メインログ
見学ログ
GM:―――――
GM:それでは疑似夫婦セッション、始めて行きます。
GM:よろしくお願いします!
パイライト:よろしくお願いします!
冥王星:よろしくおねがいします!
陶妙算:お願いします
GM:では自己紹介!
GM:PC1、パイライトくん!
宝竜崎梨絵菜:おねがいします!
パイライト:はい
パイライトhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYm9vOzAIM
パイライト:「“パイライト”。そう呼んでくれればいいよ」
パイライト:第九支部登録RB。表情の薄い十二歳頃の少年ですが、賢者の石の破片から生まれて一年と経っていません。
パイライト:多くの事件と人々に触れ、感情に振り回されながらも。変化し続けることを選び、UGNで戦っています。
パイライト:第九支部の一員として活動しながら、第十二支部の真堂啓介支部長へ師事し、その際に遺産を継承。
パイライト:最近、住まいのチルドレン寮にあまり帰ってないとか文句を言われがちだとかなんとか。多感な賢者の石の零歳児
パイライト:構成は《シャドーテンタクルス》を基点にした遠距離白兵型。《咎人の剣》と《砂の加護》ベースで燃費は悪いですが、火力は相応に
パイライト:以上、どうかよろしくお願いします。
GM:よろしくお願いします!
GM:ハンドアウト等は省略です!では次、
GM:PC2:陶くん!
陶妙算https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYjdLjxgIM
陶妙算:PC2の陶 妙算(すえ たえかず)です。
陶妙算:しっとりと濡れた黒髪、やわらかな茶色の瞳が特徴(ドラクルージュキャラ作成表より)のUGNチルドレンです。
陶妙算:昔、永港ってセルに捕らえられててそこでいろいろあったらしいよ
陶妙算:そのせいか知らないけど果物しか食べられないのでほのかに桃のような甘い香りを漂よわせています。
陶妙算:基本、大人しめで物腰柔らかな少年です。本人は真面目に任務に望んでるつもりだけど結構他者に依存しがちな弱い子
陶妙算:性能としては武芸の達人とかハードワイヤードで上げまくった固定値で素殴りします
陶妙算:敵からの攻撃がゲットダウンで避けて100%超えたらフェイタルもヒットする!!
陶妙算:そんな感じで美少年剣士ヅラしていきたい子です。宜しくおねがいします
GM:よろしくお願いします!
GM:美少年剣士…いいよね…
GM:では次、PC3:東雲さん!
東雲芽衣http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYseW5vQIM
東雲芽衣:うむ! PC3の東雲芽衣(しののめ めい)です。15歳女子!
東雲芽衣:「うむ」という養父譲りの口癖以外はおおよそ普通の女子高生!
東雲芽衣:比較的明るめでそこそこ社交的!
東雲芽衣:元陸上部で、オーヴァード覚醒時に部活をやめました。まともな
東雲芽衣:測定できなくなったからね!
東雲芽衣:性能としては、破壊の爪を生成し、漆黒の拳とかをぶつける感じです。
東雲芽衣:かのルツィア女学院潜入捜査とか、あと図書館のテロリスト退治を経験してます。
東雲芽衣:そんなかんじです。よろしくおねがいします!
GM:よろしくお願いします!
GM:催眠するので存分に女の子を誑かしてください
GM:では最後にPC4:宝竜崎さん!
宝竜崎梨絵菜http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYku3PugIM
宝竜崎梨絵菜:おーほほほほっ!!宝竜崎家の一人娘!宝竜崎梨絵菜ですわ!
宝竜崎梨絵菜:大資産家、宝竜崎家の一人娘として何不自由ない生活をしてきましたが・・・まさかのオーヴァード覚醒
宝竜崎梨絵菜:安全のためにUGNで訓練することになるも、非常に攻撃性能が高かったせいで地獄のような訓練の日々が続き・・・
宝竜崎梨絵菜:すっかり傲慢、憶病、逃げ腰になってしまったお嬢様です
宝竜崎梨絵菜:性能はロケッティアと雷神の降臨を絡めて瞬間移動近接攻撃をします、なんとバリクラとアンプリフィケイションまで乗っている
宝竜崎梨絵菜:ごりごりの攻撃型ですね、なんでこうなったんだ
宝竜崎梨絵菜:あのルツィア女学院で大変な血風録に巻き込まれて大変なことになってたらしいですわよ?
宝竜崎梨絵菜:そんな感じのお嬢様です、ひえーっ今日も逃げたいですわーッ!!
GM:知らなかったのか、催眠からは逃げられない!
GM:では早速OPをやっていきましょう
GM:―――――
GM:OP3&4 東雲芽衣&宝竜崎梨絵菜
GM:登場侵蝕をどうぞ
宝竜崎梨絵菜:33+1d10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+4[4] → 37

東雲芽衣:28+1d10
DoubleCross : (28+1D10) → 28+5[5] → 33

GM:―――――
GM:大N市
GM:廃工場
GM:―――――
GM:コンクリートが砕ける音が響く。
GM:風切り音と共に宙に浮いた剣が唸りを上げて、
GM:二人の少女に迫る。
GM:現在、東雲芽衣と宝竜崎梨絵菜の両名は、
GM:大N市にて暗躍するFHエージェントを追ううちに、
GM:その手駒であるFHマーセナリに遭遇。戦闘状態に突入していた。
宝竜崎梨絵菜:「ヒエーッ!!」
東雲芽衣:「わわっ」
宝竜崎梨絵菜:「わわわた、わたくしは良家の娘ですのよ!!そんなわたくしを……そのような!剣で!!ば、罰が当たりますわよーっ!!」
”リジル”:剣を放ったのは二人よりもやや身長の低い銀髪の少年。
”リジル”:細い体のラインがはっきりとわかる黒いレザースーツに身を包んでいる。
”リジル”:「――全く。」
”リジル”:「逃げるだけなら鹿にも出来る。僕は”狩猟”じゃなく”闘争”をしに来たんだがな。」
”メギンギョルズ”:「あ、兄貴ぃ……。反撃、全部おれに当たってる……。」
東雲芽衣:「対等に渡り合おうとしてくれてるのはありがたいけど、痛いのは嫌だから避けるよ!」
”メギンギョルズ”:その隣で、2mはある筋骨隆々とした大男が頬を押さえている。
”リジル”:「ちっ」舌打ち
”リジル”:「的がデカいからだ、”メギンギョルズ”。」
”リジル”:「身体ばっかり大きくなりやがって。兄である僕を見下ろして、不遜だとは思わないのか。」
”メギンギョルズ”:「ご、ごめん兄貴……」
宝竜崎梨絵菜:「……と、とにかくわたくし達は、このようなところで体力を消耗している場合ではありませんのよ!!」
”リジル”:「……ふん。”テイマー”の洗脳装置を追うつもりか。」
”リジル”:「察知するのが少しばかり遅かったな。」
”リジル”:「僕たちが時間を稼いでいる間に、とっくに雲隠れしているだろうさ。」
宝竜崎梨絵菜:「……くっ!!」
宝竜崎梨絵菜:「ならばなおのことこんなところにいる理由はありませんわ!東雲さん、なんとか安全かつ穏便に切り抜けますわよ!!」
東雲芽衣:「それは、たしかにだけど」
東雲芽衣:「眼の前の二人から安全に逃げられるかな……!?」
”リジル”:「”メギンギョルズ”!」巨大な剣を生み出して、”メギンギョルズ”に持たせる。
”メギンギョルズ”:「わかったよ兄貴! おおぉおお!!」
東雲芽衣:「え、ちょ」
”リジル”:「僕たちから退いてやるよ。」
宝竜崎梨絵菜:「なっ……」
”リジル”:「もう報酬分の仕事はしたんだ。」
”リジル”:「”テイマー”によると、”明日から世界は一変する”らしいが、」
”リジル”:「僕はそんなものに興味は無いし、見届ける義理もない。」
”リジル”:「精々君たちで”一変した世界”を楽しむがいいさ。」
”メギンギョルズ”:ざ  ん っ
”メギンギョルズ”:廃工場の柱を両断する。
宝竜崎梨絵菜:「ひぃいっ!!」
”メギンギョルズ”:天井が崩れ、瓦礫と土煙で二人の姿は見えなくなる。
GM:廃工場に残ったのは君たちだけだ。・
宝竜崎梨絵菜:「と……とにかく、助かりましたわね、東雲さん……」
東雲芽衣:「そうだね……宝竜崎さん……」
宝竜崎梨絵菜:「……しかし、明日から世界は一変する、ですか……」
東雲芽衣:「まだ問題は山積みといった感じだけど……」
宝竜崎梨絵菜:「……手がかりもありませんし……明日までに行動が起こせるかどうか……」
東雲芽衣:「うむ……」
東雲芽衣:「ま、とりあえず報告しに戻ろう!ここで考えてても仕方ないし」
宝竜崎梨絵菜:「そ、そうですわね……」
宝竜崎梨絵菜:「……いざとなれば、なんとかして逃げましょうね!!絶対に!!」
東雲芽衣:「逃げ足なら負けないよ!」
東雲芽衣:「って、宝竜崎さん置いてっちゃ意味ないね!」
宝竜崎梨絵菜:「そ、そうですわよ!!置いていかれたら困りますわ!!」
GM:二人は報告のため支部に戻り、明日に備える。
GM:昨日と同じではない明日のために。
GM:―――――
GM:ロイスを取る時間!
宝竜崎梨絵菜:東雲芽衣/連帯感〇/不安/ロイス
東雲芽衣:宝竜崎梨絵菜/連帯感○/劣等感/ロイス
GM:仲良く連帯感だね!
GM:では次のOPに行きましょう。
GM:―――――
GM:OP2 陶妙算
GM:登場侵蝕をどうぞ
陶妙算:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 8[8]+48 → 56

陶妙算:末広がりの8!
GM:縁起がいい!
GM:―――――
GM:大N市
GM:第10区画
GM:―――――
GM:窓から朝の光が差し込む。
GM:光が照らした先には、二つの枕のあるシングルベッド。
汐留遥:黒髪の少年が布団をかぶり、いまだに夢の中にいる。
汐留妙算:その少年の隣には艶やかな墨のような髪の、朝の光にもなお照るように美しい少年が並んでいる
汐留妙算:まだ夢うつつの少年の頬に細い指先を寄せる。
汐留遥:鼻孔を擽る桃の香りと、細く滑らかな指の感触で微睡みから目覚める。
汐留妙算:柔らかな頬の感触を愛でながら
汐留妙算:「おはよう、遥くん。」
汐留遥:「………おはよ、妙算。」
汐留妙算:しなやかで熱っぽい体を寄せながら、甘やかな声をかけます
汐留遥:こちらも身を寄せ、陶の身体に顔を埋める。
汐留遥:「今日はパンなんだ。」
汐留妙算:柔らかなくせ毛の感触が心地よい
汐留妙算:「遥くんが、好きなやつだよ」
汐留妙算:「僕が起こすより、御飯の匂いの方で目が覚めちゃうんだから。」
汐留妙算:「ひどいな、遥くんは。」
汐留妙算:露に濡れた果実のような唇を拗ねたように尖らせながら言う。
汐留遥:「こっちも好きなやつだよ。」
汐留遥:陶の匂いに溺れながら返す。
汐留妙算:艷やかな、桃の香りが汐留くんを包む
汐留妙算:「ふふ、やっぱりずるい。」
汐留妙算:「そんなこと言われたら、もっとおねんねさせてあげたくなっちゃう。」
汐留遥:「待ってて。服着たら行くから。」
汐留遥:「だーめ。今日は任務でしょ?」
汐留妙算:「そうだけど。」
汐留妙算:「せっかく、今日は二人でお出かけできると思ったのにな。」
汐留妙算:言いながら、立ち上がる。
汐留遥:「帰ってきたら今度は僕が甘やかしてあげるから。」
汐留遥:妖艶に微笑みながらこちらも立ち上がり、
汐留妙算:可愛げなフリルのついたスカートからほっそりとした白い太ももがちらりと覗く
汐留妙算:「ふふ、優しくしてね」
汐留妙算:「御主人様?」
汐留遥:ベッドの周りに散らかされた服を拾い上げる。
汐留遥:「優しくしないのは妙算の方なのに。」
汐留遥:くすりと笑いながら服を着て、二人で食卓へと歩いていく。
GM:二人で食事をして、身支度を整えてから玄関へ。
汐留妙算:任務用のちゃんとした服に着替える
汐留遥:「今日の任務、いつもとちょっと違うかも。」
汐留妙算:「そうなの?」
汐留遥:こちらは私服だが、中性的で露出度が高い。
汐留遥:「FHが”何か”を仕掛けてきたんだけど、それが何なのかさっぱり分からないんだって。」
汐留妙算:白い長袖のシャツに黒いスラックス、極力露出を抑えたシックなスタイル。
汐留遥:「攻撃なのか、陽動なのか、工作なのかも不明で、」
汐留妙算:「…たまにあるよね。そういうふわっとした任務」
汐留遥:「ともかく腕利きを集めて情報を探るんだってさ。」
汐留妙算:「そんな任務に選ばれるなんて、遥くんはすごいなあ」
汐留遥:「妙算も選ばれてるんだから自信持ってよ。」
汐留妙算:「うん、でも」
汐留妙算:「僕のことより、遥くんが評価されてることの方が嬉しいんだ。」
汐留妙算:「ふふ、不思議だよね。夫婦って」
汐留妙算:ユリの花が綻ぶような笑みを汐留くんに向けながら言う
汐留遥:「うん。」こちらもいつもの不敵で妖艶な笑みではなく、
汐留遥:少年らしい笑顔で応える。
汐留妙算:「でも、その立場で言ったら服はもっと着込んでくれると嬉しいかな?」
汐留遥:「これは妙算の目の保養。」くすりといつもの笑顔に戻る
汐留妙算:「もう。」
汐留妙算:「それも嬉しいけどさ」
汐留妙算:言いながら、汐留くんの空いてる方の手に触れる
汐留遥:「大丈夫だよ。僕は妙算のものだから。」
汐留遥:左手で陶の手を握る。薬指に、硬い感触がある。
汐留遥:汐留遥が汐留妙算のものであるという、証だ。
汐留妙算:思わず、その手を握る力が強くなって
汐留妙算:「知ってる。」
汐留妙算:「知ってるから、離してあげないんだから。」
汐留妙算:柔らかな桃の香りを奏でながら、嬉しそうに笑う。
汐留妙算:「行こ、遥くん。」
汐留妙算:いつもみたいに、二人で
汐留遥:「うん。」
汐留遥:「……そういえば、今日の任務に来る人もみんな夫婦らしいよ?」
汐留遥:「お嬢様学校に通ってるって二人と、」
汐留妙算:「へえ。珍しいね。」
汐留遥:「パイライトくんは知ってるか。奥さんもちょっと手伝うみたい。」
汐留妙算:「ふーん…」
汐留妙算:遥くんの言葉にかすかな違和感をおぼえるけれど
汐留妙算:「楽しみだね。」
汐留妙算:「みんな仲良しさんだったら、夫婦円満の秘訣もついでに聞けたらいいな。」
汐留妙算:大好きな人が隣りにいてくれているという喜びの前に、そんな小さな違和感は消し飛んでしまう
汐留妙算:「他所様にえっちなことしようとしちゃダメだからね。」
汐留遥:「はーい。妙算だけにする。」
汐留妙算:細く白い指先で、汐留くんの艷やかな唇に触れながら言います
汐留妙算:「みんながいるとこでは僕にもダメッ」
汐留遥:そう言ってその指を軽く咥えて、挑発的に陶を見上げる。
汐留妙算:その視線に胸が高まってしまうのを感じながら
汐留妙算:「そうやって、任務に遅らせようとするのだーめ」
汐留妙算:と、言って指先を汐留くんの唇から離す
汐留遥:「誰も見てないのに。」
汐留妙算:銀の糸が汐留くんの唇と陶の指先を繋ぐ
汐留妙算:「帰ってから、でしょ?」
汐留妙算:濡れた指先を愛しそうに舐めながら
汐留遥:「はーい。……帰ってからね。」
GM:二人は仲睦まじく、支部への道を歩いていく。
汐留妙算:汐留くんに熱っぽい視線を向ける
GM:昨日と同じ、友達同士の二人はそこにはいなかった。
GM:―――――
GM:ロイスのみ!
汐留妙算:汐留くんは友情○/依存
汐留妙算:でロイスを取っているのですが
汐留妙算:これを愛情○/依存
汐留妙算:に変更します
汐留妙算:以上で!
GM:―――――
GM:OP1 パイライト
GM:登場侵蝕をどうぞ
パイライト:パイライトの侵蝕を+9(1d10->9)した(侵蝕:38->47)
パイライト:ウワーッ
GM:―――――
GM:大N市
GM:第12区画 猫柳邸
GM:―――――
GM:窓から朝の光が差し込む。
GM:光が照らした先には、二つの枕のあるセミダブルベッド。
GM:そこに、一人の少年が横たわっている。
パイライト:目を閉じて、微かな寝息を立てる。眠る必要のないRBであるが──
パイライト:いつしかこの身は人間のように。眠ることを覚え、日々を過ごしている
猫柳麻子:少年の被っている布団がもぞもぞと盛り上がる。
猫柳麻子:少年よりも一回り背の低い少女が、布団に潜り込んできたのだ。
猫柳麻子:少女は少年の顔を見下ろして、にま、と笑った後。
猫柳麻子:頬を指でつついたり、抱き着いて甘えたりと無法の限りを尽くす。
猫柳麻子:まるで飼い主を弄ぶ猫のようだ。
パイライト:んん、と身じろいで。しかし気配を寝ても理解しているのか、払うような真似はせず
パイライト:不意に彼女の背に手が回されて。己の体に引き寄せる
猫柳麻子:「ンニ。」
パイライト:「──おはよう」
パイライト:聞き慣れた鳴き声に。寝起きの挨拶を返す
猫柳麻子:「おはよう、ライト。」
パイライト:「うん。お姉さん」
猫柳麻子:「…………。」
猫柳麻子:こつん、と額と額をぶつける。
猫柳麻子:「昔の夢でも見たか?もっと親しみのある呼び方があるだろう。」
パイライト:「……」眼が合う。猫のような丸い、大きな瞳
パイライト:「かもね、麻子さん」
猫柳麻子:やや不機嫌そうだった表情が明るくなる。
パイライト:猫をあやすように髪へ指を差し込んで、ゆっくりと梳く
パイライト:「もしかして、寝坊したかな」
猫柳麻子:「夢(ドリーム)の次は毛づくろい(トリム)か?」
猫柳麻子:「寝坊と言えば寝坊だ。空腹(ハングリー)なアタシを不機嫌(アングリー)にさせた。」
猫柳麻子:「起きて飯を喰らうがいい。」
パイライト:「うん」
パイライト:髪から手が離れ、彼女の顎の下を軽く撫でて
猫柳麻子:身を捩って、パイライトの顔に胸を押し付ける。
猫柳麻子:「今日は何だと思う?」
猫柳麻子:着けたままのエプロンから、かすかなベーコンの匂いがする。
パイライト:「ベーコンエッグ?」もごもご
猫柳麻子:「ビンゴ!」
猫柳麻子:パイライトの額に賞品のキスを落として立ち上がる。
パイライト:「じゃあ、冷めないうちに食べなきゃダメか」
パイライト:ベッドから降りて。立ち上がり、並ぶ
パイライト:「ありがとう、麻子さん」
パイライト:繰り返しのように。前髪の一房を取って、口づけて
猫柳麻子:「…ンニヒヒ」照れくさそうに笑って、ダイニングへ。
パイライト:後に続いて歩く。普段は己が起こす側が多い。だからか、
パイライト:硬い表情の顔が少しばかり、笑っているように見えただろうか
GM:二人で食事を取り、身支度を整えてから玄関へ。
GM:今日はUGNから調査任務が入っている。
パイライト:「……麻子さんも一緒の呼び出しなんてね」
パイライト:「委員長さんが風邪引いてなかったら、来てたかな」
猫柳麻子:「ンニ。残念。」
パイライト:「そうだね。麻子さん、委員長さんいないと寂しそうだし」
猫柳麻子:「寂しいから離れるなよ?」
パイライト:「わかってる」
パイライト:手を取る。小さな硬い感触。指にはめられた輪の存在を教えるように
猫柳麻子:「………。」手を握り返す。
パイライト:「だから、こうしたんだよ」
パイライト:「目を離さないように」
パイライト:「そう言われたからね」
猫柳麻子:「ンニヒヒ。首ではなく指に輪っかを付けられてしまったナ。」
パイライト:「首がよかった?」
猫柳麻子:「オマエが望むなら帰りに買おうか?」
パイライト:「……いや」
パイライト:す、と。空いた手が首筋をそっと撫でて
パイライト:「隠すのは勿体ないと思う」
猫柳麻子:「ん……。」
猫柳麻子:「………あ、あのナ。」手に力を込め、歩き出そうとするパイライトを引き留める。
パイライト:「何? 麻子さん」足を止めて、
猫柳麻子:「帰ったら、考えて欲しいんだが……」
猫柳麻子:頬に添えられた手に頬を寄せる。
パイライト:鉱石のRB。体温がわずかに低い肌に、熱を感じる。
猫柳麻子:「……子供、欲しいナ。」
猫柳麻子:言った後、恥ずかしくなったのか視線を伏せる。
パイライト:「…………」
猫柳麻子:頬と耳も上気して、普段の様子とは正反対のしおらしさを見せる。
パイライト:胸の内に浮かんだものに従って。離れていた空間を詰め、
パイライト:ぐい、と彼女の小さな体を引き寄せて。
パイライト:「──帰ったら、ね」
パイライト:耳元で、小さな声が
猫柳麻子:ぴくん、と肩が震える。
パイライト:「まずは仕事を片付けてから」
猫柳麻子:「………ンニ。」呻き声のように返事をして、パイライトに続いて玄関を出る。
パイライト:支部への道を進む。日差しは心地よく、季節の変わりを感じる
パイライト:並んで、歩く。それだけのことに幸いを噛み締めて
GM:―――――
GM:ロイス!
パイライト:麻子さんには固定で持ってるので、妙算に倣って
パイライト:〇愛慕/不安 を 〇愛慕/溺愛 に変更します
パイライト:以上!
GM:―――――
GM:合流シーン
GM:全員登場
宝竜崎梨絵菜:37+1d10
DoubleCross : (37+1D10) → 37+7[7] → 44

汐留妙算:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 4[4]+56 → 60

汐留妙算:DBゲット!
パイライト:パイライトの侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:47->49)
東雲芽衣:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 6[6]+33 → 39

GM:―――――
GM:合流シーン
GM:全員登場
宝竜崎梨絵菜:37+1d10
DoubleCross : (37+1D10) → 37+7[7] → 44

汐留妙算:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 4[4]+56 → 60

汐留妙算:DBゲット!
パイライト:パイライトの侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:47->49)
東雲芽衣:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 6[6]+33 → 39

GM:―――――
GM:大N市
GM:”テイマー”合同対策本部
GM:―――――
GM:大N市で暗躍するFHエージェント”テイマー”。
GM:彼が広域洗脳装置を完成させ、稼働を目前にしているという情報を手にしたUGNは、
GM:直ちに対策本部を設置。
GM:しかし、”テイマー”の雇ったマーセナリの妨害もあり、すんでのところで逃げられてしまう。
GM:「明日になれば世界は変貌する」マーセナリの一人である”リジル”の言葉から、
GM:対策本部はさらなるエージェントとイリーガルの増員を決定。世界の変貌に備えるのであった。
宝竜崎梨絵菜:「……といって、明日は今日になりましたが……何かが変わった気があまりしませんわね」
GM:対策本部の増員として集められたのが、君たち一同である。
高橋正恒:「うん、まあ。全然実感がないわけだけど。」
高橋正恒:「やるといったらやるのが連中だからね。」
高橋正恒:宝竜崎の言葉に応えたのは中肉中背の男。
高橋正恒:そしてその隣には、
阿久津数馬:「まったくだ。……僕も実感なぞ何もないが」
阿久津数馬:小柄で不機嫌そうな顔をした少年。
パイライト:「そうだね。数馬のふくれ面も変わらないし」
阿久津数馬:「懸念がある限り、見過ごすわけにもいかないだろ」
阿久津数馬:「そこは関係ないだろ!」
阿久津数馬:ムキになった顔を見せる。
阿久津数馬:阿久津数馬、N市第10支部長。
高橋正恒:同じくN市第10支部のエージェント、高橋正恒。
GM:彼らは対策本部の指揮官である。
阿久津数馬:「そういうことで、お前らに集まってもらった」周りを見回す。
阿久津数馬:「”テイマー”とやらが何を企んでいるのか、突き止めてほしい」
高橋正恒:「初動の段階で取り逃がしたとはいえ、」
高橋正恒:「事が起こっていたとしても最小限の被害に抑えるのが僕たちの仕事だ。」
汐留妙算:「了解です」
東雲芽衣:「そうですね」
パイライト:「気付いてないけど、既に動いてるのもよくあることだからね」
宝竜崎梨絵菜:「むむむむ……気が重いですわ……」
東雲芽衣:「ふふ、大丈夫だよ。梨絵菜には私がいるもの!」
宝竜崎梨絵菜:「芽衣さん……その……」
宝竜崎梨絵菜:「わ、わたくし……あなたが隣にいるなら……少しだけ……頑張りますわ」
東雲芽衣:「うむ!その意気その意気!」
高橋正恒:「さて、今までに分かったことを資料にまとめた。目を通してほしい。」
宝竜崎梨絵菜:「でもあなたが危なくなったら、わたくしあなたの手を引いて逃げますからね!!」
汐留妙算:「そうならないように僕たちもがんばりますので。」
汐留妙算:「ご協力をお願い致します。」
汐留妙算:春のせせらぎにも似た柔らかく潤んだ瞳を宝竜崎さんに向けながら資料を渡します
宝竜崎梨絵菜:「ん、んん、ええ、もちろんですわ」資料を受け取る
高橋正恒:「僕と支部長で配るから、隣の人に渡していってね。」
阿久津数馬:「……これもかな」机の上のものを配ろうとする。
阿久津数馬:やけにぶ厚くて、ピンクの文字が躍っている表紙の雑誌。
阿久津数馬:「……!」ぱっと隠す。
パイライト:「どうかした?」
阿久津数馬:よくは見えなかったが、「海外」「リゾート」「ドレス」「挙式」などのワードが見て取れたかもしれない。
阿久津数馬:「いや、なんでもない。私物だ、私物」
高橋正恒:「数馬……あ、失礼。支部長。その資料はこっちに。」
阿久津数馬:「あ、ああ……大体もう読んだしな、これ……」
阿久津数馬:「お前が持ってろ、まさ」
阿久津数馬:「…………」
阿久津数馬:「高橋!!」
汐留妙算:その様子を見てくすりと微笑む
汐留妙算:「お二人がしっかり結びついておられるならこの支部は安泰ですね。」
汐留妙算:「ええ、きっとこの事件もすぐに解決させられますとも」
阿久津数馬:「別に……別に僕は公私混同をするつもりはないぞ!」
阿久津数馬:微かに赤面しながら。
宝竜崎梨絵菜:「…………(少しもじもじして)」
宝竜崎梨絵菜:「……芽衣さん、わたくしたちにも必要でしょうか……?」
東雲芽衣:「必要かも……?」
宝竜崎梨絵菜:「……い、いえ、今はまあ、その……まあ、はい、ええと……」
宝竜崎梨絵菜:「と、とにかく、"テイマー"をなんとかしないといけませんわね!!」
汐留妙算:「はい。支部長に代わり的確な指示を出して頂きありがとうございます。」
パイライト:「よろしく。宝竜崎お姉さんと、東雲お姉さん」
高橋正恒:「うん。それで次に追って欲しいのは”テイマー”の運び出した洗脳装置の行き先。それと、」
高橋正恒:「一応、マーセナリ達もかな。手がかりになればいいんだけど…」
GM:と、そんな折、
GM:高橋の懐の携帯電話が鳴る。
高橋正恒:「ん。」
高橋正恒:「もしもし。高橋です。…はい。」
高橋正恒:「…………いいよ。通して。ただし最大限警戒したうえでね。」
高橋正恒:携帯を閉じる。
高橋正恒:「どういう風の吹き回しか、向こうからやってきたよ。」
高橋正恒:「襲撃じゃなく、話がしたいってことらしいけど。」
高橋正恒:「君たちで会ってきてもらえるかな?」
汐留妙算:「了解です。」
高橋正恒:「”リジル”と”メギンギョルズ”に。」
宝竜崎梨絵菜:「何かの罠では……警戒しなくては……」
汐留妙算:「はい。ただ宝竜崎さんは、いえ、僕たちは目の前の相手にだけ意識を向けていれば大丈夫ですから安心してください。」
汐留妙算:「それ以外のことはうちの支部長と高橋さんが万全に備えてくれてますので。」
高橋正恒:「僕たちはここで情報の整理をするよ。猫柳さんと汐留くんにも手伝ってもらう。」
高橋正恒:「何かあったら壁の警報器を鳴らすか、僕に電話してね。」
宝竜崎梨絵菜:「……それならば……安心ですわよね……ね、芽衣さん」
汐留妙算:二人の能力を信頼している。高橋さんが敵をここに招き入れるという判断をしたなら、それをしても問題ない状況であるというということなのだ
汐留妙算:「はい、心得ています。」
パイライト:「妙算も腕は確かだし、大丈夫だよ」
汐留妙算:「方針としては第一に情報の収集、組む雪次第では捕縛も視野に入れる。という程度でよろしいでしょうか。」
東雲芽衣:「うん。たのもしいね!じゃあ行こっか梨絵菜」宝竜崎さんの手をとって言います
宝竜崎梨絵菜:「ああっ……そんな、こんなところで手を……だなんて……もう……」
汐留妙算:二人の様子を見て柔和に微笑む。
汐留妙算:「それじゃ、僕たちも行こうか、パイライトくん」
パイライト:「お互い、頑張らないとダメだものね」
汐留妙算:「かっこいいところ見せたいもんね。」
汐留妙算:「あ、支部長。高橋さんの言う通り、何かあったら連絡を入れますので」
汐留妙算:「ちゃんと、気づいてくださいね?」
阿久津数馬:「ああ、わかった。警戒は怠るな……」
阿久津数馬:「どういう意味だよ!」
高橋正恒:「気づくよ、ちゃんと。支部長はしっかりしてるから。いってらっしゃい。」
汐留妙算:「支部長は集中力がお有りだから、一つのことに夢中になってしまうので」
阿久津数馬:「ぐぬぬぬぬ」
高橋正恒:苦笑しつつ妙算を送り出す。
GM:部屋に残されたのは高橋と阿久津だけだ。
高橋正恒:4人が部屋を去ったところで、高橋がため息を吐いて
高橋正恒:阿久津から受け取った結婚情報誌をバッグに入れる。
阿久津数馬:「……それ、ちゃんと読んどけよ。何回も言ってるだろ」
高橋正恒:「読んでますよ。数馬が興味ありそうなところも分かってます。」《プロファイリング》
阿久津数馬:「……ならいいが! 支部では呼び方は!」
高橋正恒:「今は誰も見てませんから。」
阿久津数馬:「僕は公私混同をするつもりはない……雑誌はちょっと油断したけど!」
阿久津数馬:「……誰も見ていなくても、支部長として。ちゃんとやっていかなきゃならない」
高橋正恒:「……失礼しました。支部長。」
阿久津数馬:「汐留が言った通り、僕は一つのことに集中してしまう方のようだから」
阿久津数馬:「……帰ったら」
阿久津数馬:「帰ったらちゃんと呼んでやる」
阿久津数馬:ほんの少しだけ、相手の袖をくい、と引っ張り。
高橋正恒:「はい。支部長。」阿久津を抱き寄せ、額にキスを落とす。
阿久津数馬:「だ」
阿久津数馬:「だからお前そういうのが……そういう……!」
阿久津数馬:「帰ったらいくらでもできるだろ!! この!」
高橋正恒:「僕は怠け者ですから、適度に充電しないと動けないんですよ。」
高橋正恒:「それに甘えたのは支部長の方でしょう?」
阿久津数馬:「……っ」
高橋正恒:「さて、仕事しましょうか。」
高橋正恒:「……帰ったら好きなだけしますから。」
阿久津数馬:「お前、そういうの、ほんとずるいってずっと……!」
阿久津数馬:「……覚えてるからな」
GM:―――――
GM:ロイス&購入
宝竜崎梨絵菜:東雲芽衣/連帯感〇/不安/ロイス でしたが
宝竜崎梨絵菜:東雲芽衣/恋慕〇/執着/ロイス になります、ふしぎだね!
GM:ふしぎ
パイライト:妙算君にロイス 「お互い頑張ろう:〇友情/隔意」
汐留妙算:ボデマ
汐留妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 6[3,6] → 6

汐留妙算:ダーメ
宝竜崎梨絵菜:あ、私もボデマねらおう
汐留妙算:阿久津支部長/祝福○/嫉妬
宝竜崎梨絵菜:1dx+1=>12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル

宝竜崎梨絵菜:はい
パイライト:調達はボディアーマーを。《砂の加護》
パイライト:4dx>=12
DoubleCross : (4R10[10]>=12) → 7[4,4,7,7] → 7 → 失敗

パイライト:パイライトの侵蝕を+3した(侵蝕:49->52)
パイライト:nn-,
パイライト:失敗、今回は見送りで
東雲芽衣:ロイスを変更! 宝竜崎梨絵菜/純愛○/不安/ロイスに変更!
東雲芽衣:購入はボディアーマーを
東雲芽衣:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 7[5,7] → 7 → 失敗

東雲芽衣:以上!
GM:―――――
GM:ミドル1
GM:シーンプレイヤーは東雲さん。他全員登場可能です。
東雲芽衣:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 5[5]+39 → 44

パイライト:パイライトの侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:52->62)
汐留妙算:1d10+60
DoubleCross : (1D10+60) → 6[6]+60 → 66

汐留妙算:ゾロ目!
宝竜崎梨絵菜:44+1d10
DoubleCross : (44+1D10) → 44+5[5] → 49

GM:―――――
GM:対策本部 応接室
GM:―――――
GM:君たちを待っていたのは、
”リジル”:”メギンギョルズ”の腕に愛おしそうに手を絡める”リジル”と、
”メギンギョルズ”:前回遭った時とは比べ物にならぬ程逞しい雰囲気の”メギンギョルズ”であった。
”メギンギョルズ”:二人はソファに座って君たちを待っていたが、
”メギンギョルズ”:”リジル”が座りにくそうなのを見て、”リジル”を膝の上に移す。
”リジル”:「あ……。僕に気を遣ってくれたの…?優しい…。」
汐留妙算:「こんにちわ。」
”リジル”:今度は”メギンギョルズ”の首に手を回す。
”メギンギョルズ”:「こんにちは。すみません、このような格好で。」
パイライト:「お邪魔します」妙算君に続いて
”メギンギョルズ”:「兄貴…いや、妻が苦しそうだったので。」
パイライト:お邪魔してるのは相手方だが空気に負けて
GM:二人は兄弟だったはずだ。しかし…
GM:今はまるで恋人か夫婦のように振舞っている。
汐留妙算:「いえ、こちらこそろくなおもてなしも出来ず申し訳ありません。」
宝竜崎梨絵菜:「…………はて……」その姿に一瞬だけ違和感を覚えるが
汐留妙算:「それに、ここの支部は支部長たちでそういうのには慣れてますから。」
汐留妙算:「ええ、どうかラクにしてください。」
宝竜崎梨絵菜:「……その、それでお二人は、一体どのような用件で……?」
東雲芽衣:「ん? 兄弟って結婚……ん、いや、いいのかな??」ちょっと混乱したが、梨絵菜の顔を見て落ち着く。
”メギンギョルズ”:「はい。先日の件のお詫びをしたく参りました。」
汐留妙算:「お詫び、ですか?」
”メギンギョルズ”:「ええ。俺たち、実は結婚しまして、」
汐留妙算:「それは、おめとうございます。」
パイライト:「いい話だね」
東雲芽衣:「おめでとうございます!」
”メギンギョルズ”:「結婚を機に真っ当な仕事に就くために、今までご迷惑をかけた皆様に謝罪とお詫びをして回ろうかと。」
”リジル”:「お詫びなんていらないだろう…あれは僕たちにも僕たちの理由があったんだし、」
宝竜崎梨絵菜:「まあ……それはそれは……」
”リジル”:むす、と頬を膨らませる
汐留妙算:「それは、わざわざお気遣いいただきありがとうございます。」
”メギンギョルズ”:「累。ダメだぞ。」
”リジル”:「………ごめんなさい、ご主人様。」
汐留妙算:「ご主人、そんな細君をお責めにならないでください」
”リジル”:以前の戦闘で見せた凶暴さは鳴りを潜め、その言動には乙女と見紛う可憐さがある。
汐留妙算:「昨日まで敵対していた人間に主人が頭を下げる姿に思うところが出てしまう、細君の気持ちは僕にもよくわかります。」
汐留妙算:「ええ、主人思いの素敵な細君じゃありませんか。」
宝竜崎梨絵菜:「(この二人……結婚したのはいいとしましても……昨日はこんな関係でしたっけ……?)」
”メギンギョルズ”:「あ、ありがとうございます…」
汐留妙算:「ただ、細君。我々も、ただ謝罪を頂いて、それでよし、とするわけには行きません。それはおわかりいただけますよね?」
”メギンギョルズ”:「………はい。」
”リジル”:「まさか、」
”リジル”:「お前、ご主人様が欲しくなったのか?」
”リジル”:「ダメだぞ。これは僕だけのご主人様なんだからな。」
”リジル”:所有権を主張するように首に抱き着く
汐留妙算:リジルさんの前に、左手を差し出す。
汐留妙算:その手の薬指には、静かに輝く銀色の指輪が嵌められている。
”リジル”:「………。」
汐留妙算:「ご安心ください。僕も愛する人がいる身です。」
汐留妙算:「その人に誓って、貴方のご主人への愛に誓って、そのような不貞はおかしませんとも。」
”リジル”:「……何をすればいい?」
汐留妙算:「先程貴方は『僕たちにも僕たちの理由があった』と仰られました。」
汐留妙算:「そ、理由とやらについて。そしてその理由を持って何を為そうとされていたのか。」
汐留妙算:「まずはこの二点についてお話しいただきたい。」
”リジル”:「僕たちは傭兵…だったから、雇い主からは必要な情報以外聞かされていないし、」
”リジル”:「こちらも聞かなかった。理由というのはただ単に契約のことだ。」
”リジル”:「”テイマー”は僕たちをUGNにぶつけて時間を稼ぎ、」
”リジル”:「洗脳装置を稼働させる、と言っていたが…」
”リジル”:「具体的に何が起こったのか…そこまでは分からない。」
”メギンギョルズ”:「お力になれず、申し訳ありません。」
宝竜崎梨絵菜:「……確かに、昨日もそのようなことを仰っておりましたわね」
宝竜崎梨絵菜:「具体的に何をするつもりなのかは興味がない、と」
東雲芽衣:「言ってたね」
”リジル”:頷く
宝竜崎梨絵菜:「……もし、すでになんらかの洗脳がはじまっているのだとしたら……恐ろしいことですわ」
パイライト:「洗脳って言葉だけだと、何かの言うことを聞かせるっていう印象だけど」
パイライト:「……いまのところそういうのは、ないし」
”リジル”:「碌なもんじゃないだろうさ。そういう奴らとは金と距離だけ取るのが正解だ。」
汐留妙算:「もしかしたら、僕たち知らないところで何らかの異常が発生しているのかもしれませんね。」
汐留妙算:「お二人は、その洗脳装置がどこにあるか、というのも伺っていないのですよね。」
”リジル”:「僕らはあくまで陽動と時間稼ぎだからな。」
”リジル”:「それは装置がどこにあるのか知らなくても出来る。……けど。」
”リジル”:「まさか装置のある近辺で陽動作戦を行うわけもないだろう。」
”リジル”:「だから探すべきは僕らが戦闘していた廃工場から離れた場所だ。」
汐留妙算:こくりと頷く
”メギンギョルズ”:「流石兄貴!」
”メギンギョルズ”:「………?」
”メギンギョルズ”:「すいません、言葉遣いが荒くなりまして。」
汐留妙算:「ご主人?」
”リジル”:「………累って呼んでくれなきゃ、や。」
汐留妙算:「ふふ、なかなか結婚する前の癖は抜けませんよね。」
”リジル”:また頬を膨らませてメギンギョルズの顔を見上げる
東雲芽衣:(あれ、でもなんか兄貴といってるときの方が『自然』な感じが……?)
”メギンギョルズ”:「すまない、累。」
汐留妙算:白磁の陶器のような頬を綻ばせながら、二人のやり取りを見ている
パイライト:「まぁ、そういうこともあるよね」朝方の自分を思い出して
宝竜崎梨絵菜:「……(今の感覚、昨日会ったときに近い……?……なにか……)」
汐留妙算:「あと、皆さんから何か確認しておきたいことはありますか?」
宝竜崎梨絵菜:「……そのう……なんといいますか、ぶしつけなのですが……」
汐留妙算:三人に、特に何か違和感を感じてるような素振りを見せている東雲さんと宝竜崎さんに向けて声をかける
宝竜崎梨絵菜:「……お二人は、その……いつからそういった……夫婦といいますか、恋人といいますか……そういった関係に?」
”リジル”:「ずっと前からだよ。入籍したのは今日だけど。」
汐留妙算:「宝竜崎さん、お二人の仲睦まじさを見てそういったことが気になるのはわかりますけど」
汐留妙算:「あまり私的な面について伺うのは少々不躾ではありませんか?」
宝竜崎梨絵菜:「い、いえ、その……違うのです!」
宝竜崎梨絵菜:「なんといいますか……昨日お会いした時とはずいぶん印象が違う……ような気がしまして……」
”リジル”:「いいよ。雄のかっこいいところ、話すの好きだもん。」
宝竜崎梨絵菜:「まあ、戦闘中だったので、そういうこともあるかもしれませんが……」
東雲芽衣:「なんとなく違和感を抱いている……そうだよね、梨絵菜?」
宝竜崎梨絵菜:「!!」
汐留妙算:「ふむ、なるほど。それは、失礼しました。」
宝竜崎梨絵菜:「そ、そう!そうなのです芽衣さん!さすがですわ!!」
”リジル”:「…………あ、”雄”って呼んじゃった。」
東雲芽衣:「私も、うまくはいえないけどそういう変な感じがしていて」
宝竜崎梨絵菜:「よかった……芽衣さんはちゃんと、わたくしのことをわかってくださっているのですね……」
”リジル”:熱っぽい瞳で”メギンギョルズ”を見上げる。
”リジル”:「ごめんなさいご主人様。おしおき、して?」
パイライト:「そういえば、お姉さん二人とも前に遭遇してたんだったね」
”メギンギョルズ”:「………すいません。ここで、お暇させていただきます。」
”メギンギョルズ”:「また何か御用がありましたらいつでもご連絡を。」
汐留妙算:「はい。ご協力ありがとうございました。」
宝竜崎梨絵菜:「あ……その、ええと、その、本当に申し訳ありません……どうにもわたくし、考えすぎるところがありまして……」
汐留妙算:「それで、ご結婚おめでとうございます。お幸せに。」
”メギンギョルズ”:”リジル”をお姫様抱っこで持ち上げて、そのまま部屋を出ていく。
東雲芽衣:「お幸せにー!」
汐留妙算:一礼をし客人を見送る
”メギンギョルズ”:部屋を出る前にぺこりと頭を下げた。
パイライト:「お気をつけて」
宝竜崎梨絵菜:「……んん……」しょぼんとしながら芽衣の後ろにぴたりと付く
汐留妙算:「ごめんなさい。宝竜崎さん。」
宝竜崎梨絵菜:「い、いえ、わたくしも不躾な質問であるとは思っていましたので……」
汐留妙算:「せっかく、違和感を口にしてくださったのに、それを責めるような真似をしてしまって。」
東雲芽衣:「……えっと、片付けは私達夫婦がしますから、」
汐留妙算:「いえ、それでも、昨日までの彼らのことを知らない僕には気づき得ない視点でした。」
東雲芽衣:「お二方は報告にいってもらっても良いですか?」
宝竜崎梨絵菜:「芽衣さん……」
汐留妙算:「チルドレンとして至らぬ身ありますので、これからも何か気づいたことがあればご指導いただければ……おっと、はい、そうですね。」
パイライト:「……お任せしていいなら」
汐留妙算:「それでは、お先に失礼させていただきます。」
パイライト:「また後で」
宝竜崎梨絵菜:「え、ええ、そうですわね。これで名誉挽回とさせていただきますわ!」
東雲芽衣:「はい、また後ほどー」
汐留妙算:パタリ、と静かにドアが閉まる
パイライト:二人に軽く一礼して、応接室を出て行く
東雲芽衣:「……じゃあ、お片付け・整理の前に梨絵菜の心の整理をしよっか」
東雲芽衣:「情報の整理とかも併せてね」
宝竜崎梨絵菜:「……あうう……その……わたくし……」
宝竜崎梨絵菜:「……」空気が抜けたように座り込む、人一倍緊張に弱いのだ
東雲芽衣:「大丈夫? でも違和感に逃げずに立ち向かって偉かったよ」
宝竜崎梨絵菜:「ううう……ありがとうございます芽衣さん……」
宝竜崎梨絵菜:「芽衣さぁん……」ぎゅっと抱き着く
東雲芽衣:「よしよし」そっと髪をなでつつ、受け止める。
宝竜崎梨絵菜:「もう……もう……敵だった相手が近くにいるというだけでも怖くて……でも聞かないといけない気がして……うぅうー……」
東雲芽衣:「うむ……うむ……」言葉の合間合間でしっかり頷く。
宝竜崎梨絵菜:「……はぁー……ふぅー……」
宝竜崎梨絵菜:「……ありがとうございます、もう大丈夫ですわ」
東雲芽衣:「よかった」
宝竜崎梨絵菜:「……もう……みっともないところばかり見せてしまいますわね……」
東雲芽衣:「そういうことになっても、反省できるところを含めて好きだから」宝竜崎さんの頬に手を当て、目を細める。
東雲芽衣:「大丈夫だよ」
宝竜崎梨絵菜:「……芽衣さん……わたくし……」
宝竜崎梨絵菜:「わたくしも……その……あ……あ……」
宝竜崎梨絵菜:「愛して……ますわ……」
東雲芽衣:「! うむ……」
宝竜崎梨絵菜:「……あ、あう……あの、その!と、ところで!!」
宝竜崎梨絵菜:「……先程の二人に感じた違和感、やっぱり、わたくしの思い違いというだけではないんですわよね」
東雲芽衣:「そうだね。私も感じていたから……何かはあるんだと思う」
宝竜崎梨絵菜:「……そう、ですわよね……だから……その……」
宝竜崎梨絵菜:「ええと……」
宝竜崎梨絵菜:「……だめですわ」
東雲芽衣:「私が気になっているのは態度が前とかなり変わっているようにみえること……あたりかな?」
東雲芽衣:「態度、接し方、関係性……とかそのあたり」
宝竜崎梨絵菜:「え、えぇ……そう、なんですけど……」
宝竜崎梨絵菜:「……はい……ええと……」もじもじしている
東雲芽衣:「どうしたの? 隠し事はしないって約束でしょ?」
東雲芽衣:「いってみて?」
宝竜崎梨絵菜:「んん……いえ……その……」
宝竜崎梨絵菜:「ちゃんと考えないといけないんですけど……なんだか……」
宝竜崎梨絵菜:「まるで……二人だけが知ってる秘密……みたいで……なんだか……にやけてしまいそうで……」
東雲芽衣:「あ……なるほど……」
東雲芽衣:「なるほど。なるほどねー!そっかー!」
東雲芽衣:「それは、うん。嬉しいね。にやけちゃうね」
宝竜崎梨絵菜:「ああもう、わたくしったら、こんなはしたない……」顔を隠す
東雲芽衣:「はしたなくはないと思うけど」
宝竜崎梨絵菜:「だ、だってこんな……わたくし……宝竜崎家の娘が……こんな、任務中に、にやにやしてしまって……」
東雲芽衣:「いいんだよ、二人だけのときは。私の前では。そういうのも、大丈夫」
東雲芽衣:「それとも」
東雲芽衣:「自分はいけない子だから、お仕置きがほしいってことなのかな?」
東雲芽衣:「さっきのお客さんみたいに」
宝竜崎梨絵菜:「な……な、な」
宝竜崎梨絵菜:「ち、ちちち、違いますわ!!」
宝竜崎梨絵菜:「わ、わたくしはそのような……!!そのような……その……」
東雲芽衣:「ごめん。からかいすぎたね。いじりがいがあって、可愛いから、つい」
宝竜崎梨絵菜:「……もう!!」
東雲芽衣:「ふふふ」
宝竜崎梨絵菜:「……わたくしは……その」
宝竜崎梨絵菜:「……普通に、一緒にいたい、ですわ」
東雲芽衣:「うん」
宝竜崎梨絵菜:「……だ、だから……その」
宝竜崎梨絵菜:「し、しましょうか!片付け!!」
東雲芽衣:「うむ!」
東雲芽衣:そして宝竜崎さんには聞こえないよう、小さくつぶやく。
東雲芽衣:「いつまでも、できたら永遠に、一緒にいられたら幸せだね」
GM:―――――
GM:ロイス&購入
汐留妙算:宝竜崎梨絵菜/信頼○/罪悪感
汐留妙算:ボデマ
汐留妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 6[1,6] → 6

宝竜崎梨絵菜:ぼでま狙う
汐留妙算:ダメ!終わり!
宝竜崎梨絵菜:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 6[6]+1 → 7

宝竜崎梨絵菜:はい
パイライト:ロイス保留、ボディーアーマー調達で
宝竜崎梨絵菜:汐留妙算/信頼/恐怖〇/ロイス
パイライト:1dx>=12
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 4[4] → 4 → 失敗

パイライト:以上
東雲芽衣:汐留妙算/連帯感◯/不安/ロイス
東雲芽衣:ボデマ!
東雲芽衣:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 10[8,10]+8[8] → 18 → 成功

東雲芽衣:やっちゃー
GM:つよい
宝竜崎梨絵菜:さすがですわ!!!
汐留妙算:最強!
GM:では次のシーン行きましょう
GM:―――――
GM:ミドル2
GM:シーンプレイヤーは東雲さん
GM:他全員登場可能。
東雲芽衣:1d10+44
DoubleCross : (1D10+44) → 1[1]+44 → 45

宝竜崎梨絵菜:49+1d10
DoubleCross : (49+1D10) → 49+6[6] → 55

パイライト:パイライトの侵蝕を+5(1d10->5)した(侵蝕:62->67)
汐留妙算:1d10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 3[3]+66 → 69

汐留妙算:よしよし
宝竜崎梨絵菜:悪くない感じ
GM:―――――
GM:では早速情報収集です。
GM:プライズ方式でサクサクっとやっていきましょうか。
汐留妙算:はーい
パイライト:おー
東雲芽衣:はーい!
宝竜崎梨絵菜:ごー!
GM:それと、今回は1シーンごとに場所チャートを振ってもらいます。
GM:チャートで出た場所で任意のカップルにイチャイチャしてもらうことになるでしょう。
GM:特になければPC1から順にイチャイチャしてもらうことになります。
GM:チャートはこちら
GM
■場所チャート
1~2 寝室・休憩場所
3~4 浴室
5~6 書斎・図書館
7~8 誰も居ないオフィス
9~10 市街地

GM:そしてこっちが情報収集項目
GM
■プライズ判定
難易度 9
技能 情報:UGN、噂話、裏社会、軍事
プライズポイント 0/7

汐留妙算:浴室!!
汐留妙算:ではコネUGNを使用します
汐留妙算:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 8[2,4,4,8]+3 → 11

東雲芽衣:情報:噂話で振りまーす
汐留妙算:とりあえず2点確保!
宝竜崎梨絵菜:コネUGNで!
東雲芽衣:2dx+4
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 9[2,9]+4 → 13

宝竜崎梨絵菜:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[2,9,9]+1 → 10

パイライト:ではこちらも判定。コネUGN使って
宝竜崎梨絵菜:ギリギリ2!
パイライト:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[3,4,6,9]+1 → 10

汐留妙算:堅実に貯めていく
GM:では2ポイント獲得!
GM:あ、そうだ、パイライトくんは1d10をお願いします
パイライト:extu
パイライト:ああチャート
GM:そうそう
パイライト:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8

GM:誰も居ないオフィス
GM:そうだなあ…シチュエーションを考えよう。
パイライト:オフィス…
GM:―――――
GM:第8支部
GM:応接室
GM:―――――
GM:パイライトと猫柳麻子の二人は、
GM:情報収集のため各地の支部や、UGNに協力する組織に聞き込みを行っていた。
GM:そして訪れたのは、第八支部。
GM:二人は応接室に通され、支部長、卜部巽の帰還を待っていた。
猫柳麻子:「ソファがやわらかいニャア」
パイライト:「なんだか高そうな雰囲気がする」
猫柳麻子:「部屋の調度もよさそうだ。うちもこんな家具が欲しいナ。」
猫柳麻子:猫のようにウニャウニャとソファの柔らかさを堪能している。
猫柳麻子:「猫と言えど小判は必要なのだ。」
パイライト:「UGNの報酬も相応の金額だけど」
パイライト:「生活、となるとぼくじゃまだ足りないしね」
猫柳麻子:「ンニ。頑張って稼ぐとしよう。」
パイライト:「今後のためにも」
パイライト:「ただ、無理はしないで欲しいけど」
猫柳麻子:「金(キャッシュ)があれば飯(ディッシュ)も豪華になる。」
猫柳麻子:「無理はしないぞ。……アタシ一人の身体じゃないしナ。」
猫柳麻子:「…………。」
パイライト:「そうは言うけど。麻子さん、無理しがちだから」
猫柳麻子:「無理はしない。ただ、」
猫柳麻子:「我慢が出来ない。」もじ、と恥ずかしそうに太ももをすり合わせる。
猫柳麻子:「今朝の話が…待ち遠しいのだ。」
パイライト:「……」
猫柳麻子:飼い主に甘える猫のように体を摺り寄せる
猫柳麻子:「撫でて、くれないか?」
パイライト:「うん」
パイライト:手を伸ばす。柔らかな髪に指を差し込み、ゆっくりと流して
パイライト:その手が頬、顎、首へと肌の上を滑って
パイライト:「麻子さんも甘えたがりだ」
猫柳麻子:小さく「ん」と吐息が漏れる。
パイライト:顔を、彼女の髪に埋めるように置いて。
パイライト:手は動かず。だが、猫柳麻子の背に何かが触れる感覚がある
パイライト:少年の影の一部、帯状に伸びたものが背を撫でる。
猫柳麻子:「…あ、ライト。それは、」
卜部巽:「…………………おーい。」
パイライト:「あっ」
卜部巽:「ここは一応、うちの応接室なんだけど。」
猫柳麻子:「………ンニャハハ。その……」
猫柳麻子:「申し訳ないというか……」
パイライト:体を離し。伸びていたものが消える
猫柳麻子:赤面して謝る
パイライト:「ごめんなさい」素直に謝る
パイライト:「その。……はい」
卜部巽:「…………ま、ほどほどにな。うちは支部内でそういうことは禁止なんだ。」
卜部巽:「茶川がうるさいんだ。人妻になったんだから控えろって。」
卜部巽:椅子に座る。
パイライト:「UGNからは、こちらでなら何かあるかもと聞いてきたのだけど」
卜部巽:「ああ。”テイマー”の件か。」
卜部巽:「奴の雇っていたマーセナリが色んなところで目撃されてるって情報は届いている。」
卜部巽:「なんでも結婚につき傭兵を引退するから、その挨拶なんだとさ。」
卜部巽:「兄弟で夫婦だなんて、かなり意外だな。」
パイライト:「と、言うと」
パイライト:「二人の評判……経歴とかに、何か?」
卜部巽:「違和感がある。……同じように思った人間は私だけじゃねえだろ?」
パイライト:「……この件で選ばれたエージェントが、それらしいことは言ってました」
卜部巽:「私も流石に姉妹や兄弟に手を出すなんてしてないしな。」
パイライト:あれ、と。その一言に何か奥が揺さぶられた感覚があり。しかしそれもまた、塗り潰されるように消える
パイライト:「……装置自体は起動済みで、あの傭兵二人がその対象にも含まれていた?」
卜部巽:「そうなのかもな。」
卜部巽:「装置の可動範囲はまだ未知数だが、」
卜部巽:「”テイマー”と接触する機会の多かった二人なら巻き込まれていてもおかしくない。」
パイライト:「……」
パイライト:「ひとついいですか」
卜部巽:「?」
パイライト:「違和感を覚えているのは、現状でお二人だけに? それとも他にも」
卜部巽:「二人だけだ。」
卜部巽:「この街の人間全員に当たったわけじゃないから」
卜部巽:「参考にはならないかもしれんが。」
パイライト:「いえ。充分に」
パイライト:パーツは足りない。しかし、“違和感”を覚えている人間が東雲お姉さん、宝竜崎お姉さん以外にもいる
パイライト:後詰めはともかく、これも含めて現時点であれば充分だろう
パイライト:「──急な話での応対、ありがとうございます」
卜部巽:「いいや、構わねえよ。」
卜部巽:「私が来るのがもう少し遅かったら休憩代くらい要求してたかもだけど。」
パイライト:「…………」ちらりと、自分の隣を見てしまう
猫柳麻子:もじもじと落ち着かない様子で赤面して、俯いている
卜部巽:「また何かあれば頼れよ、少年。」
卜部巽:「彼女に優しくな。」
GM:と、ここで部屋の外が騒がしくなる。
GM:何人もの足音だ。
卜部巽:「あ、やばい。」
パイライト:「外で何かありましたか?」
卜部巽:「…………夫が総出で私を探してる。」
卜部巽:「……身体が持たねえからやめろって言ってんのに………。」
卜部巽:がら、と応接室の窓を開ける。
卜部巽:「それじゃあな!勝手に出て行っていいぞ!」
卜部巽:ばっと窓から身を投げ、庭に着地。
卜部巽:そのまま支部の外へと走っていく。
GM:そしてその後を何人もの女性が追って行った。
猫柳麻子:「一妻多夫だニャー。タフじゃなきゃ寡婦の方がいいかもしれないナ。」
パイライト:「……帰りましょうか。」
猫柳麻子:頷いて、パイライトと一緒に部屋の外へ。
パイライト:部屋を出て、並び歩きながら
パイライト:「……帰るまで、もう少しだけど」
パイライト:「我慢で、ね」
猫柳麻子:「ンニ。我慢、我慢。」
猫柳麻子:パイライトと肩が触れ合うくらい寄り添いながら歩く
GM:―――――
GM:ロイス&購入!
汐留妙算:ロイスは保留
汐留妙算:ボデマ!
汐留妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[8,9] → 9

汐留妙算:クリティカらない。終わり!
宝竜崎梨絵菜:ぼでま
宝竜崎梨絵菜:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 3[3]+1 → 4

宝竜崎梨絵菜:はい
東雲芽衣:ロイスは保留
パイライト:ロイス保留、ボディアーマー調達
東雲芽衣:できたらぼでまを宝竜崎さんに渡す!
東雲芽衣:2dx+4
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 6[3,6]+4 → 10

東雲芽衣:ちょっと足りなかった。
パイライト:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 2[2,2] → 2 → 失敗

パイライト:うーんだめ
パイライト:以上
GM:―――――
GM:ミドル3
GM:シーンプレイヤーは東雲さん
GM:全員登場可能!
東雲芽衣:1d10+45
DoubleCross : (1D10+45) → 8[8]+45 → 53

汐留妙算:1d10+69
DoubleCross : (1D10+69) → 1[1]+69 → 70

パイライト:パイライトの侵蝕を+8(1d10->8)した(侵蝕:67->75)
宝竜崎梨絵菜:55+1d10
DoubleCross : (55+1D10) → 55+7[7] → 62

宝竜崎梨絵菜:よしよしダイス増えた
汐留妙算:追い抜かれた
GM:がっつり上がるねみんな!?
GM:―――――
GM:■プライズ判定
難易度 9
技能 情報:UGN、噂話、裏社会、軍事
プライズポイント 2/7

GM:では情報収集だ。
汐留妙算:コネUGN
汐留妙算:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 9[1,4,5,9]+3 → 12

汐留妙算:安定の2点
宝竜崎梨絵菜:コネUGN!
宝竜崎梨絵菜:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 8[1,3,4,8]+1 → 9

東雲芽衣:情報:噂話
宝竜崎梨絵菜:むう、1点
東雲芽衣:2dx+4
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 10[6,10]+1[1]+4 → 15

パイライト:コネUGNと《砂の加護》使って
汐留妙算:ノノちゃん、出目まで強いな
東雲芽衣:ふふ
GM:ノノちゃんつよい
パイライト:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 10[1,4,4,6,6,8,8,10]+1[1]+1 → 12

パイライト:パイライトの侵蝕を+3した(侵蝕:75->78)
パイライト:C噛ませないとこんなものか
GM:では4/7ですね。まだ新しい情報は出ないけど確実に前に進んでる!
GM:うそ
GM:4なら出るわごめんなさい
GM
・情報2(ポイント4到達)
洗脳装置を確保したFHエージェント”テイマー”は、
FH動物愛護同盟”do・do”の一員と言われている。
同盟の目的は絶滅種の復活。そして絶滅危惧種の保護と繁殖である。
”テイマー”はなんらかの形で目的を達成しようとしているのかもしれない。

GM:こうですね。
パイライト:はんしょく
汐留妙算:なるほどね。
GM:では今度は…東雲さんか宝竜崎さん!
GM:1d10をどうぞ!
宝竜崎梨絵菜:どうします!
東雲芽衣:どっち振ります? どちらかというと振ってみたい気持ち!
宝竜崎梨絵菜:じゃあ委ねます!
東雲芽衣:任された
東雲芽衣:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

GM:おっと、場所がかぶりましたね…”誰も居ないオフィス”です
GM:振り直します?
宝竜崎梨絵菜:場所はやっぱり違う方が美味しい気はしますねえ
東雲芽衣:そうですね
東雲芽衣:振り直してみます!
東雲芽衣:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9

GM:市街地
GM:デートだ!
東雲芽衣:わおー
GM:街に出てウィンドウショッピングしたりお食事したりするといい
GM:―――――
GM:市街地
GM:ファミリーレストラン
GM:―――――
東雲芽衣:「とりあえずといった形でファミレスに来ちゃったけど、ここで良かった?」
GM:一方。東雲と宝竜崎は。
GM:調査を終えてファミリーレストランにて情報の整理を行っていた。
宝竜崎梨絵菜:「ええ……わたくしは、構いませんわ」
宝竜崎梨絵菜:「このような場所に来ることはあまりありませんが……」
東雲芽衣:「だよね。もうちょっと高級な感じのがよかったかなってことがちょっと不安」
宝竜崎梨絵菜:「いえ……わたくしはあなたと一緒なら……どこでも構いませんわ」
東雲芽衣:「そう?良かった」
宝竜崎梨絵菜:「そ、それに本題は食事ではなくて情報共有ですわよ!」
東雲芽衣:「あ、そうだった。お互いの好きなところ、好きな食べ物、苦手な食べ物、あとは弱点とかを共有しようって話だっけ?」
宝竜崎梨絵菜:「もう!わざと言ってますわね!!」
東雲芽衣:「うん、わざと」くすくすと笑う
宝竜崎梨絵菜:「……もう……」
宝竜崎梨絵菜:「……その、そういうのも……いいですけれども‥…」
東雲芽衣:「今は任務中だから、また今度そういう話しよっか」
宝竜崎梨絵菜:「……ふふ、はい」
東雲芽衣:「さて、なんか意外なものがでてきたよね。動物愛護同盟だって」
宝竜崎梨絵菜:「絶滅種の復活、絶滅危惧種の保護と繁殖」
宝竜崎梨絵菜:「しかしそれと洗脳……あまり結びつきませんわね」
東雲芽衣:「うむ」
東雲芽衣:「目的だけ見ると悪い人たちじゃなさそうなイメージあるけど、でも洗脳は良くないからなぁ……」
宝竜崎梨絵菜:「……例えば、食事と関係があるとしたら……」
宝竜崎梨絵菜:「わたくし達がこうして今食べている動物や植物を守るために、それを本来食べないものとする洗脳を施す、などといったことは考えられますが……」
東雲芽衣:「もしかしたら、今も私達が頼んだものも、洗脳された結果かもしれないのかぁ」
宝竜崎梨絵菜:「……しかし……正直なところ、しっくりきませんわね」ハンバーグをひとくち
宝竜崎梨絵菜:「リジルとメギンギョルズに感じた違和感のこともあります。聞いた話によれば……違和感を覚えたのはわたくしたちだけではないとのこと」
宝竜崎梨絵菜:「それは……その、少し残念ですけれども……」
東雲芽衣:「二人だけの秘密じゃなかったね」パスタを口に含む
宝竜崎梨絵菜:「……まあ、その……そういうのは……あなたと、きっとこれからいくらでも作れますから……」微笑む
東雲芽衣:「違和感が私達だけではないのなら、そこにヒントがあるはずだけど……うーん」
宝竜崎梨絵菜:「明日から世界は一変する……"テイマー"はそう言っていたと彼らは言いました」
宝竜崎梨絵菜:「その言葉の大きさから考えても、少々食生活を変える程度の変化とはやはり思えません」
宝竜崎梨絵菜:「もっと何か……人の根本の意識を変えてしまうような……」
東雲芽衣:「絶滅に対して人々がすごい敏感になるように意識を改変しちゃうとか?」
東雲芽衣:「それで政府とかに動物保護を働きかけるようにするとか!」
宝竜崎梨絵菜:「……さすがにこれ以上のことを断言するには、情報が足りませんわね」
東雲芽衣:「そうだね」
東雲芽衣:「引き続き情報を集めなきゃだね」
宝竜崎梨絵菜:「……ええ」
宝竜崎梨絵菜:「それで、その……まあ、情報集めも終わったことですし……その」ハンバーグを小さく切って
宝竜崎梨絵菜:「……芽衣さん」
東雲芽衣:「ん?」
宝竜崎梨絵菜:「……あーん」小さく切ったハンバーグを差し出して
東雲芽衣:「ゎ」
東雲芽衣:「ぁ、あーん」口を大きく開ける
宝竜崎梨絵菜:「ふふ……はい」食べさせる
宝竜崎梨絵菜:「一度やってみたかったんですの」無邪気に笑う
東雲芽衣:「おいしい」
宝竜崎梨絵菜:「ええ、ファミレスのハンバーグも案外悪くありませんわ」
宝竜崎梨絵菜:「……ふふ」少しだけ芽衣が口付けたフォークを見て……そのフォークでまたハンバーグを一口食べる
東雲芽衣:「……もー」梨絵菜の視線を追って、ちょっと照れくさい。
宝竜崎梨絵菜:「あ……いえ、その……」
宝竜崎梨絵菜:「は、はしたない真似を……」
東雲芽衣:「梨絵菜」
宝竜崎梨絵菜:「は、はい」
東雲芽衣:「はい、あーん」パスタを巻いたフォークを向ける
宝竜崎梨絵菜:「あ……ふふ」
宝竜崎梨絵菜:「あーん」
GM:こうして、ハンバーグとパスタを分け合って二人は食事を終えた。
GM:夫婦で食べる昼食は、ひょっとしたらデザートほどに甘い味がしたかもしれない。
GM:―――――
GM:ロイス購入!
宝竜崎梨絵菜:ロイスは特にないかな・・・こりずにぼでま狙い
宝竜崎梨絵菜:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 7[6,7]+1 → 8 → 失敗

宝竜崎梨絵菜:変えぬ
宝竜崎梨絵菜:買えぬ
東雲芽衣:ロイスは特になし!
東雲芽衣:こりずにボデマ譲渡をねらう!
汐留妙算:ロイスはなし
汐留妙算:ボデマ
汐留妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[2,8] → 8

東雲芽衣:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[8,10]+8[8] → 18

汐留妙算:ダメ!
汐留妙算:つええ…!
宝竜崎梨絵菜:すげえ
東雲芽衣:わーい
GM:強い!
東雲芽衣:宝竜崎さんにプレゼント!
パイライト:今回すごい東雲お姉さん
宝竜崎梨絵菜:ありがとうございます!一生大事にしますわ!!
パイライト:こちらもロイス保留でボディアーマー狙い
パイライト:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 9[2,9] → 9 → 失敗

パイライト:払うか。財産点3使って調達
パイライト:はい妙算
汐留妙算:回避があるし、自分で使ってくれて大丈夫ですよ!
パイライト:自前のは遺産があるので
汐留妙算:じゃあいただきます。ありがとう!
パイライト:既に装甲持ちなのです
パイライト:こちらも以上で
GM:では次のシーンへ
GM:―――――
GM:ミドル4
GM:シーンプレイヤーは東雲さん
GM:他全員登場可能!
汐留妙算:1d10+70
DoubleCross : (1D10+70) → 9[9]+70 → 79

汐留妙算:昂ぶってきた
東雲芽衣:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 2[2]+53 → 55

宝竜崎梨絵菜:62+1d10
DoubleCross : (62+1D10) → 62+5[5] → 67

パイライト:パイライトの侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:78->80)
GM:―――――
GM
■プライズ判定
難易度 9
技能 情報:UGN、噂話、裏社会、軍事
プライズポイント 4/7

GM:さあどうぞ!
汐留妙算:ジェネシフト
汐留妙算:1d10+79
DoubleCross : (1D10+79) → 6[6]+79 → 85

汐留妙算:よっし
汐留妙算:コネUGNを使って
汐留妙算:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 10[2,2,2,9,10]+8[8]+3 → 21

宝竜崎梨絵菜:ヒューッ
汐留妙算:勝負に勝った!!!
GM:勝った!強い!
パイライト:さすが~
GM:ではプライズクリア!
東雲芽衣:やる~
GM
・情報3(ポイント7到達)
”テイマー”は洗脳装置を用いて無差別に夫婦を増やしている。
これは絶滅危惧種を操作し繁殖させる技術を、人間で実験しているのだ。
兄弟の夫婦に違和感を覚えるのは同系交配を避ける、
生物のメカニズムが警鐘を鳴らしているためである。
そして”テイマー”はN市内の廃病院に身を潜めて、
実験のデータを収集している。
→簡易ミドル戦闘に突入可能。

GM:情報はこれ!次は簡易戦闘だよ!
汐留妙算:あー、そういう…!!
GM:では妙算くん1d10を!
汐留妙算:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

GM:オフィスばっか出るな!!
GM:振り直すかい!
汐留妙算:したいです!
汐留妙算:オフィスと市街地が出るので、1d6で振っていいですか?
GM:いいですよ!
汐留妙算:1d6
DoubleCross : (1D6) → 3

GM:浴室
汐留妙算:浴室
GM:では一緒にお風呂ですね。やばいなこれ、どうしようかなこれ
GM:温室プールにしましょう。
GM:たぶん情報屋がそこを情報の交換場所に指定したんじゃないですかね。
汐留妙算:了解です。
GM:―――――
GM:温室プール
GM:―――――
GM:君たちはUGNに協力している情報屋に指定された場所にやってきた。
GM:どうやら”テイマー”の情報を掴んだらしく、
GM:君たちに取引を持ち掛けてきたのだ。
汐留妙算:「本当にココでいいのかな?」
汐留遥:「いいと思うよ。」
汐留妙算:水色のショートパンツからすらりとした白い脚が伸びている。
汐留遥:「馴染みの情報屋なんだ。こういう恰好が好きでね。」
汐留妙算:まだ肌寒いのか。白いラッシュガードを上に羽織り、上半身の露出は控えめ。
汐留妙算:けれど、控えめであることがかえって得も知れぬ色香を醸し出している
汐留妙算:「ふうん」
汐留遥:こちらもショートパンツだ。撥水性のパーカーを羽織っている。
汐留妙算:露に濡れた果実のような唇を尖らせる。
汐留妙算:僕が初めて合う人と、遥くんは何度もこういうところで会ってるんだ
GM:と、二人の座るベンチの後ろに、一人の男が座る。
汐留遥:「………。」
汐留遥:無言で後ろ手にビニールに包んだ紙幣を男に渡す
汐留妙算:「……」
GM:男はそれを受け取って、代わりに携帯電話を操作する。
汐留遥:遥の携帯電話が鳴り出す。
GM:男はそれを確認して、何も言わずに去っていった。
汐留遥:「はい、終わり。」
汐留妙算:「あっという間だったね。」
汐留妙算:拍子抜けをしたように言う
汐留遥:「まぁね。ここで時間かけてたら誰に聞かれるか分からないし。」携帯電話を妙算に渡す。
汐留妙算:その内容を確認しようとします。
汐留遥:「いいよ。開いて。」
汐留妙算:言われるがままに開く
汐留遥:妙算に肩を寄せて、情報の中身を見る。
汐留妙算:その内容を見て、顔色が変わっていく
汐留妙算:”テイマー”は洗脳装置を用いて無差別に夫婦を増やしている。
これは絶滅危惧種を操作し繁殖させる技術を、人間で実験しているのだ。
兄弟の夫婦に違和感を覚えるのは同系交配を避ける、
生物のメカニズムが警鐘を鳴らしているためである。
そして”テイマー”はN市内の廃病院に身を潜めて、実験のデータを収集している。

汐留遥:「…………これって。」
汐留妙算:「え……?」
汐留妙算:「どういうこと…?」
汐留遥:「…………僕たちって、いつ結婚したんだっけ。」
汐留妙算:「…………ずっと、前から。」
汐留妙算:幸せな封生活の記憶が、蘇っては、消えていく。
汐留妙算:支部長たちが集まって開いてくれた、ささやかな挙式。結婚して初めての夜。一緒に二人で言った日帰りの旅行。
汐留妙算:同じ家に住んで、毎日遥くんのために料理を作って、遥くんを起こしてあげて
汐留妙算:時には彼を見送って、時には僕は見送られながら家を出て。そして一緒に家に帰っていた日々の記憶
汐留妙算:どの記憶も、愛しくて、大切で
汐留遥:妙算の頬に伝った涙を拭う。
汐留妙算:なのに、それが、嘘だっていう思いも、消すことが出来ない。
汐留遥:「あのね、妙算。」
汐留妙算:「…ごめん。」
汐留遥:「僕は妙算が好きだよ。どんな関係になっても、妙算が大切な人であり続けると思う。」
汐留遥:「結婚する前、君は僕に出来た初めての友達だった。」
汐留妙算:「……うん。」
汐留遥:「周りの大人はみんな僕を玩具や道具にしか見てなかったけど、」
汐留妙算:そう。友達だ。遥くんは、僕の大切な友達。
汐留遥:「君は人間として見てくれた。他にもそういう人は増えたけど、」
汐留妙算:「…うん。」
汐留遥:「君はどこか、もっと近いものを感じた。
汐留遥:「……同じような経験をしてるからかな。」
汐留妙算:白磁の陶器のような頬が紅色に染まり、その上を真珠のような涙が流れていく
汐留妙算:「わからない。」
汐留妙算:「わからないけど、僕はただ遥くんが好きだった。」
汐留妙算:「君から、汐留って苗字をもらえたことが、すごく嬉しかった。」
汐留妙算:「君の特別になれた気がした。そして、ずっと君にとってたった一人の人間になりたいって思ってたことに気づいたんだ。」
汐留妙算:自分にそんな資格はないと思っていたはずなのに。心の底ではそうなりたがっていた。
汐留妙算:なんて、浅ましい。そんな浅ましさがあるから。こんな洗脳なんかに付け込まれる
汐留妙算:「けど、全部夢だったんだね。」
汐留妙算:「ああ……もうちょっと、もうちょっとだけ。」
汐留妙算:遥くんの胸に顔を埋める
汐留遥:「いいよ。」
汐留妙算:「汐留妙算でいたかったな。」
汐留遥:「………ね、妙算。」
汐留妙算:返事をする代わりに、遥くんの肩をぎゅっと抱きしめる
汐留遥:「ちょっとだけ寄り道しようか。」
汐留妙算:「うん。」
汐留妙算:本当は、そんな時間はない。テイマーの目的とこの洗脳の危険性がわかった以上、すぐにヤツを追わなければならない。
汐留妙算:けど、見ていた夢があまりにも甘美だったから。遥くんの隣があまりにも居心地が良かったから。
汐留妙算:今、一人じゃ歩けない。彼の優しさによりかからないと、立つことも出来ない
GM:二人は寄り添うように歩き始める。
GM:そして、プールを出て十数分後。
GM:―――――
GM:教会
GM:―――――
汐留遥:妙算の手を引き、たどり着いたのは教会だった。
汐留妙算:「今度の情報屋さんは、ここにいるの?」
汐留遥:「ううん。ここにいるのは――」
汐留遥:遥のモルフェウス能力で、妙算にドレスを、遥にタキシードを着せる。
汐留遥:「新郎と新婦。」
汐留遥:「僕たちの結婚式はたぶん、造られた記憶だったけど、」
汐留妙算:「……ッ」
汐留妙算:夜空の星を散りばめたような茶色の瞳から再び涙が流れる
汐留遥:「夢が消えるのが怖いなら夫婦らしいことを遺せばいいんだよ。」
汐留妙算:けど、それ先程のものとは違って。流すほどに心が洗われていく
汐留遥:「妙算。」そう言って背伸びする。
汐留妙算:「……はい。」
汐留妙算:純白のドレスに身を包み、愛する人を見つめる
汐留遥:顔が近づいていき??
GM:二人の影が重なるころ、
GM:教会の鐘が高らかに鳴った。
GM:―――――
GM:ロイス購入!
宝竜崎梨絵菜:応急手当キット!
宝竜崎梨絵菜:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 8[2,8]+1 → 9

陶妙算:ロイス/汐留妙算/憧憬○/後悔
宝竜崎梨絵菜:買えた!
パイライト:あとは…ブルゲチャレンジでも
宝竜崎梨絵菜:ロイスはとりあえずおいておく
陶妙算:応急手当
陶妙算:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 9[5,9,9] → 9

陶妙算:買えた
パイライト:2dx>=20
DoubleCross : (2R10[10]>=20) → 3[1,3] → 3 → 失敗

パイライト:財産吐いても無理、以上
陶妙算:以上で!
東雲芽衣:ブルゲチャレンジかなー
東雲芽衣:2dx>=20
DoubleCross : (2R10[10]>=20) → 5[3,5] → 5 → 失敗

東雲芽衣:以上!
GM:―――――
GM:トリガーシーン
GM:ミドル戦闘がある予定です。
GM:全員登場推奨、一応シーンプレイヤーは東雲さんです。
東雲芽衣:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 1[1]+55 → 56

陶妙算:1d10+85
DoubleCross : (1D10+85) → 7[7]+85 → 92

パイライト:パイライトの侵蝕を+7(1d10->7)した(侵蝕:80->87)
宝竜崎梨絵菜:67+1d10
DoubleCross : (67+1D10) → 67+7[7] → 74

陶妙算:侵蝕格差
GM:―――――
GM:対策本部
GM:会議室
GM:―――――
GM:全員は対策本部に戻り、得た情報を共有していた。
GM:マーセナリたちの情報、”テイマー”の性質、そして、目的。
GM:自分たちが夫婦であることも、”テイマー”の洗脳装置によるものだということも。
陶妙算:「以上が遥くんと僕の調査で判明した事実です。」
陶妙算:「今まで、皆さんに集めていただいた情報とも矛盾はしないと思います。」
パイライト:「…………」静かに、友人のまとめた言葉を聞いて
東雲芽衣:「……そう、ですね」
陶妙算:泣き腫らして赤くなった目に、出来得る限りの力を込めながら皆さんに調査結果を伝えます
宝竜崎梨絵菜:「…………」
宝竜崎梨絵菜:「ええと……その……それは……つまり」
宝竜崎梨絵菜:「わたくし達のこの……感情は……洗脳によって作られたものであって」
宝竜崎梨絵菜:「……わたくし達の多くは……本当は……夫婦では……ない……」
陶妙算:「皆さんが抱いた気持ちの全てが嘘であったかどうか、そこまではわかりません。」
陶妙算:「ただ、僕たちが持っていた自分たちがあるいは他の人達も当たり前にように全員が夫婦であるという印象。」
陶妙算:「それについては間違いなく洗脳の結果であると言えるでしょう。」
陶妙算:「だって、この国では同性婚は認められていません。」
陶妙算:「まして近親婚などいなやでしょう。」
東雲芽衣:「……うむ」
パイライト:「異論はない」
パイライト:左手にある感触。おそらく、これも無意識の産物ということになるだろう。戦うための術がこうなろうとは
東雲芽衣:「まずは陶くんにお礼言わないとだね。伝えてくれてありがとう」
パイライト:「……そうだね」
陶妙算:「いえ、職務上当然のことを行っただけです。」
宝竜崎梨絵菜:「……な……なんで」
宝竜崎梨絵菜:「なんでそんな冷静なんですの!?」
宝竜崎梨絵菜:「芽衣さん、だって、わたくしは……あなたとの、愛が、嘘だなんて、そんなの、信じられなくて、こんなにも苦しいのに」
宝竜崎梨絵菜:「どうして、そんな……そんなに……」
宝竜崎梨絵菜:「やっぱり……わたくしとの愛が……本物ではないから……!!?」
東雲芽衣:「……それは」
東雲芽衣:「冷静な『振る舞い』をしなければ」
東雲芽衣:「そうじゃなきゃ……さ」
東雲芽衣:「崩れ落ちちゃいそうだから……だよ」
宝竜崎梨絵菜:「……!!」
宝竜崎梨絵菜:「……」
宝竜崎梨絵菜:「ごめんなさい……わたくしと、したことが……」
東雲芽衣:「いいの」
東雲芽衣:「宝竜崎さん……じゃない。梨絵菜との思い出は、楽しかった思い出は……」
東雲芽衣:「嘘じゃない、夢でもない!例え洗脳の結果だとしても、本当に、梨絵菜が相手で良かったと今でも思うくらいに、楽しかった!」
東雲芽衣:「だからさ」
宝竜崎梨絵菜:「……」こくり
東雲芽衣:「これからのことは、今後の私達の関係については、また少し時間が置いてから考えよう」
東雲芽衣:「例えば、洗脳装置を破壊したあととか、に」
宝竜崎梨絵菜:「……」
宝竜崎梨絵菜:「……正直、今回ばかりは‥‥‥」
東雲芽衣:「そのとき、一緒に考えてみない?」
宝竜崎梨絵菜:「本当に……本当に心から逃げようと思っていました……恐怖からではなく……今を捨て去りたくないから」
宝竜崎梨絵菜:「……でも、だめですわね」
宝竜崎梨絵菜:「例え仮初で……この戦いが終わったら、消えてしまうとしても」
宝竜崎梨絵菜:「愛する人にそう言われてしまったら、わたくし」
宝竜崎梨絵菜:「……逃げるわけには、いきませんわ」
東雲芽衣:「……うむ」
東雲芽衣:「そう言ってくれて、ありがとう」
宝竜崎梨絵菜:「……本当に……本当に、今すぐ……逃げ出したいくらいなのに」
宝竜崎梨絵菜:「立ち向かえようと思えたのは……きっと、相手が芽衣さんだったからですわ」
宝竜崎梨絵菜:「……だから……いえ」
宝竜崎梨絵菜:「今は、言いません。きっとこの気持ちは消えないはずだから」
東雲芽衣:「……わかった」
パイライト:「──宝竜崎お姉さん」二人の言葉が終わる頃。小さく、声がかけられる
宝竜崎梨絵菜:「……はい」
パイライト:「ありがとう。ぼくからも、言わせて欲しい」
パイライト:「お姉さんが、言ってくれたから。押し込めていることを、はっきりと」
パイライト:「きっとこのまま先に行ったなら。事態は解決できたかもしれないけど」
パイライト:「──多分。うまく言えないけど」
パイライト:「後悔、したと思うから」
宝竜崎梨絵菜:「……わたくしは……そんな……」
陶妙算:「謙遜なさらず、僕もパイライトくんと同じ気持ちです。」
パイライト:「言葉を作るのは怖いこと。何かを伝えるのもそう」
パイライト:「だから、ありがとう。宝竜崎お姉さん」
宝竜崎梨絵菜:「……はい」
陶妙算:「これから、僕たちは、この愛と優しさに溢れた偽りの世界を破壊しに行きます。」
陶妙算:「調査部隊の一員である皆さんには事実を明かさせていただきましたが。」
陶妙算:「このことは広く知らせることは出来ません。」
陶妙算:「催眠から目覚める人間が多くなれば、その分僕たちの動きがテイマーに知らせる危険性も大きくなる。」
陶妙算:「僕たちは、真実を知り、そして夢から覚める覚悟ができました。」
陶妙算:「ですが、多くの人には、甘美な夢を見たまま唐突にそれが嘘であったと思い知らせることになる。」
陶妙算:「残酷な任務となりますが。皆さん、よろしいですね。」
宝竜崎梨絵菜:「……ええ!」
パイライト:「わかってるよ。妙算」
東雲芽衣:「うむ!」
陶妙算:「では、行きましょうか」
パイライト:「……鈍らないうちに行こう」──余計なことを考えることも、ないように
陶妙算:「世界を正しに。」
GM:―――――
GM:廃病院
GM:入口
GM:―――――
GM:”テイマー”の潜伏場所と見られる廃病院。
GM:その正門に、二つの人影がある。
”メギンギョルズ”:一人は2mはある巨漢。
”リジル”:もう一人は巨漢よりも二回りは小さい中性的な美少年だ。
”リジル”:「ご主人様…?もう傭兵は終わりだって、自分で言ったじゃないか。」
陶妙算:「こんにちわ。」
”リジル”:「なんでまたこんなところに…」言いかけて、現れた4人に振り返る
パイライト:「どうも。また会ったね」
”メギンギョルズ”:「…………。」
陶妙算:「君は」
陶妙算:「そっちにつくの?」
”メギンギョルズ”:「すまない。俺は………」
陶妙算:「お兄さんが、可愛いんだ。」
陶妙算:「それとも傭兵としての矜持?」
”メギンギョルズ”:「累は…兄貴は俺のあこがれで…大切な家族なんだ。」
”メギンギョルズ”:「兄貴が戦うのは衝動のためだった。戦いの中にしか生きられない性質なんだ。」
”メギンギョルズ”:「けどこの世界の中なら…あるいは……」
東雲芽衣:「闘争をしたい、そう言ってたね」
宝竜崎梨絵菜:「……」
”リジル”:「………お前…………。」
”メギンギョルズ”:「来るなら来い。」”リジル”を後ろに下げ、4人の前に立ちはだかる。
パイライト:「……」
陶妙算:「そっか。」
陶妙算:「きっと、君たちみたいな人はたくさんいるのかもね。」
陶妙算:或いは、いや、きっと僕もその中のひとりだ。
陶妙算:「けど、押し通らせてもらうよ。」
パイライト:「お互い。やるべきことがある」
パイライト:「だから。破るよ、ぼく達は」
宝竜崎梨絵菜:「……わたくしは……まだ迷っていることは否めません」
”メギンギョルズ”:兄の錬成の力には頼らない。近くにある標識を引き抜いて、自在に振り回して見せる。
宝竜崎梨絵菜:「ですが……やると決めた以上、やらなくてはならない時があるのです」
宝竜崎梨絵菜:「ええ、そういった意味では……あなたと何も違いません、ですから」
宝竜崎梨絵菜:「……どちらが勝つか、ですわ」
東雲芽衣:「決着をつけて、どんな言葉が聞けるのか楽しみだから」
東雲芽衣:梨絵菜をちらりと見て。
東雲芽衣:「だから、私も戦うよ」
”メギンギョルズ”:「戦いは怖い。が…」
”メギンギョルズ”:「兄貴のためなら戦える。」
GM:では簡易ミドル戦闘開始です。
GM:判定は単純、”メギンギョルズ”のHP100を削り切ってください!
GM:1ラウンドで削り切れないと”メギンギョルズ”から攻撃され、
陶妙算:ひえ……!!
パイライト:100かぁ~
GM:8d10HPダメージを受けます。(装甲有効)
陶妙算:やべー!!
宝竜崎梨絵菜:結構与えてくるやんけ
陶妙算:距離の概念は!
GM:距離の概念は自由に接敵、離脱できることにしましょう。
GM:至近攻撃も至近不可攻撃も自由にやってね
陶妙算:やったぜマイナーが空く
パイライト:了解
GM:では順番は自由です。判定どうぞ!
陶妙算:とりあえず侵蝕を温存したい人が最後かな?
パイライト:そうなるとこっちですかね…叩き込むと100到達します
パイライト:よければ後にして頂けると
陶妙算:じゃあ、僕からいかせていただこうかな。
陶妙算:マイナーでジェネシフト
陶妙算:2d10+92
DoubleCross : (2D10+92) → 14[8,6]+92 → 106

陶妙算:よし
陶妙算:メジャーで”メギンギョルズ”に素殴り
陶妙算:6dx+29
DoubleCross : (6R10+29[10]) → 9[3,4,5,7,9,9]+29 → 38

陶妙算:当たれ!
GM:あ、命中は毎回します!
GM:ダメージどうぞ!
陶妙算:では《フェイタルヒット》
陶妙算:4d10+4d10+11
DoubleCross : (4D10+4D10+11) → 22[3,6,6,7]+16[2,1,7,6]+11 → 49

GM:残り51!
東雲芽衣:じゃあお次いこうかな!
陶妙算:するり、と伯耆安綱を斜に構える
宝竜崎梨絵菜:OK!
陶妙算:一瞬の静寂
陶妙算:その後に白き蛇の如き剣閃が”メギンギョルズ”を貫く
”メギンギョルズ”:「……ッ」
陶妙算:「大変だよね。」
陶妙算:「猫みたいに気ままな人を好きになっちゃうとさ。」
”メギンギョルズ”:標識を振るい、陶との距離を取る
陶妙算:「大変だとは思うけど。」
陶妙算:「同情はしないよ。
陶妙算:だがその距離は
陶妙算:東雲さんの距離だ
GM:では次、東雲さんの手番!
東雲芽衣:マイナーで《破壊の爪》素手のデータを変更 攻撃力:+9
東雲芽衣:メジャーで《コンセントレイト:バロール》《漆黒の拳》《瞬速の刃》《巨人の斧》で白兵攻撃!
東雲芽衣:6dx8
DoubleCross : (6R10[8]) → 10[1,1,1,6,8,9]+5[5,5] → 15

東雲芽衣:2d10+19
DoubleCross : (2D10+19) → 4[1,3]+19 → 23

GM:そこそこのダメージ!
GM:あと38!
東雲芽衣:魔眼生成。姿勢制御完了。爪生成。準備完了!
東雲芽衣:重力を拳と共に”メギンギョルズ”にぶつける!
東雲芽衣:「位置を調整してくれてありがとう。陶くん」
東雲芽衣:「そして次は……わかってるよね!」
東雲芽衣:伊達に夫婦生活を一時的にでも営んでいたわけではない。次の攻撃は、もちろんあの人。
宝竜崎梨絵菜:「……ええ!」
宝竜崎梨絵菜:マイナーで〈ジェネシフト〉
宝竜崎梨絵菜:74+1d10
DoubleCross : (74+1D10) → 74+8[8] → 82

宝竜崎梨絵菜:よっし
GM:がっつり!
宝竜崎梨絵菜:〈コンセントレイト:ブラックドッグ〉+〈アームズリンク〉+〈アンプリフィケイション〉
宝竜崎梨絵菜:10dx7
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[2,3,4,5,6,7,8,8,9,10]+10[1,2,2,4,8]+2[2] → 22

GM:ダメージは…
GM:どうなる!
宝竜崎梨絵菜:3d10+15+2
DoubleCross : (3D10+15+2) → 16[7,4,5]+15+2 → 33

GM:5足りない!
陶妙算:残り5…!
宝竜崎梨絵菜:まあこれならなんとかなる!
宝竜崎梨絵菜:はず!
陶妙算:パイライトくんが軽く殴ってくれればいけるいける
パイライト:ありがとう
宝竜崎梨絵菜:侵蝕値82→91
宝竜崎梨絵菜:ばちりと、電気の流れる音がする
宝竜崎梨絵菜:梨絵菜は駆け出す。その速さは……まだ本気ではない。だが、それでも
宝竜崎梨絵菜:姿を見失わせるには十分なほどの……雷光の一撃
宝竜崎梨絵菜:「……ごめんなさい」一瞬の情、その後
”メギンギョルズ”:「がぁ……いてぇ……!あに……」痛みに顔を顰めて振り返りかけるも
宝竜崎梨絵菜:帯電性を高めた特殊警棒が叩き込まれる!
”メギンギョルズ”:「ぐぅうぅ!」
”リジル”:「………雄。」
パイライト:では、最後に
パイライト:マイナー、《インフィニティウェポン》。メジャーで《Cウロボロス》《シャドーテンタクルス》
パイライト:パイライトの侵蝕を+3した(侵蝕:87->90)
GM:どうぞ!
パイライト:5dx7+4
DoubleCross : (5R10+4[7]) → 10[1,2,3,9,10]+10[4,8]+2[2]+4 → 26

GM:ダメージもどうぞ!
パイライト:3d10+12
DoubleCross : (3D10+12) → 20[8,9,3]+12 → 32

GM:これは死んだ!
GM:撃破です!
パイライト:では少し演出
パイライト:──紫電が弾け、視界が収まる頃には。既に最後の一矢は用意されている
パイライト:手の内に生まれるのは短鎗。水晶によって形作られるその柄に、影が編まれるよう絡みつき
パイライト:「何かを言えば、貴方の覚悟を傷つける」
パイライト:「だから、これだけだ」
パイライト:身を屈ませ。捻り。撃ち放つ。巻き付いた影が第二の投射を為し
”メギンギョルズ”:「………ッ」
パイライト:槍の石突が巨躯にめり込んだ
GM:かに思えた、次の瞬間。
”リジル”:その槍の石突を、”リジル”が生み出した盾が防いでいる。
陶妙算:「細君……いや、リジル…!」
”リジル”:「全く、図体以外は子供だな、雄。」
パイライト:弾かれた槍が宙空を舞い。それを引き戻し、構える
”リジル”:「僕ですら苦戦した相手と、それに加えて増援が二人。」
”リジル”:「彼我の戦力差くらい見分けられるように……いや。」
”リジル”:膝をつく”メギンギョルズ”にしゃがみ込む
”メギンギョルズ”:「あ、兄貴……?」
”リジル”:「僕に付き合わせて悪かった。雄。」
”メギンギョルズ”:「あ、兄貴……兄貴ぃ………!」
”メギンギョルズ”:”リジル”の胸にしがみつき泣き始める
陶妙算:「ここで、引いていただける、ということでよろしいですか?」
”リジル”:「そういうことだ。だが、」
”リジル”:「弟が泣き止むまで二人にしてほしい。」
”リジル”:「先に行くなら自由にしろ。」
陶妙算:「はい。」
陶妙算:「どうか、支えてあげてください。」
”リジル”:「………あと、」
”リジル”:「で、出来れば……普通の服が欲しい。」
”リジル”:「何故僕はこんな、フリフリのスカートを着ているんだ…」
パイライト:「……連絡はしておきます」
陶妙算:二人を跡にして、廃病院へ向かっていきます
宝竜崎梨絵菜:「……」
パイライト:妙算に続いて。廃病院の中へと
東雲芽衣:「どうかした?」梨絵菜の方を気にかけます
”リジル”:「………どうした?まだ用か?」弟の頭を撫でながら宝竜崎に
宝竜崎梨絵菜:「……いえ……」
宝竜崎梨絵菜:「……情報では、兄弟だから違和感を覚えていた、という話でしたが……ええ」
宝竜崎梨絵菜:「単純に……お二人は今のような関係のほうが、とてもしっくりくるように見えますわ」
東雲芽衣:「そうだね」
”リジル”:「………ふん。」
宝竜崎梨絵菜:「……失礼なことを言いました。申し訳ありません……行きましょう」
東雲芽衣:「そだね、行こっか……っと」”つい”、手をつなぎそうになって、手を元の位置に戻す。
GM:―――――
GM:ロイス購入!
GM:最後だからガンバッテネ!
陶妙算:頑張るぞ!
陶妙算:強化素材
陶妙算:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 7[3,5,5,7] → 7

陶妙算:ダメ、終わり!
パイライト:ロイスは宝竜崎お姉さんに「ありがとう:〇感謝/嫉妬」
宝竜崎梨絵菜:パイライト/信頼〇/不安/ロイス
東雲芽衣:パイライト/連帯感◯/不安/ロイス
パイライト:東雲お姉さんに「強い人:〇尊敬/隔意」
パイライト:購入は、じゃあ強化素材
宝竜崎梨絵菜:汐留妙算/信頼/恐怖〇/ロイス→陶妙算/信頼〇/恐怖/ロイス
陶妙算:”メギンギョルズ”/親近感○/同情
陶妙算:以上で
パイライト:3dx>=15
DoubleCross : (3R10[10]>=15) → 8[2,5,8] → 8 → 失敗

パイライト:7点支払って購入。妙算君どうぞ
宝竜崎梨絵菜:リジル・メギンギョルズ兄弟/感服〇/悔悟/ロイス
宝竜崎梨絵菜:んー、特に買うものもないがブルーゲイルチャレンジ
パイライト:こちら以上で
宝竜崎梨絵菜:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 8[5,5,8]+1 → 9

宝竜崎梨絵菜:はい、以上!
東雲芽衣:ブルゲチャレンジ!
東雲芽衣:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[1,7,8] → 8

GM:では次のシーン行きましょう!
陶妙算:うす!
GM:―――――
GM:クライマックス
GM:全員登場!
パイライト:パイライトの侵蝕を+9(1d10->9)した(侵蝕:93->102)
宝竜崎梨絵菜:91+1d10
DoubleCross : (91+1D10) → 91+3[3] → 94

東雲芽衣:1d10+70
DoubleCross : (1D10+70) → 1[1]+70 → 71

陶妙算:1d10+110
DoubleCross : (1D10+110) → 9[9]+110 → 119

陶妙算:ひゅー!
GM:―――――
GM:廃病院
GM:手術室
GM:―――――
GM:君たちは”テイマー”を探すべく廃病院を進む。
GM:暗い病院の中、ただ一つ1階の奥まった手術室に光が灯っていた。
GM:手術室の中は改造され、研究施設と化していた。
GM:そして部屋の中央に鎮座するのは
GM:FH製の洗脳装置。
”テイマー”:「………ん。君たちは?」
”テイマー”:洗脳装置の前で何らかの記録を付けている眼鏡に白衣の男。
”テイマー”:が、君たちに視線を向ける
パイライト:「人を探しにきたんだ」
パイライト:「それと。そこにある機械も」
パイライト:「“テイマー”。で、正しいよね」
”テイマー”:「………UGNか。まさかこの計画が露見するとは。」
陶妙算:「そうでしょうね。」
陶妙算:「その装置が発動した時点で、UGNの人員のほとんどが洗脳にかかっていました。」
”テイマー”:「兄弟など近親内でつがいを形成すると周囲の人間も違和感に気付きやすくなる。」
”テイマー”:「それが綻びとなったか…」
宝竜崎梨絵菜:「あなたは……絶滅寸前の動物のために、人間を実験台にした」
宝竜崎梨絵菜:「その認識で間違いありませんか?」
”テイマー”:「ああ、間違いない。」
宝竜崎梨絵菜:「……絶滅動物を保護するという目的自体は素晴らしいものだと思いますが……やり方が間違っていると言わざるを得ませんわね」
東雲芽衣:「そうだね」
東雲芽衣:「絶滅動物を救いたいという思い、それは尊重するよ」
”テイマー”:「人間だって繁殖しやすいモルモットさんを使って実験しているだろう。」
東雲芽衣:「それと一緒だと言いたいの?」
”テイマー”:「人類は現在約70億人。対して例を挙げるとレッサーパンダさんの生息数は1万匹に満たない。」
”テイマー”:「なに、毒物を研究しているわけではない。」
”テイマー”:「絶滅危惧種の動物さんたちの個体数を増やし、種の断絶から救うという使命から行っているのだよ。」
”テイマー”:「それが我々動物愛護同盟”Do・Do”なのだ。」
”テイマー”:白衣の胸元に煌めくのはドードー鳥を象ったエンブレム
陶妙算:「僕は、動物の生態には詳しくありません。なので、動物にとっては繁殖を成し、種の繁栄を図るという行為は、正しいものなのかもしれません。」
陶妙算:「けれど、僕たちはただ種の存続を図るために、誰か番いになるんじゃない。」
陶妙算:「愛する人がいるから、その人と一緒に人生を歩みたいと願うから。」
陶妙算:「だから、夫婦になって」
陶妙算:一瞬だけ目を閉じる。偽りの、けれど幸せだった夫婦としての記憶、そして隣で微笑んでいてくれた彼の顔を思い浮かべる
陶妙算:「互いを、愛し続けると誓うんだ。」
陶妙算:「貴方の行為はその想いを踏みにじるものだ。」
陶妙算:「だから。」
陶妙算:止める。UGNチルドレンとしてはそういうべきなのだろう。
陶妙算:「僕も貴方の願いを踏みにじる。貴方は絶対に許されないことをした。」
陶妙算:けれど、UGNとしての正義よりも今は個人の怒りが勝ってしまう。それだけ遥くんとの生活は甘美で、そして得難いほどに、幸せだった
”テイマー”:「悪いがもう少し、実験は続けさせてもらうよ。」
”テイマー”:「同系交配は危険だが、同性交配が出来るかを確かめたい。」
”テイマー”:「これが出来れば我々”Do・Do”の大きな一歩となる。」
”テイマー”:「ガラパゴスゾウガメさんやアムールトラさんを救えるかもしれないんだ。」
”テイマー”:かちり、と試験管を構える。
”テイマー”:試験管から煙が立ち上り、様々な動物の形を取る。
GM:戦闘開始!
GM:衝動判定です。難易度は9!
陶妙算:7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 8[1,4,5,5,5,7,8]+2 → 10

パイライト:6dx+1>=9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 9[1,4,8,9,9,9]+1 → 10 → 成功

陶妙算:よっし!
パイライト:2d10+102
DoubleCross : (2D10+102) → 14[9,5]+102 → 116

パイライト:グムー
東雲芽衣:3dx+2>=9
DoubleCross : (3R10+2[10]>=9) → 7[1,4,7]+2 → 9 → 成功

東雲芽衣:ギリギリ!
陶妙算:2d10+119
DoubleCross : (2D10+119) → 12[8,4]+119 → 131

東雲芽衣:2d10+71
DoubleCross : (2D10+71) → 14[8,6]+71 → 85

宝竜崎梨絵菜:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 8[1,4,4,8] → 8

陶妙算:よっし!DBゲット!
GM:オイオイオイ
宝竜崎梨絵菜:あっ失敗した
宝竜崎梨絵菜:94+2d10
DoubleCross : (94+2D10) → 94+20[10,10] → 114

宝竜崎梨絵菜:ちょっとちょっと~~~
GM:ヤベ~~~
GM:ではエンゲージはこちら
GM:■エンゲージ
(パイライト、陶、東雲、宝竜崎)?(5m)?(”テイマー”)

GM:セットアップ!
パイライト:なし!
陶妙算:なっしん!
東雲芽衣:なし!
宝竜崎梨絵菜:〈ロケッティア〉+〈雷神の降臨〉!
宝竜崎梨絵菜:行動値が0になる代わりに自由移動+攻撃力30!
”テイマー”:《アクセル》《力場の形成》《ドリーミングバタフライ》肉体+3、行動値+10、攻撃力+10
宝竜崎梨絵菜:114→124
GM:では”テイマー”の手番から!
”テイマー”:マイナーで戦闘移動、接敵。
GM:■エンゲージ
(パイライト、陶、東雲、宝竜崎、”テイマー”)

陶妙算:この野郎!
”テイマー”:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《命の剣》《ジャイアントグロウス》
”テイマー”:全員を範囲攻撃!
”テイマー”:12dx7+3
DoubleCross : (12R10+3[7]) → 10[1,1,3,3,4,4,5,5,6,7,7,8]+6[5,5,6]+3 → 19

”テイマー”:うお、出目腐った
”テイマー”:リアクションどうぞ!
パイライト:ここはドッジ!
陶妙算:怒りのゲットダウン
東雲芽衣:ドッジ!
陶妙算:侵蝕が133に
パイライト:6dx+1>=19
DoubleCross : (6R10+1[10]>=19) → 10[1,6,7,7,9,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗

陶妙算:7dx+28
DoubleCross : (7R10+28[10]) → 10[1,4,7,8,8,9,10]+3[3]+28 → 41

パイライト:がんばったけどダメだった
東雲芽衣:6dx+1>=19
DoubleCross : (6R10+1[10]>=19) → 10[1,6,8,9,10,10]+9[6,9]+1 → 20 → 成功

宝竜崎梨絵菜:ドッジ!
GM:!?
東雲芽衣:やった!
陶妙算:ノノちゃんホントつええな!?
宝竜崎梨絵菜:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 7[1,3,4,5,6,6,7] → 7

パイライト:今回ずっとすごいな…
GM:では二人ドッジ!
GM:ダメージ!
宝竜崎梨絵菜:芽衣さんは奇跡の子ですか?
”テイマー”:2d10+2d10+19 装甲有効
DoubleCross : (2D10+2D10+19) → 11[7,4]+5[4,1]+19 → 35

GM:あ、このダメージは…!
パイライト:うおお危ない、装甲効くなら8減らして27で1残ったぞ
GM:ボディアーマーで耐えた!
宝竜崎梨絵菜:あぶねえ耐えた!!
宝竜崎梨絵菜:3残る!
GM:あ、宝竜崎さんは暴走中だからドッジ出来なかったね!
宝竜崎梨絵菜:あっ
宝竜崎梨絵菜:すみません!でもどっちにしても耐えた!
GM:まあいいよ!あまり影響はなかった!
GM:では演出を
”テイマー”:「大人しく実験のサンプルになれ!そして交配しろ!」
”テイマー”:煙の獣の群れが4人に襲い掛かる!
宝竜崎梨絵菜:「く……っ!体が……ッ!!」避けられない!
東雲芽衣:「っと!」兎のように跳ね回り、回避する。重力による姿勢制御を兼ねたアクロバティックな動き。
パイライト:前に出る。おそらく回避は間に合わない。ならば、と幾らか突き出した腕を代償にする
陶妙算:すい、と伯耆安綱を一閃し、けぶりの獸を両断する。
”テイマー”:「大人しくしてください。」
陶妙算:例え体に怒りが満ちていようと、叩き込んできた剣閃は鈍らない。
”テイマー”:「別に命を奪おうという気はないんです。むしろ生み出して下さい。」
”テイマー”:「動物さんたちのために…!」
”テイマー”:次なる試験管を構える
GM:では次、パイライトくん!
パイライト:承知
パイライト:マイナーで《インフィニティウェポン》
パイライト:パイライトの侵蝕を+3した(侵蝕:116->119)
パイライト:《Cウロボロス》《シャドーテンタクルス》《咎人の剣》、オートで《砂の加護》乗せてテイマーに攻撃!
パイライト:11dx7+4
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[1,2,2,2,2,2,3,5,7,10,10]+5[3,3,5]+4 → 19

パイライト:ぐわあこっちも腐った
”テイマー”:ドッジ!
”テイマー”:11dx
DoubleCross : (11R10[10]) → 10[1,3,4,4,5,6,6,7,7,8,10]+7[7] → 17

”テイマー”:ううったりない!
パイライト:あっぶな!
パイライト:ダメージ直前に《原初の黒:フェイタルヒット》!
パイライト:パイライトの侵蝕を+6した(侵蝕:119->125)
パイライト:2d10+3d10+37
DoubleCross : (2D10+3D10+37) → 12[7,5]+11[3,1,7]+37 → 60

パイライト:ぐぅ、装甲有効60点
GM:ヒエエー
”テイマー”:装甲で10点減らす!50点受けました1
パイライト:では演出
パイライト:「──毒物は作っていない、か」
パイライト:傷ついた腕に影を巻き、締め付ける
パイライト:「そうだろうね。言う通りだ」
パイライト:だけど。
パイライト:「人は。簡単に、毒を自ら生み出してしまう」
パイライト:左手の指に残った輪を取り外す。知らぬうち、己が作り上げてしまった幻
パイライト:右手に握り込む。硬質な破砕音を伴い、手の内より溢れ出す結晶構造。それは、一振りの刀を作り上げて
パイライト:「だから、許すことはできない」
パイライト:「心を変えることを許されるのは。お前の生み出すものじゃない」
”テイマー”:「…………っ!!」煙の壁を作って防ごうとするが
パイライト:踏み込む。身に纏った羽織が翻る。脳裏に浮かぶものは友の剣であり、越えるべき師の軌跡
パイライト:「──!」
パイライト:一閃。刃が瞬き、煙を払うよう切り裂いて
”テイマー”:「がぁッ!!……なんて出力だ…!」
パイライト:パイライトの侵蝕を+11した(侵蝕:125->136)
陶妙算:「戦い方、変わったね。」
”テイマー”:「まるで虎さんの牙だ…!」頭を虎に丸かじりにされた時の事を思い出しつつ後ずさる。
陶妙算:「前はもっと派手に飛び回ってたのに。」
パイライト:「師匠にはそれじゃ通用しなくて」
パイライト:「外道の剣は一度限りだから」
GM:では次、陶君!
陶妙算:マイナーなし、メジャーでテイマーに素殴り
陶妙算:7dx+28
DoubleCross : (7R10+28[10]) → 8[3,3,3,5,5,7,8]+28 → 36

”テイマー”:ドッジ!
陶妙算:36!どうだ!
”テイマー”:11dx
DoubleCross : (11R10[10]) → 10[1,2,2,3,4,7,8,8,9,10,10]+10[1,10]+1[1] → 21

”テイマー”:ぐあああ!!
陶妙算:怖いわ
陶妙算:《フェイタルヒット》侵蝕が137に
陶妙算:4d10+4d10+11
DoubleCross : (4D10+4D10+11) → 25[8,9,6,2]+23[10,6,4,3]+11 → 59

GM:強くない?
”テイマー”:10点軽減して49点通る!
陶妙算:怒りの力。
陶妙算:すう、と一つ呼吸を入れる。
陶妙算:怒りを沈め、心を止水として己が姿と敵の姿を映し出す。
陶妙算:左脚を前に出し、霞の太刀に構えた。
陶妙算:しだいにしだいに左脚を伸ばしていく。
陶妙算:気付くと霞の太刀が大きく、ゆるりと弧を描いていた。
陶妙算:伯耆安綱の切っ先が打ち下ろされる。それから、左脚を軸に廻り始めた。
陶妙算:すると、陶以外の存在が時空の外に静止した。
陶妙算:不思議なことが起こった。やがて、構えから陶の体だけが抜き出た。
陶妙算:太刀の構えはそのままに身だけがしずしずと歩み出し
陶妙算:伯耆安綱がくるくるとひらめき、けぶりごと”テイマー”の身を刻まんとする。
”テイマー”:煙の獣が斬り伏せられていき
陶妙算:「新陰流、花車(くわしゃ)」
”テイマー”:その向こうにいる”テイマー”にも刃が届く
”テイマー”:「………これはっ………!」
陶妙算:「何があったかわからないまま想いを穢された僕たちのように。」
陶妙算:「お前も、何があったかわからないまま斬り刻まれろ。」
”テイマー”:獣の牙とも爪とも違う、これは紛れもなく、
陶妙算:キン、と刀を収める音がすると同時に
”テイマー”:達人の刃。
陶妙算:”テイマー”の身体から血が吹き出す
GM:では次、東雲さん!
東雲芽衣:マイナーで《破壊の爪》
東雲芽衣:素手のデータを変更 攻撃力:+9 ガード値:1
東雲芽衣:メジャーで《コンセントレイト:バロール》《漆黒の拳》《瞬速の刃》《巨人の斧》
東雲芽衣:”テイマー”を対象に白兵で攻撃!
GM:どうぞ!
東雲芽衣:8dx8
DoubleCross : (8R10[8]) → 10[1,3,4,4,4,5,10,10]+10[6,9]+7[7] → 27

”テイマー”:11dx ドッジ!
DoubleCross : (11R10[10]) → 9[2,2,3,5,6,8,8,9,9,9,9] → 9

”テイマー”:回らない…!ダメージどうぞ!
東雲芽衣:よかった~
東雲芽衣:3d10+19
DoubleCross : (3D10+19) → 24[6,8,10]+19 → 43

GM:ギャー!!装甲無視でしたっけ
東雲芽衣:あ、装甲無視です
”テイマー”:死ぬ!《アクアウィターエ》!
”テイマー”:復活!
東雲芽衣:演出いきます
GM:どうぞ!
東雲芽衣:兎の尾のように、丸く魔眼が作り出される。
東雲芽衣:重力、斥力により姿勢制御、移動、攻撃を正しいフォームで行うための魔眼。
東雲芽衣:そうだ。正しいフォームというのは重要だ。陸上部で学んだ。
東雲芽衣:型にはめてこそ生まれる結果というものが世の中には多く存在する。
東雲芽衣:そして、愛情や絆にだって型があると思う。
東雲芽衣:それは「結婚」や「夫婦」、「恋人」という枠組みのことではなく。
東雲芽衣:「本人の好きという気持ちがあること! その型なくしては良い未来は生まれない!」
東雲芽衣:「それを捻じ曲げてしまったから、貴方は今こうして企みを妨害されてるんだよ!」
東雲芽衣:渾身の重力を”テイマー”に叩きつける。
”テイマー”:「ぐっ…重い……!!」
”テイマー”:「アメリカバイソンさんのような圧力だ……!!」
”テイマー”:アメリカバイソンに撥ね飛ばされて生死の境をさまよいオーヴァードに覚醒した時のことを思い出す。
”テイマー”:「だが、気持ちだけで未来は作れない…!」
”テイマー”:「今生まれる命が必要だから私は実験をしているのだ…!」
”テイマー”:試験管を割り、煙を全身に纏う
”テイマー”:獣の毛皮のような装甲、爪のような手甲。まさに煙の鎧である。
”テイマー”:「妨害させてたまるものか!」
GM:次は宝竜崎さん!
宝竜崎梨絵菜:マイナーで暴走回復!
宝竜崎梨絵菜:メジャーで〈コンセントレイト:ブラックドッグ〉+〈アームズリンク〉+〈アンプリフィケイション〉+〈バリアクラッカー〉!
宝竜崎梨絵菜:ダイス!
宝竜崎梨絵菜:13dx7
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[1,2,3,5,5,5,7,7,7,8,8,10,10]+10[2,2,3,3,5,7,10]+10[5,10]+10[8]+1[1] → 41

”テイマー”:11dx ドッジ!
DoubleCross : (11R10[10]) → 10[2,3,3,3,4,4,5,5,6,7,10]+6[6] → 16

”テイマー”:回すなア!ダメージください!
宝竜崎梨絵菜:5d10+20+30+2
DoubleCross : (5D10+20+30+2) → 30[8,1,10,10,1]+20+30+2 → 82

宝竜崎梨絵菜:装甲無視です
GM:え………
”テイマー”:死ぬ!あまりにも強すぎる…!
GM:”テイマー”撃破!戦闘終了です!
陶妙算:お姉さま~~~!
東雲芽衣:やったー!
パイライト:さすがお嬢様だ~
宝竜崎梨絵菜:124→137
宝竜崎梨絵菜:「……生まれる命が大事……ええ、確かにそうでしょう」
宝竜崎梨絵菜:「……確かに……貴重な動物に子どもを産ませるためには……こうするのは効果的なのかもしれません」
宝竜崎梨絵菜:「ですが……ですが、例え……例え理想論だとしても!」
宝竜崎梨絵菜:「自然な環境で、自然な繁殖を促すべきですわ!!」
”テイマー”:「理想で現実が救えるかーッ!!」
”テイマー”:煙の鎧が大きく振りかぶり、爪による一撃を繰り出そうとする!
宝竜崎梨絵菜:「……」息を吸って
宝竜崎梨絵菜:「あなたがやろうとしていることは……ただ不自然なものを掛け合わせようとしているだけです!!」
宝竜崎梨絵菜:「子どもを産まないパンダに……そ、そういうビデオを見せて、妊娠を促すという方法を取っているという話を聞いたことがあります」
宝竜崎梨絵菜:「あなたがやっていることは……能力にかまけて、そういった地道な努力を!自然な環境を無視して行っていること!!」
宝竜崎梨絵菜:「例え遠回りでも……」姿が、消える
宝竜崎梨絵菜:「例え地道でも、理想でも!」雷が、走る
宝竜崎梨絵菜:”輝”
宝竜崎梨絵菜:「無理矢理に掛け合わせるようなやり方を、あなたはするべきではなかった」
宝竜崎梨絵菜:稲光は……”テイマー”を貫く!
”テイマー”:雷光の槍が煙の鎧を貫通する!
”テイマー”:「ぐああああああーーーーーッ!!!!」
宝竜崎梨絵菜:「……それは、それこそ……あなたが愛する動物を、道具としてしか見ていないことに他ならないのだから」
宝竜崎梨絵菜:「……ッ……わたくしは……わたくしは!」
宝竜崎梨絵菜:このことを口に出すのは、とても苦しい。
宝竜崎梨絵菜:だが、それでも絞り出す。
宝竜崎梨絵菜:逃げずに立ち向かうのが偉いことだと、彼女が言ってくれたのだから
宝竜崎梨絵菜:だから……
宝竜崎梨絵菜:「……わたくしは、愛する人は……自分で決めますわ」
”テイマー”:「…………馬に、蹴られた時のような……」
”テイマー”:「衝撃、だ………」
”テイマー”:馬に蹴られて顎の骨が折れた時のことを思い出しつつ、
”テイマー”:意識を手放した。
GM:”テイマー”撃破。
GM:戦闘終了。
GM:―――――
GM:バックトラック!
GM:Eロイスはなし!すぶれ!
宝竜崎梨絵菜:素振る・・・
宝竜崎梨絵菜:普通に帰りたいので2倍で
陶妙算:2倍ぶり!
宝竜崎梨絵菜:137-12d10
DoubleCross : (137-12D10) → 137-68[4,7,6,3,3,10,6,5,8,7,3,6] → 69

陶妙算:137-10d10
DoubleCross : (137-10D10) → 137-45[6,7,10,5,1,6,3,4,1,2] → 92

陶妙算:ただいま!
宝竜崎梨絵菜:OK!
GM:お帰り!
パイライト:二倍!
パイライト:136-12d10
DoubleCross : (136-12D10) → 136-65[10,3,6,1,10,5,6,4,1,2,9,8] → 71

パイライト:よし
パイライト:しまった本数間違えとる…
GM:大丈夫!今ロイスをとりたまえ!
東雲芽衣:99%以下でも振らなきゃなんですっけ
パイライト:では。“伴侶”にロイスを結ぶ。「まだ届かないもの/〇まだ自分では足りない」
宝竜崎梨絵菜:99以下でも振りますね!
東雲芽衣:なるほど!ありがとうございます!
GM:そうですね。振らなきゃだめ!
東雲芽衣:1倍振り!
GM:何倍振りかで経験点が決まるので
陶妙算:ノノちゃん、一人だけ100行ってないんだw
東雲芽衣:99-6d10
DoubleCross : (99-6D10) → 99-31[1,7,3,10,5,5] → 68

GM:全員生還おめでとう!
GM:ではサクッと経験点を配りまy層
GM:配りましょう
GM:シナリオ点5点!いつもの5点!これに侵蝕点加えて
GM:(13+13+14+13)/3
GM:あれ
GM:(13+13+14+13)/3
GM:C(13+13+14+13)/3
GM:????
GM:自前で計算しよう
陶妙算:18点?
GM:■経験点
Exstさん:13点
中村さん:13点
冥王星さん:14点
氷泉白夢さん:13点
GM猫口@:18点

GM:以上、お渡しします!
宝竜崎梨絵菜:イエーイ!もらいまーす!
東雲芽衣:いただきます!
パイライト:拝領いたします
陶妙算:あざす!!
GM:ではED行きましょう!
GM:―――――
GM:合同ED
GM:―――――
GM:対策本部
GM:―――――
GM:事件は終わった。
GM:首謀者の”テイマー”は捕えられて余罪を追及されている。
GM:洗脳装置も効力が切れ、街は少々混乱してはいるが、
GM:やがてUGNの記憶処理班や時間によっていつもの日常の光景が戻っていくだろう。
GM:しかし、疑似夫婦洗脳の記憶処理が出来ないUGNのエージェントやチルドレンは
GM:この記憶を無かったことにするか、あるいは距離を取るか、縮めるか、
GM:ギクシャクした人間関係はしばらく尾を引くだろう。
高橋正恒:「みんなお疲れ様。」
高橋正恒:「これで事件は解決だ。……解決してないこともあるけどね。」
パイライト:「数馬、大丈夫? 高橋お兄さん」
高橋正恒:「ええと、あーーーーー…………」
高橋正恒:「うん、まぁ、その。」
陶妙算:「パイライトくん、支部長の名誉も問題ですので」
高橋正恒:「大丈夫だよ、きっと。」
陶妙算:「あまりに突っ込まないであげてください」
パイライト:「……軽率だったね」
高橋正恒:「今は離れて仕事する方がいいと思ってね。」
高橋正恒:「先に支部に戻ってもらってる。」
パイライト:今度遊びに行って話聞くくらいはしよう。と思いながら頷いて
東雲芽衣:「時間が解決してくれるといいですね」
陶妙算:「何にせよ、今は仕事に打ち込んで頂くのがよろしいかと。」
宝竜崎梨絵菜:「……誰にとっても、今は時間が必要でしょうね……」
パイライト:「…………」
高橋正恒:「うん、彼らにとってもそうだろうね。」
高橋正恒:ちらりと視線を、同席している兄弟に向ける
”リジル”:「バカ!バカバカバカバカ!!」
”リジル”:「とんでもない愚弟だお前は!!」
”メギンギョルズ”:「ご、ごめんよ兄貴………」
”リジル”:「ご丁寧に取引先を回って引退と結婚の挨拶をしただと…?」
”リジル”:「しかも僕を女装させて!妻と紹介して!!」
宝竜崎梨絵菜:「ま、まあまあリジルさん、落ち着いて……」
”リジル”:「来月には僕たちは文無しだ!雄のバカ!」
”リジル”:むきー!と美しい銀髪を振り乱しながらぽかぽかと”メギンギョルズ”を殴る。
パイライト:「大変なのはわかるけど」
パイライト:「しっくりはくるね。二人とも」
東雲芽衣:「うむ」
陶妙算:「細く…お兄さん、まあ、お仕置きはその辺りで。」
陶妙算:「夢の中で弟君にされた分のお返しとしてはもう十分でしょう?」
高橋正恒:「まぁ、まぁ。お二人さん。働き先ならこちらで提供しますよ。」
”リジル”:「………む。」拳を止める
”リジル”:「そこの少年の挑発はおいておいて…働き口だと?」
高橋正恒:「FHにもう行き場がないでしょ。UGNに来たらどうです?」
”リジル”:「は。元FHってだけで針の筵に変わりはあるまいよ。」
陶妙算:「そんなことはありませんよ。」
陶妙算:「ええ、同じ境遇だった僕も大変良くして頂いております。」
”リジル”:「だとしても、だ。」
パイライト:「この街も忙しいというか、とにかく騒がしいから」
陶妙算:「それに。」
”リジル”:「僕はそこの二人を脅かして傷つけてもいる。他のUGNもな。」
陶妙算:「”テイマー”は自分が動物愛護同盟なる組織に属していると言っていました。」
陶妙算:「今回のような兵器を使い、また僕たちに害をなしてくるかもしれません。」
陶妙算:「悔しくありませんか?放ってはおけないと思いませんか?僕たちの心に土足で踏み込んできたヤツらの企てを」
”リジル”:「う…………」
陶妙算:「潰したいとは思いませんか?」
”リジル”:「……く、ふふふ。」
陶妙算:「僕たちはそれに協力できます」
”リジル”:「僕のような戦闘狂の動かし方をよくわかってるな。」
”リジル”:「……分かった、協力する。」
陶妙算:「はい、ありがとうございます。」
宝竜崎梨絵菜:「……ふふっ」
陶妙算:「きっと、そう言っていただけると思ってました。」
”リジル”:「…………弟も、こういう堅気に近い組織の方が向いてそうだしな。」
”メギンギョルズ”:「………兄貴。」
宝竜崎梨絵菜:「……わたくし、なんとなくわかります。あなた達はそれほど人を深く傷つける所業はしていないと」
”リジル”:赤面して少し目を逸らし、銀髪を弄る。
”リジル”:「協力する代わりに、衝動の制御も教えてくれ。」
”リジル”:「この愚弟ごときに妙な心配をかけられたくないからな。」
”メギンギョルズ”:「……うおぉ~!兄貴~!!」
”リジル”:「抱きつくなバカぁ!!」
陶妙算:「うん、やっぱりそちらの方が、しっくり来ますね。」
”リジル”:「しっくりってどういうことだ!!」
宝竜崎梨絵菜:「ふふふふっ」楽しそうに笑う
陶妙算:「宝竜崎さんたちの言う通り、仲の良い兄弟だなあ、と」
”メギンギョルズ”:「ぐすっ、大好きだ兄貴~!!」
陶妙算:ほんの数時間前で自分の連れ合いだと信じて疑っていなかった少年の顔を思い浮かべながら
”リジル”:「今そういう事言うなバカッ!!」顔を真っ赤にする
陶妙算:(僕たちは、どういう関係がしっくり来るのかな)と心中で独りごちる。
東雲芽衣:「今じゃなきゃ良いんだ……」
パイライト:「東雲お姉さん。言わないであげよう」
東雲芽衣:「あ、つい。ごめんなさい」
パイライト:「軽率なのはぼくも同じだけどね」
高橋正恒:「じゃあ話もまとまったことだし、これで解散としよう。」
パイライト:はい、と答えて。席を立ち──
パイライト:「東雲お姉さん」
東雲芽衣:「ん?なんだろう」
パイライト:ちらり、と笑みを浮かべていた宝竜崎お姉さんを一瞥して
パイライト:「うまく行くといいね」
パイライト:「ぼくが、いまさら言うことではないと思うけど」
東雲芽衣:「……ありがとう」
パイライト:「師匠にも、言われたことがあって」
パイライト:「敬意、好意、信頼。型はいくつもあるけれど」
パイライト:「誰かを想うことに変わりはない。顕れるものは、そのひとつの面に過ぎない」
パイライト:「だから、きっと」
パイライト:「こうだと決めつける必要もない、って」
パイライト:「……ん、お説教みたいだ。ごめんなさい」
東雲芽衣:「いや、身に沁みたよ。ありがとう」
パイライト:うん、と。頷きを返して
パイライト:「それじゃあ。ぼくも、やることを済ませてくる」
パイライト:「またね。東雲お姉さん」
東雲芽衣:「うん、また」
パイライト:軽く手を振って。少年は静かに部屋を後にする
”リジル”:「僕たちもホテルに帰るぞ。荷物を纏めてこの街に部屋でも借りるさ。」
”メギンギョルズ”:「うん、兄貴!」
”リジル”:「それじゃあ、細かい話は後日。」
”リジル”:「今日は…疲れたからな。」弟と並んで部屋から出ていく。
宝竜崎梨絵菜:「またいつか……今度は味方として戦える日を楽しみにしていますわ!」
”メギンギョルズ”:「その時は兄貴ともどもよろしくお願いします!」
GM:ギクシャクとしながらも、君たちは日常へ帰っていく。
GM:―――――
GM:ED3 東雲&宝竜崎
GM:―――――
GM:N市
GM:香子海岸
GM:―――――
GM:香子海岸。
GM:夏の間は海水浴場、オフシーズンは釣りの名所と、
GM:N市のレジャースポットではあるが、
GM:日も傾きかけた現在は人もまばらだ。
GM:赤い夕陽が、海岸線の向こうへ落ちていく。
GM:その様子を二人の少女が眺めていた。
宝竜崎梨絵菜:「…………」
東雲芽衣:「……」
東雲芽衣:「きれいだね」
宝竜崎梨絵菜:「そう、ですわね……」
東雲芽衣:「……」言葉が、続かない。
東雲芽衣:いつも人と話すときに困ることなんてめったに無いのに、言葉が続かない。
宝竜崎梨絵菜:「……あー……えーと……その……」
宝竜崎梨絵菜:何かを言おうとしているが、上手く言葉にならないようだ
東雲芽衣:「えと……」それでも、なんとか言葉を紡ごうとする。
東雲芽衣:それは、パイライトくんが応援してくれたから。少しだけ勇気を持って、口にする。
宝竜崎梨絵菜:「……」
東雲芽衣:「隠し事はなしって約束、今でも有効かな?」
宝竜崎梨絵菜:「……あ……」
宝竜崎梨絵菜:「……」
宝竜崎梨絵菜:「そう、ですわね」
東雲芽衣:「……そっか」
東雲芽衣:「じゃあ、言わなきゃだね」
東雲芽衣:それは、梨絵菜が頑張っていたから。逃げずに頑張って戦闘時に啖呵を切っていたから。
東雲芽衣:大きな勇気を出して、口にする。
東雲芽衣:「……私は、今でも好きだよ」
宝竜崎梨絵菜:「……!」
宝竜崎梨絵菜:目を丸くする
東雲芽衣:「……だってさ」
東雲芽衣:「初めて自分の力で手にした、本当の家族。そう思っていたし、その記憶は残ってる」
東雲芽衣:「生みの親でもない、義理の両親でもない、本当の家族、そう思っていから……」
東雲芽衣:「……って、それもちょっとだけ違うかな。好きな理由とはまた違うような気がする」
東雲芽衣:「隠し子とはなしだもんね」
東雲芽衣:「隠し事はなしだもんね」
宝竜崎梨絵菜:「……」今は、黙って聞く
東雲芽衣:「宝竜崎さん、それとも梨絵菜? もうどっちで呼んでいいかわからないけど」
東雲芽衣:「貴方のことが好き。多分、笑顔にやられちゃったんだろうなぁ……」
宝竜崎梨絵菜:「……んん……」さすがにすこし恥ずかしそうにもじもじとする
東雲芽衣:「ふふ、今ものすごい逃げちゃいたい気分だよ」
宝竜崎梨絵菜:「……ふふふ」
宝竜崎梨絵菜:「……わたくしも、何も言わずに逃げてしまいたいくらい」
宝竜崎梨絵菜:「……でも、そういうわけにはいきませんわよね」
東雲芽衣:「ごめんね。でも逃げないでくれると助かるな。私も逃げずに聞くから」
宝竜崎梨絵菜:「……」少し空を見上げて
宝竜崎梨絵菜:「……わたくし……わたくしは」
宝竜崎梨絵菜:「……わたくしは……」
宝竜崎梨絵菜:「……現時点では、あなたのその気持ちに軽率に答えることは、できません」
東雲芽衣:「……うん」
宝竜崎梨絵菜:「……あなたが望むものが、家族や恋人であるのならば……わたくしは……今の時点では、謝ることしか、できません」
宝竜崎梨絵菜:「……でも……近しい友人であるならば」
東雲芽衣:「うん」
宝竜崎梨絵菜:「きっと、大切な友人になれる」
宝竜崎梨絵菜:「そこから先のことは、まだわかりません……こんな答えしかできなくて、ごめんなさい」
東雲芽衣:「……ありがとう」
宝竜崎梨絵菜:「え……」
東雲芽衣:「ありがとう。ありがとう。向き合ってくれて……」
宝竜崎梨絵菜:「……」
宝竜崎梨絵菜:「芽衣さん」
東雲芽衣:「なに……?」
宝竜崎梨絵菜:「約束の言葉です」
宝竜崎梨絵菜:「やっぱり、この気持ちだけは。催眠が解けても変わることはなかった」
宝竜崎梨絵菜:「わたくしと夫婦になってくれて、大好きになってくれて」
宝竜崎梨絵菜:「本当にありがとう。わたくしは、幸せでした」
東雲芽衣:「! うん……!うん!」一筋だけ涙をこぼし、しきりに頷く。
宝竜崎梨絵菜:「……」涙をぬぐい、優しく抱きしめる
東雲芽衣:「覚悟していたつもりでも、心はまだ受け止めきれないし、それこそしばらく時間がかかるかもしれないけど」
宝竜崎梨絵菜:恋人ではない。家族ではない。それでも、大事な人に
東雲芽衣:「友人として、改めて、よろしくお願いできる?」
宝竜崎梨絵菜:「……ええ。もちろん」
宝竜崎梨絵菜:離れて、手を差し出す
東雲芽衣:「ん」目元を拭い、差し出された手をにぎる。
宝竜崎梨絵菜:「……その、もし迷っているのなら、ですが」
宝竜崎梨絵菜:「よければ梨絵菜と、お呼びください」
東雲芽衣:「……うむ。えっと……」改めて少し恥ずかしそうにしつつ。
東雲芽衣:それでも精一杯の笑顔で。
東雲芽衣:「よろしく!梨絵菜!」
宝竜崎梨絵菜:「はい、よろしくお願いします。芽衣」
GM:いつも通りの日常が、少しだけ変化した。
GM:それは良い変化だったのだろう。
GM:だってほら、海と陽がこんなにも美しく、輝いて見える。
GM:―――――
GM:ED2 陶妙算
GM:―――――
GM:无月館高校
GM:―――――
GM:事件から数日。
GM:陶妙算は无月館高校に登校していた。
GM:今あの事件を覚えている人間はいない。
GM:君の周りにも、いつも通りの日常が戻ってきた。
陶妙算:誰もいなくなった、夕日の入る教室で一人黄昏れている。
陶妙算:あの夢を見ていた時はこんな風に一人で教室に残ることなんてなかった。
陶妙算:任務があればすぐに支部へと通っていった。
陶妙算:任務がなければ、愛する人の待つ家へ息を弾ませながら帰っていった。
陶妙算:けれど、今日はどちらもない。
陶妙算:胸に空いた穴を忘れさせてくれる仕事も
陶妙算:覚えさせられてしまった夫婦の温かみも
陶妙算:なにもない。
陶妙算:だから、ただぼうっと、机の上で黄昏れている。
GM:が ら
GM:教室の戸が開く。
陶妙算:音を聞いて、反射的に姿勢を正す。
陶妙算:情けない姿を、他人に見られたくはない。
汐留遥:そこに立っているのは、夢でも現実でも見慣れた少年だ。
陶妙算:「…遥くん。」
陶妙算:「また、夢なのかな?」
汐留遥:いつものようなやや肌面積の多い私服ではなく、无月館高校の制服を着ている。
汐留遥:陶の机まで歩いていき、頬を摘まむ
陶妙算:「あう」
汐留遥:「目は醒めた?」
陶妙算:「うん。ありがとう。」
陶妙算:まだ、少しぽうっとした目で汐留くんを視る
陶妙算:「どうしたの?」
陶妙算:「今度は、ここでお仕事?」
陶妙算:出来る限り、普段のように振る舞おうとする。
汐留遥:「んーん。妙算に会いたくなっちゃった。」
陶妙算:「珍しい。」
陶妙算:「雨でも降るのかな?」
陶妙算:遥くんのなんでもない一言で胸が高まってしまう。その高まりを隠すように、軽い言葉を紡ぐ
汐留遥:「妙算の顔を見たいってだけなのに、ひどいなぁ」
汐留遥:隣の椅子に座る。
陶妙算:「だって、遥くんがそんなこと言ってくれるの、初めてなんだもん。」
汐留遥:「………これは、ほんとの気持ちだよ。」
陶妙算:「………」
汐留遥:「お偉いさんに挨拶に行ったり、接待した後は、」
陶妙算:また、一つ、心臓の鼓動が早くなる
汐留遥:「誰か優しくて、痛みを分かってくれる人の顔が見たくなるんだ。」
汐留遥:「けど、そういう理由で会いたいって言っても……」
汐留遥:「なんだか、僕まで妙算を道具扱いしてるみたいで…気が引けて、さ。」
陶妙算:「…………ッ」
陶妙算:きゅっと隣に座る遥くんの手に触れる
陶妙算:もう、愛を象った指輪はないけれど。
陶妙算:それでも、ずっと、大好きな人の手。
陶妙算:「そんなこと、ないよ。」
陶妙算:「どんな理由でも、遥くんが僕に会いたいって思ってくれるなら。」
陶妙算:「それで怒ることなんて、傷つくことなんて、絶対ない」
汐留遥:「…………妙算は、」
汐留遥:指と指を絡める。
陶妙算:「うん。」
汐留遥:「僕に会いたいっていう時はある?」
陶妙算:「たくさん
陶妙算:「たくさん、あるよ。」
陶妙算:絡み合う指が熱くなっていく。
汐留遥:「なら、来てよかった。」
陶妙算:「ジャームと戦って、嫌な気持ちになった時は、君がそばにいてくれたらって思っちゃう」
陶妙算:「きれいな星空を見た時は、君と一緒に見たいと願っちゃう。」
陶妙算:「寂しいときには」
陶妙算:「こうして、手をつないでほしいと望んでた。」
陶妙算:ぎゅっと、手を握る。ずっと待っていた手。夢の中でも望んでいた柔らかな手。
陶妙算:それが今、繋がっていることを確かめるように、強く握る
汐留遥:「あ、」少しだけ手を引く
陶妙算:「ごめん、痛かった?」
陶妙算:遥くんの声を聞いて、少しさみしげに手を離す
汐留遥:「……その、」
汐留遥:名残惜しそうにそっと手を追いかける
陶妙算:「うん」
汐留遥:「今更だけど……その……僕は、あんまりきれいじゃないよ。」
汐留遥:「色んな人を騙してるし、誑かしてる。」
陶妙算:「知ってる。」
汐留遥:「僕よりもいい人は、妙算の周りにいっぱいいると思うんだ。」
陶妙算:「それも、知ってる。」
陶妙算:「でも、遥くんは一人しかいないから。」
陶妙算:「鐘の鳴り響く教会で」
陶妙算:「白いドレスを纏った僕と口づけを交わしてくれた人は、君だけだから」
陶妙算:遥くんの手を握り、その体を抱き寄せる。
汐留遥:「………………妙算。」
陶妙算:「それが僕を騙そうしたものでも、誑かそうとしたものでも。」
陶妙算:「僕はずっとそれを大事にしたいと思った。」
陶妙算:「大事なものをくれた人を、愛し続けたいって思った。」
陶妙算:「それじゃあ、遥くんの側にいる理由に足りない?」
陶妙算:茶色の瞳から真珠のような涙が流れていく
汐留遥:「………。」
汐留遥:「いいに決まってるよ。」
汐留遥:「僕も、妙算と一緒にいたいもの。」
陶妙算:「………うん」
陶妙算:「………うん」
陶妙算:「大好きだよ、遥くん。」
汐留遥:「僕も。」
汐留遥:「これが恋なのか愛なのか、友情なのかわかんないけど、」
陶妙算:「ダメ。」
陶妙算:「僕も、じゃなくてちゃんと、自分の言葉で言って。」
汐留遥:「ごめん。……大好きだよ、妙算。」
汐留遥:「きっと僕らは”汐留遥と陶妙算”って関係なんだ。」
汐留遥:「これがずっと続けばいいなって、思ってる。」
陶妙算:「……僕だけの」
陶妙算:「それが、僕だけが持てる、遥くんとの距離なんだね」
陶妙算:「それも、大事にする。」
汐留遥:「これからも妙算といっぱい会ったり、話したり、」
陶妙算:「夫婦だった時と同じぐらい、愛おしく思う。
汐留遥:「妙算を弄ったり、触ったり……誘ったりするけど、」
汐留遥:「よろしくね。」
陶妙算:「うん。」
陶妙算:「よろしく、お願いします。」
陶妙算:言いながらぎゅっと見を抱き寄せ
陶妙算:遥くんの白い顎をくいと持ち上げる。
陶妙算:「でも。」
陶妙算:「僕からも、触ったり…誘ったりしても、いいよね?」
汐留遥:「……いいよ。」妙算の背に手を回しつつ囁く
汐留遥:「僕はすぐ飛んで行っちゃうから、ちゃんと痕を付けてね。」
陶妙算:「望みとあらば首輪だってつけてあげる。」
陶妙算:「けど」
陶妙算:ゆっくりと唇と唇が惹かれ合い
陶妙算:「今はこれだけがいい。」
陶妙算:紅く染まった教室で、二つの影が重なっていく
GM:―――――
GM:ED1 パイライト
GM:―――――
GM:猫柳邸
GM:―――――
GM:君はいつも通り猫柳の家に帰って来て、
GM:いつも通り家事を済ませていた。
GM:これは疑似夫婦となる以前からやっていたことで、
GM:すでに君は猫柳邸をほとんど知り尽くしている。
パイライト:洗い物と同時に影が伸びて皿を拭き、戸棚を開けて納めてゆく。最早無意識でもできる手慣れた動作
GM:ほとんど変わらないがいつも通りの生活が戻って来た…はずなのだが
猫柳麻子:「ンニ。少年は働き者だ。」
パイライト:「お姉さんがサボりがちだからね」
パイライト:水を止めて、手を拭く
猫柳麻子:「今日もごはんがうまかったぞ。」後ろから抱きつこうとして
猫柳麻子:「………」その寸前で止めてしまう
パイライト:「……」その気配を察知しながらも。何も言わず
猫柳麻子:くるんとパイライトに背を向けて
猫柳麻子:「お、お風呂、入って来る、ぞ。」たたたっとその場を離れていった
パイライト:「タオル、忘れないように」
パイライト:背に伝えても。届いてるかは少し怪しい
パイライト:わずかな吐息。ダイニングから離れ、リビングのソファに腰を下ろす
パイライト:──自分自身、こうして冷静にいるのは。最前線にいたが故で
パイライト:あの人は、突然全てを取り戻した。
パイライト:……委員長さんがいれば、という思考を振り払う。
パイライト:それはいま、必要じゃない。誰かをあてにする場面(ターン)ではなく
パイライト:天井を見上げて。かすかな水の音をかき消すように、テレビのスイッチを入れる
GM:その後も、猫柳はなぜかよそよそしい様子で、
GM:いつもパイライトを抱き枕にして寝ていたのに、
GM:今日に限っては別々で寝ることになった。
猫柳麻子:「…………。」
GM:猫柳の寝室。
猫柳麻子:小さめのベッドの上で横たわり、猫柳は天井を見上げている。
猫柳麻子:「…………。」
猫柳麻子:寝返りを打ち、視線をベッドシーツに移す。
猫柳麻子:洗脳が解けなければこのベッドの上でパイライトと寝ることになっていたのだろうか。
猫柳麻子:飼い主や飼い猫、義理の姉弟のような関係ではなく、
猫柳麻子:男と女として。
猫柳麻子:「ンニュニュニュ…………!」うつ伏せになり枕に顔を押し付ける
パイライト:──ドアノブが動く、微かな音
パイライト:鍵はかかっていなかった。暗闇の中、廊下の灯りが室内に差し込んで
パイライト:部屋の中へ。小さく、足音が入り込む
パイライト:「…………」
猫柳麻子:おそらく、ベッドの上で布団にくるまり芋虫のようになっている猫柳を見つけることだろう
猫柳麻子:そして、猫柳もパイライトの存在に気付く。
猫柳麻子:「ンニ。」
パイライト:起きていることを確認して。ベッドへと歩み寄り
パイライト:その縁を背もたれにして、床に座り込んだ。
猫柳麻子:「ね、寝てなかったのか。」
パイライト:「うん」
パイライト:「……本来なら。寝る必要も、ぼくにはないから」
パイライト:生物を起源とするのではなく。賢者の石より生まれた己に、睡眠は不要な機能
パイライト:「…………」
猫柳麻子:「………どうか、したのか。」
パイライト:「気にしない、なんて言っても。無理なことだものね」
猫柳麻子:ぴくん、と肩が跳ねる。
パイライト:「ぼくも、調子に乗ったことばかり言ってたし。冷静に見えるかもしれないけど」
パイライト:「戻ってくるまで。どうしようかずっと考えてた」
猫柳麻子:「どうしようも何もない。」
猫柳麻子:「いつも通り過ごせばいい。過ぎたことは過ぎたことだ。」
パイライト:「そうだね。どうやったところで、戻らない」
パイライト:「……猫柳お姉さん」
猫柳麻子:「……ンニ。」
パイライト:「──嫌だった? あんなものを、植え付けられてと」
パイライト:「ぼくのような、子供ですらないものが相手だって」
猫柳麻子:「………嫌だったのは。」
猫柳麻子:「アタシと少年の関係が単純化されたことだ。」
猫柳麻子:「アタシたちは共に戦って、共に暮らしてた。だからと言って夫婦で括(ステロタイプ)られる関係ではない。」
猫柳麻子:「鳴き声にアテレコされるような気持ち悪さだ。」
パイライト:「……」
猫柳麻子:「アタシとオマエは何だ?」
猫柳麻子:「オマエはそれに答えられるか?」
猫柳麻子:「まだ曖昧模糊とした関係に名前を付けるのは互いに深く理解(アンダスタ)る必要がある。」
猫柳麻子:「………そうは思わないか?」
パイライト:「うん」
パイライト:頷きと共に。言葉は短く
猫柳麻子:「………ンニヒヒ。」
猫柳麻子:「オマエと一緒にいるのは心地よい。」
パイライト:「……ぼくも」
パイライト:あの日、この人と出会って。
パイライト:「あの時から。貴方がぼくを呼び出して」
パイライト:「こうして、一緒に過ごすようになって」
パイライト:「心地よかった。嬉しかった」
パイライト:ゆっくりと、内側から浮かび上がる言葉を形にして。
パイライト:「……貴方が、泣いていた時。ぼくは寄り添うことができなくて」
パイライト:「どうすればいいかわからなくて。それが、悔しかった」
パイライト:──立ち上がり。ベッドの端に、座り直して
パイライト:ずっと、抱えていたものが零れるように言葉となった。
猫柳麻子:「ンニ。」
猫柳麻子:布団からもぞもぞと這い出して、こちらも隣に腰掛ける。
猫柳麻子:「何故泣くときに声が出るか分かるか。」
猫柳麻子:「誰かに気付いてほしいからだ。」
猫柳麻子:「寄り添ってくれるだけでオマエは仕事をしたのだ。」
パイライト:「…………」
パイライト:「──ぼくは」
パイライト:「変わったよ。あれから、言った通りに」
パイライト:「まだ、子供だ。何も知らないし、何かに手が届かないことだって多い」
パイライト:隣の熱を感じる。それが言わなければならないことを、思い出させる
パイライト:言葉を作ることは怖い。
パイライト:宝竜崎お姉さんを思い出す。あの人は、誰よりも強く自らの気持ちを吐き出した。
パイライト:やらなくてはならない。誰もが同じなのだ。
パイライト:怖くとも問いかけて。受け止めていかなければいけない
パイライト:──ぼくは選んで、進まなくてはいけない。
パイライト:「麻子さん。ぼくは、」
パイライト:「貴方が、誰よりも好きです」
パイライト:偽りの記憶ではなく。ここで、伝えなくてはいけない。
猫柳麻子:「…………。」
パイライト:「今回よりも、前から」
パイライト:「貴方と、寄り添っていたいと願ってる」
猫柳麻子:「………そうか。」
猫柳麻子:突然ぐいとパイライトに覆いかぶさり、ベッドの中に引き込む。
猫柳麻子:「欲が出てきたナ。少年。」
パイライト:不意を突かれ、そのまま倒れ込み。
猫柳麻子:布団の中でぎゅっとパイライトを抱きしめる。
猫柳麻子:「アタシもオマエが好きだ。」
猫柳麻子:「だがどんな”好き”なのか、どんな”欲”なのかはまだ分からない。」
パイライト:「……」
猫柳麻子:「もっと欲張れ、少年。」
猫柳麻子:「寄り添うだけじゃなく、アタシに触れろ。撫でろ。感じろ。」
猫柳麻子:「そうして”好き”と”欲”を学んでいけ。」
猫柳麻子:「なぁに、度が過ぎたらアタシがひっかいてやる。」
猫柳麻子:「オマエの”好き”を許容できるくらいには、アタシの”好き”もでっかいぞ。」
猫柳麻子:「そうだな……子作りはダメだぞ。」やや赤面しつつ呟く
パイライト:「しないから」鉄面皮がわずかに動揺したように見えて
猫柳麻子:「帰って来た時も、それを思い出して野良猫のように遠巻きになってしまったからナ。」
猫柳麻子:「それ以外は…どうだ?」
パイライト:「…………」
パイライト:抱き締められた体を、少しだけ離して
パイライト:眼を合わせる。左右の色が異なる瞳と、彼女の大きな丸い瞳が重なるように
パイライト:視界の隅で、野良猫の尻尾が揺れている。その先へ、手を伸ばした
パイライト:指先が、顎に触れる。
猫柳麻子:小さく声が漏れる
猫柳麻子:パイライトの瞳を見て、目を閉じる。
パイライト:ゆっくりと、顔が近付く。鼻先が触れるような距離
パイライト:ベッドの中の薄暗闇でも互いの顔が、はっきりと見えて
パイライト:──唇に触れたそれは。何よりも、熱く感じられた
猫柳麻子:「ん………。」
猫柳麻子:「…………しちゃった、ナ。」眼を開いてパイライトを見上げる。
パイライト:「……最初の欲張りにしては、大きかったかな」
猫柳麻子:首を横に振る
猫柳麻子:「変わったな。」
猫柳麻子:「オマエは柔らかくなった。」
猫柳麻子:パイライトの唇の感触を探るように、自分の唇に指を当てる。
パイライト:「……麻子さん」
パイライト:憧れから手を取った。
パイライト:願いから足を進めた。
パイライト:まだぼくは彼女の全てを知らない。そして彼女も、ぼくの全てを知りはしない。
パイライト:ここから、始まるのだろう
パイライト:もう一度、何より大事な相手を知るために。
パイライト:「大好きです。これからも、ずっと」
パイライト:確かめて、多くを学んで変わりゆくことになろうと。変わらないだろう想いをまた口にする
猫柳麻子:にこりと微笑む。
猫柳麻子:その言葉に唇で返す。
猫柳麻子:パイライトの唇にキスをして、
猫柳麻子:いつものように、パイライトの背に手を回す。
猫柳麻子:「おやすみ…パイライト。」
パイライト:いつものように。手を回して
パイライト:「おやすみなさい」
パイライト:ぼくはまた、目を閉じる
GM:―――――
GM:全行程終了!
GM:お疲れさまでした!
パイライト:お疲れ様でした! すみませんでしたED一人で!
陶妙算:おつかれさまでした!!
パイライト:めちゃくちゃ楽しかったけど!
東雲芽衣:お疲れ様でしたー
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