:《ハンドリング》。林藤はるかの侵蝕率を+1した (侵蝕率:48->49)
士騎朝輝:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 10[10]+51 → 61

GM:―――――
GM:では情報項目を出しましょう。
GM
■情報項目
・”ハコオトコ” 情報:噂話/6
・あや 情報:UGN/7
・柿木夜助 情報:裏社会/7
・ドア型の遺物 情報:UGN、噂話、軍事/9

GM:とりあえずこの四つ!
陶妙算:あやちゃんいきたいでーす
林藤はるか:非ソラリスのクズなので情報は全然ダメ。
士騎朝輝:くそっ、情報FHがないぜ。
陶妙算:一応UGNは4あるのでドアにいけないこともないです。
士騎朝輝:柿木夜助さんをじゃあ、やりましょうか。
新垣御守:とりあえずカネもコネもあるし
新垣御守:私がドア行きましょう
陶妙算:おねしゃす
新垣御守:ドア!コネ使用UGN!
林藤はるか:じゃあハコオトコに行きましょう
新垣御守:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 9[1,3,6,8,9]+2 → 11

新垣御守:/
新垣御守:おっけい!
陶妙算:あや 情報:UGN/7
陶妙算:コネUGN幹部を使って
陶妙算:3dx+4=>7
DoubleCross : (3R10+4[10]>=7) → 10[7,9,10]+2[2]+4 → 16 → 成功

陶妙算:大天才
士騎朝輝:柿木夜助 コネ:要人への貸し 使用
士騎朝輝:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[3,6,7,8,10]+1[1] → 11

GM:天才かよ~~
士騎朝輝:成功。
林藤はるか:ミーミルの覚書を使います。噂好きの友人になれーっ!
林藤はるか:はい……ミーミルの覚書、噂好きの友人になります……
林藤はるか:4dx>=6
DoubleCross : (4R10[10]>=6) → 9[1,4,8,9] → 9 → 成功

新垣御守:あふれる知性だ
新垣御守:オラッ!
GM:噂好きの友人にでもUGN幹部にもなれる覚書、冷静に考えると怖い。
新垣御守:全員パーフェクトに突破ジャイ!
GM:OK!開示!
GM
・”ハコオトコ” 情報:噂話/6
第2区画に最近流れ始めた都市伝説。
家出した子供や捨てられた赤子を、
箱を被った怪人が別の世界に連れて行ってしまうというもの。
近頃子供や老人の失踪が相次ぐことから、噂がさらに拡散している。
噂の発端は怪人を目撃した女子高生二人組、
”天宮小夜”、”雨衣莉愛”
しかし、この二人も数日前に行方不明になっている。

GM
・あや 情報:UGN/7
検査の結果、オーヴァードであると判明した。
シンドロームはエグザイル。
戦闘能力は皆無だが、複数の人格を持ち、
人格が変わるごとに姿が変容するという特徴が見られる。

GM
・柿木夜助 情報:裏社会/7
モルフェウス/エンジェルハイロウのオーヴァード。
通りすがりの盗賊。コートネームは”サンドマン”
遺産”浜の真砂”を用いて、自らの存在強度を極限まで希薄化することで
通常では不可能なレベルの隠密行動、奇襲攻撃を可能とする。
使用エフェクト
《陽炎の衣》《光と闇の眼》《ペネトレイト》

GM
・ドア型の遺物 情報:UGN、噂話、軍事/9
旧日本陸軍がアメリカから盗み出したアーティファクト、
”ローディーズドア”の試作複製品。暗号名は”千引岩開”。
廉価と安定化を主軸に作られ、
入口と出口を固定することによって転移時のリスクと不安定性を排除、
半恒久的な”路”として運用する予定であった。
このアーティファクトを用いた大規模作戦案が
陸軍の上層部に提出されたとの記録が残っている。
近頃大N市第2区画に持ち込まれたという噂が流れている。

GM:さて、情報を開けたので以下の情報項目が現れます。
GM
→・”比良坂作戦”について 情報:軍事、FH/10

GM:とりあえずこれだけです。全員手番使ってると思うので、
GM:次のシーンから調査してみよう。
陶妙算:はーい
GM:さて、共有シーンを描写していきます。
GM:―――――
GM:第2支部
GM:―――――
鉄鼠:「チッ チチチチッ」「チチッ チチッ」
鉄鼠:会議室を走り回る鉄鼠たち。
鉄鼠:それぞれが収集した情報を”ミイデラネズミ”に届け、
”ミイデラネズミ”:それを分析、整理してまとめている。
新垣御守:「ローディーズドアの複製・改良……ね」
新垣御守:「異界との出入り口を通路として使う、だって」
林藤はるか:『とても物騒ですね』
新垣御守:「あたしなら絶対やだけどね、そんなとこ通って何と鉢合わせるかわかんないじゃん」
”ミイデラネズミ”:「改良というか、これは……機能を極端に制限してコストを抑える目的があったみたいですね。」
林藤はるか:『別の世界に迷い込んだりしたら、どうやって帰っていいのかも分からないですよね』
新垣御守:「昔の人の考えることはわかんね~な~」
陶妙算:「こちらは、もう既に固定化されてしまっているのでしょうか。」
士騎朝輝:「便利には違いないよなぁ。ぱっと思いつくだけでも幾つかの悪事が考えられるしな」
新垣御守:「持ち込まれたって事は確かみたい」
新垣御守:「十三地区の件と同じように、扉がある事自体の影響が出はじめてるとすれば」
新垣御守:「あんまりまごまごもしてらんなさそうだ」
新垣御守:「あやちゃんのことは?なんかわかった?」
陶妙算:「では最近ジャームが増えているというのも、もしかしたらその扉の先から来ているのかもしれませんね」
陶妙算:「あ、はい、あやさんは」
陶妙算:「えっと、正直よくわからないです。」
陶妙算:「姿が変わることは既に報告したと思いますが」
陶妙算:「それに合わせ、人格も変容しているということがわかりました。」
新垣御守:「人格も……?」
新垣御守:「ちょっと、あんま想像つかないんだけど」
陶妙算:「少年の姿の時は少年に、老婆になった時は老婆の人格が前に出ます。」
陶妙算:「ええ、僕もです。」
新垣御守:「うん、だよね。その人格ってどこから来てるわけ……?」
新垣御守:「どれが本来のあやちゃんなのか、とかも」
陶妙算:「ただ、話していて『あやさん』が成長したとか、性転換したとか、そういう話ではなく、あやさんの面影を感じることも…」
あや:「………6人。」
あや:「6人、いると思います。」
林藤はるか:『それは分かるんですね?』
あや:「はい。……なんとなくですけど。」
林藤はるか:『複数の人格がある人の感覚というのは私も想像できないんですけど、自分で自分が何人いるのかって分かるものなんでしょうか』
新垣御守:「うーん……漫画とか小説とか映画なら」
士騎朝輝:「侵蝕の高まりで人格変容するオーヴァードも、いないことはないけどなぁ」
新垣御守:「そういうフウな話も聞くけど」
陶妙算:「『あやさん』『赤ちゃん』『少年』『お婆さん』『おじいさん』」
陶妙算:「僕と顔を合わせてくれたのは、これぐらいだっけ?」
”ミイデラネズミ”:「はい。鉄鼠のソナー記録にも5人までの変異が確認されてます。」
林藤はるか:『それなら、もう一人いますね』
士騎朝輝:「その一人はどんな人なんだ?あや話せるか?」
あや:「話すことは…出来ないです。」
あや:「存在を感じ取れるってだけで…。」
林藤はるか:『どちらにせよ、そうなると少し困ったことになりますね』
陶妙算:「そっか。」優しく微笑む
林藤はるか:『人格が切り替わってしまうと、記憶の連続性も保証されないと思いますし』
陶妙算:「別に、責任を感じたりしなくていいですからね。」
林藤はるか:『また前触れなくあやさんの存在が切り替わってしまうと、自分の置かれている状況に非常に混乱してしまうのではないでしょうか』
陶妙算:「ただ、もし向こうから話しかけられたりすることがあったら、僕たちにも教えて下さい」
あや:「はい。そうします。」
新垣御守:「具体的に何が出来るかは、まだわかんないけど」
陶妙算:「そうならないように、出来るだけあやさんに落ち着いてもらわないとですね。」>林藤さん
士騎朝輝:「俺だったらメモを取っておくかな。自分の状況を暇があれば」
新垣御守:「とりあえず話すだけでも、不安って和らぐもんだから差」
陶妙算:「変容は、最初に会った時の動揺が激しい時に著しく起こっていました。」
林藤はるか:『私もそう思っています。できればそういう時にあやさんにすぐ説明やお話ができるように、誰かがついていた方がいいと思うんです』
新垣御守:「陶くんとか私たちに遠慮なく声かけてね」
新垣御守:「あー、そうだね……どうせなら誰かが近くにいたほうがいいか」
陶妙算:「じゃあ、林藤さんが適任かな、身軽だし」
林藤はるか:『そうですね。私なら外を調査しながらでもあやさんのところについていられると思います』
林藤はるか:『陶さんは大丈夫ですか?』
陶妙算:「何がです?」
林藤はるか:『あやさんを見ていてあげるという意味なら』
林藤はるか:『陶さんが一番安心できるかなと思って。一番長く一緒にいる人ですしね』
新垣御守:「何より」
士騎朝輝:「あぁ、一ついいか。聞き流してくれるのも自由だが」
新垣御守:「あやちゃん本人にも聞いてみないとさ」
新垣御守:「ねね、どうなんさ」
士騎朝輝:「決めさせるとしたら、そもそも あや に、じゃないか?」
あや:少し考えて、声を上げる「私は、」
新垣御守:ちょっと楽しそうに
士騎朝輝:「おっと、被ったなぁ」
あや:「お話してると気が和らぎます。」
新垣御守:「誰と?」
あや:「陶さんの声も安心しますし、林藤さんのお話も面白いです。」
あや:「うーん、どっちかっていうと…」
陶妙算:「あの支部長、あんまり困らせないであげてくれますか?」
あや:右手で陶の服の袖を掴み、左手に林藤さんを止める
あや:「こっちがいい」
あや:「かな…?」
林藤はるか:『二人でついていたほうがいいのかもしれないですね』
陶妙算:新垣さんに抗議しようとした声が止まる。
士騎朝輝:「あぁ、どっちもか。中々に強欲だよなぁ」少しだけ楽しそうに笑う。
あや:「……あれ?………あはは、これじゃどっちもですね。」
士騎朝輝:「どんな事だって、そうやって自分の意思で選択するのが大事なのさ」
林藤はるか:『私だけだと、何か危ないことがあった時に上手く対応できないですし』
あや:「よければ、お二人にお願いします。」
新垣御守:「そっかそっか。いやー、ごめんごめん」
林藤はるか:『陶さんだけだと、支部長が離れている時にすぐに伝えられないかも』
陶妙算:「わかりました。」
新垣御守:「なんか、こういうのさー、ついつっついてみたくなっちゃうんだよね」
陶妙算:「ブラックリスト入りの要注意オーヴァードの監視を新垣支部長お一人におまかせするのは少々気が引けますが」
新垣御守:「少年少女の、青春的な?あはは」
”ミイデラネズミ”:「イジワルですよ、支部長。」苦笑する
陶妙算:「僕はあやさん保護の任務に微力を尽くしたいと思います。
新垣御守:「お、ありがとう、でもそっちなら心配しないでよ。」
士騎朝輝:「あぁ、ブラックリスト入りの要注意オーヴァードはお行儀良くしてるさ」
新垣御守:「あたしだってこう見えてもやる方だし」
新垣御守:「ソリが合わないってわけでも」
新垣御守:「なさそーだしね、ブラックリストどの?」
士騎朝輝:「俺には青春を突っつく趣味はないけどなぁ」ふっと笑って返す。「投げた分だけ言葉が返ってくる人間は嫌いじゃないな」
陶妙算:そのやりとりをみてくすりと笑う。
士騎朝輝:「それに、真面目に仕事をする人間もか。こう見えても俺も責任感は強い方だしなぁ」
士騎朝輝:言いながら柿木君の情報を皆の端末に転送する。
陶妙算:「でも、疲れたらいってくださいね。あやさんも他の人も喋ったほうが気が晴れるでしょうし」
陶妙算:仏師がそっとつまみあげたというように整った形をした鼻先を新垣さんに近づけながら言う。
”ミイデラネズミ”:「……うわー、こっちもブラックリストですね。」
”ミイデラネズミ”:端末で情報を確認する。
林藤はるか:『どうしたんですか?』
新垣御守:「ありがと。そういう風に部下から労ってもらうだけでもやる気が出るよ」
新垣御守:「おまけに美少年だし」
新垣御守:くすくす笑いながら、端末を覗く
士騎朝輝:「これで見える?」自分の端末を蛍に近づける。
林藤はるか:『柿木夜助。なるほど、先程のお話に出てきた人のデータですね』
新垣御守:「隠密系か……目的が気取られても問題ないって立ち回りするだけあって」
新垣御守:「いい能力持ってんなー」
林藤はるか:『む。ただ隠れるより』
林藤はるか:『私の方がいい能力ですよ』
”ミイデラネズミ”:「”サンドマン”、柿木夜助。……しかも、遺産の所持者ですか。」
新垣御守:「張り合わない張り合わない。はるかちゃんの優秀さはよくご存知だってば」
林藤はるか:『ふふふ』
士騎朝輝:「少なくともUGNにいる時点で、そっちの方が世間の役に立ってるしなぁ」
陶妙算:「ただ、遺産を守るという意味では非常に厄介になりますね。」
新垣御守:「何より、はるかちゃんかわいいからね。どんなスーパーパワーよりも百人力だ」
陶妙算:真っ白な歯垣から涼やかな声が漏れる。
新垣御守:「……あれ?これもセクハラ?」
陶妙算:「僕が言われたらセクハラに感じますね。」
士騎朝輝:「大変だな。UGN 世間のしがらみが」皮肉気に笑う。
”ミイデラネズミ”:「…………あの。」
”ミイデラネズミ”:「私も、頑張りますから……。」
林藤はるか:『かわいいと言われるのは好きです!田井中さんはあまり言ってくれないですから』
新垣御守:「マジで!ポリティカルコレクトってめんどくせえ~~」
新垣御守:「あははは!ジロくんは照れてんだよ」
新垣御守:「もうちょっと男気見せればいいのに」
新垣御守:「おう、ネズちゃんもがんばってよ~」
新垣御守:「今度はセクハラ抜きで労っちゃるから」
士騎朝輝:ミネラルウォーターに口をつけ。携帯で撮る。「青春を突っつくのは良いけどなぁ」
士騎朝輝:「今、起ってるこの地区での他の事件とかは?」
士騎朝輝:「関連付けられそうなやつがいいな」
陶妙算:「ところで。」
陶妙算:「パトロール前に説明された例の行方不明事件については」
陶妙算:「なにか進展があったのですか?」
林藤はるか:『失踪事件が起こっています。元々支部長と私はその事件を追っていたんですよね』
新垣御守:「あー、はいはい、せっつかれなくても話に戻るってば」
新垣御守:「ハコオトコの噂の出処が上がった」
林藤はるか:『家出した子供や捨てられた赤ちゃんを、“ハコオトコ”が別世界に連れて行ってしまう――と』
新垣御守:「だよね?はるかちゃん」
林藤はるか:『これは実際箱を被った男らしいんです。本当に安部公房の小説の怪人みたいですね』
林藤はるか:『噂の出処についても分かりましたよ!』チカチカと光ると、端末に情報を送信する。
林藤はるか:『天宮小夜と雨衣莉愛という女の子ですね』
陶妙算:「あ、読んだことないです。面白いんですか、それ」
陶妙算:端末に目をやる
林藤はるか:『箱男はとても難解ですけど面白いお話ですよ』
新垣御守:「……で、この2人も」
陶妙算:「難解かあ。事件の方はそうじゃないといいんだけど。」
新垣御守:「今は行方知れず、か」
林藤はるか:『行方不明になった人達はどこに行っているんでしょう?』
林藤はるか:『別世界の扉のアーティファクトがあるというなら、それを通ってどこかに行ってしまっているというのが』
林藤はるか:『一番ありそうですよね。“ローディーズ・ドア”の一件が明るみになったのもそうした経緯だと聞いてます』
陶妙算:「そうなると、ますます柿木さんに扉を盗ませるわけにはいかなくなりますね。」
新垣御守:「13地区の件と酷似してるんだよね、状況が」
林藤はるか:『扉さえ取り戻せば行方不明者を助けられる可能性もありますからね』
士騎朝輝:「短絡的に事象を結び付けたくはないよなぁ、思考が狭くなるから。勿論、無視は出来ないし、とっかかりになるけどな」
新垣御守:「少なくとも、行方不明者を取り戻すまでは」
士騎朝輝:「どっちにしろ、UGNにはマンパワーがあるから調べられるとこは全部調べる。それが強みだよなぁ」
新垣御守:「余計に状況を引っ掻き回されるわけにはいかないよね」
林藤はるか:『もちろん、もっと事態がシンプルな可能性はあります。現に何体かのジャームが活動をしているんですよね?』
新垣御守:「そうね。類似性だけで全部を見通した気になっちゃうのも危険だし」
林藤はるか:『犠牲者が行方不明になっているのも、ジャームに食べられてしまっているからなのかもしれないです』
陶妙算:「あの、あやさんのいる前であんまり怖い話は」
新垣御守:「もうちょっと調べを進めてみよっか」
林藤はるか:『行方不明は怖くなくて食べられるのは怖いんですかね?どうなんでしょう?』
林藤はるか:『普通はどちらが怖いものなんですか?』青色に光りながらあやさんの前を飛ぶ。
陶妙算:「食べられるの、怖くないです?」
あや:「え!?……ど、どっちもこわいです……」
林藤はるか:『どっちも!』
林藤はるか:『分かりました。じゃあこの話はやめましょう』
あや:ほっと胸をなでおろす「ごめんなさい、ありがとうございます。」
新垣御守:「……」
新垣御守:「かわいいなぁ~~」
陶妙算:「林藤さんにいじわるされたら言ってくれていいからね?」
林藤はるか:『む』
陶妙算:柔らかく潤んだ瞳をあやさんに向ける
林藤はるか:『いじわるしたわけじゃないですよ』
陶妙算:「なら、いいんですけど。」
新垣御守:「いつまでも見てたいけど、ほらお仕事お仕事」
あや:「あ、あの……」言い合う少年と蛍の間でおろおろしていたが
あや:「ご、ごめんなさい……」支部長の言葉を聞いて縮こまる
陶妙算:「あ、ごめんね。大丈夫、喧嘩してたわけじゃないですよ。」
陶妙算:「じゃあ、仲良くお仕事しましょうか」
林藤はるか:『意地が悪いとは言いますけれど、意地が良いとは中々言いませんよね』
林藤はるか:『けれど底意地や男の意地みたいな言葉の通り、意地というのはそもそも本人の気性を意味するものですから』
林藤はるか:『実は、意地が良い、という表現も間違いではないんですよ』
あや:「へぇ~……本当に色んな事知ってるんですね……」
林藤はるか:『ふふふ。ご存知でしたか?』
新垣御守:「ほい!仕事!」
士騎朝輝:「ほら!仕事!」
あや:「また聞き入っちゃった…!すいません!」
林藤はるか:『はーい……』
陶妙算:「僕はしようとしてましたよね?」
林藤はるか:『士騎さんまで~』
士騎朝輝:「組織には良い言葉があるの知ってるんだよなぁ、連帯責任って言うんだよなぁ」
新垣御守:「ほら、怖いお兄さんが脅しかけてきてるって」
新垣御守:「ハリーハリー」
”ミイデラネズミ”:林藤さんと陶くんをにこやかに見つめている。
GM:―――――
GM:ロイス&購入!
陶妙算:応急手当
陶妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 7[7,7] → 7

陶妙算:かーえなーいー
士騎朝輝:応急手当
士騎朝輝:2DX+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 5[5,5]+2 → 7

林藤はるか:応急手当は一度買ったので、まあダメ元でボディアーマーにチャレンジマン
林藤はるか:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 8[1,8] → 8 → 失敗

林藤はるか:ダメ!
陶妙算:上官/新垣御守/信頼○/隔意
新垣御守:ボデマ!
陶妙算:以上で
士騎朝輝:やめておきます。ロイスは保留で以上。
新垣御守:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[2,4,9]+1 → 10

新垣御守:うーむ、買っちゃおう!財産2使用!
新垣御守:装備!
新垣御守:以上!
GM:―――――
GM:ミドル3
GM:シーンプレイヤーは林藤さん!
GM:他全員登場可能です。
新垣御守:出る!
新垣御守:49+1d10
DoubleCross : (49+1D10) → 49+1[1] → 50

新垣御守:あがらねえ!
林藤はるか:また私の侵蝕が激烈に低いみたいだね
陶妙算:で
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+7(1D10->7)した (侵蝕率:49->56)
林藤はるか:《ハンドリング》。林藤はるかの侵蝕率を+1した (侵蝕率:56->57)
陶妙算:1d10+63
DoubleCross : (1D10+63) → 2[2]+63 → 65

GM:―――――
GM
■情報項目
済・”ハコオトコ” 情報:噂話/6
済・あや 情報:UGN/7
済・柿木夜助 情報:裏社会/7
済・ドア型の遺物 情報:UGN、噂話、軍事/9
・”比良坂作戦”について 情報:軍事、FH/10

GM:さあ振るがいい!
陶妙算:FHなんか持ってないぞ!!
陶妙算:士騎くん!士騎くんがFHに詳しかったはず!!
林藤はるか:ミーミルの覚書を要人への貸しにしよう
新垣御守:一応知識:軍事があるんですが
新垣御守:代用できますか!
林藤はるか:あれ、要人への貸しは1回だけだったっけ
GM:あ、そうですね
新垣御守:そ、そんな事もできるのか!
GM:知識:軍事でもいいとしましょう
新垣御守:やったー!
士騎朝輝:要人は使い捨てですね。
GM:用人の貸しは使い捨て!
林藤はるか:普通にコネ:傭兵にします
林藤はるか:傭兵になれーっ
林藤はるか:4dx>=10
DoubleCross : (4R10[10]>=10) → 5[3,3,3,5] → 5 → 失敗

新垣御守:出目が酷い!
林藤はるか:あーっ!ミーミルくんが傭兵になれなかった!
陶妙算:覚書は傭兵じゃない…
新垣御守:しょうがねーな~~
新垣御守:支部長パワーを見せてやるぜ!
林藤はるか:ミーミル「コロ……シテ……コロシテ……」
新垣御守:知識:軍事!
新垣御守:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[5,8,9]+1 → 10

林藤はるか:すごーい!
新垣御守:ファハハ
陶妙算:ぴったし!!
林藤はるか:ミーミルくんなんていらなかったんだ
GM:つよい!
新垣御守:ジャストってなもんよ!
士騎朝輝:やったぜ!
GM:では開示!
林藤はるか:(傭兵のなり損ないを蹴り飛ばし新垣さんに駆け寄る)
新垣御守:心に愛がない…
GM
・”比良坂作戦” 情報:軍事、FH/10
旧陸軍の巨大輸送交通網計画。
当時の陸軍の技術チームの一員であった桑島志郎技術大佐から提案された作戦。
第一段階として大東亜共栄圏に”千引岩開”を敷設・物資輸送網を構築し、
第二段階として敵国に”千引岩開”を設置し兵員を送りこむという革新的な計画であり、
実現すれば日米の戦力差が覆ると予想されるものであった。

陸軍上層部はこれを承認。
東南アジア、インドだけでなく同盟国、中立国にも部隊を派遣して作戦を進めたが、
ソビエトに送り込まれた〇〇五部隊が
「別の場所に接続した」「現在地不明」の電報を最後に消息を絶つ。
数回の武力偵察を敢行するも全て失敗に終わり、軍上層部は”比良坂作戦”の中止を決定した。

GM:とりあえず、この情報共有のシーンだけやって、今日は終わりにしましょう。
陶妙算:はーい
新垣御守:イエッサー
GM:―――――
GM:第2支部
GM:―――――
新垣御守:「随分とまあ、スケールのでっかい傍迷惑なこと考えてくれるよね」
GM:会議室の机に、一冊の古びた資料が置かれている。
GM:表紙には『比良坂作戦要綱』の文字。
林藤はるか:『すごい』
陶妙算:「古今東西の軍事マニアが喜びそうな壮大な作戦ですね…」
林藤はるか:『どこから掘り出してきたんですか、こんなもの』
新垣御守:「まあちょっとね、色々あたしにもコネがあんのよ」
林藤はるか:『コネ……私はまだまだですね』ミーミルくん……
新垣御守:「要するに『比良坂作戦』っていうのは、ユーラシア大陸のそこら中に」
陶妙算:「多方面に大軍団を派遣する大規模攻勢を展開する目論見だったんですね…」
新垣御守:「例の扉で出入り口を作って、ワープゾーンにしちゃおうって事だったみたい」
新垣御守:「ただ……特にきな臭い記述が」
新垣御守:「ほらここね、最後の方。計画打ち切りの原因になった部分なんだけど」
新垣御守:「ソビエトの方で部隊ごと消えたんだってさ」
新垣御守:付箋を挟んであるページを指差す
林藤はるか:『別の場所っていうことは、予定されていた接続が不調になったみたいですね』
新垣御守:「そ、この部隊も『扉』を持ってたんだろうけど」
陶妙算:「扉に入ることはできる。けれどその先から戻ってくることは出来ない。」
新垣御守:「一体それがどこと繋がっちゃったのか……どうなんだか」
陶妙算:「その扉の先には、旧日本軍の小隊を複数回殲滅できる戦力があった、あるいはある、ということですね。」
新垣御守:「もしその『接続不良』がウチの区画に持ち込まれた扉でも起きたりしたら」
新垣御守:「マジで洒落になんないよな~」
林藤はるか:『接続不良でなくても洒落にならないですよ』
新垣御守:「ほんとげんなりさせてくれるわ」
新垣御守:「だよね、全く仰る通り」
陶妙算:「僕も協力しますので。元気だしてください」
陶妙算:「いえ、勿論大したことはできませんけど」
陶妙算:瞬きする度に音がしそうな濃い睫毛に囲まれた目を新垣さんに向けながら言う
”ミイデラネズミ”:「はぁ~……すごい話になっちゃいましたね……」
”ミイデラネズミ”:「N市ってこんなすごい事件ばっか起きてるんです…?」
新垣御守:「慣れていってよ、折角だから」
新垣御守:「あたしはいつまで経っても慣れないけどさ~~」
陶妙算:「不老不死の姫様とエージェントの淡い恋物語とかもありますから、こんなのばかりじゃありませんよ。」
林藤はるか:『そういえばミイデラさん、ミイデラって名字じゃなくてシミズさんだったんですね』
林藤はるか:『N市だとすごい名字の人ばかりなので、てっきりミイデラさんって名前なのかなって思ってました』
”ミイデラネズミ”:「あはは、よく言われます…本名が三井寺さんと一緒に任務した時は大変でした…。」
陶妙算:「た、大変そう…」
陶妙算:「僕も士騎さんとは別に志木くんって友だちがいるから、一緒になったら多分困ります」
新垣御守:「コードもうちょっとかっこいいのに変える?」
新垣御守:「ジロくんとかはるかちゃんなら」
新垣御守:「はりきっていいの考えてくれると思うよ」
林藤はるか:『任せてくださればはりきって考えますよ!』ピカピカ光る。
”ミイデラネズミ”:「いえ、大丈夫です…今ので慣れちゃったから……」
林藤はるか:『ミイデラネズミも鉄鼠って意味なんですよね?』
新垣御守:「え~遠慮すること無いのに」
新垣御守:「ねーはるかちゃん」
”ミイデラネズミ”:「そういう意味みたいです。」>林藤さん
”ミイデラネズミ”:「最初は”ライゴウ”だったんですけど…」
”ミイデラネズミ”:「後方勤務なのに強そうな名前なのがちょっと恥ずかしくて…」
新垣御守:「かっこいいじゃん!」
陶妙算:「ああ、鉄鼠って頼豪和尚が変化した妖怪なんでしたっけ」
林藤はるか:『陶さんはどうして柳雪なんでしょう?』
陶妙算:「僕ですか?」
陶妙算:「僕のは師匠がつけてくれたんです」
林藤はるか:『師匠。UGNの教官さんですか?』
陶妙算:「あ、そうですね、教官です。」
陶妙算:「僕はレネゲイドの力を外に出力するのが苦手なので」
陶妙算:「剣が得意な方に徹底的に絞られたんです。」
林藤はるか:『そういえば剣を使うってデータにもありましたね。かっこいいですね』
陶妙算:「かっこ、いいのかな?よければいいんですけど。」
新垣御守:「いいねえ、そういうの」
新垣御守:「コード自体が、大事な人とのつながりなわけだ」
陶妙算:「はい。」
陶妙算:真珠色に輝く頬を綻ばせる
林藤はるか:『かっこいいですよ。私も剣使いだったら絶対かっこいいって思うんですけど』
林藤はるか:『どうですか?』ふよふよと上下する。
林藤はるか:『もし使うならフェンシングの細い剣みたいなのだといいですね』
林藤はるか:『田井中さんともよくこういう話するんですけど』
陶妙算:「その姿だと、剣使いというより剣に使われそうですね」
陶妙算:「結構重いですよ。剣って」
”ミイデラネズミ”:「………。」蛍が刀をぶんぶん振り回す図を想像する
”ミイデラネズミ”:「む、難しいんじゃ…?鉄鼠でも二匹でやっとですよ…?」
新垣御守:「楽しそうな話してんな~」
新垣御守:「今度はあたしも混ぜてよね」
林藤はるか:『む。確かにこの見た目は蛍ですけど……』
新垣御守:「でも病室で長物振り回しちゃダメだからね」
新垣御守:「また道坂先生に絞られるよ?」
林藤はるか:『そんなことしません』
林藤はるか:『今の病院には道坂先生もいませーん』
新垣御守:「どうかな、あの人なら追いかけてくるんじゃない?」
陶妙算:「元気になられたら、僕でよろしければ多少お教えできますよ?」
陶妙算:「僕の腕では基礎程度のことしかできませんけど。」
林藤はるか:『いいですね。ワクワクしますね』
陶妙算:「握りの稽古なら、病室でも出来ます。結構難しいんですよ?小指に力を入れて、あとの指はできるだけ力を抜いて」
”ミイデラネズミ”:「コードネームといえば……この資料も、暗号名ばっかりで苦労しますね………。」
林藤はるか:『ふんふん』資料分析をよそに、陶くんの解説にふんふんと瞬いている。
陶妙算:「そもそも、この頃の資料って普通に読むだけでも疲れるんですよね」
GM:ミイデラネズミが手に持っているのは、人員配置図だ。
GM:各国に送られた”比良坂作戦”の工作部隊は10にも上り、
GM:それぞれ国の重要度によって10から50名程度の精鋭が割り当てられている。
GM:〇一〇部隊(独逸方面) 新納忠太郎特務大佐
GM:名前と共に顔写真も付いている。厳めしそうな30半ばの軍人だ。
GM:〇〇五部隊(蘇維埃方面) 桑島三武郎技術少尉
GM:細身の眼鏡を掛けたいかにも神経質そうな男性。
”ミイデラネズミ”:桑島三武郎の写真を拾い上げる。
”ミイデラネズミ”:「これ、計画立案者と同じ苗字ですね…」
”ミイデラネズミ”:「同じ部隊長なのに、こっちは大佐でこっちは少尉………」
”ミイデラネズミ”:「………すごいコネの匂いがしますね。」
新垣御守:「偶然じゃないなら、軍人一家ってとこ?」
新垣御守:「それにこっちの新納っていうのもどっかで聞いたことあるような……」
GM:と、その時
あや:「………!」
陶妙算:「あやさん?」
あや:写真を見たあやが目を見開く。
あや:「あ……」『あ』【あ】
あや:顔を手で覆う。
陶妙算:「あやさん、落ち着いて」
陶妙算:立ち上がり、彩さんの方に近づく
新垣御守:「ヘイヘーイ、ちょっとちょっと、どうしたの」
新垣御守:こちらも心配そうに身をかがめる
あや:「こ」【こ】『この人』一音ごとに声色が変質する。
陶妙算:「大丈夫。僕たちがいます。かわいい蛍の林藤さんもいますし、楽しい話をしてくれる新垣さんもいます。」
あや:手で覆われた顔も、凄まじい速度で変質を繰り返しているようだ。
陶妙算:変質を抑えるように、心を落ち着かせるように、優しく肩を抱く
あや:陶の腕に抱かれて、徐々に落ち着きを取り戻していく。
陶妙算:「怖くありません。あの眼鏡のおじさんに、見覚えがあるんですね。」
林藤はるか:『……』
あや:「思い出した、この人に」『会いま』「した。」
陶妙算:露のついた果実のように艶やかな唇がゆっくりと言葉を紡ぐ
陶妙算:「ゆっくり、呼吸をしてください。」
あや:「はぁー、は、」『ふぅ』【ゲホッ、ガハッ】「………はー……。」
陶妙算:柔らかな、優しげな桃の匂い。幼い頃から果物しか食べることを許されなかった故に染み付いた身体的な特徴。
陶妙算:あまり好きなものではないけれど、この香りで、あやさんが少しでも安らいでくれるなら、それはきっと嬉しいことだ。
陶妙算:「桃の香水をつけているんです。」
あや:「………。」すぅ、と陶の胸の中で深呼吸する。
あや:「いい香り、だね。」
陶妙算:「果物の匂いを嗅ぐと、ちょっと穏やかな気持になったりしませんか?」
陶妙算:「ありがとう。」
あや:陶を見上げる。老爺のようにしわくちゃな顔の半分が、徐々に若返り、
あや:少女のそれに戻った。
陶妙算:華奢な骨に薄く肉の乗った柔らかな胸の感触があやさんに伝わる
陶妙算:「このままで、大丈夫です、ゆっくり、話してください。」
陶妙算:「その人に、どこで会ったか思い出せますか?」
あや:「………景色を見れば分かるかも。」
あや:「私はその人に会って、」
あや:一呼吸置く。
あや:「殺された。」
GM:―――――
GM
GM:本日のセッションはここまで!ありがとうございました!
GM:次は情報収集の続きからです!
GM:お疲れさまでした!
陶妙算:ありがとうございました!
新垣御守:お疲れ様でしたー!
林藤はるか:ありがとうございましたー
GM
GM:―――――
GM:第2区画
GM:???
GM:―――――
GM:ツーーーーー、トントントン、ツーーー、トン……
GM:人の喧騒はない、静かな、しかし機械が騒めく暗室に、
GM:その男はいた。
桑島三武郎:「作戦は順調に進んでいる。」
桑島三武郎:短髪の、メガネを掛けた神経質そうな白衣の男が、虚空に向かって話し続けている。
桑島三武郎:「”人的資源”の消費効率も想定範囲よりもはるかに良好。」
桑島三武郎:「資源の再利用も視野に入れてさらなる発展を試みるとしよう。」
桑島三武郎:「………私は、”私たち”は、」爪を噛む
桑島三武郎:「正しいんだ。”比良坂作戦”は失敗ではない。上層部の見切りが早かったんだ。」
桑島三武郎:「大都や嶋倉が上に吹き込んだせいだ。」
桑島三武郎:噛んだ爪から血が流れ出る。
桑島三武郎:「奈落の底から見ていろ………」
桑島三武郎:「………」
桑島三武郎:壁に貼り付けられた古びた写真を見る。
桑島三武郎:その双眸に、爪から流れ出た血を貼り付ける。
GM:笑みを浮かべる二人の技術士官から、血の涙が垂れる。
桑島三武郎:「ははは」
桑島三武郎:「はははははははは!」
桑島三武郎:「泣き虫」
”ハコオトコ”:空虚な男の一人遊びを、
”ハコオトコ”:部屋の隅の闇から、箱を被った男が、
”ハコオトコ”:ただじっと見つめていた。
GM:―――――
GM:というわけで再開です
GM:よろしくお願いします!
陶妙算:お願いします!
士騎朝輝:YES
新垣御守:おねがいしゃす!
林藤はるか:はーい
GM:シーンは継続です。そして新たに情報項目が現れます。
GM
・桑島三武郎 情報:軍事、FH、UGN/11

GM:手番の残っている人は頑張ってね!
新垣御守:がんばれ陶くん!
陶妙算:うおー
陶妙算:コネUGN幹部を使って
陶妙算:4dx+4=>11
DoubleCross : (4R10+4[10]>=11) → 8[5,6,8,8]+4 → 12 → 成功

陶妙算:あっぶね!!
GM:つよい
新垣御守:やったあ!
GM
・桑島三武郎 情報:軍事、FH、UGN/11
旧陸軍技術少尉。
明治以後から軍人を輩出する名門、桑島家に生まれ、
父、兄弟と共に技術士官として旧陸軍に加わる。
”比良坂作戦”の失敗以後、失脚した父に代わって様々な遺物の研究開発を行うが、
陸軍上層部は一顧だにしなかった。
敗戦を迎え、駐屯軍に拘束される前に研究成果を持って逃亡。
記録に残っている限りでは、彼は最後まで”比良坂作戦”に固執し続けていた。
→”あや”の情報と桑島三武郎の情報を開示している場合、
桑島三武郎の潜伏先に向かうことができます。

GM:あ、向かうことが出来るのは次のシーンからね。
陶妙算:はーい
GM:では共有シーンに行きましょう。
新垣御守:はーい
GM:―――――
GM:第二支部
GM:―――――
新垣御守:「計画が停止した後も、執着し続けた……か」
林藤はるか:『それだけ大事な計画だったんですかね?』
新垣御守:「なんだってそんな事に拘るんだかね」
林藤はるか:『死んだ婚約者さんとの約束とかだったのかも』
新垣御守:「組織にとってはそうでもなかったみたいだけど」
新垣御守:「本人にとっては、職務を超えてたのかもね」
新垣御守:「そう、そういう、個人的な事情とかさ」
新垣御守:「想像しても、キリないけどね」
新垣御守:「答えが知りたかったら、本人に聞いてみるっきゃ無さそうだ」
林藤はるか:『生きているんでしょうか?』
新垣御守:1枚の写真を取り出す
陶妙算:「あやさんの話を信じるのなら」
陶妙算:「少なくともこの写真の人物と酷似した方はいるはずです。」
新垣御守:「……さっき捜索班から上がってきた写真。タイミングは上々かな」
新垣御守:古びて掠れた、旧軍の資料から復元した写真に
新垣御守:不鮮明ながら、今さきほどプリントアウトされたばかりの町中の写真が並ぶ。
新垣御守:フレームの中に立つ人物の面影は、一致している。
新垣御守:「出かけるよ。港の造船所跡まで」
林藤はるか:『……もう一度言いますけれど』
林藤はるか:『生きているんでしょうかね?』
新垣御守:「……さてね」
林藤はるか:『无号計画の関係者の人は、大体そんな感じですけど』
新垣御守:「それも本人に聞いてみるっきゃないんじゃないの」
林藤はるか:『嘘をつくかもしれませんよ』
”ミイデラネズミ”:「………普通に考えたら100歳越えてますもんね…。」
新垣御守:「嘘から分かるホントもあるよ」
新垣御守:「まずは話してみないと、さ」
林藤はるか:『それなら、そこは支部長にお任せします』
林藤はるか:『前の事件でもそうでしたけど……私、喋るのは得意ですけど、話すのはあんまり得意じゃないんですよね』
新垣御守:「何よ。気にしてんの?」
新垣御守:「あたしははるかちゃんと話してると楽しいけどな~」
新垣御守:「あ、そういう問題じゃない?」
林藤はるか:『悪い人と話すのが得意じゃないんです。私って諦めが早いほうだと思いませんか?』
新垣御守:「……諦め、っていうか」
新垣御守:「見切り?みたいな話?」
林藤はるか:『そうですそうです』
新垣御守:「別に悪いことじゃないよ。相手に引っ張られすぎちゃっても」
新垣御守:「何かと辛いしね」
新垣御守:「ただ……まあ、あたしのは自分のわがままっていうか」
新垣御守:「割とお腹いっぱいなんだよね」
新垣御守:「お前の理屈なんか知らん!死ね!っていうのも」
新垣御守:「それはそれで溜まってくるもんがあるし、喉に支えんのよ」
林藤はるか:『……やっぱり支部長や田井中さんは、そういうところが偉いですね』
林藤はるか:『大人です』
林藤はるか:青紫色に光る。
新垣御守:「あはは」
新垣御守:「まあ、わかんないまんまでいて欲しいけどね。はるかちゃんには」
新垣御守:「話したいことがあれば話せばいいし」
新垣御守:「話したくない相手とは話さなきゃいいよ」
新垣御守:「ほどほど、場合によって、バランスバランス」
林藤はるか:『そうですね。もしかしたら』
林藤はるか:『この桑島さんともお友達になれるかもしれません』口調は穏やかだが、あまり期待はしていない。
新垣御守:「そ……まあ」
新垣御守:「ギリギリまではね。ワンマン支部長のわがままに付き合ってよ」
陶妙算:「僕はあやさんが殺されたって思ってる人とは友達にはなりたくないですけど」
林藤はるか:『はい』
新垣御守:「それも、話聞いてみるまではわかんないでしょ」
新垣御守:「このおじいちゃんについては、こっちはなんも知らないんだからさ」
あや:「…………。」複雑な表情。
陶妙算:「中立的に行くならそうするべきだと思いますけど」
新垣御守:「あー、あっあ、あやちゃんが嘘つき!って言ってるわけじゃないのよ~」
陶妙算:「僕はあやさんの味方でいるべきだと思っていますので」
あや:「ごめんなさい、大丈夫です。」
新垣御守:「相手方にも言い分や認識ってのがあるからさ……まあ、その辺もコーリョしなきゃいけないわけ」
あや:「私の記憶が不確かなのも事実なので…。」
新垣御守:「うん、陶くんはそうしてあげて」
新垣御守:「お姫様を守るには、騎士様がついててあげないとね」
陶妙算:「騎士…?」
新垣御守:「サムライの方がよかった?」
陶妙算:少し、呆けたような顔をする
陶妙算:「いえ、そういう勇ましい役柄を与えられたのは初めてなので」
陶妙算:「ふふ、いいですね。騎士、侍。ええ、それならそれでちゃんと役目を果たします。」
新垣御守:「中々ノリがわかるじゃん。んじゃ、よろしく頼むよ」
陶妙算:どこか嬉しそうに笑う。
新垣御守:いたずらっぽく笑う
新垣御守:「……行きますか。みなさん」
林藤はるか:『頑張りましょう』
陶妙算:「あやさんは、残っててもいいんだよ?」
あや:「………えと、私は。」
あや:「……私も行きます。」
あや:「何が起きたのか、自分が誰なのか、知りたいんです。」
林藤はるか:『桑島さんの目的はあやさんかもしれませんよ?もしかしたらまた危ない目に遭うかも』
林藤はるか:『知りたいことは私達から伝えてもらう形だと不満でしょうか
新垣御守:「……」
新垣御守:腕を組み、あやの表情を観察している
あや:「……。」
あや:「私、誰かと一緒にいたんです。殺されたとき。」
あや:「この眼鏡の男の人が銃を構えて……私”たち”に何かを言った気がします。」
あや:「隣にいた誰かも、何かを言って、手を繋いでくれたけど。」
あや:「大きな音が響いて、暖かった手が冷たくなりました。」
新垣御守:「……その場にもうひとりいたってわけだ」
新垣御守:「現場に連れて行くことで、あやちゃんの詳しい記憶が戻るかもしれないし」
あや:「………ただ、理由を聞きたいんです。」
あや:「”どうしてこんなことをしたの”って」
新垣御守:「なにより、エグザイル能力者をどっかに閉じ込めて大人しくしててもらうってのも、ナンセンスだ」
あや:「……判断は、お任せします。」きゅ、とパーカーの裾を握る
新垣御守:「無理に抑えつけても、あやちゃんなら付いてくるよ……多分」
新垣御守:「女の勘だけどね」
林藤はるか:『支部長がそう言うなら、もちろん従いますけど』発光色が黄色に変わる。
陶妙算:「僕はあやさんはちゃんと言いつけを守ってくれる人だと思いますけど」
陶妙算:「けど、そうだね。一緒に行こうか。」
あや:「…ありがとうございます。」
陶妙算:夜空の星々をたたえたような茶色い瞳をあやさんに向ける
あや:「……支部長さんは、勘がいいんですね。」
林藤はるか:『そんなことないですよ』
林藤はるか:『女の勘がどうこうなんて話、今日初めて聞きましたもん』
新垣御守:「ちょっとぉ」
林藤はるか:『支部長はわがままなんです』
新垣御守:「……ま、そうだね」
あや:「………付いていこうとしたのは、当たりですよ。」
新垣御守:「はるかちゃんの言う方が当たってる」
林藤はるか:『えっ』点滅する。
新垣御守:「あはは」
新垣御守:「ほらね!やっぱあるんだって、女の勘」
林藤はるか:『偶然ですよ。それかあやさんが気を使ってくれただけです』
林藤はるか:『私は全然そんなの分からないですもん』
新垣御守:「『女の子』にはまだわかんないんだよな~」
林藤はるか:『私だって!』
林藤はるか:『そこまで子供じゃないんですよ!』
新垣御守:「あはははは」
あや:「食べられたり行方不明になるのも怖いけど、」
あや:「自分が分からないままじっとしてるのも、怖いんです。」
新垣御守:「……分かるよ」
新垣御守:「自分が何者なのか、分かんなくなるのは」
新垣御守:「怖いよね」
あや:「………私も、出来る限りのことはします。」
陶妙算:「ありがとう。」
陶妙算:「どっちも怖いのに、僕たちと一緒に行くことを選んでくれて」
あや:「私の方こそ、ありがとうございます。」
陶妙算:「頼りないと思うけれど、君の騎士として微力を尽くします。」
あや:「それと林藤さん……ごめんなさい。」
林藤はるか:『どうなんでしょう?謝ってもらった方がいいんでしょうか、こういう時』
陶妙算:「とりあえず受け取っておけば謝った側の気は晴れますし」
あや:「その……不満そうな飛び方だったので…。」
陶妙算:「謝る必要がないと思われているのではそれはそれで互いにすっきりするのでは?」
林藤はるか:『私は支部長に不満なんです』
陶妙算:「支部長、謝ってください。」
新垣御守:「あ、あたし!?」
新垣御守:「ええーー……ご、ごめん」
”ミイデラネズミ”:(二人とも真っ直ぐ言うなあ~、支部長なのに……)
林藤はるか:『いいですよ。許します。ふふん』
”ミイデラネズミ”:はらはら
新垣御守:「ははー!ありがたく!」
林藤はるか:『……あまり私にちゃんとしたエージェントみたいなこと言わせないでくださいね!』
新垣御守:とかなんとか言いつつ
林藤はるか:『いつもなら私、そうじゃない方なんですから』
新垣御守:「肝に銘じとくよ」
新垣御守:「こっちはもうちょっと、らしくするようにさ」
あや:「……そうなんですか?」
新垣御守:苦笑しつつ、蛍とともに歩いていく
新垣御守:「まあね。この支部一番のお転婆だよ?はるかちゃんは」
林藤はるか:『あやさんは他のエージェントの人をあんまり見たことがないですからね』
新垣御守:「そのうち紹介するよ」
あや:「色んなこと知っててふよふよしてるように見えて冷静だから、」
あや:「しっかりした蛍さんだなって…」」
新垣御守:「うちの、愉快な仲間たちもね」
あや:「楽しみにしてます。」と言って後に続く。
GM:―――――
GM:NPCカードを公開します。
GM
・”ミイデラネズミ” 鉄鼠の助力
1シナリオ1回、任意の判定を10dx+5で判定することが出来る。

新垣御守:つよっ
新垣御守:リアクションにも使えます?
林藤はるか:組織の助力だ
GM:使えます!
陶妙算:つえー
新垣御守:やりおるマン!
GM
・”あや” 異形の六花
1シーン1回、受けるダメージを-6d10する。

・”あや” ???
未開放

新垣御守:デモンズウェブかな
陶妙算:うお、覚醒イベントが控えているのか
新垣御守:ワクワクするなあ~~~
GM:というわけで、これを踏まえてロイス&購入!
林藤はるか:ワクワクします!
陶妙算:ロイスは保留
陶妙算:応急手当
陶妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[4,9] → 9

陶妙算:ゲット
陶妙算:以上で
林藤はるか:保護対象/あや/庇護/心配:○/ロイス
新垣御守:こっちもあやちゃんかな
新垣御守:あや/感服○/心配/ロイス で
新垣御守:購入は応急手当
新垣御守:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[3,5,9]+1 → 10

新垣御守:取得!以上!
林藤はるか:ボディアーマーを買います
林藤はるか:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 10[6,10]+6[6] → 16 → 成功

林藤はるか:アヤッター
林藤はるか:欲しい人がいたらあげますよ 私回避型だから
GM:回避型の余裕!
新垣御守:支部長は持ってる!
陶妙算:士騎くんにとっといてあげましょうか
林藤はるか:じゃあ次のシーンで士騎くんにあげますね
GM:クリスマスプレゼントだ
GM:では次に行きましょう
GM:―――――
GM:トリガーシーン
GM:シーンプレイヤーは新垣さん。
GM:他全員登場推奨です。
士騎朝輝:1D10+61
DoubleCross : (1D10+61) → 7[7]+61 → 68

林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+2(1D10->2)した (侵蝕率:57->59)
林藤はるか:《ハンドリング》。林藤はるかの侵蝕率を+1した (侵蝕率:59->60)
陶妙算:1d10+65
DoubleCross : (1D10+65) → 7[7]+65 → 72

新垣御守:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 1[1]+50 → 51

新垣御守:あがんねえ!!
林藤はるか:支部長低いなー
GM:―――――
GM:第2区画
GM:造船所跡
GM:―――――
士騎朝輝:「だいたい、わかった」
新垣御守:「そう?話早くて助かるよ」
士騎朝輝:「あぁ、つまり過去が未来を食いつぶそうとしてるやつだな」
林藤はるか:『でもだいたいですよ』
林藤はるか:『本当に大丈夫なんでしょうか?』
鉄鼠:「チチチッ」『ざ、ざっくりですねー…』
士騎朝輝:「で、命を奪う。なんてのは、そいつの未来を根こそぎ奪うって事だからなぁ。目的をちゃんと識った上で判断したいと」
士騎朝輝:「そういう事だよなぁ?」
新垣御守:「まあね、ドンパチやりあうかは成り行き次第」
新垣御守:「その辺の様子見は、こっちに任せてもらう感じで、ヨロシク」
林藤はるか:『なんか、戦闘のことをいちいちかっこよく言うんですね士騎さんって』
新垣御守:「キザなんでしょ。流れ者だし」
林藤はるか:『流れ者はキザになるんですか?』
新垣御守:「え、いやどうなんだろ」
士騎朝輝:「戦闘に入ったら、恰好つけた台詞なんて言えないからなぁ。と言いたいところだが」
新垣御守:「ほら、なんか西部劇とかさ……これもイメージ偏りすぎ?」
士騎朝輝:「素だからな。よくわからんところなんだよなぁ。こういうの、よく言われるのは確かだけどな」
陶妙算:「理解が早いかと思ったらその後の話が長かった」
林藤はるか:『陶さんは天然物のかっこよさって感じですよね』
陶妙算:「士騎さんは養殖ですか?」
陶妙算:ほっそりとした白磁の首をかしげてみる
士騎朝輝:「さてな。けど大量生産品じゃないけどなぁ、俺も村雨丸もな」
士騎朝輝:ふっと、唇の端を歪めた。
林藤はるか:『やっぱり士騎さんのほうがちょっと胡散臭いですね』
陶妙算:「どっちかというと、僕のほうが養殖だと思うんだけどなあ」
陶妙算:「組織の生簀で育ったものですから」
陶妙算:「士騎さんは外洋を巡って居られる回遊魚でしょ?」
鉄鼠:「………チッ」
鉄鼠:5人の隣を歩いていた鉄鼠が足を止める。
”ミイデラネズミ”:『……心拍音。』
”ミイデラネズミ”:『廃船のエンジン室です。』
林藤はるか:『少なくとも、生きている人がそこにいるということですね』
新垣御守:「オッケー、ありがと」
林藤はるか:『ありがたいです。私の蛍はあまり聴覚探知は得意じゃないですから』
林藤はるか:数体に分散して警戒体勢に入る。
新垣御守:こちらも警戒しつつ、エンジン室へ
”ミイデラネズミ”:『はい。……ネズミも負けませんっ。』
士騎朝輝:「機械を動かしてるやつがいるって事か。さて、動かす必要があるとして、何が目的なんだろうなぁ」
陶妙算:鯉口を切り、支部長に続きます
士騎朝輝:殿を務める。後追いで追い抜ける自負もあるので。
GM:カーン カー…ン カー…ン
GM:足音が漆黒に溶けていくかのような、
GM:暗い廊下を5人は抜けていく
GM:暗闇の中、夜の人家の明かりのように、
GM:エンジン室の窓が光を放っているのが見えてくるだろう。
あや:ごくりと唾を飲む
陶妙算:「不気味ですね」
林藤はるか:『でも明かりが必要なのは生きてる人だからですよね』
林藤はるか:『何かを見る必要があるわけですから』
林藤はるか:『わくわくしますね』
士騎朝輝:「映画だと、狂人か化け物か殺人鬼のどれかが、こっちをもう見てるところだよなぁ」
新垣御守:「頼もしい台詞だね……っとぉ」
新垣御守:「……」
新垣御守:あやちゃんたちを後ろに庇いつつ
新垣御守:エンジン室の扉を開いてみよう
GM:ギィ……と軋みながら、鉄のドアが開く。
GM:部屋は無数の電算機で埋め尽くされている。
GM:その中央に、機械の一部品であるかのように、
GM:眼鏡を掛けた短髪の男が部屋に入ってきた君たちを見ている。
陶妙算:「桑島三武郎技術少尉ですね」
桑島三武郎:「………君たちは?」
林藤はるか:『UGNです。ご存知ですか?』
士騎朝輝:敢えて自分はこの質問に口を紡ぐ。
新垣御守:「労厚省の組織だよ」
新垣御守:「アンタにちょっと聞きたいことがあってさ」
新垣御守:「この街で起きてる、失踪事件について」
桑島三武郎:「質問?……ああ、そうか。」
新垣御守:「それと、”千引岩開”についてもね」
桑島三武郎:「興味があるんだね?私の研究に?」口の端を吊り上げて
新垣御守:「研究についてはともかく、消えた子供がどこにいるのかは」
陶妙算:その評定に微かな嫌悪感を覚える。
新垣御守:「その口ぶりだと、知ってそうじゃん」
新垣御守:「話してもらえると、ありがたいんだけど」
桑島三武郎:「ようやく”比良坂作戦”の有用性を見出す者が現れたのか…フフフ……。」
林藤はるか:『そうですね。もしかしたらお役に立てられるかもしれません』
陶妙算:「はい、ぜひ伺わせていただきたいです」
士騎朝輝:「確かに、興味がなければこんな所には来ないからなぁ」
桑島三武郎:机に山積した資料の一枚を手に取る。
桑島三武郎:「……”比良坂作戦”の失敗は、出口と入り口の安定性は担保できても、」
桑島三武郎:「中継路…つまり異界がなお不安定であったことだ。」
桑島三武郎:「”第二次比良坂作戦”では、発想を転換させた。」
桑島三武郎:「制御可能な機能を制限した異界を”一から作り上げ”、それを中継路とする。」
林藤はるか:『それは』
桑島三武郎:「世界の容量も極々小さいものでいい。数百の”人的資源”を炉にくべ、」
林藤はるか:『確かに合理的ですね。移動の際に事故が起きるなら整備した道を作ってしまえばいい』
桑島三武郎:「”多数の生命が存在し、循環する”という世界の原則を疑似的に満たしさえすれば、」
桑島三武郎:「”千引岩開”が要求する機能に足りる世界は出来るだろう。」
新垣御守:「……資源?」
陶妙算:「その人的資源とは?」
桑島三武郎:「君たちの言う失踪者のことだ。」
士騎朝輝:「その名の通り黄泉比良坂に真っ逆さまだったから、道を作るわけだ。他の誰かを地獄に落としてな」
新垣御守:「その、炉にくべられた人間は」
新垣御守:「どうなるわけ?」
桑島三武郎:「悪くない着眼点だな。」
桑島三武郎:「炉にくべられた人間がどうなるか。これは非常に多くの事例がある。」
桑島三武郎:「集めた”人的資源”からは必要な部分だけを取り出すのだが…」
桑島三武郎:「余剰部品が不完全な生命として蘇生することがあるのだよ。」
新垣御守:「……」
林藤はるか:『あまりよい話ではなさそうですね』
士騎朝輝:村雨丸をギリと音がするほど強く握る。自分の都合だけで無関係の人間を巻きこんだ、この男は、間違いなく自分の敵だ。
桑島三武郎:「知性はそれ程有していない。故に御しやすい。」
桑島三武郎:「これを兵器に転用するという派生案も用意している。」
GM:士騎朝輝が倒したジャームは、
GM:人間と人間が混ぜ合わさったような形態のものであった。
陶妙算:「兵器、ですか。」
林藤はるか:『たとえば……好奇心ですが……』
林藤はるか:『元となった人間の人格同士が混ざり合ってしまう、というようなことは?』
陶妙算:「あなたの部下として、兵士として用いるのではなく」
士騎朝輝:「この期に及んで自制している自分を褒めたくなるくらいだよなぁ」皮肉気に呟いて、あやの方に視線をちらと向ける。
桑島三武郎:「ああ、大抵はその負荷に耐えられなくなって自我が崩壊するんだがね、」
あや:蒼白な顔で立ち尽くす。
あや:ふと、部屋の隅にある”廃棄”と書かれたトレーに目が留まる。
あや:トレーには衣類やアクセサリー、そして、
あや:『ずっとともだち りあ さや』と書かれた女子学生のプリクラが、
あや:焼却炉の前に置かれている。
陶妙算:「……あやさん」
陶妙算:「呼吸をしてください。お腹に、意識を集中してください。」
陶妙算:「そして、まっすぐあいつの目を見てください。」
あや:「は……はっ、はっ………」
陶妙算:「あいつと対峙するためにここに来たんでしょう。あいつに言いたいことが会ってここに来たんでしょう。」
陶妙算:「ここで引いたら、あなたの勇気が無駄になる。」
あや:「じゃあ、私たちは………」
あや:「それだけのために、殺されたの!?」
桑島三武郎:「ああ。」
新垣御守:「……そう」
新垣御守:「話は、ここまでだね」
桑島三武郎:「必要な資源だったんだ。臣民を損なうのは心苦しいが、」
桑島三武郎:「これも勝つためだ。」
新垣御守:「アンタをこの街に、ううん、この世界に居させておくことは出来ない」
林藤はるか:『桑島さん。あなたは大変な悪人ですね。お友達になれるかもと思って損しました』
新垣御守:「どんな目的があろうと、理想があろうと」
新垣御守:「引き換えにしていいのは、アンタの人生だけだよ」
新垣御守:「この子達に踏みにじられる謂れはない」
士騎朝輝:「まったくだ。自分の命も張らずに心苦しいとか、笑える話だよなぁ」
新垣御守:「それが分かんないなら……容赦はしない」
新垣御守:「こっちは『世界の守護者』なんだから、ね」
新垣御守:怒りに満ちた視線で、敵を睨む。
士騎朝輝:息を軽く吸う、そして吐く。こちらも言いたい事を言ってしまおう。
士騎朝輝:「だいたい、そこの支部長が言った事ではあるが、俺も自分の言葉を吐き出さなきゃ、収まりがつきそうになくてなぁ」
士騎朝輝:「お前は、それだけ胸糞悪い」
桑島三武郎:「おや……?待ちたまえ、君たちは私の作戦案を採用しに来たのではなかったのか?」
士騎朝輝:「あぁ、お前にも、それなりの事情があるのは当たり前だよなぁ。嘆きも正義も言い分も理由も生存だってあるだろう。だがな、無関係な誰かを自分の都合に巻き込んだ時点で加害者になって、全ては言い訳に成り下がる。少なくとも、被害者ヅラだけはするなよ」
陶妙算:「すいません、嘘を付きました。僕は最初からあなたの敵です。」
陶妙算:「僕はあやさんを保護する任務を受けた。そしてあなたはそのあやさんを傷つけた。」
桑島三武郎:「…ああ、そうか。君たちも所詮その程度の低い視座、狭い見識で世界を見ている凡人共か。」
桑島三武郎:「常識や良識という箱庭で飼われるのはさぞ幸せだろうな。」
陶妙算:「最初から、協調するつもりはありません。」
林藤はるか:『不幸より幸せな方がいいに決まっています』
陶妙算:「ええ。理想や正義という迷信に問わられて生きづつけるよりは、遥かに」
林藤はるか:『桑島さんは、みんなを幸せにするために戦っていたわけではないんですか?』
桑島三武郎:「たかが百!たかが百だぞ!!」
桑島三武郎:「極小数の犠牲で我が国はさらに発展する!」
桑島三武郎:「40、50年もすればこの程度の損失を埋めてなお余りある利益が得られるのだ!」
新垣御守:「……よく分かったよ」
新垣御守:「時代がどうとか、軍がどうとかじゃなくて」
新垣御守:「アンタの理屈は、クソだ」
GM:桑島の背後の扉が開き、異形のジャームが現れる。
新垣御守:「手加減無しでいくよ、みんな」
桑島三武郎:「行けえ!」
林藤はるか:『やってみます』造船所の暗闇の中に、星図のように無数の光が広がる。
陶妙算:「了解しました」
GM:ジャームが爪を延ばして攻撃する。が、
あや:花弁のように広がった異形の肉の盾で防がれる。
あや:「黙ったまんま、犠牲になってたまるか。」
新垣御守:ふ、と笑って
新垣御守:「いいね、そうこなくちゃ」
士騎朝輝:「あぁ、あや、その行動は尊敬するぜ。これで誰かの為に刀を振るってやる気になった」
陶妙算:「うん、あやさん」
陶妙算:「一緒に戦おう」
陶妙算:「君は都合のいい兵器なんかじゃないって、思い知らせてやらなくちゃ」
”ミイデラネズミ”:『”鉄鼠の皮衣”』
鉄鼠:「チチッ  チチチッ」
鉄鼠:数匹の鉄鼠が士騎に集まって変形し、ボディアーマーとなる。
”ミイデラネズミ”:『これで多少の攻撃は防げます…!』
陶妙算:その様子を見て一瞬血の気が引くが、すぐに冷静さを取り戻す
士騎朝輝:「サービス満点だよなぁ。まぁ、逃げるつもりはないから安心してくれ」皮肉気に笑う。
”ミイデラネズミ”:『お願いします……私も、怖い以上に』
”ミイデラネズミ”:『頭にきてます!』
桑島三武郎:「君たちも炉にくべるとしよう。」
士騎朝輝:「だいたい、わかった。…つまり、最前線でぶちのめす様を見せてくれ。って事だよなぁ!了解だ!」
桑島三武郎:「”比良坂”の礎となれ。」
GM:ミドル戦闘、開始
GM:エンゲージはこちら
GM
(陶、士騎、新垣、林藤)―(3m)―(三型)―(3m)―(二型1・2、一型)―(3m)―(桑島)

GM:ではセットアップからやっていきましょう。
陶妙算:めっちゃいる…!!
陶妙算:なし!
林藤はるか:ありません
士騎朝輝:《加速装置》《ヴァジュラ》68→73 行動値+12 シーン間ブラックドッグエフェクト使用時 攻撃力+9《紅蓮の憎悪》発動 攻撃力+9
新垣御守:ユニークコード!
新垣御守:シーン中味方全員のダイス+2だ!
陶妙算:支部長大好き!
士騎朝輝:暴走します。
林藤はるか:ヤッタッタ
新垣御守:あ、メジャーのダイスだった!
桑島三武郎:《アクセル》自身の行動値+10
新垣御守:リアクションは出来ないのでそれだけ!
三型:試作ジャームくんたちは無し!
GM:ではイニシアチブ。士騎くんの手番です。
士騎朝輝:これは前衛突破しないと後衛に接敵できないっていうエンゲージですよね。
GM:あ、そうですね
GM:部屋が狭いので…
GM:《ハンティングスタイル》とかじゃない限り抜けられないという裁定にします。
士騎朝輝:なので(三型)にエンゲージして攻撃ということになります。
GM
(陶、新垣、林藤)―(3m)―(士騎、三型)―(3m)―(二型1・2、一型)―(3m)―(桑島)

士騎朝輝:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》73→77
士騎朝輝:11dx7+4
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[1,1,4,6,6,7,8,9,9,9,10]+10[1,2,6,7,9,10]+10[1,9,9]+10[7,7]+6[2,6]+4 → 50

GM:ゲェ!?
三型:ど、ドッジ!
三型:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[1,1,1,2,6,8,9] → 9

三型:ヒエーッ!!ダメージください!
士騎朝輝:6d10+28
DoubleCross : (6D10+28) → 36[5,5,8,3,6,9]+28 → 64

GM:ウワッ!すごいダメージ
三型:死にます!
GM:演出どうぞ!
士騎朝輝:「あぁ、そうだ。鼠のお嬢さん。ちょっと寒いのが届くかもなぁ」
士騎朝輝:不敵に笑う。
士騎朝輝:ピシピシと音を立て空気が凍り罅割れ、そして沈黙した。士騎の足元から霜が走り床を銀色に染め上げる。
士騎朝輝:肌が雪のように白化する、明るい茶の髪が蒼白へと変質する。ただ立つだけで周囲を極寒の冬へと変えてゆく暴走形態。
士騎朝輝:オーロラを纏った氷の剣鬼が憚ることなく殺気を漲らせる。
士騎朝輝:「さぁ、道を開けるぜ。村雨丸」
士騎朝輝:標的を定め、白い雪煙を撒き散らしながら歩みを進める。
士騎朝輝:氷霧を纏った霜刀を踏み込みながら振り下ろし、間髪入れずに斬り上げる。その勢いを利用し体を流し回転させ、肩口からの体当たりを叩き込む。
士騎朝輝:斬り凍らしたモノを砕き散らす連環套路。体術と凍結出力の同時使用を前提とした、オーヴァードのみに許された必殺の連携。
士騎朝輝:異形が氷の粒になって消し飛んだ。
三型:『ギ』「キキキ」【いた】『キーーーーーーーー』【い】
三型:悲鳴は沈黙の白に塗りつぶされる。
陶妙算:周囲を一瞬で凍結させるほどのレネゲイドの出力、それほどの力を出しながら目でおうことも出来ない速さ繰り出される精密な剣技
桑島三武郎:「なに……?三型は近接戦闘特化型だぞ……!」
陶妙算:(これが、"ホワイトミュート"。UGNですら一目置かざるを得ないオーヴァード)
桑島三武郎:「貴様何者だ!所属は!」
士騎朝輝:「俺は…」
士騎朝輝:「通りすがりのオーヴァードだ!覚えておけ!」
桑島三武郎:「訳の分からないことを!」
GM
(陶、新垣、林藤)―(3m)―(士騎)―(3m)―(二型1・2、一型)―(3m)―(桑島)

GM:では次は桑島の手番
桑島三武郎:マイナーなし、メジャーで《領域の加護》《要の陣形》
桑島三武郎:対象は残った二型二人と一型!
桑島三武郎:対象の攻撃力を+10します。
桑島三武郎:「やれ!」
桑島三武郎:薬剤を撒き、ジャーム兵器を活性化させる。
桑島三武郎:「お前たちに注ぎ込んだ”人的資源”は一体につき20!敵は5人!」
桑島三武郎:「数で圧し潰してしまえ!」
GM:では次、林藤さん
林藤はるか:もちろん待機します。
林藤はるか:皆がリザレクトできるうちは行動放棄カバー以外にやれることは何もないのだ。
GM:では兵器たちの攻撃だ。
士騎朝輝:じゃあ、こちらに来て欲しい!
士騎朝輝:あ。駄目か移動は行動を使う
GM:あ、そうですね
林藤はるか:次ターンからは一回だけかばえるので
林藤はるか:今は陶くんと新垣さんを守る形で構えます
陶妙算:ありがとう!林藤さん!
新垣御守:せんきゅー!
GM:では改めて兵器たちのターン!
一型:マイナーで《形状変化:剛》
一型:メジャーで《魔獣の本能》《無機なる四肢》
桑島三武郎:判定前にオートで《拡散する世界》。HP-20、攻撃をシーン化。
一型:7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 9[2,3,6,7,8,8,9]+2 → 11

桑島三武郎:《妖精の手》
新垣御守:妖精さんかよぉ!
一型:1dx+12
DoubleCross : (1R10+12[10]) → 7[7]+12 → 19

林藤はるか:シーン攻撃はミスディレクションできない!弱点だ……!
新垣御守:回避!
新垣御守:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 10[10]+4[4] → 14

陶妙算:《ゲットダウン》
新垣御守:ぐえー、無駄クリ
陶妙算:4dx+37
DoubleCross : (4R10+37[10]) → 10[4,7,9,10]+1[1]+37 → 48

陶妙算:よっし
GM:おかしい固定値が見えるな…?
林藤はるか:《神の眼》。
士騎朝輝:リア不ですね。
林藤はるか:5dx+15>19
DoubleCross : (5R10+15[10]>19) → 10[1,4,6,8,10]+8[8]+15 → 33 → 成功

GM:君もか!!
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+1した (侵蝕率:60->61)
陶妙算:侵蝕が74に
桑島三武郎:《力の霊水》、ダメージロール+3D
一型:ダメージ出します
林藤はるか:支部長はさすがにかばわなくていいでしょう
新垣御守:大丈夫です!
新垣御守:ダイスボーナスさえいってない!
一型:2d10+3d10+10+6+6 ダメージ、装甲有効
DoubleCross : (2D10+3D10+10+6+6) → 9[3,6]+6[1,3,2]+10+6+6 → 37

新垣御守:ひっく!
陶妙算:士騎くん、あやちゃんの支援ほしければどうぞ。
士騎朝輝:装甲有効なら耐えました。
桑島三武郎:こ、これだけ援護されておいてお前…!
桑島三武郎:耐えるんかい!
新垣御守:でもギリ死ぬ!リザレクト!
陶妙算:やっぱ部下を兵器とか言ってるやつはダメだな
陶妙算:心が通ってねえと。
新垣御守:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 4[4]+51 → 55

新垣御守:あがらねえ~~
士騎朝輝:37-8
士騎朝輝:29点ダメージでHP32 残り3
GM:では残りも行動します。
二型:どちらも同じ攻撃です。
陶妙算:こいや!!
二型:マイナーなし、メジャーで《魔獣の本能》《細胞侵蝕》
二型:命中時に重圧と邪毒3!
二型:1d4
DoubleCross : (1D4) → 4

二型:林藤さんに一撃
二型:7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 10[3,4,4,4,5,5,10]+7[7]+2 → 19

林藤はるか:重圧はまずい!絶対に避けたいな~~
桑島三武郎:《妖精の手》
林藤はるか:《神の眼》。
二型:1dx+22
DoubleCross : (1R10+22[10]) → 7[7]+22 → 29

林藤はるか:うわっまた使い寄る!
林藤はるか:29は高い!
二型:最終達成値は29!
林藤はるか:《リフレックス:エンジェルハィロゥ》《神の眼》。
林藤はるか:5dx8+15
DoubleCross : (5R10+15[8]) → 10[2,4,5,5,10]+6[6]+15 → 31

林藤はるか:アヤッタネ
GM:ウオオマジか!!
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+3した (侵蝕率:61->64)
GM:くそーでは次の一撃だ
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

GM:士騎くん!
GM:7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 10[2,3,3,8,8,9,10]+7[7]+2 → 19

士騎朝輝:暴走リア不なのでね。
二型:では重圧と邪毒3をプレゼントだ。
士騎朝輝:くらいます。
桑島三武郎:「”人的資源”を3つまで使え、出し惜しみするな。」
桑島三武郎:「出力最大!」
一型:ゴボゴボッ
一型:音を立てながら大砲状に変形。弾丸は、人間の肉と爪と骨。
桑島三武郎:「斉射!」
陶妙算:攻撃前の桑島少尉の視線、一型の動き、大砲の斜線に視線をやる。
一型:発射。
陶妙算:桑島少尉の声が届く前に体をわずかに左に動かす
林藤はるか:射出寸前、全ての光が消える。
二型:こちらも、一型に続いて射撃。肉の塊が地面に着弾し、致命的な毒ガスを撒き散らす。
士騎朝輝:攻撃は避けない。受けもしない。避けることも受ける為の行動も端から放棄している。再生が効く内は相手に肉薄することしか考えていない。
士騎朝輝:それでも再生をしていないのは、装甲が命を繋いだからだろう。ガスは氷煙と共にたっぷり吸ったが。
陶妙算:一型の砲弾は数舜前に陶の頭部があった箇所を横切っていく。
新垣御守:「げほっ……はしゃいでくれちゃって」
士騎朝輝:「あぁ、命拾いしたよなぁ。助かったと言うべきだな。高性能じゃないか」
林藤はるか:『ごめんなさい』最初から光の位置には蛍はいない。
新垣御守:「みんな平気!?」
新垣御守:ダメージを受けつつ、味方に呼びかける。
林藤はるか:『出力が足りない……皆を守れるくらいの侵蝕に達してなかったみたいです』
陶妙算:「なんとか。」
陶妙算:「けど、あれが続くと厄介ですね。」
陶妙算:早い内に勝負を決めたい。
士騎朝輝:「毒を吸った。1回は逝くなぁ、経験上」
士騎朝輝:”ミイデラネズミ”さんにロイス取りましょう 感謝〇/不信 で
桑島三武郎:「着弾2……2だと!」
陶妙算:「嫌われてるんじゃないですか。部下に」
新垣御守:「アンタ怒ってばっかりだね」
陶妙算:「兵士の士気は指揮官の質によって上下するものですよ」
桑島三武郎:「………っ!」ガリガリと額を掻く。
桑島三武郎:表皮が剥がれ、内側から老人のように皺だらけの皮膚が現れる。
新垣御守:「さて……と、今度はこっちが頑張る番だ」
桑島三武郎:「次は5だ!」
桑島三武郎:「5発使う!」
一型:再び人的資源を装填。
士騎朝輝:「お手並み拝見といくか。なぁ、村雨丸」
一型:発射準備。
陶妙算:「本当に」
陶妙算:「あなたにとっては命も道具でしかないんですね。」
GM:砲塔が5人に狙いを定めた。
GM:次、新垣さん!
新垣御守:はーい
新垣御守:マイナーで一応後退、エンゲージ切って2m後ろに
新垣御守:メジャーでコンセ+魔獣の衝撃+増加の触媒+蝕む赤+血の宴+ブラッドボム
新垣御守:対象は二型1,2と一型のエンゲージ!
GM:こい!
新垣御守:9dx7+1
DoubleCross : (9R10+1[7]) → 10[1,1,2,4,5,5,6,7,8]+10[5,7]+10[9]+10[7]+10[10]+10[9]+10[8]+6[6]+1 → 77

GM:………?
新垣御守:なんじゃこら
一型:ど、ドッジ!
一型:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[3,5,5,6,7,9,9] → 9

二型:ドッジ!
二型:7dx 1
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[1,1,1,2,7,9,9] → 9

二型:7dx 2
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[1,3,6,7,8,8,10]+9[9] → 19

新垣御守:10d10+11
DoubleCross : (10D10+11) → 59[2,9,10,7,5,4,5,2,8,7]+11 → 70

GM:回避、失敗!
GM:死ぬわよ!
林藤はるか:めちゃくちゃなダメージが出た
新垣御守:よっしゃあ!
GM:あ、ブラッドボムのダイスは別で振ったほうがいいんじゃ…
新垣御守:あ、いえ
新垣御守:ブラッドボムはまだ振ってない!
新垣御守:これってどうなるんですかね
GM:うそでしょ
新垣御守:ダメージ入る前に相手が死んじゃったら
GM:ああー、そうか、どうしようかな……
新垣御守:対象が消えて、ダメージが発生しないから
新垣御守:反動もない?
GM:この段階で死んでるので、そうですね
新垣御守:ヤッタネ!
GM:ダメージも発生しないし反動もない、ということにしてください。
新垣御守:まあ侵蝕は払い損だが!
GM:この卓はその裁定で!
新垣御守:はーい
新垣御守:「……」
新垣御守:立ち上がり、ナイフで自分の掌に一筋の傷を刻む
新垣御守:血液から精製された猛毒が
新垣御守:極彩色の煙となって立ち上る
桑島三武郎:「何を……」と言いかけたが、立ち上った煙を見て敵の意図を察する。
新垣御守:ゴォオオッ!!
桑島三武郎:「退避っ!!」
新垣御守:「遅……いって!」
新垣御守:振り抜かれた掌から、死の風が敵を包み
新垣御守:全身の神経を麻痺させ、静かに
新垣御守:眠りに誘うように、生命活動を停止させる。
桑島三武郎:「…………!」
新垣御守:「こんくらいしか、してあげられなくてごめん」
新垣御守:「だけど、そいつは止める」
新垣御守:「……責任持つから、待っててよ」
二型:兵器たちは、糸が切れたようにその場に倒れる。
新垣御守:動かなくなった死体ではなく、あくまでも敵を見据えて。
新垣御守:「陶くん、もうひと押し、お願い!」
桑島三武郎:「ば、バカな……」
士騎朝輝:「毒には毒で返す。あぁ、因果応報の効きが早いじゃないか」
士騎朝輝:「さぁ、応報の時だぜ、お前もなぁ」
GM:あ、メジャー侵蝕を上げておいてください
新垣御守:すいません!67に!
GM
(陶、新垣、林藤)―(3m)―(士騎)―(6m)―(桑島)

GM:陶君の手番!
陶妙算:「了解です。行きます。」
陶妙算:伯耆安綱を手に取りながら新垣さんに応える
陶妙算:マイナーで9M移動して桑島さんに接敵
GM
(新垣、林藤)―(3m)―(士騎)―(6m)―(陶、桑島)

陶妙算:メジャーで素殴り
GM:素殴りで当てられるかな~~?
陶妙算:はずしたらごめんね…!!
陶妙算:6dx+39
DoubleCross : (6R10+39[10]) → 10[1,2,5,6,10,10]+10[3,10]+9[9]+39 → 68

GM:きみたち
陶妙算:きょうみんなすっごい回る
新垣御守:怒りのパワーだ
桑島三武郎:ドッジ!
桑島三武郎:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 7[2,4,6,7] → 7

桑島三武郎:ダメだった……
陶妙算:ダメージ
陶妙算:7d10+11
DoubleCross : (7D10+11) → 53[10,10,9,5,9,1,9]+11 → 64

陶妙算:ほんとすっごい回るな今日!?
GM:ゴエー!!!
桑島三武郎:装甲もないから素通しだが…まだ生存!
陶妙算:極彩色の煙が晴れると桑島さんの目の前に一人の少年が立っている。
陶妙算:《つい》
陶妙算:と少年が正眼に剣を構えた。
陶妙算:前よりみれば、反りたるように。
陶妙算:後ろから見れば、たおやかなるように。
陶妙算:まるで蹴鞠の皆伝者のごとく、優雅さすら感じさせる構え。
陶妙算:「やあ」
陶妙算:柳の枝から雪がほろりと落ちるように
桑島三武郎:「貴様、」懐から拳銃を取り出し、構えるも
陶妙算:軽やかに、流麗に剣が下りてくる。
陶妙算:その剣閃は見えはするが、反応することは出来ない。
陶妙算:"柳雪"の名の由来になった剣。
桑島三武郎:「がっ」肩から脇腹に、袈裟懸けに斬られる。
陶妙算:「ここで降参したほうがいいんじゃないですか?」
桑島三武郎:「……わ、私が、こんなところで………!」
陶妙算:「もうあなたの部下はいませんよ?」
桑島三武郎:「…まだ、だ」
桑島三武郎:懐から何かのスイッチを取り出す。
桑島三武郎:「生産途中の兵器を呼び寄せれば…!」
GM:イニシアチブ
???:待機中の???の手番
???:マイナーで《陽炎の衣》
???:メジャーで《コンセントレイト:エンジェルハイロウ》《見えざる死神》《ペネトレイト》
???:《水晶の剣》で強化された呪われし者の銃で射撃攻撃
???:11dx7+4
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[1,2,2,3,5,6,7,7,7,8,9]+6[1,2,5,6,6]+4 → 20

桑島三武郎:4dx ドッジ
DoubleCross : (4R10[10]) → 6[1,2,3,6] → 6

???:3d10+9+15 装甲無視ダメージ
DoubleCross : (3D10+9+15) → 20[9,9,2]+9+15 → 44

桑島三武郎:このダメージでHP0に
新垣御守:この野郎~~!
新垣御守:いきなり出てきやがって!
???:白の沈黙を破る黒の弾丸。
???:甲高い銃声と共に
桑島三武郎:手に持ったスイッチが腕ごと落ちる。
士騎朝輝:「あんたは悪かったと思うべきだよなぁ。俺の獲物を横取りした形になるぜ?」
士騎朝輝:誰が撃ったのかをこの場でただ一人、正しく理解している。
林藤はるか:『!』
陶妙算:「誰だっ」
林藤はるか:『私達だけじゃなかった……!』光の配置を一瞬で変える。新たな敵に対応するためだ。
陶妙算:斜線の方向に視線をやる。しかし姿が見えない
■■■■:「本当にお膳立てしてくれるとは…最高だね、朝輝。」
■木■助:不鮮明なその姿が、徐々に解像度を増していく。
新垣御守:「しまった……!」
新垣御守:「冷静でいるべきだったよね……まだもうひとり」
柿木夜助:「言ったろう?ジャームは君に、扉は俺に。」
新垣御守:「警戒しなきゃいけない相手がいるんだからさ!」
桑島三武郎:「誰だ、」
新垣御守:現れたその姿に
新垣御守:攻撃を加えるべく跳躍する
桑島三武郎:「誰だ貴様は、」
柿木夜助:「通りすがりの盗賊さ。」
柿木夜助:「おっと」一瞬姿が消え     また離れた場所に出現する。
士騎朝輝:「だがなぁ、その理屈はUGNにはきかないぜ。その扉も野放しには出来なくなった」
新垣御守:動きを止める麻痺毒の煙が一条、柿木の姿が消えた場所に吹き付ける
新垣御守:「……ちっ!すばしっこい!」
士騎朝輝:「欠陥品も良い所だぜ、そいつは。話は聞いた上であんたも奪おうとしてるようだがなぁ」
士騎朝輝:「交渉する気はあるか?」
林藤はるか:光が柿木を取り囲もうとする。
柿木夜助:「そうだねえ……用途は手に入れてから考える、とか?」
GM:ギィ    ギィ   ……
陶妙算:桑島少尉に背後にし柿木に目をやる。業腹だが、この場ではまだ彼を殺させるわけには行かない
GM:柿木と5人の間で緊張が走る。
士騎朝輝:あ。行動して良いですかね
士騎朝輝:結果は無駄でも構わないので。
士騎朝輝:士騎は柿木を無視し駆ける。そして、その扉に村雨丸を叩きつけた。
柿木夜助:「あ、お宝!」
GM:扉はあっさりと破壊される。
士騎朝輝:狙う物は危険で、狙う者がいるならば、そのものをなくしてしまえば良い。
林藤はるか:『動かないでください。柿木さん』直接的な足止めはできないが、方向感覚を撹乱する狙いの包囲だ。
林藤はるか:『あなたにも事情を聞く必要があると思います』
GM:ギィ   ギィ    ………
陶妙算:扉は士騎さんが処理した。桑島少尉は僕が保護している。柿木は林藤さんと新垣さんが対応している。
陶妙算:なら、あやさんを守れるのは誰だ。
GM:廃船が軋む。天井に取り付けられた電灯が揺れる。
新垣御守:「そういうこと」
新垣御守:「いくらすばしっこくても、狭い場所で姿を見せたのは」
新垣御守:「判断ミスじゃないの?」
柿木夜助:「……はいはい。お宝がないんじゃやることないや。」
新垣御守:包囲された柿木に掌を向けている
桑島三武郎:「お、お前は………誰だ…………」
柿木夜助:「え、言わなかった?通りすがりの盗賊さ。」拳銃をくるくると回しながらホルスターに納める
桑島三武郎:「………お前は、」
陶妙算:「桑島少尉。これ以上喋らないでください。あなたに死なれては僕たちも困るんです。」
GM:ギィ    ギィ      ………
GM:電灯が、部屋の隅の闇を照らす。
”ハコオトコ”:桑島の視線の先、柿木の背後。
”ハコオトコ”:そこに、男が立っている。
”ハコオトコ”:箱を被った背の高い男は、じっと、
”ハコオトコ”:桑島を見つめている。
陶妙算:桑島少尉に視線をやろうとした瞬間、それが視界に移り
新垣御守:「!」
林藤はるか:『……………………………』
陶妙算:「林藤さん!あやさんを守って!僕は桑島を保護します!」
林藤はるか:『はい!』全ての蛍が赤色に点灯する。
士騎朝輝:「鉄鼠 心拍数は!?」
”ミイデラネズミ”:『な、何かいるんですか…!?』
新垣御守:「次から次に……!」
林藤はるか:『彼も隠密能力を持っているんですか、と聞いているんです!』あやを護衛する配置!
”ミイデラネズミ”:『今現れた柿木さん、それと桑島、あなたたちしかそこにいないはずです!』
士騎朝輝:「死人がな。目の前にいるみたいだぜ」
林藤はるか:『鉄鼠の聴覚支援で捉えられなかったんですか!?』
新垣御守:「どういうこと、じゃあアイツは……!」
”ハコオトコ”:『捨てられたんだね。』『かわいそう。』
”ハコオトコ”:桑島に手を伸ばす。
陶妙算:丹田に気をやる。
林藤はるか:『陶さん!』
士騎朝輝:「あぁ、狂人と怪物が本当にいたとはなぁ。そして、その怪物が殺人鬼か。…。陶、止めるか、間合いを取れ!」
陶妙算:深く呼吸し、丹田から体の隅にまで気を充実させる
新垣御守:「ち……!」
陶妙算:「やあっ」
桑島三武郎:「や、やめろ、やめろぉお!!!」
陶妙算:その手に剣を振り下ろす
”ハコオトコ”:剣が通り抜ける。
陶妙算:「なっ…!」
陶妙算:動揺しながらも振り下ろした剣を跳ね上げる
”ハコオトコ”:実体のない腕、だがそれは不思議と、桑島だけはがしりと掴んでいる。
陶妙算:平地まで打ち込む。打つなり屈み入り、敵、打つところを、かつぎ上げて勝つ
陶妙算:燕返し。跳ね上がった剣が今度はハコオトコの胸元を裂こうとする
”ハコオトコ”:『■■と いこう』剣が当たるたび、身体が陽炎のように揺れ、通り抜ける。
桑島三武郎:「やめろ、私はこんなところで死ねない……!」
陶妙算:奥歯を噛み締める。ダメだ。こいつには、僕の剣が通じない…なら!
桑島三武郎:「父の研究が正しかったと、軍部の判断は間違っていたと、」
桑島三武郎:「桑島家への仕打ちは間違っていたんだと、」
陶妙算:「ああっっ」
桑島三武郎:「証明して」
陶妙算:悪あがき。
”ハコオトコ”:ごぼり、と”ハコオトコ”の胴体が扉のように開かれる。
陶妙算:ハコオトコがどうにもならないのなら、桑島にぶつかり、無理やり彼を引き剥がそうとする。
桑島三武郎:桑島も必死に陶に手を伸ばす。しかし、
桑島三武郎:桑島の手すらも実体がなくなっていく。
陶妙算:「……っ」
林藤はるか:『幻覚じゃない……位相が違う……!』
桑島三武郎:「父さん、父さぁーーーーーーーーーん!!!!」
”ハコオトコ”:パ キ ン ッ !!!
陶妙算:「あ、あ…」
GM:部屋の電灯が消える。
柿木夜助:「……っ」ライトを点ける。
GM:二人の姿は、どこにもない。
新垣御守:「……やられた」
士騎朝輝:扉を斬った時点で毒が回りきっていた。故に追い村雨丸を振るえなかった。息苦しく壁に寄りかかっている。
陶妙算:百合の花のような色白の肌から、さらに色が失われている
新垣御守:「全員、無事!?返事して!」
陶妙算:何も出来なかった。
あや:「無事です……けど……」
あや:「今のは……」
林藤はるか:『私はいます!も、勿論、元々いないんですけど……』
陶妙算:「はい。僕も大丈夫です。」
柿木夜助:「俺も無事って言っていいの?」
士騎朝輝:「はぁはぁっ、ああいうのに効果覿面なのがこいつなのになぁ。やってくれた。あぁ、生きてるよ」
新垣御守:「ならよかった……けど」
新垣御守:「また新しい面倒事が、増えちゃった感じかな」
陶妙算:「あれが、ハコオトコですか。」
林藤はるか:『ああいう相手と遭遇した場合、どうするのが正解なんでしょうか?』
新垣御守:「多分ね。実在した事自体も驚きだけど」
新垣御守:「なんの目的で、どうして桑島を連れ去ったのか」
新垣御守:「……どこから来たのか」
士騎朝輝:「正解は、まず、俺が斬るだった」舌打ちして言う。
陶妙算:「いえ、違います。」
陶妙算:「僕が、斬れればそれでよかったんです。」
新垣御守:「全部洗い直さないと」
新垣御守:「反省会にはまだ早いって」
士騎朝輝:「あぁ、陶、支部長そういう事じゃないんだ」
陶妙算:「…すいません。」
新垣御守:「やるべきことがあるんだからさ、みんな」
士騎朝輝:「支部長、少し俺も責任を感じていてな。俺の手札を明かすぜ」
新垣御守:「?」
士騎朝輝:「村雨丸はUGNのコードで言うところの鬼切の古太刀だ」
新垣御守:「……そういうことね」
士騎朝輝:「俺がまず斬るべき。と言ったのはそういう意味だよ。ついでに、こうなったら最後まで付き合うぜ」
新垣御守:「こっちもありがたく、手を貸してもらうよ」
陶妙算:それでも。士騎さんの持つ剣が超常のものを砕く類まれなる遺産であったとしても。
陶妙算:僕が、自分ですべきと思ったことを全うできなかったことには変わりはない
柿木夜助:「その前に、治療したらどうだい?」
新垣御守:「獲物をかっさらわれたんじゃ、面目が立たないってタイプでしょ」
新垣御守:「キミは」
新垣御守:「……」
新垣御守:柿木くんを見る
柿木夜助:「何かな?」
新垣御守:つかつかと近寄り
新垣御守:スパーーン!
新垣御守:後頭部に平手打ち。
柿木夜助:吹っ飛ばされて頭を抑える
新垣御守:「アンタのせいでもあるでしょうが!状況ややこしくしやがってこら!」
新垣御守:「ちょっと、あやちゃん手え貸して」
あや:「へ、あ、はい」
新垣御守:「こいつもふんじばって連れて行くから」
柿木夜助:「いたたたた……ええ?」
柿木夜助:「おいおい、助太刀した俺にこの仕打ちかい?」
林藤はるか:『落ち着いてください支部長。どちらにしろあのハコオトコには柿木さんの介入がなくたって』
林藤はるか:『こちらでは対処できませんでした。情報が不足してたんです』
林藤はるか:『ハコオトコの噂は分かっていたのに……』
柿木夜助:「そうそう、だろう?君も助けてくれよ、朝輝。」
新垣御守:「まあね、半分くらいは八つ当たりだけど」
新垣御守:「UGNに喧嘩ふっかけた分は」
新垣御守:「状況の収拾に手を貸してもらうよ」
士騎朝輝:「これからも助太刀するんだよ。こき使ってくれるぞ、この支部長」
林藤はるか:『そうしてもらう方がいいかもしれませんね』
柿木夜助:「……お宝もないのに?」
士騎朝輝:「UGNに喧嘩吹っ掛けて、この程度で済ませてくれんだ。寛大だよなぁ。…ごはぁ」血を吐く。
林藤はるか:『柿木さん。世界最大のナマコをご存知ですか?』
柿木夜助:「知らないよ。ナマコはお宝じゃないし。」
林藤はるか:『日本原産、奄美大島のクレナイオオイカリナマコです。最大で4.5mの体長があって、一見ウミヘビのようにすら見えるくらい長いナマコなんです』
陶妙算:「あ、ダメです。林藤さん、豆知識してる場合じゃありません。士騎さんが大変です。」
柿木夜助:「………」ため息をついて、解毒剤と応急手当キットを士騎君に投げる。
陶妙算:「一旦帰投して治療しないと」
柿木夜助:「わかったわかった、後で聞くから………今回の君のお仲間、変な子ばっかだねえ。」
GM:―――――
GM:ロイス&購入!
林藤はるか:士騎くん応急手当使います?
陶妙算:怪異/ハコオトコ/好奇心/恐怖○
陶妙算:ボデマ
士騎朝輝:使います。
陶妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[2,8] → 8

陶妙算:かえない
士騎朝輝:自分の分の応急も使う
陶妙算:僕も2こ持ってるので欲しい人どうぞ
林藤はるか:じゃあ1つあげますね
士騎朝輝:欲しいぜ。まずは回復だ。
士騎朝輝:4d10+3
DoubleCross : (4D10+3) → 35[8,10,8,9]+3 → 38

新垣御守:まず応急手当購入!
士騎朝輝:たっか。全回復
新垣御守:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 5[5]+1 → 6

士騎朝輝:一応BCスーツ買おう
新垣御守:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 7[3,3,7]+1 → 8

林藤はるか:もう全回復しちゃったの
士騎朝輝:2DX+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 6[3,6]+2 → 8

新垣御守:2回にわけてふっちゃったけど成功!
士騎朝輝:財産1消費て購入
新垣御守:自分で2つ使お
新垣御守:4d10+4
DoubleCross : (4D10+4) → 25[7,10,3,5]+4 → 29

新垣御守:出目いいなあ、全快!
士騎朝輝:ロイス保留で以上です。
林藤はるか:あ、サーチレーダーなんてアイテムあるんだ
新垣御守:こっちも以上!
林藤はるか:次からこれ常備化しとこうかなあ。
新垣御守:あ、そうだ!
新垣御守:シーン中なんで
新垣御守:ダイス+2がまだ聞いてるよ!ユニークコード
林藤はるか:対BCスーツを買ってみます。
林藤はるか:おお
林藤はるか:4dx>=12
DoubleCross : (4R10[10]>=12) → 8[3,4,6,8] → 8 → 失敗

林藤はるか:でも全然駄目だ!
林藤はるか:いや、ダイスボーナス1個あった。もう1個だけ振ります
林藤はるか:1dx>=12
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 8[8] → 8 → 失敗

林藤はるか:だめ!
新垣御守:ナマコの話なんてしてるからだ!
新垣御守:ナマーッ
GM:ナマコ……
GM:―――――
GM:ミドル5
GM:クライマックス前最後のシーンとなる予定です。
GM:シーンプレイヤーは林藤さん。
GM:他全員登場可能。
新垣御守:1d10+67
DoubleCross : (1D10+67) → 4[4]+67 → 71

陶妙算:1d10+74
DoubleCross : (1D10+74) → 9[9]+74 → 83

士騎朝輝:1d10+77
DoubleCross : (1D10+77) → 3[3]+77 → 80

陶妙算:お、上がった上がった。
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+3した (侵蝕率:64->67)
林藤はるか:《ハンドリング》。林藤はるかの侵蝕率を+1した (侵蝕率:67->68)
GM:―――――
GM:第2支部
GM:―――――
GM:会議室に君たちは再び集まっている。
GM:先ほどの規格外の怪物にどう立ち向かうか。
GM:”ハコオトコ”に干渉する術を探さなくては。
士騎朝輝:「あぁ、毒も抜けたか。オーヴァードでなければ即死だったかもなぁ」手を閉じたり開いたりして動きを確かめる。
陶妙算:「大丈夫ですか?吐血までしてましたけど。」
陶妙算:「動きに差し障りがあるようでしたら無理はしないほうが」
士騎朝輝:「あれで毒を抜いたのさ。大体だけどな」嘘か本当か分からない事を笑って言う。
林藤はるか:『支部所属オーヴァードじゃないと、正式な死亡手当も出ませんからね』
陶妙算:「ブラックリストのオーヴァードは確保はよくても討伐はダメでなんでしたっけ?」
柿木夜助:「致命傷を負うたびに死亡手当貰ってたら家賃に悩まなくて済むなあ。」
士騎朝輝:「なに、手札があるのに勝負につかない、なんて生き方をするつもりもないからなぁ。止めても勝手にやらせてもうらうぜ」
新垣御守:「状況としては」
新垣御守:「無理にこっちから”箱男”を追いかける理由は無いわけだけど」
新垣御守:「治安維持組織として、あんなもん野放しにしておくわけにはちょっといかないよね」
士騎朝輝:「さて、前例みたいなのはあるのか?UGN」
士騎朝輝:「あの手の異能の」
新垣御守:「今資料を当たらせてみてるけど」
新垣御守:「さっきも言ったように、問題はあいつが『どこから来たか』ってことだと思うね」
林藤はるか:『”千引岩開”の一件があって、そこに現れた以上』
林藤はるか:『異次元に位置する存在だというのが一番あり得そうな素性かと思います』
新垣御守:「そうね。もしもアレが……例の異界とか言う場所から、桑島が引き寄せたものなら」
”ミイデラネズミ”:「………えと、その件に関して…。」手をおずおずと上げる
林藤はるか:『その場にいるように見えても、別の位相にいるから干渉することができないんです』
陶妙算:”ミイデラネズミ”さんに視線を向ける
新垣御守:「こっちもそれ相応の対処法を探さないと」
新垣御守:「骨が折れそうだ」
新垣御守:「ん?ネズちゃん」
新垣御守:「なんかアイディアある?」
士騎朝輝:「こちらとしては向こうの骨を折りたいが、本音だよなぁ」ミイデラさんに顔を向ける。
”ミイデラネズミ”:「アイディアじゃないんですけど、素性の手がかりかな、と思って。」
”ミイデラネズミ”:「こちら、鉄鼠のソナーをモニターした結果です。」
鉄鼠:「チチッチ」目から光を放ち、会議室のホワイトボードにデータを投影する。
”ミイデラネズミ”:「交戦前に、桑島三武郎の背後の扉から強いレネゲイド反応を検知しています。」
新垣御守:「データは集めてくれてたわけね。さっすがぁ」
新垣御守:「偉いぞ~」
新垣御守:指先で鉄鼠を撫でている
”ミイデラネズミ”:「えへへ……しかし、」すいっ、と映し出されたデータをスワップする。
林藤はるか:『もちろん、あれでレネゲイド関係の現象じゃなかったらとんでもないことですけれど』
林藤はるか:『他に何かあるんでしょうか?』投影の邪魔にならない位置にふよふよ浮かんでいる。
”ミイデラネズミ”:「交戦終了直前のデータです。扉からのレネゲイド反応が消失しています。」
”ミイデラネズミ”:「本当に、ただの扉になってるんです。事実、士騎さんがあっさり壊しちゃいました。」
士騎朝輝:「俺が斬り凍らせた時点でもう扉の力が消えてたって事だよなぁ、それ」
陶妙算:「その交戦終了直後とは、柿木さんが現れた時のことですか?」
”ミイデラネズミ”:「ええと……音声データと照らし合わせます。」
新垣御守:「大勢が決した辺り、つまりそういうことだよね」
士騎朝輝:「道理で。あの手の異物の癖に核の手応えがなかった訳だ。だが、そうなると奴はどこに消えたんだ?扉の力がなくなった訳だよなぁ」
士騎朝輝:遺物
”ミイデラネズミ”:「録音データ、再生。」
鉄鼠:「チチッ」
鉄鼠
士騎朝輝:「交渉する気はあるか?」
柿木夜助:「そうだねえ……用途は手に入れてから考える、とか?」
ギィ    ギィ   ……

”ミイデラネズミ”:「このあたりです。」
新垣御守:「ここではもう扉のレネゲイド反応は消失してて……つまり」
新垣御守:「あの『箱男』が出現したのは、このあとすぐってことだ」
林藤はるか:『……待ってください』
林藤はるか:『”千引岩開”の運用上の特徴は、確か入口と出口の固定という話でしたよね?』
林藤はるか:『消えたり現れたりできるなら』
林藤はるか:『……固定されていないんじゃないですか?』
”ミイデラネズミ”:「……はい。」
新垣御守:「確かに、それもおかしいよね」
新垣御守:「性質が変化したのか、もしかしたら……それにもあの存在が関わってるのかも」
”ミイデラネズミ”:「私の推測を話しますと、」
”ミイデラネズミ”:「異界の性質を帯びた扉からレネゲイド反応が消えた、」
”ミイデラネズミ”:「と、同時に同じ性質を持った”ハコオトコ”が現れた…。」
”ミイデラネズミ”:「………本当に、こんなことありえるのかって思っちゃうんですけど、ひょっとして、」
”ミイデラネズミ”:「”ハコオトコ”が”千引岩開”なんじゃないでしょうか。」
陶妙算:「………」
新垣御守:「大胆な切り口だね」
士騎朝輝:「流石に、あの化け物を引き取ったりはしないよなぁ、怪盗」
柿木夜助:「いやだねえ。」
林藤はるか:『あまり直感的ではないですね。それなら計画関係者の桑島さんがそのことを知っていないと妙な話ですし』
林藤はるか:『ハコオトコのような存在が”千引岩開”なら、それを固定して使うという発想は出てこないんじゃないでしょうか』
陶妙算:「確かに桑島少尉を取り込んだ時の様子は、異世界に通じる扉そのものと言っても通じると思いますが」
陶妙算:飛躍した推測に聞こえ、理解が追いついていない
陶妙算:「或いは例のソビエトでの作戦展開時に、彼の体に繋がってしまった…とか?」
林藤はるか:『固定しようにも触れられませんしね』
新垣御守:「逆……だったら辻褄は合うんじゃない」
”ミイデラネズミ”:「……?」困っていたところで、支部長に視線を向ける。
林藤はるか:『……といいますと?』
新垣御守:「レネゲイドアイテムからレネゲイドビーイングが発生するっていうのは」
新垣御守:「かなりよく聞く事例だし、その性質を取り込むってのも、ままある話」
新垣御守:「”千引岩開”が何かのきっかけで自我を獲得したのが”箱男”」
新垣御守:「っていう見方なら出来るかもしれないけど……どうだろうね、あたしも専門家じゃないから」
新垣御守:「いくら想像力たくましくしても、バチッと推論は立てられないか」
陶妙算:「なるほど。その説明なら、確かに理解は出来ます。」
陶妙算:「ただ、そうなると。」
陶妙算:「僕たちは遺産の力を宿したRBと戦う、ということになるんですよね。」
”ミイデラネズミ”:「……桑島三武郎もこう話してました。」
鉄鼠
桑島三武郎:「炉にくべられた人間がどうなるか。これは非常に多くの事例がある。」
桑島三武郎:「集めた”人的資源”からは必要な部分だけを取り出すのだが…」
桑島三武郎:「余剰部品が不完全な生命として蘇生することがあるのだよ。」

新垣御守:「……余剰部分、だけじゃなくて」
”ミイデラネズミ”:「主要部分にも自我が宿っていたら……あるいは。」
新垣御守:「連中の言う”動力”にされた部分にも生命なり自我なりが宿った」
新垣御守:「ひょっとしたら、そういうことかもね」
士騎朝輝:「しかも、話し合いは望むべくもないな。桑島の末路を見る限りなぁ」
陶妙算:自分がチルドレンとして人並み以上に使えるのは剣だけだった。だから、それを必死に磨き上げた。なのに、それが全く通用しなかった時の絶望感が足元からよじ登ってくる。
陶妙算:その絶望が体を震わせる。それを抑えるように自分の肩を抱く
林藤はるか:『……それが動き出した時期はいつですか?』
林藤はるか:『私達との交戦の途中でしょうか?あの時に初めてハコオトコが出現した、と考えるべきですか?』
”ミイデラネズミ”:首を振る
士騎朝輝:「噂話はそれ以前から出てたよなぁ」
”ミイデラネズミ”:「たぶんずっと前からでしょう。」
林藤はるか:『そうですよね?』
林藤はるか:『けれどもしも以前からハコオトコが活動していたなら……それが”千引岩開”そのものでなくとも、密接に関係するものなら』
林藤はるか:『桑島さんがその制御方法を持っていなかったとは思えないんです』
林藤はるか:『兵器開発はそういうものですよね。桑島さんは比良坂作戦について結構な自信を持っていたみたいでしたし』
林藤はるか:きらきらと白く瞬く。
あや:「それはきっと、」
あや:「”ハコオトコ”は捨てられた人の前にしか現れないからだと思う。」
陶妙算:「何か、ご存知なんですか?」
新垣御守:「あやちゃん……あー」
士騎朝輝:「…………。(あぁ、噂の出処はこの娘だったなぁ)」
新垣御守:「どう呼べばいいのかな」
士騎朝輝:「話せるか?」
あや:「………]
あや:〔待って〕「あの人なら」【詳しく知ってる】
新垣御守:「天宮小夜ちゃん?雨衣莉愛ちゃん?」
あや:『こほこほッ……』俯いていた顔を上げる。
陶妙算:「待ってるから」
陶妙算:「慌てないで」
陶妙算:優しく『彼女』の手を握りながら微笑む
あや:『ああ、ありがとうよ………』老爺の顔で陶に応える。
陶妙算:「いえ。」
あや:『わしは、最初の方に殺された一人じゃ。』
陶妙算:「大丈夫ですか?僕らの現状のこと、説明する必要はありますか?」
あや:『大丈夫、大丈夫じゃ。……話せるだけ話す。』
陶妙算:その言葉にこくりと頷く
新垣御守:「オッケー、聞かせてもらえる?」
林藤はるか:『思い出せたんですね?』
あや:『あのハコオトコにあったおかげでな…。』
あや:『…殺された者はみな扉の中で炉にくべられた。』
あや:『不思議なもんじゃが、死を自覚しておっても意識はあるんじゃ。』
あや:『死んだ者同士が寄り集まって、意識が溶けて混ざり……』
あや:『皆が口々につぶやく。”さびしい””かえりたい””もう少し生きていたかった””死なせてくれ”とな……。』
陶妙算:じっと老爺の目を見つめながらその話を聞いている。
あや:『どれくらい経ったか分からんが、ある時から少しずつ”わしら”は変わった。』
あや:『量が増えたんじゃ。』
あや:『混ざる量がな。そしてこんな声を聴いた…”これでもうさびしくないね”。』
陶妙算:「…それは」
あや:『”わしら”のうちの誰かが、仲間を作りに行ったんじゃ。』
林藤はるか:『……その誰かが、ハコオトコ』
あや:『…”誰か”………ああいや、”みんな”かもしれんな………。』
あや:『一人かもしれんし、二人かもしれん。十人かもしれん。』
陶妙算:老爺の手を握る力が、強くなる
あや:『”わしら”は”誰か”であり、”誰か”は”わしら”なんじゃ。』
陶妙算:「ごめんなさい…」
陶妙算:「貴方達がそんなに苦しんでいる間、僕たちはそのことに気づくことも出来なかった…」
陶妙算:瞳を伏せながら、絞るように声を出す。
林藤はるか:『……陶さん、それは?』不思議そうな声をあげるが
林藤はるか:その続きをこの場では言わないくらいのことはできる。
あや:『…………。』
あや:手を握り返す
陶妙算:「…ごめんなさい…」
あや:『……”わしら”を解放してやってくれ。』
あや:『謝る必要はない。』
陶妙算:「解放…」
士騎朝輝:「その悔悟に意味はなく、生きてる者が出来ることは先に続く道を作るだけか」
士騎朝輝:「方法はあるのか?知っての通り、それは一筋縄じゃ行かないんだよなぁ」
柿木夜助:「情報も何もないんじゃね。」
柿木夜助:「盗みに入る時だって、間取りの分かってない家に忍び込むなんてバカのすることさ。」
林藤はるか:『あやさんは思い出せていますか?』
林藤はるか:『……どうやって“ここにいる”あやさんが実体を持つことができたのか』
新垣御守:「具体的な、追跡方法か」
林藤はるか:『元は同じで、“誰か”も“みんな”も同じだというのなら』
新垣御守:「どう目星をつけるかな……」
林藤はるか:『非実体のハコオトコと、実体を持つあやさんで差ができているのは』
林藤はるか:『不思議なことですよね?』
あや:『……………。」
あや:ずるり、と少女の顔に戻る。
あや:「きっと……信じられない話ですけど、」
あや:「【小夜】莉愛が隣にいたからです。」
あや:「混ざり合っても互いの存在を感じられたから。」
士騎朝輝:「不死性の解除はやったこともあるが、斬撃に対して無敵となると村雨丸でもお手上げだからなぁ」
士騎朝輝:「実体は欲しいよなぁ」
林藤はるか:『つまり絆の力ですね!』
陶妙算:「わかります。」
陶妙算:「どんなになっても、そのぬくもりを感じたいと思う人は、僕にもいるから」
林藤はるか:『これは実際合理的な話でもあるかもしれません。レネゲイドビーイングというのは、レジェンドや思考の影響を強く受けるものですから』
林藤はるか:『互いを互いに強くイメージできるのなら、定まった形を保つこともできるのかも』興奮したようにくるくる回る。
あや:「……私の身体を調べてもらえれば、」
あや:「”ハコオトコ”のことが分かるかもしれません。」
あや:「元は同じでしたから。」
新垣御守:「そこにヒントがある、か」
新垣御守:「分かった、頼らせてもらうよ」
林藤はるか:『ありがとうございます。あやさん!』
新垣御守:「あたし達は、結局の所後手後手にしか動けないけど」
新垣御守:「これから、同じことを繰り返させないために……ベストを尽くす」
新垣御守:「力を貸してね、あやちゃん」
あや:「はい…お願いします。」
士騎朝輝:「そこから先は任せておけよ。俺も良い仕事するぜ」
陶妙算:「僕も、頑張るから」
陶妙算:「一緒に、頑張ろうね」
あや:微笑んで、陶の手を握る。
陶妙算:自分の意志で立ち上がった少女をどこか羨望の眼で見ながら呟く
陶妙算:一瞬慌てて、その手を握り返す
GM:新たな情報項目が現れます。
GM
・”ハコオトコ” 情報:噂話、FH、UGN/9/12/15

GM:段階ごとに情報が現れるぞ~~
陶妙算:ミイデラネズミさんの支援は
陶妙算:自分の手番以外でもいけるんでしたっけ
新垣御守:とりあえずユニークコードは使う!
GM:行けますよ~~
新垣御守:全員ダイス+2で!
陶妙算:じゃあ全員失敗したらミイデラネズミさんにお願いしよう
陶妙算:あざっす!
陶妙算:UGN幹部のコネを使って
新垣御守:UGNでコネ使ってトライ!
陶妙算:5dx+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 9[2,3,3,7,9]+4 → 13

新垣御守:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 10[2,5,5,7,9,10]+8[8]+2 → 20

新垣御守:よっしゃい!
GM:し、支部長!
陶妙算:あ、支部長が本気出した!!
林藤はるか:うえーっ
士騎朝輝:コネ 要人への貸しで FHで振ります。
林藤はるか:もう振る必要なくなっちゃった
士騎朝輝:一応振っておこw
新垣御守:ここでやらなきゃ女がすたる!
士騎朝輝:8DX+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 9[1,2,2,5,6,7,8,9]+2 → 11

陶妙算:ユニークコード分振りたし
陶妙算:2dx+4
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 9[4,9]+4 → 13

GM:達成値勝負するといい!
陶妙算:かわんない。
士騎朝輝:支部長で!
林藤はるか:じゃあ振ってみようっと
林藤はるか:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[2,2,3,4,9]+1 → 10

GM:支部長がすごかったネ……
GM:では一気にドーンと開示しましょう。
新垣御守:くださーい
GM:”ハコオトコ”2

9
桑島三武郎が”人的資源”を大量に投入した結果、
意思を持ち自律行動を始めた”千引岩開”の姿。
捨てられた子、家出した子、徘徊する老人など、
失踪者たちの自我を吸収した結果、他者に執着し、異界に引きずり込む習性を持つ。
Eロイス:未判明

12
衝動:解放/吸血/飢餓/殺戮/破壊/加虐/嫌悪/闘争/妄想/自傷/恐怖/憎悪のジャーム。
大量の命を取り込んだ結果、一体のジャームでありながら無数の自我が並列して存在する。
それはもはや一つの世界であり、現世とは隔絶した異界と呼んでもいい。
さらに、取り込んだ人間と一体化することで無尽蔵に命を増やしていく。
野放しにすればより多くの人間を取り込み、
第2区画を丸ごと飲み込んでしまうほどに異界は成長を続けるだろう。
Eロイス:
《原初の恐怖》《究極存在》《血の焦がれ》《飢えたる魂》《虐殺機関》
《苦痛のこだま》《拒絶の結界》
《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》
解除条件:リアクション不可の攻撃を受ける。
《妄念の姿:ライトスピード》
《自虐の刃》《闇の呼び声》《怨念の一打》

15
”あや”は”ハコオトコ”から分離した一部分である。
天宮小夜、雨衣莉愛は桑島三武郎に殺され、”千引岩開”の資源として利用されたが、
奇跡的にジャーム化を免れた。二人は他の数体の自我と融合しつつあったが、
”ハコオトコ”の異界から逃れることに成功。
しかしその繋がりは未だに残っており、
”あや”から”ハコオトコ”へ逆に干渉することが出来るかもしれない。

新たなNPCカードが追加されます。

GM
・”あや” 異形の干渉
1シナリオ1回、発動された”ハコオトコ”のEロイス:究極存在の効果を打ち消す。

GM:そしてもう一枚NPCカードがあります。
GM
・”サンドマン” 世に盗人の種は尽きまじ
1シナリオ1回、《コンセントレイト:エンジェルハイロウ》《見えざる死神》
《ペネトレイト》《ストライクミラージュ》で攻撃。

GM:攻撃力24、装甲無視リアクション不可、13dx7+4ですね
新垣御守:つよ!
士騎朝輝:タイミングは?
陶妙算:やったー!最強!!
GM:オートです
GM:使いたいタイミングで宣言してください。
林藤はるか:強杉晋作じゃん
士騎朝輝:OK つまり、この2人を使って解除した後に俺たちで殴る。でいいのかな
陶妙算:逆にこんな強いのがいないとダメなレベルなの?
GM:Eロイスの数を見たら強さが想像できるんじゃないかな…?
陶妙算:へへ…!すごいことになってるね!!
新垣御守:きっつ~い
新垣御守:でもやるっきゃねえな!
士騎朝輝:頑張ろう。リア不攻撃で究極存在と不死英雄が解除されるで良いんですよね
GM:そうですね。究極存在はあやで、不死英雄は”サンドマン”の攻撃で解除されます。
陶妙算:それ以外は士騎くんが頑張る感じですね
陶妙算:頑張って!!
新垣御守:がんばれ~~
士騎朝輝:頑張るよ!
GM:―――――
”ミイデラネズミ”:「か、解析結果が出ました……けど………。」
鉄鼠:目から光を放ってプロジェクターのようにデータを投影する。
”ミイデラネズミ”:「冗談みたいなデータが並んでます……。」
林藤はるか:『どんな風に不思議なんですか?興味があります』
士騎朝輝:「どれどれ。あぁ、積み上げた業の深さだよなぁ、これは」
陶妙算:「僕が斬りかかった時は」
陶妙算:「『敵』として、認識すらされてなかったんですね」
新垣御守:「解析班から予想されてるカタログスペックはこんなところ」
新垣御守:「それで具体的な対処法だけど……」
新垣御守:「あやちゃんの方から、”ハコオトコ”に干渉できるかもしれない……」
新垣御守:「ってことで、いいんだよね」
あや:「……はい。」
あや:「私が再度”ハコオトコ”に飛び込みます。」
陶妙算:「待って」
陶妙算:「それじゃあ、僕たちはあやさんごと」
陶妙算:「あいつを斬ることになるんじゃ」
林藤はるか:『あやさん。ハコオトコからもう一度自分を分離できる見込みはあるんですか?』
新垣御守:「UGNは、小を犠牲にする判断は出来ない」
新垣御守:「戻ってこれる見込みがないなら、行かせられないよ」
新垣御守:「……どうなの?あやちゃん」
あや:「…同化まではしません。異物として留まります。」
林藤はるか:『それは……思い出せていること、でいいんですよね?』
あや:頷く
士騎朝輝:「同化しないなら倒した後に回収は出来る。って事だよなぁ。あやを避けて攻撃をすることが前提となるが」
林藤はるか:『推測とかではなくて、ハコオトコの中で実際に自我を保ち続けられた記憶がある、と』
あや:「その時と、同じ要領で。」
あや:「……体内にいる間、全力を防御に注ぎ込みます。皆さんは気にせず攻撃を。」
新垣御守:「なんというか」
新垣御守:「頼もしくなったよね、あやちゃん」
あや:「”私たち”は、一人じゃありませんから。」
林藤はるか:『そこまで付き合いが長いわけじゃないでしょう、支部長』
林藤はるか:『元々頼もしかった可能性だってあるじゃないですか』
陶妙算:「…そうですね。」
新垣御守:「でもさ、そう思わない?」
新垣御守:「ここに来た時はあんなにビクビクしてたのに」
陶妙算:「一人でも、桑島少尉のとこに行っちゃうような女の子でしたもんね」
陶妙算:「支部長も女の勘であやさんはそんな子だって褒めてました」
士騎朝輝:「本当の自分を見つける。ってのは、そういうことなんだろうなぁ」
新垣御守:「それだけ覚悟決めて、自分の出来ることにに向き合おうとしてる」
新垣御守:「ここまでやるとは思ってなかったって」
新垣御守:笑いながら
新垣御守:「だったら、もう後は」
新垣御守:「あやちゃんのこと信じるしかないよね……仲間として」
あや:「頑張ります……いや、」
あや:「やります。」
新垣御守:「UGN第2支部が、責任を以て」
新垣御守:「その覚悟に恥じない仕事を果たすよ。約束する」
林藤はるか:『ご存知ですか?手術中のミスで、眼球内に12年間強膜プラグが入ったままだった男の人がいるらしいです』
新垣御守:「おお……急に何?」
柿木夜助:「……急に何でそんなグロい話を…?」
林藤はるか:『異物であるというのは……“違うもの”であるというのは、それだけ強固で』
林藤はるか:『確かな別物であるということです。あやさんが混じり合わない確信を持っているのなら』
林藤はるか:『可能性に賭けてみることはできるでしょう』
陶妙算:「やっとわかったけど。」
新垣御守:「……はるかちゃんなりのエールってことね」
陶妙算:「励まし方が不器用ですよね、林藤さんって」
新垣御守:「いいんじゃない、そういうのも」
新垣御守:くっくと笑う
士騎朝輝:「鉄鼠。皆盛り上がってるところ悪いが、あやが頑張るだけじゃダメだろ、これ」
”ミイデラネズミ”:「あの、はい。……水を差すようですいません。士騎さんのおっしゃるとおりでして…」
”ミイデラネズミ”:「実体化した後も課題は残ります。」
新垣御守:「聞かせて」
”ミイデラネズミ”:「この」データを指す「装甲が厄介でして。」
”ミイデラネズミ”:「骨や肉が何重にも折り重なった生体部品なんですけど、」
”ミイデラネズミ”:「相当の防刃性能と耐衝撃性能を備えています。」
”ミイデラネズミ”:「……UGNの装備では貫けないほどです。」
陶妙算:「それこそ、要塞を攻めるぐらいの武器がなければ」
陶妙算:「ということですか?」
”ミイデラネズミ”:「それに加えて、レネゲイドコントロールを乱すジャマーが常時展開しており、」
”ミイデラネズミ”:「エフェクトによる間接攻撃をも無効化してしまいます。」
”ミイデラネズミ”:「さらにこれらの防御機構は、敵の行動を察知して、」
”ミイデラネズミ”:「衝撃に合わせて自動で展開強化されます。」
”ミイデラネズミ”:「………ええと、」陶君を見て困ったような顔で
陶妙算:「全自動の防御機構…」
士騎朝輝:「はっはっはっはっ、くくっ、成程なぁ」
”ミイデラネズミ”:「要するに、”ハコオトコ”が全く感知できない攻撃で、」
”ミイデラネズミ”:「この装甲機能を司る一点をダウンさせないといけないんです…けど……。」
”ミイデラネズミ”:「2km先から対戦車ライフルで狙撃する、とか……?」
”ミイデラネズミ”:「出来ます……?」陶くんや支部長を見る
陶妙算:「多少のフェイントなどの心得はありますが」
陶妙算:「それは意識を別にのとこに向けて、ということになりますので。感知させずにというのは」
新垣御守:「いや、感知されないってことだと……」
士騎朝輝:「いや、今日ほど自分が幸運だと思ったことはないぜ」
士騎朝輝:「つまり、察知外、意識外の肉体運動を伴わない物理打撃を与えればいいんだろ?」
新垣御守:「あたしも今思いあたったわ」
士騎朝輝:「旅の縁を繋いでおいて良かったぜ。なぁ、柿木」
士騎朝輝:「出来るよなぁ。お前の切り札。ただ消えるだけじゃない、反射を許さない一撃」
柿木夜助:「……俺もかい?」
柿木夜助:「…………はーあ、」支部長を見る「……ここで盗賊家業が終わるのもイヤだしなあ。」
柿木夜助:「わかったわかった。好きにこき使えよ。」
新垣御守:「快く協力してもらえて、ありがたい限りだね」
新垣御守:「期待させてもらうよ、盗賊サン」
柿木夜助:「……君と一緒にいると、」
柿木夜助:「大損するか大儲けするかのどっちかだね、朝輝。」
士騎朝輝:その様子を携帯写真に収める。
士騎朝輝:「はは。賭博師にはたまらないよなぁ」
柿木夜助:「そろそろ金取るぞ。お宝で払ってくれるとなおよし。」
林藤はるか:『なんだかただならぬ因縁ですね……』
士騎朝輝:「友情って言うお宝…と、言うまでは親しくしたくはないよなぁ」
陶妙算:「仲良しさんですね。」
士騎朝輝:「腐れ縁どまりにしておくぜ」
士騎朝輝:皮肉気に笑って。
柿木夜助:「宝石箱に入れたって君はどうせ勝手に出ていくだろ?」
陶妙算:「何にせよ。これでハコオトコの反則じみた防御能力については対策が取れる、ということですね。」
新垣御守:「ここまで助っ人にお膳立てしてもらったんだから」
新垣御守:「あとはこっちが、プロ根性見せないとね」
陶妙算:「えっと」
林藤はるか:『私は防御面くらいしかお手伝いできませんけど』
林藤はるか:『攻撃は任せていいですよね。支部長』
陶妙算:「僕はこちらの所属じゃありませんけど」
陶妙算:「新垣支部長的には身内にカウントしていただいてるということでいいですか?その発言は」
新垣御守:「当たり前じゃん」
新垣御守:「同じUGNだし、うちはその辺のつながりもゆる~いからね」
新垣御守:「はるかちゃんははるかちゃん、陶くんは陶くん」
陶妙算:白磁色に映える頬がうすく淡紅色に染まる
新垣御守:「一緒に戦ってもらえる以上、頼りにさせてもらうし、頼りにしてよね」
新垣御守:ぽんぽんと頭をなでて
陶妙算:「はい、嬉しいです。頼りにさせていただきます」
新垣御守:にこりと笑う
陶妙算:その笑みに百合の花が開いたかのような笑みで応える
林藤はるか:『もちろん、がんばりますよ!』
林藤はるか:光点が黄色に瞬く。
新垣御守:「んじゃ、最後の打ち合わせだ」
新垣御守:「先に行ってるよ、みんなも準備できたら下まで」
”ミイデラネズミ”:「ご一緒します。」
”ミイデラネズミ”:「いくよ、みんな。」
鉄鼠:「チチチッ」
新垣御守:ミイデラネズミと部屋を後にする。
柿木夜助:「俺は好きにさせてもらうよ。」
柿木夜助:いつの間にか手に持っていたパン…おそらく支部のものであろう…
柿木夜助:を銃のようにくるくると回して咥える。
士騎朝輝:「お行儀が悪い。育ちが知れるよなぁ」
柿木夜助:「君も食べるかい、朝輝?腹が減っては戦は出来ぬ、そして、」
柿木夜助:「戦とは勝つことが基にて候。お行儀が悪くても勝てば官軍さ。」
柿木夜助:にっと笑って部屋を出ていく。
士騎朝輝:「勝つ。ね。逃げるつもりがないようで何よりだ。なぁ、村雨丸。あいつもやる気だ」
士騎朝輝:明滅する光と陶を横目にウォーターサーバーの方に歩いていく。
陶妙算:「何故朝倉宗滴を…?」
林藤はるか:『やっぱり、皆知ってることを言いたくなるものなんですよ』
陶妙算:「そういうものなんでしょうか」
林藤はるか:『陶さんは勝ちたいと思ってますか?』
陶妙算:露に濡れた果実のような唇が言葉を紡ぐ
陶妙算:「思ってますよ」
陶妙算:「勝たないと、守りたいと思った人も守れない。」
陶妙算:「傷ついてる人に、手を差し伸べることも出来ない。」
陶妙算:「そうじゃ、ないですか?」
林藤はるか:『それ、よく一緒に言う人いますけれど』
林藤はるか:『どちらが先かは難しいところですよね。ふふふ』
陶妙算:「そうでしょうか。」
林藤はるか:『そう思っています。例えば守りたい気持ちだけが先に立ってると、勝ち目のない戦いに向かおうとしてしまったり』
林藤はるか:『勝とうとしてばかりいると、保護対象を疎かにしてしまうみたいな……そういう任務ってたまに見かけませんか?』
陶妙算:「生憎と、経験不足でして」
陶妙算:「その現場にはまだ立ち会ったことがありません。」
陶妙算:「ただ、僕が今ここにいるのは、UGNが勝って、僕たちを救い出してくれたからです。」
林藤はるか:『UGNに助けられたことがあったんですね。陶さんは』
陶妙算:「はい。」
林藤はるか:『それは……教官に教えを受ける前の話ですよね?どういう経緯があったのか、教えてもらってもいいですか?』
陶妙算:「……あんまり、楽しい話じゃないですよ」」
林藤はるか:『あ、陶さんが嫌なら結構ですよ!』
林藤はるか:『私、どうしてもそうした話を根掘り葉掘り聞いてしまう方なので』
陶妙算:「お話が好きなんですね」
林藤はるか:『初めて会う支部の人には遠慮なく聞いちゃうんです』
林藤はるか:『でも、話すのが嫌なら嫌だって言ってもらえばいいですし』
林藤はるか:『何かを抱え込んでいて誰かに話したいなと思っている人なら、すっきりしてもらうこともできますし』
林藤はるか:『まず聞いてしまっても損はないですよね?どうでしょう?』
陶妙算:「そうですね。それで人と仲良く慣れるきっかけが作れるなら」
陶妙算:「それはとても素敵で、勇気のある考えだと思います。」
陶妙算:淡い光に、柔らかな茶色い瞳を向ける
陶妙算:「…林藤さんは僕の容姿についてどう思いますか?」
林藤はるか:『とっても素敵です。今すぐアイドルデビューできそうです』
陶妙算:まろみを帯びた優しい肩の線、艶やかな墨のような髪、春のせせらぎにも似た柔らかく潤んだ瞳、露に濡れた果実のような唇
陶妙算:白磁の陶器ような白い肌、持つ少年が口を開く
陶妙算:「それは、男の子として、女の子として?」
林藤はるか:『う、うーん……男の子として、ですよ?』
陶妙算:茶色の瞳が微かに翳る
林藤はるか:『もちろん陶さんが男の子なのは分かってますし……』
陶妙算:「ありがとう。」
陶妙算:「でも、そう思ってくれない人たちのところに僕はいたんだ。」
林藤はるか:『それは、すごく……』
陶妙算:「ずっと、その人達の『玩具』にされて、ずっと誰かの助けを求めながら」
林藤はるか:『……大変だったんですね』女の子のように美人、とは言わなかった。なんとなく想像がついたからだ。
陶妙算:「殺されないようにずっと望まれるような『玩具』を演じてた」
林藤はるか:『すみません。全然そういったお話とは無縁の人生ですから、凄く素朴な感想になっちゃうんですけど』
陶妙算:ほんのり血がのぼった薔薇の頬が自嘲するかのように歪む
林藤はるか:『悪い人っているものなんですね』
陶妙算:「うん、ホントに」
陶妙算:「だから。」
陶妙算:「僕はあやさんたちのことが他人事に思えないんだ。」
陶妙算:「ずっと助けを求めてて、なのに、誰にも気づいてもらえなくて」
陶妙算:「あんな、化け物になってしまうぐらい苦しんで」
陶妙算:「そんな人達の声に、僕は今日やっと気づくことが出来た。」
陶妙算:「だから、僕は勝ちたいと思うよ。」
陶妙算:「僕たちを救ってくれた人たちのように、しっかり勝って」
陶妙算:「あやさんたちを助けたい。」
林藤はるか:『……自慢じゃないですけど、私は小さな頃からだいぶチルドレンをやっていますから』
林藤はるか:『気付いてあげられなくてごめん、みたいなこと言う人はたまに見るんですよね』
林藤はるか:『これまで不思議だったんですけど、陶さんとはせっかく話す機会があるので尋ねたいんですが』
林藤はるか:『どうしてそこまで謝る必要があるんですか?』
陶妙算:「僕が気づいてほしかったからです。」
陶妙算:迷わずに応える。
林藤はるか:『でも、そんなことまで謝っていたら、こう……なんでしょう、無限になっちゃうじゃないですか』
陶妙算:「ええ、それでも。」
林藤はるか:『街のどこかで虐待されて死んじゃった子供とか、どこか紛争地帯の人達とか』
林藤はるか:スターゲイザーの話を思い出している。『全部に責任感を感じているなんて言ったら』
林藤はるか:『――逆に嘘じゃないんですか?』
陶妙算:「それでも」
陶妙算:「最後に助けられたとしても」
陶妙算:「誰かに手を握ってほしいと思った日に、救い出してほしいと願った夜に、いっそ死んでしまいと思った時に」
陶妙算:「誰も居てくれなかったことへの憎しみや悔しさは消えないんです。」
陶妙算:「これは、多分、僕の心が汚れてるからだと思うけど」
陶妙算:「僕がそう思ってしまうから」
陶妙算:「同じように気づいてあげれなかった人には、罪悪感を感じてしまうんです。」
陶妙算:「それは、いけないことですか?」
林藤はるか:『……物理学の未解決問題として、“時間の矢”という話があります』
林藤はるか:『前後左右や高さの上下は自由に移動ができるのに』
林藤はるか:『なぜか時間だけは常に過去から未来に進んでいて、それを遡ることができないという問題です』
林藤はるか:『もしも四次元の全てのベクトルが同等のものなら、時間だって空間と同じに扱われないといけないですからね。ご存知でしたか?』
林藤はるか:『……私は……もしも、私がそういう風に謝られることがあったなら』
林藤はるか:『じゃあ時間を戻ってきてくれと思いますね』
陶妙算:「確かに時間は未来にしか進んでいきませんが」
陶妙算:「それでも、心は過去を思ってしまうものでしょう。」
陶妙算:「そして」
陶妙算:「僕は弱い人間なので」
陶妙算:「時間が戻れなくても、誰かがその傷を知ってくれて、触れてくれると思うだけで」
陶妙算:「痛みが、少しだけで和らぐ気がしてしまうんです」
林藤はるか:『……心に思うことが、時間の矢を遡ることだと、陶さんは考えているんですね』
林藤はるか:『それは……すごく、面白い答えです。わくわくしますね』
陶妙算:「そうですか?」
陶妙算:「……」
陶妙算:「林藤さんにはそういう後悔はないんですか?」
林藤はるか:『ありませんよ』
陶妙算:「誰かに傷を癒やしてほしいと思うことも?」
林藤はるか:『ふふふふ。さっき言ったことも、もしもの喩えです』
林藤はるか:『毎日楽しいですよ』
陶妙算:「いいなあ。」
林藤はるか:『私は、幸せものですから。陶さんみたいに、すごい経歴があって、すごい信念を持ってる人を見ると』
林藤はるか:『いつも思っちゃうんです』
林藤はるか:『“本当なのかな?”って』
林藤はるか:『今の質問で不愉快にさせてしまったらごめんなさい。何か電子端末の本でもおごりますよ』
陶妙算:「『蒼天既に死す、黄天當に立つべし』って聞いたことあります?」
林藤はるか:『はい。有名な黄巾賊の』
陶妙算:「こちら『漢王朝は終わってるから、黄巾党の世の中を作ろう』的な意味合いで訳されることが多いですが」
陶妙算:「実は『蒼天』には『漢王朝』という意味合いは含まれていないんです。」
林藤はるか:『そうだったんですか!初めて知りました』
陶妙算:「漢王朝は前漢、後漢を通じて自らの徳を『水徳』『土徳』『火徳』と称しますが、これらの色は『黒』『黄』『赤』であり」
陶妙算:「五行相剋説において『蒼』を象徴する『木徳』を名乗ったことは一度もないんです。」
林藤はるか:『それでは、蒼天は何を示していたんでしょう?』
陶妙算:「青空の下の世界、世の中、ぐらいですかね。」
陶妙算:「『蒼天既に死す』は『最近世の中景気悪いよね』ぐらいの意味合いなんですよ。」
林藤はるか:『ふふふふふ』
陶妙算:「こんな有名な言葉ですら、誤解が広まってるんです。」
林藤はるか:『やっぱり、はっきり口に出して質問したほうがいいですよね。どんなことでも』
陶妙算:「本当なのかなって思って、探求することができるのは」
陶妙算:「はい。とても素晴らしいことだと思います。」
林藤はるか:『任務と全然関係ない話をしちゃいましたね』
陶妙算:透き通った百合のような頬を綻ばせる
林藤はるか:『準備のお邪魔になってないでしょうか?』蛍なので当然着の身着のままで大丈夫なのだ。
陶妙算:「いえ、楽しかったですよ。」
陶妙算:「やっぱり、僕って性格が悪いんだなって再確認も出来ましたし。」
林藤はるか:『そんなことばかり考えているとストレスがたまっちゃいますよ』
陶妙算:「いえいえ、林藤さんも知らない話が出来たのですっきりしました。」
林藤はるか:『私、雑学を話してばかりだと思われてますけど』
林藤はるか:『本当は聞く方はもっと好きなんです!どんどん話してくださいね』
林藤はるか:『これから任務に向かう道中でも構いませんから』
林藤はるか:ふわふわと入口方向に飛ぶ。
林藤はるか:『なんでも言ってくださいね!』
陶妙算:「あんまり期待されても困るんですけど」
陶妙算:といいながらその姿を見送る
あや:「………。」
あや:部屋から出ていく蛍をじっと眺めている。
士騎朝輝:「よぉ、ちょっといいか?」
士騎朝輝:蛍を眺める少女に気安く声を掛ける。
あや:そして残された陶を見て「はい。」士騎に視線を移す。
士騎朝輝:「奢り」軽くパックジュースを放る。
あや:ジュースを受け取る
あや:「ありがとうございます。……勝手に持ってきたのじゃないですよね?」
士騎朝輝:「俺は盗賊じゃなくて、旅人なんでね。ちゃんと自前だぜ。安心していいんだよなぁ」
士騎朝輝:「行儀も育ちも良いのさ」肩を竦めて笑う。
あや:「安心しました。」にこ、と微笑んでジュースを飲み始める。
士騎朝輝:「冗談が言えるようで、俺も少しは安心したぜ」
士騎朝輝:「さて、まぁ、俺があんたの前に通りすがった以上、お節介をさせてもらうわけだが」
士騎朝輝:「少し聞きたいことがあるんだよなぁ」
あや:「聞きたいこと?」
あや:「…答えられるものであれば。」
士騎朝輝:「あぁ。俺は過去を通りすがれないし、過去の手助けは出来ない。通りすがれるのは現在だけで、語れる話は未来だけだ」
士騎朝輝:「つまりさ。これが終わった後、あんたはどうするんだ?」
あや:「…………。」ジュースを飲む手が止まる。
士騎朝輝:自分もパックジュースに口をつけて壁に寄りかかる。
あや:「そっか。」
あや:「終わった後。終わった後ですか………。」
あや:「……今までが大変すぎて、すっかり頭から抜けてました。」
士騎朝輝:「そら、俺が話しかけて良かったよなぁ」
士騎朝輝:「大変だと、そういう事が抜け落ちるもんだ。一番大事な事なのにな」
あや:「………」ジュースを一口
士騎朝輝:「だが、決めるに越したことはないだろう。終わった後、その記憶を消して生きることもできるし、逆もしかりだ」
あや:ストローから口を離す
あや:「不安なことだらけです。」
あや:「このまま普通の生活を送るなんて出来っこないし、」
あや:「私も」『わしも』【あたしも】《ほぎゃあ》
あや:「捨てたり、捨てられたとはいえ、戻りたい場所があるはずですから。」
士騎朝輝:「戻りたい場所に帰りたいか?」
あや:「どれに?」
士騎朝輝:「どれかに。か?この場合」
士騎朝輝:「まだあると信じられるなら、歩き出すのも、今後の目的にはなるだろう」
あや:「………無理でしょうね。」
あや:「どこか一つには戻れません。”私”が満足しても”私たち”は満足しないでしょうから。」
あや:「……だから、」
あや:「新しい場所を作ります。”私たち”が”私たち”のままでいられる場所を。」
士騎朝輝:「あぁ、良い答えだ。自分達が自分達でいられる場所を作る、それを目指す。俺と同じ旅人の在り方だよ」
あや:「箱みたいに狭いのはいやですけど、世界ほど大きくなくてもいい。」
あや:「収まりのいい場所が見つかれば、と思ってます。」
士騎朝輝:「よし。差し当たっての生き方と未来は決まったな、これで」
士騎朝輝:指を立ててくるくる回して楽しそうに口の端を上げる。
あや:【一緒に旅でもする?】悪戯な笑みを浮かべる
あや:その直後、顔を赤らめて、
あや:「すいません、今のは【あたし】です……。」
士騎朝輝:「は。なら旅の先達として手助けしなきゃなぁ」
士騎朝輝:「その未来を選ぶんだったら、ご自由にだぜ。ついてくるなら止める気もないしなぁ」
士騎朝輝:「あぁ、不安で、普通には生きられないとしても、自由には生きられるぜ」
あや:「……そのためにも、やります。」
士騎朝輝:「あぁ。その後はこっちがやるさ」
士騎朝輝:そんなことを一瞬だけ真面目な顔をして言った後
士騎朝輝:「まあ、だが、俺は絶賛初恋中で砕け散るまでは後ろ暗いこともしたくはないとは今の内に言っておくぜ」
あや:【え】
あや:「……だってさ。」
あや:【ショック………】
士騎朝輝:「はは。悪いな。けど、こういうのは誠実であるべきだからなぁ」
あや:「格好いいからって、ぐいぐいいっちゃだめだよ。」
あや:【”私”だってあの子に結構甘えてるくせに】
あや:顔を赤らめる。
士騎朝輝:「それに、あんたを守る騎士様だっているしなぁ」
士騎朝輝:「そいつと語り合う未来と俺の悪口を散々言えるくらいの未来は作るさ。それで勘弁してくれると嬉しいね」
あや:「と、ともかく、その、ありがとうございます!」
あや:「”私たち”、一人じゃなくて本当によかったです。」
あや:「……終わったら、ありがとうございましたってちゃんと言わせてくださいね。」
士騎朝輝:「勿論。その言葉をもらうためにやるのさ。人助けってやつはなぁ」
士騎朝輝:「きっちり、お礼を言われて晴れやかな気持ちでまた旅に出るのさ」
士騎朝輝:右手をすっと差し出す。
あや:右手を差し出して、握手する。
士騎朝輝:あや 旅の仲間 庇護尽力〇/不安 でロイス取ります。
あや:それは柔らかでもあり、しわくちゃでもあり、逞しくもあり、触れれば折れそうなほどか弱くもある。
あや:6人分の期待と感謝を乗せて、軽く握った手を振った。
GM:―――――
GM:購入ロイス!
GM:これが最後の調達だ
陶妙算:うおーー!!
陶妙算:ボデマ!!
陶妙算:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 7[2,7,7] → 7

陶妙算:ダメダメ五郎
林藤はるか:仲間/陶妙算/感服:○/疑念/ロイス
士騎朝輝:あ。じゃあ陶君にボデマパスします
林藤はるか:対BCスーツにチャレンジマン
士騎朝輝:俺は対BCスーツを着よう
陶妙算:あ、じゃあもらいま…お前のボデマネズミじゃねえか!!
林藤はるか:あ、もう持ってたんだ
林藤はるか:じゃあどうしようかな
陶妙算:いらねえよ!!
新垣御守:ブルーゲイル?
林藤はるか:ブルーゲイルですね
新垣御守:やーってやるぜ!
士騎朝輝:UGN同士仲良くやって欲しいね!
新垣御守:あ
新垣御守:みんなダイス+2よ!
林藤はるか:5dx>=20
DoubleCross : (5R10[10]>=20) → 7[1,3,6,6,7] → 7 → 失敗

陶妙算:じゃあ振りたし
新垣御守:ユニークコード!
陶妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[5,10]+3[3] → 13

林藤はるか:ダメダメ
陶妙算:やったー!!支部長大好き!!
新垣御守:部下の仇を取る!ブルゲ!
陶妙算:ネズミが変身するタイプじゃないボデマを購入します
新垣御守:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[2,3,4,4,6,10]+9[9]+1 → 20

新垣御守:ふははは
GM:ぴったり!
新垣御守:ざっとこんなもんよ
GM:つよい
陶妙算:回すな支部長
新垣御守:とはいえどうしようかな
新垣御守:林藤さんは先に動くとアドあるんでしたっけ
林藤はるか:いや、全然ないですね
林藤はるか:むしろ遅いほうがいいくらい
士騎朝輝:ウェポンケース購入しましょうかね。
陶妙算:同僚/林藤はるか/有意○/隔意/ロイス
新垣御守:範囲あるしこっちで持っとこうかな
士騎朝輝:5DX+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 10[7,7,8,9,10]+2[2]+2 → 14

士騎朝輝:財産1使用で購入。対BCスーツを詰めます
新垣御守:状況見てユニークコードと択ろう
新垣御守:以上!
陶妙算:以上で
GM:ではクライマックスに行くぞ~
GM:―――――
GM:クライマックス
GM:全員登場
陶妙算:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 4[4]+83 → 87

林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+3した (侵蝕率:68->71)
林藤はるか:《ハンドリング》。林藤はるかの侵蝕率を+1した (侵蝕率:71->72)
新垣御守:1d10+71
DoubleCross : (1D10+71) → 8[8]+71 → 79

士騎朝輝:1d10+80
DoubleCross : (1D10+80) → 7[7]+80 → 87

GM:―――――
GM:第2区画
GM:埋立地
GM:―――――
GM:夕方。
GM:この場所は第2区画の中でも人通りがとりわけ少ない。
GM:向かう先には不燃ごみや粗大ごみの集積所。
GM:ここを通る者は、
GM:捨てる者と捨てられる者しかいない。
あや:「こっち。」
陶妙算:あやさんについていく
あや:老婆のような手から細い細い糸が伸びている。
あや:糸の先は埋立地の奥へ奥へと伸びて、暗闇の中。
あや:糸を手繰り寄せながら、歩いていく。
陶妙算:「あと、どれくらいかな?」
あや:「もう少し…たぶん、」
あや:ゴミの山を見上げる。ちょうど山の背に、夕日が沈みゆくのが見える。
あや:「あのあたり。」
陶妙算:「捨てられた、色んなものが最後に行き着くところに」
陶妙算:「あいつがいるんだね。」
あや:「……うん。」
陶妙算:「……」
陶妙算:「ねえ、あやさん」
あや:「?」ゴミ山から視線を外し、陶に顔を向ける。
陶妙算:「ごめんね。僕は君のために何も出来なかった。」
陶妙算:茶色の瞳に、悲しげな色をたたえながらあやさんをみる。
陶妙算:林藤さんと話してわかったことがある。
陶妙算:「僕は、自分のしてほしかったことしか出来なかった。」
陶妙算:「勝手に君に自分の姿を重ねてた。」
陶妙算:「自分が辛かった時にかけてほしかった言葉だけを言ってた。」
陶妙算:「あやさんは、強い人なのに」
陶妙算:「その姿を見れていなかった。」
陶妙算:士騎さんや、支部長のほうが、しっかり見えていた。
陶妙算:「ダメな騎士で、ごめん。」
あや:「”私たち”は陶くんじゃないし。”私たち”は”私”じゃない。」
あや:「”私”と【あたし】はみんなを繋ぎ止めた。」
あや:『わしは記憶を掘り起こした。』
あや:〔この婆も、糸を紡げるようになったよ……。〕
あや:〈オレは……頑丈だ。〉《ほぎゃあほぎゃあ》
陶妙算:「うん、だから」
陶妙算:「そういう話を」
陶妙算:「帰ってきてからも、聞かせてください」
陶妙算:「貴方達が、どんな人で、どんな夢があって、どんなふうに進んでいきたいのか」
陶妙算:「いっぱい話してください。」
あや:「でも、”あや”が1人じゃなくなったのは、」
あや:「君のおかげなんだよ。」
陶妙算:目の縁いっぱいにみなぎる茶色い瞳が和らぐ
あや:「私が立ち上がれる子だって思ってくれたのは、支部長さんや士騎さんかもしれないけど、」
あや:「どろどろに混ざりかけた”あや”を繋ぎ止めてくれたのは、」
あや:「君の声と手なんだよ。」
陶妙算:その言葉が胸に落ちてきて
陶妙算:その波紋が体中に広まって
陶妙算:まるで自分の体が自分のものじゃないかのような感覚になる
陶妙算:でも、それは決していやなものじゃない。
陶妙算:「ありがとう」
陶妙算:そっと手に触れる。
陶妙算:「ちゃんと、帰ってきてくださいね。」
あや:「これから、」
あや:「私はいっぱい強がって強がって強がって、生きて帰って、」
あや:「”私たち”が自由に暮らせるようにする。」
あや:手を握る
陶妙算:「うん」
あや:「けど、強くあるだけじゃ辛いんだ。」
あや:「そういう時は、君に甘えたい。」
あや:「……君のやってくれたことは無駄なんかじゃない。」
陶妙算:「うん。」
陶妙算:波紋が大きくなる。声が震える。
陶妙算:けど、その感覚が、暖かくて、心地いい。
陶妙算:「帰って、きてくださいね」
陶妙算:震える声で、もう一度言葉を紡ぐ
陶妙算:「まだ、いっぱい話したいことがあるんです。」
陶妙算:「いっぱいお話を聞かせてほしいんです。」
あや:「……うん。6人分、聞いてもらうから。」
陶妙算:「いっぱい、甘えてほしいんです。」
陶妙算:雪白の肌が淡紅色に滲んでいる。
あや:「いっぱい、甘える。」
陶妙算:「ちゃんと帰ってこれるように」
陶妙算:「僕もがんばりますから」
あや:【……その分じゃ”私”一人でずっと喋ってそうだなあ】
あや:悪戯っぽい声で
あや:「ちょっと!」
あや:【色っぽい甘え方教えよっか?】
あや:「もう!」
陶妙算:「そういうの得意なんですか?」
あや:「し、しし、知りません!陶君もよしてください!」
陶妙算:「あはは、ごめんなさい。」
あや:と、その時。あやの手から伸びた糸がピンと張る。
あや:〔悪いけど、時が来たよ。〕
あや:〔他の人も呼んどくれ。〕
新垣御守:「……いよいよ、みたいだね」
新垣御守:「各員警戒」
GM:糸の先は、ゴミ山の頂上。
GM:ちょうど夕陽に伸びるかのように、何もない空間に繋がっている。
陶妙算:「了解。」
陶妙算:呼吸をする。丹田に気を静め、五体を結ぶ。
あや:「……では、」後ろにいる君たちを一瞥して、
あや:「やります。」糸の先を見据える。
林藤はるか:『おねがいします!』
あや:《………あ》
あや:《ほぎゃあほぎゃあほぎゃあ》
あや:捨て子の泣き声が埋立地に響く。しばらくして、
GM:何もない空間が揺らぎ、
”ハコオトコ”:箱を被った怪人が姿を現した。
士騎朝輝:「来たなぁ」視線を向ける。
”ハコオトコ”:「捨てられたのかい かわいそう」
”ハコオトコ”:「■と 一緒に」
”ハコオトコ”:伸ばされた手が、
あや:あやから伸びた糸に縛られる。
あや:〔ばあばの編み物が、こんなことに役に立つなんてねえ〕
あや:老婆の背筋が伸び、男子学生の姿に。
あや:〈オレは頑丈だが、そう長くは耐えられない。〉
あや:〈あとは頼む。〉
新垣御守:「オッケー、ありがとあやちゃん」
新垣御守:「引き受けたよ」
陶妙算:「任せてください」
新垣御守:「……一応、確認」
新垣御守:「話が通じるかどうかね」
新垣御守:「アンタの望みは?箱男さん」
”ハコオトコ”:「みんなを やさしい世界に つれて行くんだ」
新垣御守:「……」
”ハコオトコ”:「誰も悪口を言わない 誰も誰かを傷つけない」
”ハコオトコ”:「なぜなら■は みんなであり 一人だから」
”ハコオトコ”:「ぼくは やさしい世界 なんだ」
新垣御守:「そっか」
新垣御守:「気持ちは嬉しいけど、うんとは言えないよ、それじゃ」
新垣御守:「少なくともあたしは、苦しくても、辛くても、自分でいたい」
新垣御守:「ただの我儘だけどね。それで通させてもらうよ」
あや:”ハコオトコ”の胴体を掴み、こじ開けるように左右に引く。
あや:〈諦めが悪いな。だが頑固なのも悪くない。〉
あや:〈頑丈と一字違いだからな。〉
”ハコオトコ”:あやの身体を掴み、引きずり込む。
あや:笑みを残して、”ハコオトコ”の体内に
GM
・NPCカード あや
”ハコオトコ”のEロイス:究極存在を解除

新垣御守:「……あやちゃんが『入った』、こっからは」
”ハコオトコ”:「  ■   ■■  」
新垣御守:「時間との勝負だ。みんな、準備いい!?」
”ハコオトコ”:「 あ   わたし  あたし      ? 」
林藤はるか:『私、今回はあんまり役に立ててないですよね』
林藤はるか:『……今みたいに、皆さんを守らなければいけない場面がなかったので!』
”ハコオトコ”:手の先から徐々に実体化が始まる。
”ハコオトコ”:「■じゃないのが 混じっている」
林藤はるか:『いつでも行けます!』
陶妙算:何度も斬りかかった。全てが、通じなかった。剣を捨ててもなお、届かなかった。
陶妙算:それでも
陶妙算:「今度は、大丈夫です。」
陶妙算:自分が見据えるものの先にあの人がいてくれるなら、きっと届く
士騎朝輝:新垣支部長の言葉に頷くと歩みを進める。
士騎朝輝:一歩進むたびに足元が白く凍りつく。周囲が極寒で沈黙する中、その身に氷霧を纏わせた冷気の主は良く通る声で告げる。
士騎朝輝:「人には辿り着かなくてはならない場所がある。それは記憶にある何か、それは何よりも大切な誰か、それは成すべき目的、それは辛い真実。それは自分の手で作り上げる新しい世界。それは正に旅路だ。誰かに支えられ、誰かに導かれながら、それでも自分達の足で歩くな。その旅の一助を同じ旅人として俺は担うと決めた。その為に俺と村雨丸で、"俺達"でお前を解放する。覚悟を決めて、死力を尽くし来るがいい!」
士騎朝輝:口の端を上げ村雨丸の柄先を相手に向けた。
”ハコオトコ”:「 解 放?」
”ハコオトコ”:「■たちは そんなこと 望んでいないよ」
”ハコオトコ”:「君たちも 来れば分かる」
”ハコオトコ”:「ここは やさしい 世界」
”ハコオトコ”:”ハコオトコ”の世界が広がっていく。
”ハコオトコ”:衝動判定!Eロイス《原初の恐怖》《自虐の刃》
新垣御守:きたーーーっ
”ハコオトコ”:衝動判定で上昇する侵蝕率が+1d10+衝動。失敗時に対象:自身の憎悪を付与。
”ハコオトコ”:難易度は9だ!
林藤はるか:アヤーッ!?
陶妙算:きゃいん!!
新垣御守:こっわ
陶妙算:うおおおお!!
陶妙算:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 10[2,2,3,4,8,10]+9[9]+2 → 21

陶妙算:本気出した!!
林藤はるか:3dx+5>=9
DoubleCross : (3R10+5[10]>=9) → 10[6,9,10]+10[10]+9[9]+5 → 34 → 成功

林藤はるか:アヤッター
陶妙算:もっと本気出してる
GM:……???
新垣御守:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[2,3,3,6,10]+4[4]+1 → 15

新垣御守:ホッ…
士騎朝輝:これミイデラさん使って良いですか?
GM:あ、この判定にも使用可能です
陶妙算:1d10+87+18
DoubleCross : (1D10+87+18) → 8[8]+87+18 → 113

陶妙算:あ
陶妙算:ぐおおお
陶妙算:僕はお譲りして大丈夫です
新垣御守:79+15+1d10
DoubleCross : (79+15+1D10) → 79+15+6[6] → 100

士騎朝輝:皆さん、頂いても?意志に自信がなク失敗するとロイス一枚持ってかれる。
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+26(1d10+18->8+18)した (侵蝕率:72->98)
新垣御守:ぐえーっ
新垣御守:いいんじゃないでしょうか
林藤はるか:いいと思います!使っちゃってください
士騎朝輝:では。
士騎朝輝:10dx+5
DoubleCross : (10R10+5[10]) → 10[1,2,2,2,3,5,8,9,10,10]+9[7,9]+5 → 24

士騎朝輝:87+1d10+14
DoubleCross : (87+1D10+14) → 87+4[4]+14 → 105

”ミイデラネズミ”:『鉄鼠の王!』
鉄鼠:「チチチッ  チチ」
鉄鼠:”ハコオトコ”の精神汚染から庇うように数十匹の鉄鼠が士騎の前で壁を作り、
鉄鼠:レネゲイドの暴走と励起を抑える。
”ミイデラネズミ”:『い、今のが、ただの《ワーディング》なんですか……?』
士騎朝輝:「恐ろしいことにそうらしいなぁ。しかし、民間人を護るのがUGNの務めとはいえ、悪いなぁ」
陶妙算:「けれど士騎さんは借りを借りのままにしておく方じゃないでしょう?」
新垣御守:「サービスの分、働きに期待してるってこと、頼むよ風来坊くん」
”ミイデラネズミ”:『気にしないでください。そんなこと言ったら私だって民間人を前線に送ってるんですから…』
”ミイデラネズミ”:『残りの鉄鼠を援護に回します!』
士騎朝輝:「発破をかけるのが上手いな、陶。あぁ、その通り、気を遣われた分は返さなきゃなぁ!」
GM:ではエンゲージを。

エンゲージ
(陶、士騎、新垣、林藤)―(10m)―(”ハコオトコ”)

Eロイス:
【発動中、未使用】
《血の焦がれ》《飢えたる魂》《虐殺機関》
《苦痛のこだま》《拒絶の結界》
《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》
解除条件:リアクション不可の攻撃を受ける。
《妄念の姿:ライトスピード》《闇の呼び声》《怨念の一打》
【解除・使用済み】
《究極存在》《原初の恐怖》《自虐の刃》

GM:セットアップに入ります。
陶妙算:なっし!!
林藤はるか:ありませーん
”ハコオトコ”:なし
新垣御守:これだとブルゲは意味ないから
新垣御守:早速ユニークコード!
新垣御守:全員のメジャーダイス+2!
陶妙算:やったー!
林藤はるか:私はあんまり意味ないぜ
士騎朝輝:《加速装置》《ヴァジュラ》105→110 行動値+16 シーン間 ブラックドッグエフェクト使用時攻撃力+12 暴走《紅蓮の憎悪》発動 攻撃力+9
GM:きた!
GM:暴走コンボだ!
GM:ではイニシアチブに入ります
”ハコオトコ”:《恐れる獣の咆哮》判定ダイス+5
”ハコオトコ”:対象はもちろん自分。
GM:ではそのまま士騎君の手番ですが…
士騎朝輝:まずは あやさんの《異形の干渉》は先の演出で済んでる。とのことなので、続けて柿木くんの《世に盗人の種は尽きまじ》!
GM:・”サンドマン” 世に盗人の種は尽きまじ
柿木夜助:胸に提げた袋から、きめ細かい砂が無尽蔵に湧き出でて柿木の姿を包む。
柿■■助:「さて、俺に無駄足を踏ませた罰は受けてもらわないとね」
■■■■:やがて、柿木の姿は”ハコオトコ”にも、そして柿木の存在を知る仲間にすら認識できなくなった。
■■■■:「絶品かな、絶品かな。」
■■■■:「この宝が価千両とは小せえ小せえ。」
■■■■:「この夜助の目からは値万両、万々両……」
■■■■:不可視、不可避、無音の弾丸が”ハコオトコ”を穿つ
■■■■:14dx7+4
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,6,7,7,8,9,10,10,10]+10[2,3,4,6,8,8,10]+10[3,7,9]+10[5,7]+10[8]+4[4]+4 → 58

■■■■:6d10+24
DoubleCross : (6D10+24) → 40[10,8,8,6,2,6]+24 → 64

■■■■:弾丸が花開くように体内で四散。ハコオトコの身体を傷つける。
■■■■:「”世に盗人の、種は尽きまじ”」
”ハコオトコ”:Eロイス:《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》解除
”ハコオトコ”:30以上のダメージを与えたのでEロイス:《拒絶の結界》解除
”ハコオトコ”:《飢えたる魂》で取得した《復讐の領域》を使用。
”ハコオトコ”:弾丸が穿った穴から、腕が生える。
”ハコオトコ”:その手には南部式拳銃。
”ハコオトコ”:パァ   ン  !!!
■■■■:「  !?」
柿木■助:「お前、は!」
”ハコオトコ”:少し遅れて生えた神経質そうな眼鏡を掛けた男の顔が、笑みを浮かべる
陶妙算:「……!」
陶妙算:「桑島少尉っ!」
林藤はるか:『空間の中に取り込んだ者は』
”ハコオトコ”:「  はは  はははは  」
林藤はるか:『全て“ハコオトコ”になる……!』
新垣御守:「予想はついてても……ぞっとしないねこりゃ」
柿木夜助:「大損、だぞ……これは……」ごぶ、と血が噴き出る。
士騎朝輝:「負けたら俺達もああなるって事だよなぁ」
新垣御守:「柿木くん!大丈夫!?」
柿木夜助:血の雨が、あたかも涙を流しているように頬にかかる。
”ハコオトコ”:「 泣き 虫 」
士騎朝輝:「もう得にもならないからなぁ、退いてろよ。これ以上頑張ると、ふっかけるからなぁ、あんた」
”ハコオトコ”:ごぼっ と血を吐いて、眼鏡の男の顔と腕が崩壊する。
柿木夜助:「がはっ……! 言われなくても……!」
■■■■:姿を消す
士騎朝輝:「さぁ、こうなったら、やるしかないよなぁ、村雨丸」
林藤はるか:『ごめんなさい』
林藤はるか:『姿を消してる人も守れる能力だったら、もっとよかったんですけど』
新垣御守:「あっちもプロだから、上手く引いてくれたって信じるしかないよ」
新垣御守:「今は……敵!」
林藤はるか:『……はい』
士騎朝輝:「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」
士騎朝輝:士騎を中心に氷煙と氷霧が螺旋を描くように吹き上がり虚空を白へと染め上げていく。纏った風が吹雪へと姿を変え、氷煙が触れたモノは全ての動きを止め沈黙し、周囲を冷たく静かな死が支配する。
士騎朝輝:ジャームをも連想させる狂濃度の暴走出力。空気すら氷結していく埒外の異常凍結現象。それが、氷の剣鬼が刀を抜く先触れだった。
士騎朝輝:移動。ハコオトコにエンゲージ
士騎朝輝:移動線上を白く凍結させ、空気を軋ませながら敵の眼前まで一直線に最短距離で最高速で通りすがる。
士騎朝輝:背後に形成された氷の路の上で、疾走の名残の電塵が瞬き消える。
士騎朝輝:コンボ:極光の処刑人 《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《クレイジードライヴ》
士騎朝輝:110→119
士騎朝輝:14DX7+4
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[3,3,5,5,5,6,6,6,7,7,9,10,10,10]+10[2,2,5,6,8,10]+10[5,7]+10[9]+10[10]+6[6]+4 → 60

”ハコオトコ”:げ、ゲゲーッ!
”ハコオトコ”:ドッジ!
”ハコオトコ”:13dx
DoubleCross : (13R10[10]) → 9[1,3,4,5,6,7,7,8,8,8,8,9,9] → 9

”ハコオトコ”:グワー!命中です!
”ハコオトコ”:ダメージください!
士騎朝輝:7d10+47
DoubleCross : (7D10+47) → 34[6,8,4,5,1,5,5]+47 → 81

林藤はるか:つよいつよーい!
”ハコオトコ”:《異形の捕食者》受けるダメージ-5d10、攻撃力+5d10
士騎朝輝:諸々有効。一点でも通ったらEロイス解除です。
士騎朝輝:1つね。
”ハコオトコ”:81-5d10
DoubleCross : (81-5D10) → 81-17[4,3,2,7,1] → 64

”ハコオトコ”:で、出目!!!
”ハコオトコ”:まあいい攻撃力+17!
GM:Eロイスは…どれを解除しようかな
GM:そちらで選んでも大丈夫です
士騎朝輝:妄念の姿:ライトスピードを解除
GM:手番減らしてくるよねー!
”ハコオトコ”:《妄念の姿:ライトスピード》解除
GM:演出どうぞ!
士騎朝輝:常に露に濡れ、血を濯ぐ水流が溢れ出る魔滅の刃。その使い手たるは、眼前の全てを凍結させる氷の魔剣士。
士騎朝輝:柄にかけた手が始動する。唸りをあげる抜刀と共に剣に纏う水を無数の飛沫にして飛ばす。
士騎朝輝:たちまち凍りついた飛沫は、散弾銃さながらの雹弾となって敵手を撃ち砕く。
士騎朝輝:一振り毎に打ち出される雹の散弾。鉄をも両断する刀の斬撃と共に叩き込まれる雹弾による刺突殴打の嵐。文字通り装甲ごと叩き潰す斬撃が敵手を襲った。
士騎朝輝:「さぁ、お前の核は氷葬した。まずは一つ!」
”ハコオトコ”:「… …… 」
”ハコオトコ”:”ハコオトコ”の胴が裂け、中から内臓のように垂れた人型の肉が、
”ハコオトコ”:空気に触れて崩壊する。
”ハコオトコ”:「世界が 狭くなってしまった」
士騎朝輝:「俺には口が裂けても言えないよなぁ。世界が狭いなんてのはな」

エンゲージ
(陶、新垣、林藤)―(10m)―(士騎、”ハコオトコ”)

Eロイス:
【発動中、未使用】
《血の焦がれ》《虐殺機関》《苦痛のこだま》
《闇の呼び声》《怨念の一打》
【解除・使用済み】
《究極存在》《原初の恐怖》《自虐の刃》《拒絶の結界》
《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》
解除条件:リアクション不可の攻撃を受ける。
《飢えたる魂:復讐の領域》
《妄念の姿:ライトスピード》

GM:次、”ハコオトコ”の手番!
GM:イニシアチブに
”ハコオトコ”:Eロイス:《闇の呼び声》PCを全員エンゲージさせる
”ハコオトコ”:手番を行います
陶妙算:うおおおお!?
新垣御守:すいこみ!
”ハコオトコ”:マイナー、《殺戮の獣牙》《破壊の獣王》《三頭の魔獣》《スーサイドセルフ》
”ハコオトコ”:白兵攻撃力+7d10+5+15、攻撃範囲化、HP-20
”ハコオトコ”:7d10
DoubleCross : (7D10) → 47[4,9,10,8,8,6,2] → 47

林藤はるか:《ミスディレクション》。
”ハコオトコ”:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》
”ハコオトコ”:対象:範囲(選択)、PC全員を攻撃。
林藤はるか:《ミスディレクション》したいな……
GM:いいよ!
林藤はるか:やったー!
新垣御守:さっすがあ
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+5した (侵蝕率:98->103)
林藤はるか:ミスディレクション大好き!
”ハコオトコ”:では判定
”ハコオトコ”:17dx7
DoubleCross : (17R10[7]) → 10[1,1,2,2,2,4,4,4,6,6,6,7,8,8,8,9,9]+10[1,3,7,9,9,10]+5[1,1,3,5] → 25

”ハコオトコ”:ウェッ!?
陶妙算:対象は誰だっっ
GM:あ、忘れてた!
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 3

GM:新垣さん!
新垣御守:ぎゃー!回避!
新垣御守:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 5[2,3,3,5] → 5

新垣御守:無理無理
林藤はるか:クソザコ!
林藤はるか:25なら避けさせられそうな気がしてたのに
林藤はるか:そんなことはなかったみたいですね!
新垣御守:肉体が低いんだよこっちは!
新垣御守:モヤシなの!パンクスだから!
林藤はるか:支部長のロイスを使って支部長を蘇生させます
新垣御守:ザオリク!
新垣御守:ありがてぇ~~
”ハコオトコ”:特権階級か!
”ハコオトコ”:お高くとまりおってー!!!
陶妙算:雲上人…!
林藤はるか:あ、そうですね。特権階級です!
”ハコオトコ”:そして手番の終わり際に
”ハコオトコ”:《歪んだ腕》未行動、行動値0に。
士騎朝輝:ダメージは?
GM:そうだった!
新垣御守:耐える可能性も…!
”ハコオトコ”:3d10+67+17
DoubleCross : (3D10+67+17) → 15[5,5,5]+67+17 → 99

新垣御守:なかった!
”ハコオトコ”:よかったな、装甲有効だぞ
新垣御守:大人しくザオリク受けます
陶妙算:これはあやちゃんが60出しても死にますね?
士騎朝輝:死ぬよね!
林藤はるか:昇華数は1
GM:了解!

エンゲージ
(陶、士騎、新垣、林藤、”ハコオトコ”)

Eロイス:
【発動中、未使用】
《血の焦がれ》《虐殺機関》《苦痛のこだま》
《怨念の一打》
【解除・使用済み】
《究極存在》《原初の恐怖》《自虐の刃》《拒絶の結界》
《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》
解除条件:リアクション不可の攻撃を受ける。
《飢えたる魂:復讐の領域》《闇の呼び声》
《妄念の姿:ライトスピード》

”ハコオトコ”:裂けた胴の傷口を両手で掴んでこじ開ける。
”ハコオトコ”:中の闇から、無数の腕が現れ、4人を”やさしい世界”に引きずり込もうとする。
”ハコオトコ”:気が付くと、”ハコオトコ”は4人の眼前に。
”ハコオトコ”:「一緒に 行こう」
林藤はるか:『――“ハコオトコ”の姿は』
林藤はるか:『どうしてこちらから見えるんでしょうね?』
林藤はるか:『透明人間が実在するなら彼らからこちらを見ることもできない、という説があります』
陶妙算:「それは、何故ですか?」
士騎朝輝:「網膜が透明になると、視覚できなくなる。とかって話だったよなぁ、それ、適当な覚え方だが」
林藤はるか:『もしも、“ハコオトコ”も同じであるなら』
林藤はるか:会話をする余裕がある――ということは、攻撃を回避したということだ。
”ハコオトコ”:「… ………」
林藤はるか:『向こうもこちらを私達が網膜で世界を“見て”いるように』
”ハコオトコ”:何も掴めなかった両手を見る
林藤はるか:『違う位相の空間を認識している』
”ハコオトコ”:「……… どうして?」
林藤はるか:全員の位置の、その方向と距離だけが錯覚させられていた。
林藤はるか:『仮説は当たったみたいですね』
新垣御守:「間一髪、間に合ったみたいね」
新垣御守:「サンキューはるかちゃん」
士騎朝輝:「成程なぁ、器用なもんだよなぁ、村雨丸」
林藤はるか:『お安い御用です』敵は新垣支部長の像を掴みそこねている。
”ハコオトコ”:「…… … ■ と一緒に来ようよ」
”ハコオトコ”:「一つに なろうよ」
陶妙算:(不思議な技だ、この人は僕とは違うものが見えている)
GM:では次のイニシアチブに
”ハコオトコ”:《束縛の檻》PC全員を対象に放心・硬直付与
新垣御守:ゲェーッ
士騎朝輝:ダイスが二個減るから+-0だ。
”ハコオトコ”:”ハコオトコ”の妄執が、やさしい世界から目を逸らすことを許さない。
陶妙算:ふええええ!?
GM:では次は林藤さん!
林藤はるか:当然待機!メジャーアクションですることはないのだ
GM:では次は新垣さん!
新垣御守:オッケー!
新垣御守:放心はマイナーで解除出来ないんでしたっけ
林藤はるか:放心は確か解除手段が非常に少ないんですよね
林藤はるか:一番大したことないバステに見えるが
GM:クリンナップに自動回復ですね
GM:それしかない
林藤はるか:対処は非常に困難
新垣御守:いやらしいやつなのだ
新垣御守:ではマイナーで硬直だけ解除
林藤はるか:いやらしバステ
士騎朝輝:味方が使うと効果が実感できないのも最悪
新垣御守:メジャーでコンセ+魔獣の衝撃+増加の触媒+蝕む赤+ブラッドボム+増血剤
新垣御守:対象はハコオトコ!
”ハコオトコ”:こいっ!
新垣御守:折角林藤さんにロイス守ってもらったし
新垣御守:ここが使い時と見た!林藤さんのロイス切って、C下げる!
新垣御守:部下との絆を見せてやるぜ~~~っ
新垣御守:11dx6+1
DoubleCross : (11R10+1[6]) → 10[3,4,4,5,6,6,7,8,8,9,10]+10[1,1,2,4,5,9,9]+10[4,7]+10[8]+4[4]+1 → 45

”ハコオトコ”:はるみもの絆!!
”ハコオトコ”:ドッジ!
新垣御守:中々!
”ハコオトコ”:13dx
DoubleCross : (13R10[10]) → 9[1,1,1,2,4,5,5,6,7,9,9,9,9] → 9

新垣御守:7d10+14
DoubleCross : (7D10+14) → 50[10,3,6,9,5,10,7]+14 → 64

新垣御守:たっか
”ハコオトコ”:まだ死なないんだな!
新垣御守:ならば追撃!
新垣御守:ブラッドボム!
新垣御守:2d10
DoubleCross : (2D10) → 8[3,5] → 8

GM:まだ死なない!
新垣御守:更に邪毒ランク5もプレゼントだ!
GM:グエー!!!
新垣御守:HPは8、侵蝕は109に。
新垣御守:「こっちを引き寄せるって事は」
新垣御守:「そっちの逃げ場も無くなるって話、おわかり?」
新垣御守:燐光に紛れて、低い姿勢で接近
”ハコオトコ”:「…… … 」ぐわり、と上から腕で捉えようとする。
新垣御守: タ ンッ !
新垣御守:跳ね上がるように一気にそれを飛び越え……背後に回り込み
新垣御守: ト スッ
新垣御守:畳に刃物を突き立てるようなかすかな音と共に、
新垣御守:貫手が突きこまれる。
新垣御守:引き抜かれたその指先からは、極彩色の煙が立ち上っている。
”ハコオトコ”:「…… ………」振り返り、新垣を捉えようとするが手は空を切る。
”ハコオトコ”:背から極彩色の煙と共に、溶けた肉が零れ落ちる。
新垣御守:既にそのはるか先に着地している。
新垣御守:「それ、結構痛いけど」
新垣御守:「我慢してよね。受け入れてくれるんなら、さ」
新垣御守:ひらひらと血振りしつつ、さらなる機をうかがう。
”ハコオトコ”:「……… 大丈夫」
”ハコオトコ”:「傷つけることは ないよ」
”ハコオトコ”:「■らは 一つ だから」
GM:次、陶くん!
新垣御守:「回りきるまで……もうちょいかかるか」
陶妙算:はい!
新垣御守:「手数なら、まだあるけどね」
陶妙算:マイナーで硬直解除
陶妙算:メジャーでハコトオコを素殴り
陶妙算:6dx+39
DoubleCross : (6R10+39[10]) → 9[3,3,4,7,8,9]+39 → 48

陶妙算:くっ回らない…!
”ハコオトコ”:13dx ドッジ!
DoubleCross : (13R10[10]) → 10[1,1,2,2,4,5,6,6,6,6,7,7,10]+5[5] → 15

”ハコオトコ”:くっ…無駄周り…!
陶妙算:ではオートでフェイタルヒット
陶妙算:5d10+4d10+11
DoubleCross : (5D10+4D10+11) → 28[5,6,7,6,4]+20[5,10,1,4]+11 → 59

陶妙算:侵蝕が117に
”ハコオトコ”:ギリギリ残る…!
陶妙算:蛇毒で死んでくれ…!!
陶妙算:演出!
GM:どうぞ!
陶妙算:剣の工夫は小さくあるべしと師に叩きこまれた。
陶妙算:飛ぶ、跳ねる、廻る。
陶妙算:外連の技はそれが出来る時分であればよいが、老いていけばいつかは使えなくなる時が来る。
陶妙算:故に磨くべきは一振りの鋭さ、学ぶべきはそれを放つ間であると。
陶妙算:《ゆるり》
陶妙算:と剣を下段に構える。
陶妙算:箱の下の視線を読み取ることは出来ない。
陶妙算:だがその動き、肉の軋む音から呼吸を読み取ることは出来る。
陶妙算:「やあ」
陶妙算:気合の一声とともに剣が振り上げられる。
”ハコオトコ”:「…… … 」
陶妙算:それは一瞬の隙、剣閃を見ることは出来ても、反応することができない一瞬を見極めて放たれた。
陶妙算:剣閃が闇を切り裂いて昇る昇る繊月の如く
陶妙算:ハコオトコの体をすり抜けていく
陶妙算:「あやさん、もう少しだから」
陶妙算:「僕らは、絶対負けないから」
”ハコオトコ”:”ハコオトコ”から、肉と骨の氾濫が止まらない。
陶妙算:「君も負けるなっ」
”ハコオトコ”:「……「もう少しだよ」…世界が  ……【がんばれ】」
”ハコオトコ”:「……… ……  ……」
”ハコオトコ”:「そうか」
”ハコオトコ”:「君が、   君たちが、  」
”ハコオトコ”:「■を 君たちの世界に 縛り付けているのか」
”ハコオトコ”:どろりとあふれた肉が、逆再生映像のように”ハコオトコ”の元へ戻っていく。
陶妙算:「そうだね。」
陶妙算:「僕は、あやさんたちにこっちにいてほしいと願ってるよ」
”ハコオトコ”:「 だめ だ  」
林藤はるか:『……恐ろしい生命力ですね。分かってはいましたけれど』
”ハコオトコ”:「許さない  君たちは」
陶妙算:「けど」
”ハコオトコ”:「世界 を 壊しかねない」
陶妙算:「僕らが願って、手を差し伸べて」
陶妙算:「それを彼女が掴んでくれるなら」
陶妙算:「それは縛り付けてるんじゃない」
陶妙算:「繋がってるっていうんだ。きっと」
”ハコオトコ”:「繋がりは 切らない  と」
”ハコオトコ”:「世界は広がらない」
”ハコオトコ”:世界が、君たちの敵になった。
”ハコオトコ”:”ハコオトコ”の手番
陶妙算:「それは、本当に優しい世界なの?」
陶妙算:こいやっっ!
”ハコオトコ”:マイナーで《破壊の獣王》《巨獣の爪牙》《三頭の魔獣》
”ハコオトコ”:白兵攻撃力+5、攻撃範囲化、メジャーアクション二回!
”ハコオトコ”:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《ヴァリアントグロウス》
”ハコオトコ”:攻撃が範囲(選択)である場合、シーン(選択)にします。
”ハコオトコ”:PC全員を対象としてシーン攻撃
新垣御守:野郎!
林藤はるか:ヒエーッ
陶妙算:全員同エンにしてからシーン攻撃とか何考えてんだ!!w
林藤はるか:シーン攻撃 ニガテ
”ハコオトコ”:17dx7
DoubleCross : (17R10[7]) → 10[2,2,3,3,4,4,5,5,5,5,6,7,7,8,9,9,10]+10[1,2,4,4,10,10]+10[6,7]+2[2] → 32

士騎朝輝:リア不ですがオートで対BCスーツ展開して着ておきます。
士騎朝輝:ウェポンケース使用!
新垣御守:回避?ッ
陶妙算:ドッジ。ゲットダウン
新垣御守:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[1,7,10,10]+9[8,9] → 19

陶妙算:4dx+37
DoubleCross : (4R10+37[10]) → 10[1,1,7,10]+9[9]+37 → 56

新垣御守:無駄回り!
陶妙算:こっちは回る!!
林藤はるか:ニガテ ニガテ 《リフレックス:エンジェルハィロゥ》《神の眼》
林藤はるか:7dx7+18>=32
DoubleCross : (7R10+18[7]>=32) → 10[1,4,4,9,9,9,10]+10[1,8,10,10]+10[5,6,10]+10[10]+10[9]+10[10]+5[5]+18 → 83 → 成功

GM:おいっ!!!
GM:回しすぎだろ!
新垣御守:やば
林藤はるか:だってぼく、他に回すところない
林藤はるか:ドッジで回すしかできない……
GM:ちくしょー、ではダメージ!
”ハコオトコ”:4d10+10+17
DoubleCross : (4D10+10+17) → 20[2,6,6,6]+10+17 → 47

GM:おっと失礼、素手の攻撃力修正忘れてました
GM:-5で42です
林藤はるか:特権階級欲しい方はいますか
GM:復活処理等したら2回目のメジャー行きますよ
士騎朝輝:あ。あやさんの異形の守り貰えば生存可能だと思います。頂いても良いでしょうか?
GM:了解!
新垣御守:お
林藤はるか:じゃあ支部長を復活させたほうがいいかな?
士騎朝輝:42-6d10-7
DoubleCross : (42-6D10-7) → 42-32[6,1,8,3,8,6]-7 → 3

士騎朝輝:3ダメージうけて生存!
新垣御守:そうですね!こっちに回してもらえると!
GM:ヤッタアヤ!
林藤はるか:ハコオトコにロイス取得。タイタス化して生き返らせます。
あや:ガンバッタアヤ~~
新垣御守:攻撃でロイス切っちゃったし…はるかちゃ~~ん
新垣御守:はい支部長生き返ります…
林藤はるか:事件/ハコオトコ/好奇心/危険/タイタス
新垣御守:フワーッ
陶妙算:僕もハコオトコにロイスとっておこう
陶妙算:討伐対象/ハコオトコ/親近感/憐憫○
GM:では次、2回目
”ハコオトコ”:オートで《アナザーセルフ》、《ヴァリアントグロウス》の回数復活
”ハコオトコ”:《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《ヴァリアントグロウス》
新垣御守:追いヴァリアント!
”ハコオトコ”:17dx7
DoubleCross : (17R10[7]) → 10[3,3,3,4,4,4,4,6,6,6,7,7,7,8,8,9,10]+10[2,2,5,6,7,7,9]+10[4,5,8]+3[3] → 33

”ハコオトコ”:対象は全員です!シーン攻撃!
新垣御守:回避!
陶妙算:ドッジ!ゲットダウン!
林藤はるか:またシーン攻撃!
”ハコオトコ”:おっと
士騎朝輝:リア不!
林藤はるか:《リフレックス:エンジェルハィロゥ》《神の眼》
”ハコオトコ”:陶くんに《世界の敵》
陶妙算:4dx+37
DoubleCross : (4R10+37[10]) → 10[1,7,7,10]+7[7]+37 → 54

”ハコオトコ”:ドッジを失敗させます。
陶妙算:なー!?
新垣御守:すいませんさっきの放心の補正忘れてたので
新垣御守:こっちのダイス数が正しい
新垣御守:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[1,9] → 9

新垣御守:当然無理!
林藤はるか:7dx7+18>=33
DoubleCross : (7R10+18[7]>=33) → 10[1,2,3,4,5,8,9]+6[3,6]+18 → 34 → 成功

林藤はるか:ギリギリ!
新垣御守:スゲーッ
”ハコオトコ”:何度私たちの前に立ちはだかるというのだ…林藤はるか!
士騎朝輝:聖夜の奇跡じゃん
”ハコオトコ”:ダメージ!
”ハコオトコ”:4d10+10+17-5
DoubleCross : (4D10+10+17-5) → 23[5,5,10,3]+10+17-5 → 45

林藤はるか:陶くんは特権階級なくても大丈夫そうですか?
林藤はるか:支部長は勝手に死ね!
新垣御守:死!陶くんのロイス切って復帰!
陶妙算:死ぬー!!
陶妙算:大丈夫だと思う!
新垣御守:この野郎!減給するぞ!
林藤はるか:私も正直2個切ってるのでまだ温存したい!
林藤はるか:じゃあみんな見捨ててやるぜ~
陶妙算:新垣さんのロイスを切って復活
陶妙算:侵蝕は121に
士騎朝輝:ハコオトコに ロイス 共感/隔意〇 取って 即昇華します。
GM:では演出
”ミイデラネズミ”:『……!』
”ミイデラネズミ”:『これは……は、”ハコオトコ”の容積が増しています!』
”ミイデラネズミ”:『皆さんのいる地点は、すでに敵の”世界”の中です!』
”ミイデラネズミ”:『ただちに 撤■ ………』
鉄鼠:「チ ヂヂヂッ!!」
鉄鼠:小さくスパークして動かなくなる
士騎朝輝:「ごくろうさん。まぁ、帰ってきて安心させてやらなきゃなぁ。今頃、モニタリングしながらびびってるぜ。ミイデラ」
林藤はるか:『―― 一回は』
”ハコオトコ”:「 逃がさない  ■の世界を 減らした分だけ  」
新垣御守:「まずいのが来る予感……全員下がって!」
林藤はるか:『こちらで引き受けます!一回だけです!』
新垣御守:「十分だよ!はるかちゃん!がんばりすぎないで!」
”ハコオトコ”:「君たちが 空いた穴を 埋めるんだ」
林藤はるか:全ての蛍が青色に点灯する!
陶妙算:覚悟を決める。ここで引いたら、今も戦ってるあやさんが帰ってきた時合わせる顔がない
”ハコオトコ”:ゴ    ボ  ッ
”ハコオトコ”:肉と骨、四肢、眼球、舌、あらゆる”人的資源”の氾濫。
”ハコオトコ”:”ハコオトコ”からだけではなく、周囲のゴミ山からも四肢が飛び出し、
”ハコオトコ”:君たちとの同化を試みる
新垣御守:「っ……ぐ!」
林藤はるか:空間を飽和する攻撃は、一旦は3人の位置を避ける。
林藤はるか:だが、閉鎖空間であることが問題だ――攻撃の出掛かりを回避できても、いずれ攻撃で満たされてしまう。
陶妙算:腰を落とし、自分に向かってくる敵意を肌で感じる
士騎朝輝:「今更だが、言って良いか?…いや、後の世代に負債を残す戦争なんて!やるもんじゃないよなぁ!」
士騎朝輝:足は止める。攻撃は避けない。目も逸らさない。傷つく体を氷のギブスでつなぎ止め、流れる血を凍結でふさぐ。いつもやる事を行えばいい。
”ハコオトコ”:「…… 逃がさない…  〈頑丈とはいえ、〉」
新垣御守:体内の猛毒を沸き立たせ、肉の触手を溶かし引きちぎる。
陶妙算:全てを切り落とすことは出来ない。全てを躱すことも出来ない。だが、躱せない分を切り落とすことはできる。
陶妙算:「ああっ!」
新垣御守:本人の肉体も侵される苦肉の策だ。
”ハコオトコ”:「〈そちらに回せる壁は、これが限度か〉…… 一緒に 来るんだ 」
林藤はるか:『こ、これが……端末を残せるだけの、限、度』バチッ!
陶妙算:剣をふるいいくつか腕を切り落とした瞬間
新垣御守:「フレンドリーにも程があるっての……!方法選んでくれれば喜ぶとこだけどさあ!」
陶妙算:体が止まり、それに捕まる
士騎朝輝:「あぁ、気を遣われるのは嫌いなんだよなぁ。俺だって気を遣わなきゃいけなくなるからなぁ」
士騎朝輝:一撃の守りを貰い、次の一撃を繰り出せる状態を維持した。そして不敵に変わらぬ皮肉気な笑みを浮かべた。
GM:クリンナップ。
GM:全員の放心は解除ですね
”ハコオトコ”:そして、なんと…邪毒で死にます!
”ハコオトコ”:《リヴァイヴセル》HP40点で復活
陶妙算:チクショーー!!
”ハコオトコ”:そしてクリンナップに、《生命の大樹》HPを40点回復。暴走。
”ハコオトコ”:暴走につき、形態移行。
”ハコオトコ”:ちなみに、変異暴走は全部受けます。
GM:長くなりますが…
”ハコオトコ”
変異暴走内訳
通常の暴走効果に加え、即座にHP-5d10、行動値0、HP回復不可、判定ダイス-5、
達成値-10、メジャーアクションで攻撃のみ可能、最大数対象、与えるダメージ-20、
暴走回復手段がメジャーアクションのみ、硬直、被ダメージ時憎悪

林藤はるか:とんでもない状態になってる
陶妙算:wwwwww
陶妙算:お前…死ぬのか…!?
士騎朝輝:戦闘とは愚かだなぁ。かわいそうすぎるw
士騎朝輝:戦争
”ハコオトコ”:-5d10 とりあえず変異暴走:自傷のダメージ!
”ハコオトコ”:5d10
DoubleCross : (5D10) → 37[9,10,8,1,9] → 37

新垣御守:たっか!
”ハコオトコ”:回復した分持ってかれてるじゃねーか!!!!
陶妙算:wwwww
”ハコオトコ”:「…… … 君たち  は」
新垣御守:「そろそろ、効いてくれなきゃ困るんだけ、どっ!」
”ハコオトコ”:動きが止まる。毒が体に回り切り、”ハコオトコ”に深刻なダメージを与えていた。
新垣御守:殺到する肉の雪崩を躱しつつ、様子を伺う
新垣御守:「入ってはいるよね……でも、なんだ」
新垣御守:「この感じ……」
”ハコオトコ”:「………  ……」
”ハコオトコ”:仰向けに倒れる。
”ハコオトコ”:しかし、数秒後、
”ハコオトコ”:ずるり、と起き上がる。
新垣御守:「!」
”ハコオトコ”:「そこまで 拒絶するのか」
”ハコオトコ”:「■を  ■の世界を」
”ハコオトコ”:「君たちは 不要だ」
”ハコオトコ”:箱を脱ぎ捨てる。
”ハコオトコ”:その顔は、数十の人間の顔を無理矢理継ぎ合わせたように、
”ハコオトコ”:アシンメトリー、アトランダムに顔のパーツが配置された、混沌とした容貌だった。
陶妙算:「……!」
陶妙算:あまりの悍ましさに、一瞬目を背けそうになる
”ハコオトコ”:腕を広げる。迎え入れるためではなく、獲物を捕らえ戮殺するために。
GM
エンゲージ
(陶、士騎、新垣、林藤、”【暴走】ハコオトコ”)

・Eロイス
【発動中、未使用】
《血の焦がれ》《虐殺機関》《苦痛のこだま》
《怨念の一打》
【解除・使用済み】
《究極存在》《原初の恐怖》《自虐の刃》《拒絶の結界》
《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》
解除条件:リアクション不可の攻撃を受ける。
《飢えたる魂:復讐の領域》《闇の呼び声》
《妄念の姿:ライトスピード》

・変異暴走内訳
通常の暴走効果に加え、即座にHP-5d10、行動値0、HP回復不可、判定ダイス-5、
達成値-10、メジャーアクションで攻撃のみ可能、最大数対象、与えるダメージ-20、
暴走回復手段がメジャーアクションのみ、硬直、ダメージ時憎悪

GM:2ラウンド目。
GM:セットアップ!
陶妙算:なっし!
新垣御守:なし!
林藤はるか:なし。
士騎朝輝:「さぁ、そろそろ決着をつけようぜ。本気になったって事だよなぁ」加速装置 行動値0→16 119→121
”ハコオトコ”:Eロイス:血の焦がれ
”ハコオトコ”:全員即座に2d10ダメージ!
林藤はるか:ぎゃっ
新垣御守:ぐえーっ
士騎朝輝:15-2d10
DoubleCross : (15-2D10) → 15-9[8,1] → 6

新垣御守:11-2d10
DoubleCross : (11-2D10) → 11-12[8,4] → -1

林藤はるか:24-2d10
DoubleCross : (24-2D10) → 24-16[6,10] → 8

新垣御守:出目?ッ!
林藤はるか:初負傷だ
”ハコオトコ”:本来ならこれで回復できるんですが………変異暴走吸血により回復できない……。
陶妙算:13-2d10
DoubleCross : (13-2D10) → 13-13[8,5] → 0

陶妙算:うわー、ちょうど死んだ
新垣御守:あやちゃんのロイス切って復帰!
陶妙算:林藤さんのロイス切って復活
GM:では、イニシアチブ
”ハコオトコ”:《アンリーシュ》対象自身、攻撃力+20、暴走
GM:こ、これで、変異暴走加虐分は埋めるぜ…!
GM:次、士騎くん!
士騎朝輝:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《クレイジードライヴ》121→130
士騎朝輝:14DX7+4
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[1,2,3,4,4,6,6,7,7,8,9,9,10,10]+10[1,2,4,5,6,8,10]+5[2,5]+4 → 29

林藤はるか:《妖精の手》!
”ハコオトコ”:暴走につきリア不!
”ハコオトコ”:ギエー!まだ上乗せするのかよ!
士騎朝輝:1DX7+34
DoubleCross : (1R10+34[7]) → 2[2]+34 → 36

林藤はるか:あっそういえば今更ですけど、さっき2回回復した分の侵蝕率上げてなかった
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+10した (侵蝕率:103->113)
士騎朝輝:4d10+47
DoubleCross : (4D10+47) → 22[3,6,5,8]+47 → 69

林藤はるか:まとめて上げちゃいます。3+3+4。
陶妙算:おっけおっけ!
”ハコオトコ”:自傷ダメージの出目さえよければ…!
”ハコオトコ”:死ぬ!が!
”ハコオトコ”:Eロイス:《怨念の一打》
林藤はるか:ここで来たか!
”ハコオトコ”:69ダメージどうぞ!
士騎朝輝:1点でも通ればEロイス解除。怨念の一打は解除できませんね。オートタイミングの奴なので。
”ハコオトコ”:士騎くんに受けただけのダメージを返します!
士騎朝輝:新垣支部長のロイスを昇華して立っておきます。
林藤はるか:いや、士騎くんは侵蝕率が危ない。
林藤はるか:私がロイスを切ります。あやさんのロイスを切って復活。
士騎朝輝:ありがてえ!
GM:や、やりおる…
GM:ではどのEロイスを解除しますか?
GM:あ、常時じゃないとダメか
GM:効果が持続してるEロイス、ですからね
GM:一応、虐殺機関が持続中と言えば持続中ですね
士騎朝輝:では、それで!
”ハコオトコ”:そして、すいません、復活があります。
”ハコオトコ”:《苦痛のこだま》対象と意志対決。失敗したPCは1d10ダメージ。ダメージを受けたPCの人数×10回復
陶妙算:ファック!!
士騎朝輝:リア不!
”ハコオトコ”:8dx 意志
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[1,2,6,8,8,8,10,10]+6[2,6] → 16

士騎朝輝:6-1d10
DoubleCross : (6-1D10) → 6-2[2] → 4

”ハコオトコ”:いい出目!
士騎朝輝:耐えた!
陶妙算:7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 7[2,3,3,5,6,6,7]+2 → 9

林藤はるか:5dx+5>=16
DoubleCross : (5R10+5[10]>=16) → 8[1,4,6,7,8]+5 → 13 → 失敗

陶妙算:ぎゃーす!!
陶妙算:13-1d10
DoubleCross : (13-1D10) → 13-5[5] → 8

新垣御守:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[2,4,5,5,5,10]+6[6]+1 → 17

陶妙算:支部長!!!
新垣御守:ギリ勝った!
GM:意志ツええ!
陶妙算:かっこいい!!
GM:3人か。では30回復!
林藤はるか:いや、
林藤はるか:私が自分の判定に《妖精の手》を使います。
林藤はるか:これで2人が回避したことになるはず!
GM:ヒイィ~~~!!!
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+4した (侵蝕率:113->117)
GM:林藤はるか~~~~!!!!
陶妙算:ひゅーっ
新垣御守:戦いのセンスがありますね
”ハコオトコ”:では復活時のHPは20ですね。戦闘不能からの回復なので、変異暴走:吸血の効果は受けてないです。
林藤はるか:HPも8だからワンチャン死ぬ可能性もありますしね
士騎朝輝:「あぁ。怖いよなぁ、世界を壊されるのは、それは同意見だ。本当にだぜ。俺は旅人だからなぁ」
士騎朝輝:「だが、縁を繋げないと世界は広がらない」
士騎朝輝:「あんた達とは、どうしたって分かり合えそうにないな」
士騎朝輝:言葉とは別の単音の澄んだ風切り音。寒気を感じるほどの鋭く疾い虚空の響音。
士騎朝輝:その寒気は悪夢のような錯覚ではなく、現実に刀が通りすがった切断面が超低温で凍りついていた。
士騎朝輝:斬撃の名残のように空間の水分が凍結し、煌めきと共に霧散し微塵に舞った。
士騎朝輝:「この切っ先、触れれば凍るぜ。あんたの世界、がなぁ」
”ハコオトコ”:「…………  ……!」
”ハコオトコ”:凍る、凍る、全てが止まる。
”ハコオトコ”:刀に触れた空気が凍てつき、
”ハコオトコ”:雪の結晶が、沈みゆく夕陽の光を乱反射して煌めく。
”ハコオトコ”:「  世界が、 止ま  る 」
あや:その傍らに、あやが立っている。
あや:「もうこの世界は閉じるわ。」
あや:「箱の中みたいな袋小路にいる。……私が干渉するまでもないほどに。」
”ハコオトコ”:「…… …!」
”ハコオトコ”:手を伸ばす
”ハコオトコ”:助けを求める捨て子のように
あや:その手を払う
あや:「ごめんなさい。」
あや:「さようなら、”私たち”だった人。」
”ハコオトコ”:Eロイス:虐殺機関、解除。

エンゲージ
(陶、士騎、新垣、林藤、”【暴走】ハコオトコ”)

・Eロイス
【発動中、未使用】
なし
【解除・使用済み】
《血の焦がれ》《虐殺機関》《苦痛のこだま》《怨念の一打》
《究極存在》《原初の恐怖》《自虐の刃》《拒絶の結界》
《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》
解除条件:リアクション不可の攻撃を受ける。
《飢えたる魂:復讐の領域》《闇の呼び声》
《妄念の姿:ライトスピード》

・変異暴走内訳
通常の暴走効果に加え、即座にHP-5d10、行動値0、HP回復不可、判定ダイス-5、
達成値-10、メジャーアクションで攻撃のみ可能、最大数対象、与えるダメージ-20、
暴走回復手段がメジャーアクションのみ、硬直、ダメージ時憎悪

GM:次、林藤さん!
林藤はるか:待機します。何もやることはない。
GM:次は支部長!
士騎朝輝:「任せたぜ。流れ者が良い所を持っていったら格好つかないよなぁ」
新垣御守:マイナーなし!メジャーでコンセ+魔獣の衝撃+増加の触媒!
新垣御守:対象はハコオトコ!
新垣御守:13dx7+1
DoubleCross : (13R10+1[7]) → 10[1,2,2,3,3,3,3,3,7,8,9,9,10]+10[3,3,7,7,10]+10[3,8,9]+10[4,8]+10[8]+3[3]+1 → 54

新垣御守:よーし!
”ハコオトコ”:リア不!
新垣御守:7d10+14
DoubleCross : (7D10+14) → 52[9,10,2,10,5,8,8]+14 → 66

新垣御守:たっか!
”ハコオトコ”:死亡、復活もなし
”ハコオトコ”:戦闘終了です。
GM:演出どうぞ!
新垣御守:「見せ場を譲ってもらったからには」
新垣御守:「きっちりお仕事しないと、面目立たないでしょ」
新垣御守:シューシューと、地面に落ちた血溜まりから
新垣御守:薄く、煙が吹き上がっている。
新垣御守:「派手な見送りには出来ないけど……これが手向けってことにしといてよ」
新垣御守:「……悪いね」
新垣御守:それは静かに、しかし確実に
新垣御守:ハコオトコの全身へと浸透し、その機能を麻痺させ
”ハコオトコ”:膝をつく。
新垣御守:命を、止める。
”ハコオトコ”:手を再び伸ばす。しかし、触れられるのは、
”ハコオトコ”:白く冷たい、雪の結晶だけだった。
新垣御守:「……」
”ハコオトコ”:「……… …さび しい 」
新垣御守:しゃがみ込み
”ハコオトコ”:「さびしい よ………」
新垣御守:その手を握る。
新垣御守:「大丈夫」
新垣御守:「ここにいるから」
”ハコオトコ”:「………」無数の目が、新垣を見る
”ハコオトコ”:「…………  … 」
”ハコオトコ”:「あったかい」
”ハコオトコ”:その言葉を最期に、身体が崩壊する。
新垣御守:ただ黙って、無数の目に微笑んで見せる。
”ハコオトコ”:ゴミ山の上に、中身のない箱だけが残っていた。
新垣御守:「……ふぅ」
新垣御守:立ち上がって、ひと伸びして
新垣御守:「終わったよ。みんな平気?」
士騎朝輝:「期待に応えたよなぁ。これだからUGNには日常を任せられる」
陶妙算:一つ呼吸をして、精神を切り替える。
士騎朝輝:賛辞の言葉を送って、翳りなく、だが軽口をたたいて返した。
陶妙算:「はい、おかげさまで。」
■■夜■:「がはっ……」
柿木夜助:「はは、平気に見える……?」
林藤はるか:『私もちゃんといますよ』一匹だけ攻撃に巻き込まれず残っていた。
新垣御守:「んじゃ、てっしゅーーー」
新垣御守:「そっちにコケてる功労者も連れて」
新垣御守:「あたしたちのハコに、帰ろっか」
GM:日が沈む。
GM:街を太陽の代わりに、ネオンのライトが照らし始める。
GM:猥雑な都会のビルの輝きが、
GM:今だけは家の灯のように暖かく感じるかもしれない。
陶妙算:ネオンのライトが、少年と少女の影を描いた
陶妙算:影の少年が、少女へ向けて手を伸ばす。
あや:「………。」
あや:にこりと微笑む
あや:「甘えて、いい?」
陶妙算:「君が、手を取ってくれるなら」
陶妙算:「僕はなんでもしてあげたくなるんだ。」
あや:「何でもは言わないよ。でも何個も言うかもね。」
あや:「6個くらい。」
あや:少女が少年の手を握り、共に歩き始める。
GM:―――――
GM:バックトラック!
GM:Eロイスは…
GM:Eロイス:
《原初の恐怖》《血の焦がれ》《飢えたる魂》《虐殺機関》
《苦痛のこだま》《拒絶の結界》《究極存在》《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》
《妄念の姿:ライトスピード》《自虐の刃》《闇の呼び声》《怨念の一打》

GM:13こ!
GM:13!?
GM:多くね?!
GM:振りたい方はどうぞ!
士騎朝輝:振ります。
陶妙算:あまりにも危険なジャーム…
陶妙算:振ろう
士騎朝輝:130-13d10
DoubleCross : (130-13D10) → 130-64[8,5,1,6,6,5,9,5,2,4,3,8,2] → 66

林藤はるか:私振らないどこ……
新垣御守:振る!
陶妙算:121-13d10
DoubleCross : (121-13D10) → 121-67[8,4,4,9,7,9,3,8,5,3,2,4,1] → 54

陶妙算:きゃっきゃっ
陶妙算:2倍ぶり
新垣御守:116-13d10
DoubleCross : (116-13D10) → 116-57[1,3,5,9,8,9,4,5,1,1,5,2,4] → 59

新垣御守:戻りすぎたよ…
陶妙算:54-8d10
DoubleCross : (54-8D10) → 54-49[9,5,4,9,3,10,5,4] → 5

士騎朝輝:66-5d10
DoubleCross : (66-5D10) → 66-19[6,2,8,1,2] → 47

新垣御守:1倍!
陶妙算:くそう、0までとどかなかった…!
新垣御守:59-3d10
DoubleCross : (59-3D10) → 59-13[3,7,3] → 46

士騎朝輝:3点。
林藤はるか:2倍振り 林藤はるかの侵蝕率を-36(6d10->10,5,7,4,9,1)した (侵蝕率:117->81)
新垣御守:3点!
GM:では経験点は、シナリオ点10点、Eロイス13点、いつもの5点に侵蝕点を足して…
GM:■経験点
・中村さん:31点
・白金さん:31点
・森田さん:31点
・珪素さん:31点
・GM猫口@:42点

GM:以上、お渡しします&いただきます!
新垣御守:ありがたくいただきまー!
陶妙算:めっちゃ美味しい!!むしゃむしゃ!
士騎朝輝:いただきます!
GM:というわけで、今日はここまでです。おつかれさまでした!
GM:次回は木曜21時からEDに入ってきます!
士騎朝輝:はーい
林藤はるか:了解です
新垣御守:いえーい!
GM:―――――
GM:ED1
GM:―――――
GM:第2支部
GM:―――――
GM:翌朝。
GM:”ハコオトコ”の討伐に赴いたメンバーは、
GM:支部の医務室で皆一様に治療を受けたのち、
GM:”ミイデラネズミ”からの報告を受けていた。
”ミイデラネズミ”:「皆さん、昨日はお疲れさまでした。」
新垣御守:「ネズちゃんこそね。遅くまで事後処理ご苦労さま」
林藤はるか:『臨時手当出してくださいね支部長』
”ミイデラネズミ”:「支部長も他の皆さんも、命に別条がなくてよかったです…。」
新垣御守:「せっつかなくても考えてるってばぁ。ったく生意気になっちゃって」
士騎朝輝:「それこそ昨日、頑張ったから今日、生きてるわけだよなぁ」
柿木夜助:「割と死にかけてたけどね。流石はオーヴァードってところかな?」
林藤はるか:『私じゃなくて、陶くんの手当ですよ』
林藤はるか:『第二支部じゃないのに応援に来てもらったようなものなんですから』
新垣御守:「そっちもね。パトロールに来てもらったのに」
陶妙算:「いただけたら阿久津支部長にも第二支部は良いところだったと報告できます。」
新垣御守:「大事に巻き込んじゃった。これは阿久津の坊っちゃんにも、借りになっちゃうかな」
新垣御守:「ヘイヘーイ、金払いが悪かったら評判に響くって?」
陶妙算:「さあ、そこまでは」
新垣御守:「最近の子供ってばきっちりしてるよ……分かりましたって」
新垣御守:苦笑しつつ
”ミイデラネズミ”:「あ、あはは……」評判の件は笑ってばかりもいられないなと思いつつ
新垣御守:「でも、まあ、お金のことより」
新垣御守:「陶くんにはもっと気になることがあるんじゃないの?」
陶妙算:あやさんの方に目をやる
新垣御守:「んじゃ、その辺含めてネズちゃんヨロシク」
あや:部屋の隅で老婆が編み物をしている。
あや:陶の視線に気づき、少女になって微笑みかける
士騎朝輝:「フリーランス組に対しての金払いをスカしてきたなぁ、なぁ柿木」笑いながら、あやの方の処遇に気をかける。
新垣御守:「ちょっと、ウチがケチみたいに言うのやめてくれる!?」
新垣御守:「きっちり払ってあるでしょうが!」
柿木夜助:「はは、期待してもいいのかな?」
柿木夜助:「太っ腹な支部長さん?」
陶妙算:「あ、もう事務処理まで、早い。」
新垣御守:「こういうのは信用問題だからね」
新垣御守:「優先して手をつけるようにしてあんの」
柿木夜助:「おっと、この封筒はそういうことだったか。」
陶妙算:「月末締めの翌月払のところもあるのに」
柿木夜助:「即物的すぎるけど、今回はこれで手を打っておこう。」
士騎朝輝:「はは。この分だと、期待はできるよなぁ。この地区は良い所だって触れ回っておくさ」
柿木夜助:「次はお宝を用意しておいてね。」
”ミイデラネズミ”:「……ええと、まずは、事件直後から今までの状況について。」
”ミイデラネズミ”:「あの後警戒を続けましたが、この騒ぎに乗じて動き出す勢力はありませんでした。」
林藤はるか:『本当でしょうか?今回、田井中さん達が戦っていた相手がその乗じた勢力だったのかも?』
新垣御守:「この地区が賑やかしいのはいつものことだからね」
”ミイデラネズミ”:首を振る
新垣御守:「そうだとしても不思議はないけど……やっぱり違うんじゃないかな」
”ミイデラネズミ”:「だいたいは桑島が生み出したジャーム兵器でした。」
”ミイデラネズミ”:「あとはいつもの小競り合いです。」
”ミイデラネズミ”:「……FHもSOGも、第二次比良坂作戦には傍観を決め込んでいたようです。」
”ミイデラネズミ”:「成功すると思われていなかったんです。」
新垣御守:「桑島三武郎は」
”ミイデラネズミ”:「不確かな作戦に投資してUGNに身を晒す危険を負うよりは、」
陶妙算:桑島少尉があれほど執念をかけていたものが、他の組織にはその程度の評価でしかなかった
新垣御守:「誰かと繋がってるようには思えなかった」
陶妙算:あの人のことを許せる気はしないし許そうとも思わないけど
陶妙算:そのことは少し寂しく感じる
”ミイデラネズミ”:「動きを掣肘せず成果物が完成した場合にのみ動き出すつもりだったんでしょう。」
新垣御守:「ひょっとしたら、ハコオトコの言ってた”『捨てられたんだね。』”っていうのも」
新垣御守:「そういう意味だったのかもね」
林藤はるか:『……』
士騎朝輝:「でも、危ない所だったよなぁ、それ。奴の望む成功かはともかく、異界と繋がりかけてたもんなぁ」
士騎朝輝:「何処かが協働してたら、あと1枚手札がいたと思うぜ」
陶妙算:「結局、誰にも認めてもらえなかったんですね、あの人は」
”ミイデラネズミ”:「………そうですね。あの人は確かに許せない人でしたけど。」
”ミイデラネズミ”:「その点は、少し哀れに思えます。」
新垣御守:「……そだね」
”ミイデラネズミ”:「というわけでそちらは引き続き警戒と、桑島関連の資料の保護に努めます。」
”ミイデラネズミ”:「それと、」あやを見る
”ミイデラネズミ”:「昨日の夜のうちにあやさんの登録、完了しました。」
新垣御守:「そういうわけ」
”ミイデラネズミ”:「これからはUGNの監視付きですが、ある程度自由に過ごせると思います。」
新垣御守:「引き続き色々と検査は受けてもらうけどね」
陶妙算:ほっと胸をなでおろす
士騎朝輝:少しだけ唇の端を上げて頷く。
新垣御守:「今回の事件の間に集まったデータもあるし、なにより」
新垣御守:「あやちゃんたちは自分の心で、自分の力をコントロールできてる」
新垣御守:「そこはこれ以上なく証明してもらったから」
林藤はるか:『あやさんみたいに不思議な人でも、ちゃんと問題なく過ごしていけるんですね』
陶妙算:「ありがとうございます。」
林藤はるか:『もっと色々変わった人が普通に暮らすような街になると』
新垣御守:「順当な判断だよ。お礼言われるようなことじゃないって」
林藤はるか:『もっと楽しいだろうなあ』
新垣御守:ひらひら手をふりつつ
新垣御守:「そうなると」
陶妙算:「それでも、嬉しいと思えることをしてくれた人にはお礼を言うべきだと思うんです。」
新垣御守:「あたしたちも大忙しになりそうだけどね」
士騎朝輝:「あぁ、これは見事な采配だよなぁ、村雨丸。当然のように言ってるが、なかなかできるトコは少ない」
士騎朝輝:「気前も良いしな」
新垣御守:「ま、やり甲斐はあるかもね」
林藤はるか:『そうでしょうかね?』
新垣御守:「ほら~。はるかちゃんももうちょっとさあ」
新垣御守:「あたしに甘くしてくれてもいいんだぜ~?」
新垣御守:ツンツンと蛍をつっつく
林藤はるか:『なんでわざわざ年上の支部長を甘やかさないといけないんですか』
新垣御守:「年上だって甘やかされたいことがあんの!」
あや:〈よせ……蛍は頑丈じゃない。〉
新垣御守:「その辺のキビがわかってないと一段上の女になれないよ?」
”ミイデラネズミ”:「と、とりあえず、これで事件は終息とします。…事後処理はありますけど、それは支部でやりますから…。」
”ミイデラネズミ”:「イリーガルや傭兵の…」
”ミイデラネズミ”:「それと、」
柿木夜助:「盗賊、でいいよ。雇われなんて俺はいやだからさ。」
”ミイデラネズミ”:「と、盗賊の皆さん、ご協力ありがとうございました。」
”ミイデラネズミ”:ぺこりと頭を下げる
士騎朝輝:頭を下げられたらミイデラさんの方に近づく。
士騎朝輝:「なに、オーヴァードは助け合いだろ?それに」
士騎朝輝:「鉄鼠、いやミイデラ あんたのおかげで命二回分は得したよなぁ。ありがとうな。……もしかして、噂のホワイトミュートのファンだったか?」
士騎朝輝:そんなことを冗談めかして言って、封筒を手渡す。
”ミイデラネズミ”:「へ?あ、いや、その……」封筒を受け取る「なんです?」
士騎朝輝:封筒は渡された報酬。そこから1400円抜いたもの。
”ミイデラネズミ”:「………へ?えええ!!ダメですよ受け取れませんよ!!!」
士騎朝輝:「ま、今回はこんなもんでいいのさ。俺は盗賊ってわけでもないしなぁ」
柿木夜助:「勿体ないなあ、ほんと。もらえるもんはもらった方が得だぜ?」
士騎朝輝:「まあ、今日はそんな気分なんだよ」
”ミイデラネズミ”:「あ、あの、その………」
”ミイデラネズミ”:封筒の口を閉める。
”ミイデラネズミ”:「これは、手を付けずに支部に置いておきます。」
”ミイデラネズミ”:「なので、その、もしここにまた来ることがあれば…」
”ミイデラネズミ”:「このお金から、何か奢ります。」
”ミイデラネズミ”:「お食事とか、服とか、何でもいいです。」
”ミイデラネズミ”:「…だから…また会いましょうね?」
士騎朝輝:「あぁ、食い詰めたら有難く寄らせて貰うさ。はは。これで俺のことを忘れる事もないだろうしなぁ」
士騎朝輝:「そら、こうやって縁を作るわけだ」と柿木君に言って、元の立ち位置に戻る。
柿木夜助:「で、円を失うわけだ。」くすりと笑う
士騎朝輝:「お。上手い事を言う奴だよなぁ」
柿木夜助:「ふ、盗みには口も使いようだからね。」
柿木夜助:上着を羽織って立ち上がる。
士騎朝輝:「俺から盗むモノは何もないと思うけどなぁ。さて、じゃあ、そろそろ行くか、俺達も」
柿木夜助:「ああ。」
士騎朝輝:「支部長、林藤、陶、ミイデラ、世話になった…は、少し違うか。良い協働が出来たと思うんだ」
士騎朝輝:「あんたたち、良いチームで良い支部だったと思うぜ」
林藤はるか:『やっぱり胡散臭いですね、士騎さんって』
陶妙算:「あやさんが抜けてますよ。」
陶妙算:「しっかりカバーしてもらってましたよね?」
あや:〈一回はな。それ以上はおれの頑丈さが足りなかった。〉
あや:〈おれたちもお前に感謝してる。達者でな。〉
士騎朝輝:「胡散臭いけど、最後まで味方だっただろ?」林藤に告げる。
士騎朝輝:「そうだな。詰めが甘かった。陶、よく見てるじゃないか。剣を使う奴はそういう観察眼がなきゃな」陶に告げる。
新垣御守:「ご協力には感謝して、次は敵にならないことを祈っとくよ」
林藤はるか:『実は私のお婆ちゃんが恩を与えた人の子孫だったりします?』
林藤はるか:『それとも、死んだ婚約者とかお父さんの遺言でそんなことをして回ってるとか?』
陶妙算:「先達の音言葉として受け止めておきます」
新垣御守:「そっちも元気で、流れ者くんたち。風邪とかひかないようにね」
士騎朝輝:「俺はいついかなる時でも、人類の味方だぜ。自由になった時に、何となく、そう決めておいたんだ」支部長に告げる。
士騎朝輝:そして、最後にあやに向き直って言う。
士騎朝輝:「所詮は行きずりのお節介。望む何かを与えられる訳じゃない、けど、現在のトラブルを解決して、未来の事を考える時間は作れる。って事だ」
士騎朝輝:「通りすがりの旅人の手助けなんて、その位にささやかで良いんだよなぁ」
士騎朝輝:別れ際に全員が収まる様に携帯で写真を撮る。
士騎朝輝:「じゃあな。眩い世界があんた達を持ってるぜ、きっとな」
あや:「………。」思い出す。最期に撮った写真を。
あや:あの時も、今も、一人じゃない。
あや:「うん。」
あや:士騎に向けて、笑顔を見せる。
あや:「また”私たち”とあなたの世界が交わったら、」
あや:「お話を聞かせてください。」
あや:手を振って見送る。
士騎朝輝:手をひらりと振って出ていく。返答の表情は語るだけ野暮と言うものだろう。
柿木夜助:軽く手を振る「じゃあね。ここにお宝があればまた会えるかも。」
柿木夜助:そして士騎に続いて部屋を出る
GM:―――――
GM:ED2
GM:士騎朝輝
GM:―――――
GM:第2区画
GM:造船所跡
GM:―――――
柿木夜助:「カッコよく分かれたはずなのに」
柿木夜助:「二人とも行き先が同じだったとはね、朝輝?」
士騎朝輝:「分かれた道もいつか一つに重なるもんなんだろ」
士騎朝輝:「で、だ。ミイデラ達が調べた後だと思うけどなぁ、まだ、なんかあると、思ってる訳か?あんたも」
柿木夜助:「いいや?特に期待はしてないよ。」
柿木夜助:「お宝は無いだろうけど、次のお宝の手がかりはあるかもしれない。」
士騎朝輝:「大戦兵器は見ての通り、お宝って言えるかわからないけどなぁ」
士騎朝輝:廃墟となった造船所を見回す。
柿木夜助:「…俺の美的センスにはそぐわないね。」生体兵器の残骸であろう鉄屑を手に取って、捨てる。
柿木夜助:「君は何を探してるんだい?」
士騎朝輝:「俺は、危険物をアフターサービスで処理でもしようかと思ったところだよ」
士騎朝輝:「空間が一度歪んだところはレネゲイドが溜まりやすいって言ってなぁ」
士騎朝輝:「それに、オーヴァードが死んだら残留思念がRBになるかもしれないよなぁ?」
士騎朝輝:言いながら村雨丸を抜き、軽く振る。
士騎朝輝:「後は、あんたがなんとなく来るかとは思っていてなぁ」
士騎朝輝:「これは運が良ければ、程度だったが…本当にいて笑えて来たな」
柿木夜助:「盗賊の仕事を見学するつもりだったのかい?」
士騎朝輝:「まさか。違うよ。自分の仕事を上に置きすぎだよなぁ。自意識過剰だぜ」
士騎朝輝:「カレーだよ。カレー」
柿木夜助:「カレー?」
士騎朝輝:「あんたの思惑通り、やることやったんだ。本場のカレーとまではいかないが、それなりの物を奢るべきだよなぁ」
士騎朝輝:いつものように皮肉気な笑みを浮かべる。
柿木夜助:「あ、あー…………」
柿木夜助:「ほんと、よく覚えてるな。そういう冗談みたいな口約束までしっかりと。」
士騎朝輝:「凄いよなぁ、俺。だから、あんたも俺に信頼をよせるんだろ?」
柿木夜助:「君が絡むと事件や仕事がやたら波乱に満ちるところだけは信頼してるよ。」
柿木夜助:「……しょうがない、これ以上大損こく前に奢ってやるよ。」
士騎朝輝:「今回も、そうなったよなぁ。俺が絡んだのか、あんたが絡んだから、そうなったのかはわからないが」
士騎朝輝:「どっちにせよ、俺達がいなければ危なかった話だ。それは誇っても良いんじゃないかなぁ」
士騎朝輝:奢ってやるって言葉に満足気に頷き。
柿木夜助:「…盗賊ってよりかは義賊だぜ。それじゃあ。」首に提げた砂袋を弄る
柿木夜助:「他人に構わず好き勝手やりたいから”盗賊”って名乗ってるのにさ。」
柿木夜助:「……けど、」
士騎朝輝:「もしかして先祖代々、義賊屋さんなんじゃないか?今度、自分の家系図調べてみろよ」
柿木夜助:「悪い気もしない。」士騎の顔を見る
柿木夜助:「俺の父親もじいちゃんもくだらない悪党ばっかだよ。」
柿木夜助:「今更調べる気も起きないね。」
柿木夜助:「カレーがまずくなりそうだ。」
士騎朝輝:「そうか。あんたも色々、ありそうだな。そういえば、そこら辺の話知らないよなぁ」
柿木夜助:「……それよか、君、僕より確実にカレー奢ってくれる人がいたんじゃない?」
柿木夜助:「縁を作れたかもしれないのに」にやにやと笑いながら
士騎朝輝:「渋る人間から奢られる方が気分がいいんだよなぁ」
柿木夜助:「その性格の悪さでよく縁を繋ぐなんてこと言えるよな。」
士騎朝輝:「ま、そこら辺は、それ以上、追及するなら、あんたの家系の話を肴にするぜ、なぁ」
柿木夜助:「よせよせ。俺が一方的にまずい飯を食うことになる。」
士騎朝輝:「何言ってるんだ。お前はさぁ、俺と違って 友達、俺くらいしかいないよなぁ、大切にしろよ、この縁を」
士騎朝輝:かなり調子に乗った笑みを浮かべる。
士騎朝輝:「よし、まあ、じゃあ、その話は無しにしておくぜ、義賊の働きには感謝もしてるしなぁ」
柿木夜助:「今回は互いに助け合ったけど、命を助けられた分わずかに俺が借りてる。」
柿木夜助:「カレーにトッピング何でもありでチャラだ。」
士騎朝輝:「よしよし。映画代も貰って、カレーも奢り、今回は万々歳だよなぁ、なぁ村雨丸」
士騎朝輝:「じゃあ、お前の気に障る話も止めて、この話をするか。とっておきだぞ」
士騎朝輝:悪戯っぽく笑う。
柿木夜助:「それは飯がうまくなる話?」
士騎朝輝:「柿木、世界最大のナマコって知ってるか?」
柿木夜助:「知らない……って、それって……?」
士騎朝輝:「日本原産、奄美大島のクレナイオオイカリナマコ 最大体長4.5m、一見大海蛇のように見えるくらい長いナマコでな」
士騎朝輝:「そら、此処での戦闘が終わった後に」
士騎朝輝:「後で聞くから。って言ってただろ?」
柿木夜助:「………君、記憶力がいいのは分かるけど、」
柿木夜助:「普通カレー食べるって時にナマコの話するかい?」
GM:―――――
GM:ED3
GM:新垣御守&林藤はるか
GM:―――――
GM:梶田記念病院611号室
GM:―――――
新垣御守:「ういーす」
新垣御守:事件からしばらくして、白い紙袋を提げて
新垣御守:林藤はるかの病室にやってくる。
林藤はるか:この個室には患者は一人しかいない。退院する予定もない。長期入院患者林藤はるかだ。
林藤はるか:「あ、支部長。お土産ですか?」NETFLIXか何かでドラマを見てます。
新垣御守:「元気してた?ってこの質問も変?」
新垣御守:「まあそういうわけ、ここ座ってもいい?」
林藤はるか:「やっぱり便利ですよね、この『ウィーン』」リモコンでウィーンとモニタが動く。
林藤はるか:「どうぞどうぞ」
新垣御守:ベッドの傍によって、モニタの見える位置
新垣御守:「おお!『ウィーン』ってなってんじゃん!」
林藤はるか:「あれ?支部長は見るの初めてでした?」
新垣御守:「めっちゃかっこいい!何これ!」
林藤はるか:「エンジニアの人に頼んでやってもらったんですよ」
林藤はるか:「Switchもできますよ」
新垣御守:「はじめてだって、病院変えてから来てなかったんだから」
新垣御守:「え、でも」
新垣御守:「そんな予算降ろした覚えないけど……実費でやってんの?これ」
林藤はるか:「だって私、チルドレンの貯金がたくさんありますもん」
林藤はるか:「この前危険手当も出ましたし」
新垣御守:「なるほど、へそくりの使い所がここってわけだ……え~!めっちゃ楽しそうじゃん!」
新垣御守:「なんかお土産つって色々持ってきたけど」
林藤はるか:「やっぱり支部長には分かりますよねー」
新垣御守:「気後れすんな~これ」
新垣御守:紙袋をゴソゴソしている
林藤はるか:「果物か何かですか?」
新垣御守:「いや……そういうのじゃなくて」
新垣御守:「じゃん!」
新垣御守:じゃん!と取り出されたものは
新垣御守:フレットが施された小型で4弦のギターによく似た弦楽器。
新垣御守:通常はハワイアン音楽に使用されることが多いことで知られるそれは……
新垣御守:即ち、ウクレレだ。
新垣御守:「いやさ、ここの病室防音って聞いたからさ」
林藤はるか:「それ以前に、ウクレレなんて弾けたんですか支部長?」
新垣御守:「なんか楽器でもあったらいいんじゃないの~と思ってさ」
新垣御守:「あたし?いやあたしは全く」
林藤はるか:「じゃあ私ですか?」
新垣御守:「この見た目だから、ギターとか弾けそうって言われるんだけどね~」
新垣御守:ポロローンと適当に爪弾きつつ。
新垣御守:「そーだよ。これははるかちゃんが弾くの」
新垣御守:「ハイ」
林藤はるか:「ええーっ」
新垣御守:手渡す。
新垣御守:「何?ウクレレ嫌い?」
新垣御守:「高木ブーに嫌な思い出でもあるわけ?」
林藤はるか:「高木ブーって誰ですか?」
新垣御守:「おおう……ジェネレーションギャップ」
林藤はるか:「それより、この前のお話の流れだと剣とかレイピアとかくれてもよさそうなものですけど」
林藤はるか:「これ、処分に困って私に押し付けてるわけじゃないですよね?」
新垣御守:「いやそんなもん送れないし……しかももらってどうすんのよ」
新垣御守:「壁にかけとくの?」
林藤はるか:「振り回すんです!」
新垣御守:「振り回すな!」
林藤はるか:「あと田井中さんと対戦したり」
新垣御守:「ゲーム感覚かよ!これがバーチャル世代か……」
新垣御守:「ま、いらないんならいらないで、その辺に置いといてよ」
新垣御守:「思い出した時に、またやりたくなるかもしんないしさ」
林藤はるか:「楽器ってやってみたことないんですよね」
林藤はるか:「楽しいんでしょうか?音楽を聞くのは好きなんですけど」
新垣御守:「さぁ?」
新垣御守:「それがこれから分かるんじゃないの?」
新垣御守:「はるかちゃんにだって、はるかちゃんの分かってないことは」
新垣御守:「沢山あるわけだからさ」
新垣御守:「ひょっとしたら、稀代のウクレレミュージシャンになる才能があるかもよ」
新垣御守:「目指せ、第二の高木ブー!」
林藤はるか:「それ本当に人名なんですか?」
新垣御守:「偉大な男だよ~」
新垣御守:「天から雷を降らせ、海を開き」
新垣御守:「迷える人々を導いたのだ」
林藤はるか:「まるで神様みたいなお話ですね」
林藤はるか:「……でも、全然知らなかったです。私、ウクレレについての知識も大して持ってないんですよ」
林藤はるか:「ギターが6弦で、ウクレレが4弦」
林藤はるか:「ウクレレは主にナイロン弦で、ギターは6弦が一番低い音だけどウクレレの4弦は高い調律になってるとか」
林藤はるか:「ご存知でしたか?」
新垣御守:「いいや、知らない」
新垣御守:ニコニコしながら、それを聞いてる
新垣御守:「でもいちばん大事なのは、どんな音が鳴るかじゃないの?」
新垣御守:「試しに弾いてみなよ」
林藤はるか:「……は、はい」
林藤はるか:恐る恐る弦を弾いてみる。
林藤はるか:ピーン
林藤はるか:「うわあ」
新垣御守:「ふふっ」
新垣御守:「いい音色じゃんか」
林藤はるか:「全然弾けてたわけじゃないじゃないですか」
林藤はるか:「音が鳴っただけです」
新垣御守:「それじゃ不満?」
林藤はるか:「……。やるからにはちゃんと、上手く弾きたいです」
新垣御守:「いいねえ」
林藤はるか:「子供の頃、自分で下手だと分かってる絵を褒められると、逆に嫌なタイプだったんですよね」
林藤はるか:「嘘は良くないですよ。ウクレレを弾く時だって多分そうです」
新垣御守:「あはは!すっごいはるかちゃんっぽい、それ!」
新垣御守:「でもあたしがさっき言ったのは嘘じゃないよ」
新垣御守:「弾いた方にとってはただの音でも」
新垣御守:「横で聞いてる方にはいい音色だって思うことだってあるって」
新垣御守:「……まあ、はるかちゃんがそれで納得行かないなら」
新垣御守:「練習するしかないよね。でもって」
新垣御守:「そのうちジロくんとかにも聞かせてやろうよ」
新垣御守:「きっとビックリするよ、みんあ」
林藤はるか:「そうですね。驚かせましょう。ベッドの下とかに隠して練習しますから」
新垣御守:↑みんな
新垣御守:「ふふふ」
新垣御守:「女の秘密だね」
新垣御守:口元に指を立てつつ、笑う
林藤はるか:「ワクワクしますね」
新垣御守:「ワクワクするね」
林藤はるか:「……でも、なんで急にウクレレだったんですか?」
新垣御守:「んー?」
林藤はるか:「別に、今回の事件だってそこまで、死ぬほど大変だったわけじゃないですし」
林藤はるか:「支部長が来るのは珍しいかなって」
新垣御守:「……そーだなー」
新垣御守:「はるかちゃんに会いたくなったんだよ。理由とかないけど」
林藤はるか:「……。今回の事件が露見したのは、桑島さんが人々を拉致していた事件があったからなんですよね」
新垣御守:「会えるうちに、会っとかないと」
新垣御守:「……そうだね」
林藤はるか:「もしも“ハコオトコ”が攫った人達だけが消えていたなら、私達は気付けていたんでしょうか?」
新垣御守:「この世から見捨てられて」
新垣御守:「誰にも見向きされない人たち、か」
林藤はるか:「私はこうして支部長にも、色んな人にも構ってもらえてますけど」
林藤はるか:「そういう人達のことを思うと、本当の正義の味方なんていないんじゃないかと思うんですよね」
新垣御守:「……それでも」
新垣御守:「やっぱりあたしは、1人でも多くの人を守れる正義の味方でいたいよ」
新垣御守:「見逃さないように、手放さないように」
新垣御守:「ゼロにするのは無理でもさ」
新垣御守:「やっぱり、多分」
新垣御守:「諦める理由にはなんないんじゃないかな」
林藤はるか:「陶くんも支部長も、やっぱり偉いんですね。優等生です」
新垣御守:「頑張って優等生やってんだって」
新垣御守:「向いてないな~とか、無理そう~ってことほど」
新垣御守:「やってみたほうが、人生面白いよ」
新垣御守:「ウクレレと一緒」
林藤はるか:「……それだけは、できそうにないです」
林藤はるか:「身の回りにいない、知らない人間の命にまで手を伸ばす責任があるって認めちゃうと」
林藤はるか:繭の事件のことを思い出している。
林藤はるか:「ずっとご飯が美味しくなくなっちゃいますから。皆はそうじゃないんですかね?」
新垣御守:「……さあね。みんなのことはわかんないけど」
新垣御守:「責任とまでは、あたしは思ってないかな」
新垣御守:「ただ目の前に選択肢があるなら、後悔しない方を選びたいってだけ」
新垣御守:「知らないうちはいいけど、一度知っちゃうと逃げられないからね」
新垣御守:「だから、それを避けるには」
新垣御守:「目を瞑って生きるしかない」
新垣御守:「あたしはそっちが出来そうにないから」
新垣御守:「そうしてるってだけ」
林藤はるか:「……ご存知でしたか?安部公房の箱男には、箱男が何人か出てくるんですよね」
林藤はるか:「自分から箱男になりたいと言い始める登場人物すらいるんです」
新垣御守:「ああ~そうだったかな」
新垣御守:「読んだのだいぶ前で、殆ど忘れちゃったよ。それが?」
林藤はるか:「今回の事件の“ハコオトコ”だって、本当はいつからいたんでしょうか?」
林藤はるか:「行方不明者が第2地区で確認されはじめたのはここ最近のことです。桑島さんの活動再開はその頃からだとして」
林藤はるか:「あやさんの言うような“誰か”は、桑島さんが拉致してきた誰かだったんでしょうかね?」
林藤はるか:「それとも」
林藤はるか:「昔もっと“千引岩開”を通った部隊の人が言っていた“別の場所”からやってきたものだったりすると」
林藤はるか:「ちょっと面白いですよね」
新垣御守:「面白くないってば……あんなのが次から次に出てきたら」
新垣御守:「こっちも首が回んないよ」
林藤はるか:「それはやっぱり、目に見えないものだからなんですよ。いたとしても、見捨てられているもののはずですから。ふふふ」
林藤はるか:両手を合わせて笑う。
新垣御守:「だから後手後手でも、見つけられる誰かの力が必要なんだって、こっちは」
新垣御守:「……要するに」
林藤はるか:「大丈夫です。これからも頑張りますよ」
新垣御守:「お転婆娘のはるかちゃんに目を瞑るつもりがないなら」
新垣御守:「これからも”フォックスリンカ”のこと、頼らせてもらいたいってコト」
新垣御守:「ありがと。ま、責任を誰かが背負うなら」
新垣御守:「それはきっとあたしのことだ」
新垣御守:「気楽についてきてよ。今の間はね」
林藤はるか:「本当に大丈夫なんでしょうね?」赤い光を宙にさまよわせる。
新垣御守:「大丈夫大丈夫」
新垣御守:「そのうち、はるかちゃんがもうちょっと年取ったら」
新垣御守:「肩貸してもらう気満々だから」
林藤はるか:「日本支部の鳩山さんもそうでしたけど」
林藤はるか:「なんで若いのにお年寄りみたいなこと言う人ばかりいるんでしょうね、UGN」
林藤はるか:「私、絶対そんな風になりませんから」
新垣御守:「無駄無駄。お前も若年寄の一員になるのだ~~!」
新垣御守:「」
新垣御守:「女の子でいれる時間は短いぞ~?」
林藤はるか:「それ!そうやって突然ふざけはじめたりするとこ!ぜーったい嫌です!」
新垣御守:「のっほっほっほ」
新垣御守:構わず変な笑い方でふざけ続けている
林藤はるか:呆れつつも、ウクレレを膝の上に抱えている。
GM:―――――
GM:ED4
GM:陶妙算
GM:―――――
GM:第10支部
GM:―――――
GM:事件から数日後。
GM:陶は第10支部に戻っていつも通りの日常を過ごしていた。
GM:新垣は支部長としての業務に追われているだろうし、
GM:林藤は相変わらず病室で、あるいは蛍に言の葉を乗せて雑学を披露しているだろう。
GM:そして、士騎は相変わらず人がジャームに脅かされるであろうどこかを通りすがっているに違いない。
GM:道は分かれ、皆が皆日常に帰っていく。
高橋正恒:「陶くん。」
陶妙算:少しぼーっとしていた。
GM:支部で過ごしている君に、エージェントの”レイジーラクーン”が声を掛ける。
陶妙算:その声に弾かれるように返事をする。
陶妙算:「は、はい。大丈夫です。居眠り、してません。」
陶妙算:愛らしい切り髪を揺らしながら立ち上がる。
高橋正恒:「しててもよかったのに。僕はしょっちゅうしてる。」苦笑する
陶妙算:「ダメですよ。勤務中はしっかり起きてないと。」
陶妙算:「昼に寝るぐらいなら、夜にちゃんと寝てください。」
高橋正恒:「大丈夫、どっちもぐっすり寝てる。」
高橋正恒:「さて、君にちょっとした任務がある。」ファイルを手渡しながら君に告げる
陶妙算:「任務ですか。了解です。」
陶妙算:「また、他の支部に出向ですか?」
陶妙算:最近出向が続いているのでちょっと寂しいのだ。
陶妙算:仲間はずれにされてる気持ちになる。
高橋正恒:「出向が続いてるだろう?しかも先日は戦闘までして帰ってきた。」
陶妙算:「はい。」
陶妙算:「いえ、不満があるわけではないのですか。」
高橋正恒:「だから、今回は刀も要らないゆったりした仕事さ。」
陶妙算:「支部の皆さんとご一緒できないのは少し寂しい…と」
陶妙算:「ホントですか?」
陶妙算:目の縁いっぱいにみなぎる茶色い瞳を上目遣いに高橋さんに向ける?
高橋正恒:「うん。」
高橋正恒:「新しく配属されるイリーガルの教導。」
陶妙算:「教導。僕がですか?」
陶妙算:「夢野さんの教導もうまく出来たとは思えないのに…!」
陶妙算:「いえ、夢野さんはそれとは関係なしにすごい人ではありますけど。」
高橋正恒:「回数をこなせばきっと慣れるよ。」
陶妙算:「新人の教導と同時に僕の訓練でもあるというわけですね。」
陶妙算:「了解しました。がんばります。」
高橋正恒:「そうそう、ゆるく過ごしつつ教導に慣れるための任務だと思って欲しい。」
陶妙算:まろみを帯びた優しげな肩に、力が入っている
高橋正恒:「……あ、それと、」
陶妙算:「高橋さんほどに、上手に力を抜くのは難しいと思いますけど…はい、なんでしょう。」
高橋正恒:「やる事が終わったら、早めに切り上げて支部長とお茶をご一緒したらどうだい?」
陶妙算:瞬きする度に音がしそうな濃い睫毛に囲まれた目を高橋さんに向ける。
高橋正恒:「坊ちゃんも、君が出向続きで寂しがってたからね。」
高橋正恒:「………おっと、今の発言は他の人には言わないようにね。」
陶妙算:「その任務は、僕よりも高橋さんの方が適任だと思いますよ?」
陶妙算:茶色い瞳を楽しげに潤ませながらくすりと笑う
高橋正恒:「僕の顔は見飽きてるんじゃないかなあ」
高橋正恒:苦笑する。
陶妙算:「それはそれで、もっとかまってあげなくちゃ。」
陶妙算:「飽きられたから距離を取る、なんてしたらずっと仲良くするのは難しいですよ?」
高橋正恒:「はは、手厳しい。……けど、」
高橋正恒:「君がいなくて寂しがってるんだから、やっぱり君が顔を見せるべきだ。」
高橋正恒:「僕と君は、違う人間だからね。」
陶妙算:「本当に、寂しがってくださってるなら嬉しいですけど。」
陶妙算:露に濡れた果実のような唇がかすかにはにかむ
高橋正恒:「じゃ、頼むよ。あの子は第二会議室で待ってる」
陶妙算:「はい。支部長にも教導が終わり次第ご挨拶をさせていただきます。」
陶妙算:「高橋さんも、休むならたまには支部長と一緒に休んでくださいね?」
陶妙算:言って、第二会議室に向かいます。
GM:―――――
GM:第二会議室
GM:―――――
GM:会議室のドアを開くと、一人の少年が窓の外をじっと見ている。
陶妙算:「こんにちわ。」
陶妙算:「この支部でチルドレンをさせていただいています、陶妙算と申します。」
???:〈………。〉声を聞いて振り返る。
陶妙算:「この度は貴方の教導の任を授かりました。至らぬ点も多々あると思いますが、よろしくおねがいします。」
???:〈相変わらず言葉が頑なだな。〉
陶妙算:振り返った姿を見て、息を呑む。
???:見覚えのある顔。君があの事件の最初に助けた男であり、
???:男”たち”でもある。
陶妙算:「あ、あやさん…!」
陶妙算:「あ、あれ、第二に配属されたんじゃ」
あや:〈第10支部に配属された”あや”だ。コードとやらはまだない。〉
あや:〈それは〉
あや:少女の姿に
陶妙算:「手続きも"ミイデラネズミ"さんがしてくれたみたいですし。」
あや:「私が希望したんです。ここに来たいって。」
陶妙算:「あ……」
陶妙算:「そう、なんだ。」
あや:「よろしくお願いします、先輩。」
あや:そう言ってくすりと笑う
陶妙算:「嬉しい。けど、あやさんに先輩って呼ばれるのは、なんか変な気持ちだな…」
陶妙算:雪白の肌の肌が紅色に色づく
あや:「じゃあ、陶くん。」
陶妙算:「うん、そっちのほうがいい。」
陶妙算:「おばあちゃんにまで先輩って呼ばれたら、身がすくんじゃうよ」
あや:〔ほほほ、気を使わせちゃったねえ……〕
あや:『じゃが年上とて教導はしっかりしとくれ。』
陶妙算:「は、はい。」
陶妙算:「こんないい方は変かもしれませんが。
陶妙算:「みなさんも変化には慣れたようで」
あや:『うむ。6人が6人、各々の自我を取り戻しつつある。』
陶妙算:「それは、よかったです。」
陶妙算:「ですが。」
陶妙算:「それなのに、ここを選んでも、よかったんですか?」
陶妙算:「僕はあの時、UGNがあやさんを保護してくれると聴いて喜んでしまいましたが。」
陶妙算:「でも、それはあやさんたちの気持ちを確認したものではありませんでした。」
あや:『わしらの中で協議した結果じゃ。』
陶妙算:「新垣支部長の言う通り、検査やその他にも煩わしいことが色々あると思います。」
あや:【賛成4、反対1だったかな?】
陶妙算:「棄権票がいる…!あ、赤ちゃんですね!」
あや:【まだ赤ちゃんだからねー】苦笑する
陶妙算:「赤ちゃんですもんね、大変ですね。」
陶妙算:苦笑する。
あや:「………私の個人的な感情に私たちを巻き込むのは気が引けたんですが、」
あや:「私、君の傍で頑張りたいんです。」
陶妙算:「………」
あや:「……これから、私たちがどうなっていくかわかりません。」
あや:「6つの人格が一つの身体に同居していることで、」
あや:「とてつもない苦難を負うかもしれません。」
あや:「でも……私も君と同じなんです。」
あや:「君が手を握ってくれるなら、」
陶妙算:あやさんの眼を、真っ直ぐ見つめる
あや:「私は何にでも耐えられる気がするんです。」
陶妙算:あやさんが向けてくれる言葉を、大切に受け止める。
陶妙算:「UGNよりも」
陶妙算:「第二支部よりも」
陶妙算:「第十支部よりも」
陶妙算:「僕を、選んでくれたの?」
あや:頷いて、陶に手を伸ばす
あや:「甘えていい?」
陶妙算:手を握り
陶妙算:その肩を抱き寄せる。
陶妙算:「いいよ。」
陶妙算:最初に会った時も、彼女が苦しそうにしてた時も、
陶妙算:こうして彼女を落ち着かせようとした。けど、それは彼女のなかに自分を見て、自分が欲しかったことをしていただけだったのかもしれない。
陶妙算:人に優しくするフリをして、ただ自分が甘えていただけだったのかもしれない。
陶妙算:だけど、今こうして彼女が手を伸ばしてくれることが、こんなに嬉しくて、すごく嬉しくて
あや:「………」陶の胸に顔を埋める「……ありがとう。」
陶妙算:「いっぱい甘えて」
陶妙算:白磁の陶器のような首筋から、桃の香りが甘く漂う
あや:「うん……。」
陶妙算:「いっぱい甘やかして、僕の知ってることも、いっぱい教えてあげるから」
陶妙算:「これからも、よろしくね」
あや:「うん。よろしくね。」
あや:陶の背に腕を回す
あや:…どれほどの時間抱き合っていたのか。やがてどちらからか徐に体を離す。
陶妙算:「もう、甘える時間は終わり?」
あや:「今からは頑張る時間。」
陶妙算:露のついた果実のような唇が、ちょっと名残惜しそうに言う
あや:教導資料の束を持ってはにかむ
陶妙算:「うう、既にあやさんのしっかりしてる気がする。」
あや:「………そうだ、頑張る前にね。」
あや:「言われたことがあるの。」
あや:「苗字をつけたらどうかって。」
陶妙算:「確かに、ないとちょっと不便だよね」
あや:「……”陶”。」
あや:「にしようと思ってるんだ。」
あや:「君が良ければ、の話だけど。」
陶妙算:「……え?え?」
陶妙算:ちょっと困惑する。
陶妙算:でもその様子はどこか嬉しそうだ
あや:「考えてくれると嬉しいな。」
あや:「返事待ってるからね……妙算くん。」
あや:顔を赤らめながら、少しだけ間を置いて陶の下の名前を呼ぶ
陶妙算:「……うん」
あや:「じゃ、頑張る時間開始だね。」
陶妙算:「待っててね」
陶妙算:「…あ、あや」ちゃんと呼ぼうとして、その声が途切れる
陶妙算:雪色の肌が紅色に染まって
陶妙算:「うん、頑張ろうか。あ、あの最初に言ったとおり不束者ですか、宜しくおねがいします。」
陶妙算:少し慌てながら席につく。その姿はいつもより年相応の少年に見えた。
あや:「………。」
あや:陶の言葉を噛みしめる様に胸を抑え、
あや:「うん、お願いします。」
あや:陶の隣に座って資料を開く。
GM:―――――
GM:以上、全行程終了です!お疲れさまでした!
士騎朝輝:楽しかったです。ありがとうございました
陶妙算:お疲れさまでした!!!
新垣御守:お疲れ様でしたー!!
inserted by FC2 system