GM:―――――
GM:というわけで、突発ダブルクロス、始めます。
GM:よろしくお願いします!
雲井川 垂穂:よろしくお願いします!
小鳥遊 司:よろしくお願いします!
阿久津数馬:よろしくお願いします!
GM:では自己紹介をお願いします。
GM:PC1は阿久津くん!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY-5mbpAIM
阿久津数馬:阿久津数馬(あくつ・かずま)。N市第十支部支部長で、中学生ながら企業の役員も兼任しています。
阿久津数馬:まだまだ反抗期の13歳で、つつかれると反発しがちですが、支えられつつ支部長としてなんとかやっていきたいです。
阿久津数馬:シンドロームはピュアノイマンで、戦闘ヘリに乗って射撃で戦います。
阿久津数馬:装甲がほしくて行動値が要らない人は同乗してもいいのよ!
阿久津数馬:役員とか言いつつ社会はそんなに高くないのですが、なんとかやっていきたいです。よろしくお願いします。
阿久津数馬:そんな感じで。
GM:はい!よろしくお願いします!
GM:では次、PC2の雲井川さん!
GMhttp://pulpfunction.ohugi.com/dx3_tw/dc3_010.html
雲井川 垂穂:はい! 不祥、雲井川垂穂(くもいがわ・たるほ)、N市第十支部所属エージェント、兼阿久津家のフォースリーコンメイドであります!
雲井川 垂穂:戦場育ちの二十歳複製体、事件現場にキックボードで乗り付ける不審なメイドを見たらあたしだと思っていただければ!
雲井川 垂穂:キュマイラ/ノイマンにオプショナルブラックドッグのトライブリード。自分で言うのもなんですが、器用貧乏を絵に描いたようなタイプですね!
雲井川 垂穂:きょうはぼっちゃんと共演ということで、がんばるッスよ。どうぞいろいろお任せください!
雲井川 垂穂:以上です!
GM:よろしくお願いします!
GM:では最後、PC3の小鳥遊くん!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYtIKKrgIM
小鳥遊 司:はい!星辰館高校1年生、小鳥遊 司って言います。UGNイリーガルをやってます、はい。
小鳥遊 司:ええと、オーヴァード同士の戦いに巻き込まれた時にRVに感染して、その時にUGNの人たちに助けられて、イリーガルになりました。
小鳥遊 司:能力はバロール/オルクス、“魔眼”兼“領域”が青い梟の姿をして呼び出されるんだけど、これは変わった症例らしいです。実感ないけど。
小鳥遊 司:性能的には情報収集と死神の瞳を使ったデバッファーです。ええと、ぼくが力になれることはあるかまだわからないんですけど、頑張ります。
小鳥遊 司:そういうわけで、よろしくお願いします。はい。
GM:よろしくお願いします!
GM:というわけで早速OPに入っていきますよ!時短!
雲井川 垂穂:はーい!
GM:皆様よろしくお願いします!
雲井川 垂穂:よろしくおねがいしまーす!
阿久津数馬:よろしくお願いします!
小鳥遊 司:よろしくおねがいします!
GM:―――――
GM:OP1
GM:阿久津数馬 & 雲井川垂穂
GM:―――――
GM:登場侵蝕をお願いします
雲井川 垂穂:雲井川 垂穂の侵蝕率を+9(1d10->9)した
阿久津数馬:34+1d10
DoubleCross : (34+1D10) → 34+10[10] → 44

阿久津数馬:ひい
GM:昂る~~
GM:―――――
GM:大N市
GM:第10区画
GM:―――――
GM:”スカウンドレル”の襲撃を退け、第10区画は平穏を取り戻した。
GM:しかし、油断することはできない。
GM:”スカウンドレル”一人であの要塞を作り上げ、隠蔽することは不可能だ。
GM:必ず協力者……FHセルの残党がいる。
GM:それが第10支部の出した結論である。
GM:故に支部長である阿久津とその従者である雲井川は”視察”という名目で、
GM:各地の事業所や工場を回っている。
GM:残党の手がかりを探すために。
GM:ガコン ガコン
GM:プレス機の動く音が遠くから聞こえてくる。
GM:君たちは工場内の応接室で、工場の責任者と向かい合っている。
工場長:「阿久津役員、これはどうも。わざわざこちらまで出向いてもらえるとは……」
工場長:中年の男が二人にお辞儀する。肥満した腹が揺れる。
阿久津数馬:「うむ」鷹揚に頷き、機械音に耳を澄ませながら微かに目を細める。
阿久津数馬:きちんとスーツを着ているとはいえ、まだ13歳の少年だ。
阿久津数馬:「実地で視察を行うことも重要と判断した。僕はまだ……経験が浅いからな」少し不機嫌な顔。
工場長:「ははは、それはよいご判断です…」
雲井川 垂穂:数馬サンの後ろで控えていますが、あたりをきょろきょろ見回しているのは控えてると言っていいのか。
雲井川 垂穂:サマーセーターに緑系のパンツという砕けすぎた格好で、トートバッグを肩にひっかけている。
GM:この工場にはある嫌疑が掛かっている。
GM:帳簿を分析した結果、”スカウンドレル”の作り上げた要塞の資材を加工して搬入していた可能性が高い。
工場長:「後ろの方は…ええと、ボディガードか何かですかな?」
雲井川 垂穂:「あ。使用人の雲井川ッス、どうぞお構いなく」
阿久津数馬:「そういうことだ」ほんの少し眉間に皺を寄せる。
工場長:「あはは、個性的な使用人さんだ。どうぞよろしく……。」
阿久津数馬:(お前格好をどうにかしろよ、ビジネスだぞ!)と内心では思っている。
工場長:「して、うちの工場はいかがですか?」
阿久津数馬:今のところ何か変わった様子とかはありましたか?
GM:そうですね。工場には今のところ変わった様子はありません。
GM:しかし、別の場所に違和感を覚えるかもしれません。
GM:ここは知覚判定!
GM:難易度は7にしておきましょう
阿久津数馬:おっ
阿久津数馬:1dx=>7
DoubleCross : (1R10[10]>=7) → 6[6] → 6 → 失敗

阿久津数馬:はい
雲井川 垂穂:1dx10+1>=7
DoubleCross : (1R10+1[10]>=7) → 4[4]+1 → 5 → 失敗

GM:では惜しいところなので、何か探りを入れると分かるかもしれません。
阿久津数馬:「順調そうで何よりだな。これからも励め……と、逆に」
阿久津数馬:「こちらから聞きたい。何か変事があったりはしないか?」
工場長:「順調そのものです。最近は受注も増えてますし、阿久津グループには頭が上がりません。」
阿久津数馬:「そうか。受注というのは?」
工場長:「工業部品ですよ。精密機械の需要が増えましたから、」
工場長:「細かいパーツが作れるウチみたいな工場にも自然、注文がやってきます。」
阿久津数馬:「なるほど……」”スカウンドレル”の件と関係があるのか否か。
工場長:笑顔を浮かべる。作り笑顔のようだ。そこまで触れられたくないのか。
工場長:いや、これは……
工場長:”作られた”笑顔だ。
工場長:まるで人間の皮を被っているかのように、精巧な仮面。
阿久津数馬:「……」その表情に違和感を覚える。
工場長:「最近の売り上げや注文履歴等をお渡しする手筈でしたね。」
工場長:席を立って、応接室の扉付近の棚へ移動する。
阿久津数馬:「ああ……」
雲井川 垂穂:「あ、それはあたしのほうでお受けするッスよー」工場長の方でなく、一歩数馬サンのほうに近づく
工場長:カキッ ゴキッ 指を折る。
阿久津数馬:(雲井川)腕を一瞬つつく。(警戒だ)
???:工場長の肥満した腹が破け、中からナイフを構えた小男が跳び出してくる。
雲井川 垂穂:カバーリングに入ります
???:狙いは阿久津!
???:「ガァッ!!」雲井川に阻まれる!
阿久津数馬:一瞬顔を顰める。一歩だけ後ろに下がる。
雲井川 垂穂:ナイフががっつり左腕に突き刺さって、流血。サマーセーターがどんどん血に染まる。
阿久津数馬:「雲井川、捕らえろ」
雲井川 垂穂:「思ったより直接的に来たッスねこりゃ」トートバッグから引っ張り出したのは、折りたたまれた状態のキックボードだ。右手一本で展開。
雲井川 垂穂:「努力しまーす!」キックボードを踏む。甲高いモーター音、一瞬でとんでもない速度に達して小男に突撃。
”二枚革”:「我は”二枚革”。阿久津数馬、お命頂戴する。」
”二枚革”:ナイフを振りかぶり、こちらも突撃するが、
阿久津数馬:「やってみろよ、できるなら、だが」
”二枚革”:キックボードによる突然の加速に対応できない!
雲井川 垂穂:「そりゃご丁寧に。要件こちらで承ります、当方"片足ジャック"──」
雲井川 垂穂:速度250km/hの鉄板ドロップキックが小男の顔面に突き刺さる。
”二枚革”:「ガボッ!?」
雲井川 垂穂:「──って、おらら。聞こえてないかな?」
阿久津数馬:「うわ」すごい音がしたのでさすがに少し動揺する。
”二枚革”:応接室の壁に叩きつけられる。
”二枚革”:そのままかくりと全身から力が抜け、動かなくなった。
雲井川 垂穂:「ぼっちゃん、コレどうします? 持って帰れないこともなさそッスけど」
阿久津数馬:連れて帰って話を聞くとかはできそうですかね?
GM:持って帰る時間は残念ながらなさそうですね。
GM:応接室に足音が複数近づいてます。
GM:どれも重く、何かしらの武器を携えているであろうことは分かる。
阿久津数馬:「……難しそうだな」
雲井川 垂穂:「ちょっと余裕なさそッスね。じゃあ」すーっと数馬サンの前に移動して、背中を向けて。(キックボード搭乗中)
雲井川 垂穂:「ささ。どうぞどうぞ」
GM:応接室の出口は一か所しかないが、君たちの背後には大きな窓がある。
阿久津数馬:「まあ、ひとまずはよくやっ……」
阿久津数馬:「え、乗るのか……?」
雲井川 垂穂:「乗らないんスか? あ、血は大丈夫ッスよ。春の検診じゃ病気なかったですからして」
阿久津数馬:まあ、でも手段を選んではいられないので、後ろに乗ろうとして。
阿久津数馬:上着を脱いで雲井川さんに投げつけます。
雲井川 垂穂:「ぎにゃっ」
雲井川 垂穂:「わあもうなにするんスか数馬サン」
阿久津数馬:「上、血を隠せ。血まみれの女が二人乗りで疾走なんて、目立つだろうが!」
阿久津数馬:言って、後ろに乗って……これは雲井川さんにしがみつく感じかな!
雲井川 垂穂:「らじゃりました。ありがとうございます数馬サン!」
雲井川 垂穂:しがみつく感じですね。データはともかく見た目がキックボードなので!
雲井川 垂穂:「じゃ、ぶっとばしますから、しっかり捕まっててくださいね!」キックボードに埋め込まれた電磁スフィアが恐ろしいトルクで回転。
阿久津数馬:「う」ぎゅっと腕に力を込める。
雲井川 垂穂:胴に回された腕に力が入ったのを確認したところから、アクセルベタ踏みした乗用車くらいの勢いで窓から飛び出します。
雲井川 垂穂:「らぁりほおーーーーーーーーーーーーーーっ」
阿久津数馬:(う、わわわわわわわ!)声にならない声!
GM:窓ガラスが割れ、二人が跳び出す。
GM:応接室の扉を開けた武装した男たちは、
GM:呆然とその背を見送っていた。
GM:―――――
GM:ロイスのみ!
雲井川 垂穂:実は数馬サンにはロイス持ってるんで保留です! 今回はおしまい!
阿久津数馬:雲井川さんに○信頼/恐怖で!
GM:では次!
GM:―――――
GM:OP2
GM:小鳥遊司
GM:―――――
GM:登場侵蝕どうぞ!
小鳥遊 司:33+1D10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+6[6] → 39

GM:―――――
GM:第10区画
GM:市街
GM:―――――
GM:君は買い物か用事があってか、それとも元々ここに住んでいるのか。ともかくこの第10区画にいる。
GM:以前は大きな騒ぎもあったが、UGNの尽力のおかげで平穏を取り戻している。
GM:南には工場の居並ぶ工業地区。そしてこの場所は工場の作業員やその家族が買い物を楽しむ商店街と言ったところか。
GM:北、遠くの方には阿久津グループの所有するビル街が見える。
小鳥遊 司:ではこちらは探していた漫画の単行本が近所の書店に置いてなかったので、地区をあちこち移動して漸く第10地区で見つけた、とかそんな感じですね。
GM:了解です!
GM:では書店で単行本を購入して店を出たところにしましょうか
小鳥遊 司:いやあ、見つかってよかった。これで見つからなかったらまた母さんにネット通販で頼まなきゃいけないところだった。
小鳥遊 司:了解です!
GM:君は目当ての品を購入して街に出たところ、書店に入る前とは少し雰囲気が変わったかのような
GM:小さな違和感を覚える。
小鳥遊 司:「……あれ?」家に帰って新刊を読む楽しみに夢中になっていたけど、なんだか辺りの雰囲気が妙に静かというか……
GM:商店街の出店の呼び込みもすっかりなくなっている。
小鳥遊 司:昼下がりのビジネス街だから、静かでもおかしくはないけど……もっと車の走行音とか、そういう賑やかさはあったはずだ。
GM:出店の一つ、先ほどまで若い女性が元気よく呼び込みをしていたが
GM:今は目つきの鋭い男が店に立っている。
小鳥遊 司:<ワーディング>の感覚はなかったけど、何かいやーな雰囲気だなあ。
店の男:「………。」君と目が合う。
店の男:「………今日は店じまいだ。」
小鳥遊 司:う。……やっぱり、なんだかおかしいぞ。
GM:と、ここで、
GM:屋台の下から、手が伸びる。女性の手。
GM:助けを求めるように弱弱しく蠢き、地面を掻く。
小鳥遊 司:「ええーっと。はい。ありがとうございます」ぺこり、とお辞儀をして。女性の手に視線が向かう。
小鳥遊 司:「あのー……すいません。ぼくの間違いだったら悪いんですけど」<ワーディング>。
店の男:「………オーヴァードか。」
店の男:「一番厄介な奴に見つかったな。」
小鳥遊 司:「あなた、ここの店の人じゃありませんよね?そこの女の人」手を伸ばす女性の腕を指差して。
店の男:「ああ。だが、別に気にする必要はない。」
小鳥遊 司:「あなたがやったんですか?」
小鳥遊 司:(<ワーディング>の中でも動ける……!やっぱりぼくと同じオーヴァードだった!)
小鳥遊 司:(こんなところで店員を襲って店番を変わるなんて、いったい何を企んでるんだ?って感じだけど)
小鳥遊 司:(今はあの人を助けなくっちゃ!)
”トライスティング”:「”トライスティング”だ。その名だけ持って冥府へ行け。」
”トライスティング”:両手の指をゴキゴキと鳴らす。
”トライスティング”:それに連動するようにタコ焼き機が跳ね上がり小鳥遊の視界を塞ぐとともに
”トライスティング”:死角から三本の電流を帯びた針が小鳥遊に襲い掛かる。
小鳥遊 司:「うわっ!」(攻撃してきた!……ぼくも、やるしかない!)
小鳥遊 司:司の身体が、青い月の翳りに似た輝きを帯びる。輝きは司の身体から離れ、青い梟に似た一体の獣を呼び出す。
小鳥遊 司:梟がその場に現れると同時。
小鳥遊 司:司に襲いかかろうとした三本の針が、その場で地面に沈み込む。
小鳥遊 司:視界を塞ぐべく投げ放たれたたこ焼き器は逆に、地面に落ちることなくその場で宙に浮遊する。
”トライスティング”:「っ……!」
”トライスティング”:ゴキゴキゴキゴキ 右手の指を掴んで逆方向に曲げるが
”トライスティング”:針は依然、地面に沈み込んだまま動かない
”トライスティング”:「ちっ、貴様……!」
小鳥遊 司:「そこを退いてください。いいえ」
小鳥遊 司:「そこを動くな!何が狙いかは知らないけど、これ以上そこの女の人も、街の人にも手出しはさせないぞ!」
小鳥遊 司:司の啖呵と同時に、梟が動く。“トライスティング”めがけて、青く光る羽根を投げナイフのように打ち込み───
小鳥遊 司:“トライスティング”は気づく。痛みは一切ない。目の前の少年は威勢こそいいが、直接攻撃力のあるタイプの能力ではない。
小鳥遊 司:羽根を撃ち込んで怯んだ隙に女性に駆け寄り、なんとか肩を貸して引きずるようにその場を離れようとする。
”トライスティング”:「威勢だけか!貴様程度、”トラップ”無しでも殺せるぞ!」
”トライスティング”:踵で地面を叩く
小鳥遊 司:「大丈夫ですか!?すぐに救急車を呼びます。がんばって!」女性に声を掛けながら、その場を離れようとする。
小鳥遊 司:「…………」踵で地面を叩こうとした“トライスティング”に振り返って。
小鳥遊 司:「ぼくは言ったんだ。確かにあなたに言った。“動くな”って忠告したんだ」
小鳥遊 司:踵で地面を叩いた“トライスティング”の肉体は司の方に向かうことはなく、その場でふわり、と宙に浮かぶ。
”トライスティング”:「何っ!?」
小鳥遊 司:───否。空に向かって「落ちて」いる。
小鳥遊 司:これが司のオーヴァードとしての能力。攻撃により他者を直接害することはできないが、領域内の物体に働く「重力の向き」を操作する。
小鳥遊 司:「ぼくの能力だと、あなたを宇宙に向けて吹き飛ばす……なんてことはできないけど」
小鳥遊 司:「大人しくしておいたほうがいいですよ。あんまり高いところ飛んでっちゃうと、後で大変ですから」
”トライスティング”:「――これか!」腕に刺さった青く光る羽根に気付き
”トライスティング”:ゴキゴキゴキ 左手の指をリズムよく小指から順番に鳴らす
”トライスティング”:右手が ばつん と分離する。
小鳥遊 司:「!? み……右手が!?」
”トライスティング”:「”トライスティング”を舐めるな!」エフェクトの影響から脱し、小鳥遊目がけ落下してくる!
GM:バ  ォン
小鳥遊 司:「しまった!う、うわあああっ!」せめて女性だけは守ろうと、女性に覆いかぶさるように“トライスティング”に背を向ける。
小鳥遊 司:「………?」
GM:重い銃声が静かな通りに響く。
”トライスティング”:空中の”トライスティング”の胸には大きな風穴が空いている。
小鳥遊 司:襲い来るであろう衝撃が、いつまで経ってもやってこない。怪訝そうに目を開けると、“トライスティング”を見て。
”トライスティング”:「がっ………!」
”トライスティング”:屋台に落下し、がれきに埋もれる。
”トライスティング”:絶命している。
???:「大丈夫かい?」
???:小鳥遊の頭上で硝煙がたなびいている。
???:そこにいるのはくたびれたスーツの男。年齢は30代といったところか。
小鳥遊 司:なんだか、アクション映画やハードボイルドものに出てきそうな、渋い感じのカッコいい男の人だ……!
小鳥遊 司:「あ、はい!ありがとうございます」
???:「君はオーヴァードか。UGNって知ってるかい?」
小鳥遊 司:「ぼくは大丈夫です。ただ、この人が怪我をしていて……!」怪我を負っている女性を指して。
小鳥遊 司:「はい。ぼくはイリーガルです。あなたは……えっと、UGNの人、ですよね。たぶん」
高橋正恒:「高橋正恒だ。UGN第10支部所属。」
高橋正恒:「しがない”レイジーラクーン”(サボり魔のアナグマ)さ。」
高橋正恒:「イリーガルなら都合がいい。ちょっと協力してほしいんだ。」
高橋正恒:ケガをした女性に的確な処置を施しながら。
小鳥遊 司:「いま襲ってきた人に関係すること……ですよね」
小鳥遊 司:「わかりました。ぼくに出来ることがあるなら!」
高橋正恒:「ご明察。」
高橋正恒:「依頼はこうだ。」
高橋正恒:「第10支部長、阿久津数馬の暗殺阻止。及び暗殺実行犯の確保。」
高橋正恒:くたびれた笑顔のまま、血腥い話題を切り出したのだった。
GM:―――――
GM:ロイス!
小鳥遊 司:高橋正恒 ○P憧憬/N不安
小鳥遊 司:以上で。
GM:―――――
GM:合流シーン
GM:全員登場です
GM:登場侵蝕をどうぞ!
雲井川 垂穂:雲井川 垂穂の侵蝕率を+5(1d10->5)した。合計(侵蝕率:46->51)
小鳥遊 司:39+1D10
DoubleCross : (39+1D10) → 39+7[7] → 46

阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:44->50)
GM:―――――
GM:第10区画
GM:商店街
GM:―――――
GM:では先ほどのシーンの続きから。
GM:高橋正恒は小鳥遊くんにここまでの事情を説明します。
GM:阿久津支部長が工場の視察に行ったこと。そして、その先で襲撃を受けた事。
高橋正恒:「で、運転手の僕も巻き込まれてね。」
小鳥遊 司:「そんなことがあったんですか」なるほど、と頷きながら。
高橋正恒:「車は爆破されるし、ここまで逃げてきたってところさ。」
小鳥遊 司:「でも、支部長の暗殺なんて……!」なんて恐ろしいことを考える相手なんだろう。
高橋正恒:「権力があると敵も増える。不思議なことはない。」
高橋正恒:携帯端末を操作する。
高橋正恒:「とりあえずこのあたりの商店街までは安全になった。支部長にも脱出ルートを伝達する。」
小鳥遊 司:自然に放たれた言葉に、息を呑む。この人はきっと、当たり前のようにそんな修羅場をいくつもくぐり抜けて来たのだろう。
高橋正恒:「……すぐ来ると思うけど。雲井川さんは優秀だ。」
高橋正恒:「万一の時の為に付き添わせて良かったよ、本当に。」
小鳥遊 司:「わかりました。まずは支部長と護衛の人達と合流ですね!」
雲井川 垂穂:では、断続的に屋根を削る音が近づいてくる……ってことで。
雲井川 垂穂:「降りますんで数馬サン、舌噛まないでくださいよ────っ!」
雲井川 垂穂:屋根上をまっすぐ、跳ねながら突っ走ってきたあと、ビルの壁を二人乗りのキックボードで減速しながら駆け下りてくる。
阿久津数馬:その腰にひしとしがみついて、やや涙目になっている。
高橋正恒:「おっと、本当にお早いお着きで。」
雲井川 垂穂:降着。薄手のサマーセーターの上から、サイズの小さすぎる上着を無理矢理羽織ったような格好の女。
高橋正恒:へら、と笑って迎える
小鳥遊 司:「わわっ!?」目前で急減速し、路上にタイヤ跡を焼き付けるキックボードに驚きの声を漏らす。
雲井川 垂穂:「どーも高橋さん、おかげで助かりましたあ! 降りるに降りられなくてどうしようかと思ってたんスよ!」
雲井川 垂穂:「数馬サン、着きましたよ……数馬サン?」
阿久津数馬:はー、と息を吐き、ボードから降りる。小鳥遊くんよりさらに背の低い少年だ。
高橋正恒:「いやいや、彼の協力のおかげだよ。」
阿久津数馬:「わかってる! あんまり速すぎて死ぬかと思ったぞ!」
高橋正恒:隣の小鳥遊くんを手で示す
阿久津数馬:「とはいえ、二人ともご苦労。……彼は?」
高橋正恒:「たまたま会ったUGNイリーガルですよ。名前は……」
小鳥遊 司:「はじめまして。ぼく、小鳥遊 司って言います」ぺこり、と小さくお辞儀。
阿久津数馬:「イリーガルか。協力に感謝する」ずい、と近づいて偉そうに顔を少しだけ見上げる。
阿久津数馬:「N市第十支部長、阿久津数馬だ」
雲井川 垂穂:「そしてあたしが阿久津家の使用人兼第十支部エージェントの雲井川ッス!」
小鳥遊 司:「よろしくお願いします!」(ぼくより年下に見えるこの子が、この第10地区の支部長なのか。すごいなあ)などと思っています。
阿久津数馬:「聞いたろうが、事態は切迫している。貴様の手を借りねばならん。頼むぞ」
小鳥遊 司:「よろしくお願いします、雲井川さん」
小鳥遊 司:「使用人っていうと……ドラマや映画なんかに出てくる、あの?」
阿久津数馬:「僕は出来ればもうこいつの後ろには乗りたくないからな!」ぶつぶつ言っている。だいぶ怖かったのだ。
雲井川 垂穂:「えー。普段あの倍くらいのスピードで飛ばしてるじゃないスか数馬サンー」航空機の話。
雲井川 垂穂:「いかにも使用人ッス! エプロンとか似合いそうでしょ?」
阿久津数馬:「装甲があるとないとで大違いだろうが!」
高橋正恒:「支部長、この際ヘリを呼んで空路で突破するのがよろしいかと思います。が…」
高橋正恒:「入り組んだ街の中。ヘリが着陸できる場所は限られている」
小鳥遊 司:(そういえば、阿久津支部長の苗字は、あの阿久津グループと同じ……)
小鳥遊 司:(さっきの高橋さんの言い方もそうだったけど、もしかして阿久津支部長ってすごく偉い人なのかなあ。すごいや)
阿久津数馬:「ああ、全くだ。この場では難があるな」腕を組む。
高橋正恒:「ゆえにまずはL(ランディング)ゾーンを確保するのが先決でしょうね。」
小鳥遊 司:こうなると、ぼくも責任重大だぞ……!とごくりと息をのむ。
小鳥遊 司:「ヘリの着陸できそうな場所……っていうと。病院の屋上みたいな場所でしょうか」
高橋正恒:「学校の運動場や公園のような広い場所も候補に入るね。」
雲井川 垂穂:「そうッスね。できれば低地のがいいかな。カサ・ボンバとかシャレになんないし」
阿久津数馬:「この辺りでそのような場所というと……」見渡す。
高橋正恒:「着陸可能地点をリストアップしましょう。あとはそこに向かって……」
高橋正恒:「支部長。」銃を抜く
小鳥遊 司:「ヘリコプターで安全な場所まで脱出!ですね!」
阿久津数馬:「……!」
高橋正恒:「道の作りがいつの間にか変わっています。」
阿久津数馬:「なんだと?」
雲井川 垂穂:「オルクスあたりですかね。めんどくさいやつだ」
雲井川 垂穂:「じゃ、高橋さんと小鳥遊クンが直衛、あたしは偵察でいいスかね。数馬サン。ほんとはあたし、そっちが専門ですし」
???:「面倒くさい奴とは失礼だね。」
???:ビルの上。サングラスを掛けたスーツの男が佇んでいる。
阿久津数馬:反射的に声の方を見る。
小鳥遊 司:「偵察なら、ぼくの能力でも……」青黒い光が梟の形を取ったところで……梟が、声の主に向かって警戒するように鳴き声を上げる。
雲井川 垂穂:「うわ。めんどくさいやつが来た」
???:「また言われた。くひひ、嫌われたみたいだ。」
阿久津数馬:「貴様がこの事態の元凶か」努めて落ち着いた声で。
???:「名は”渦蜘蛛”だ。面倒くさい奴、よりはそっちで呼んでもらいたいね。」
”渦蜘蛛”:「そうとも。故あってあなたの首を戴きに来た。」
阿久津数馬:「ふん」口を歪める。
阿久津数馬:「先に言うが、我々はこの状況を突破し、結果貴様らを一網打尽にする。それだけの力ある人員がここにいる」
雲井川 垂穂:愛想よく手を振る。
阿久津数馬:「さっさと諦めて投降する気はないか? 面倒だろう、負けるの」
阿久津数馬:「もちろん、僕の首をくれてやる気はない」
”渦蜘蛛”:「お優しいことだ!だが、悪いが好意を受ける気はないね!」
阿久津数馬:「あいつ腹が立つな」ぼそりと。
雲井川 垂穂:「挑発ですよ挑発」
阿久津数馬:「わかってる!」”渦蜘蛛”に向き直り。「なら仕方がない。さっきも言ったが、僕は貴様らにやられる気はないので」
”渦蜘蛛”:「状況を突破する?くひひ、確かに”二枚革”と”トライスティング”を倒したあなたたちだ。」
”渦蜘蛛”:「力は認めよう。しかし、」ゴキ ゴキ と指を折り曲げて鳴らす
阿久津数馬:「皆、打開のために力を貸せ。第十を支部長不在にするわけにはいかんからな」
”渦蜘蛛”:「彼我の戦力差を埋めるのが戦術と、罠だ。」
”渦蜘蛛”:街中に仕掛けられていた監視カメラが一斉に4人を向き、
”渦蜘蛛”:レンズから弾丸を発射する。既に固定砲台に作り替えられていた!
小鳥遊 司:「カメラの中から銃弾が!?」
雲井川 垂穂:支部長をカバーします。他は自助努力でなんとか!
阿久津数馬:「……罠があると先に言うなよ」動かない。自分の速度ではたかが知れているし……。
雲井川 垂穂:「着替えの時間もナシとか、モテないっスよアンタ」阿久津支部長を、怪我してるはずの左腕で横抱きにして
阿久津数馬:必ず動いてくれる、部下がいるからだ。
雲井川 垂穂:「高橋サン、そっちよろしく! 合流は高度の柔軟性を維持するヤツで!」
小鳥遊 司:梟が司の周囲を旋回する。飛来する銃弾が、司に命中する直前で展開されたオルクスの“領域”に触れ、地面に沈み込む!
高橋正恒:「行き当たりばったりってこと?適当だねえ。」監視カメラをファニングショットで撃ち落とす
雲井川 垂穂:「すいません数馬サン、上着やっちまいました」弾痕でぼろぼろ。血まみれ。
阿久津数馬:「上着より先に身体を心配しろ、バカ」
”渦蜘蛛”:すでに渦蜘蛛の姿はない。
小鳥遊 司:「ありがとう!」従者のように控える“梟”に礼を述べてから。「“渦蜘蛛”は……いない!」
小鳥遊 司:「皆、気をつけて!街の構造物を造り変えるのがあいつの能力なら、この先も必ずあちこちに罠を仕掛けてるはずだよ!」
阿久津数馬:「逃げ足の速い……」ポケットからハンカチを取り出して放り投げる。「雲井川、使え」
雲井川 垂穂:「にひひ。ご主人さまのためなら、たとえ火の中水の中、あんちくしょうの弾幕の中ッスよ」
雲井川 垂穂:キャッチして。猫のように笑う。
雲井川 垂穂:「身に余る光栄!」
阿久津数馬:「顔くらい拭いておけ」
雲井川 垂穂:「はーい」額と、首筋の血を拭って……
高橋正恒:「さて、いきなり条件が厳しくなったね。」
高橋正恒:「けどやるしかないか。あくせく働くタイプじゃないんだけどなあ。」
GM:―――――」
GM:ロイス&購入!
小鳥遊 司:ロイス
小鳥遊 司:阿久津数馬 ○P尊敬/N隔意
阿久津数馬:高橋さんに○信頼/憤懣で取得します。小鳥遊くんはもうちょっと話してから取ろう。
雲井川 垂穂:まず購入から。これしないとアタシは始まらないので! アルティメイド服! 《マシンモーフィング》から!
小鳥遊 司:雲井川 垂穂 ○P興味/隔意
小鳥遊 司:購入はボディアーマーを狙ってみます!
小鳥遊 司:3DX=>12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 6[3,3,6] → 6 → 失敗

雲井川 垂穂:3dx+15>=20
DoubleCross : (3R10+15[10]>=20) → 4[1,1,4]+15 → 19 → 失敗

阿久津数馬:ボディアーマーかな……!
雲井川 垂穂:おっけおっけ、財産1入れて成功ッス。残り9。
阿久津数馬:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 7[7,7]+1 → 8 → 失敗

阿久津数馬:失敗!
GM:お金持ちなメイド……
雲井川 垂穂:で、小鳥遊くんはちょいまちで、高橋さんに「戦友:高橋正恒:○信頼/脅威」で。優秀な味方は潜在的脅威でもある(ほんと?)
雲井川 垂穂:あ。最終侵蝕56ッス。以上で!
GM:了解!では次に行きましょう!
GM:―――――
GM:ミドル1
GM:情報収集&脱出パートです。
GM:登場前に情報収集の進め方を説明しましょう
GM:今回はプライズポイント制で進めていきますが……
GM:同時に並行して別の、罠に関するプライズポイントも稼いでもらいます。
雲井川 垂穂:おお。危険な罠。
GM:シナリオフラグを稼ぐためのプライズと、罠を突破するためのプライズに分かれてるんですね。
GM:それぞれこういう感じになってます。
小鳥遊 司:ダイスはPC1人につきそれぞれ1回ずつ振れる感じですか?
GM:PCはどちらを判定するか決めてもらいます。
GM:それぞれではなくどちらか一方ですね!
雲井川 垂穂:了解です!
GM
■シナリオ進行
情報:UGN、噂話、軍事
難易度9
プライズポイント 0/9

GM
■罠解除
知覚、知識:レネゲイド、建築(知識のみ財産P使用可)
難易度9
プライズポイント 0/6

GM:こんな感じで!
GM:シナリオ進行はポイント満了でシナリオが進行し、
GM:罠解除は……
GM:4P:敵のエフェクト《ラビリンス》解除。シナリオ進行判定に+2
6P:ヘリ着陸可能

GM:と、得たポイントによって特典があります
雲井川 垂穂:なるほど
小鳥遊 司:なるほど
阿久津数馬:なるほど……!
GM:あ、言い忘れてました
GM:今はヘリが呼べません!着陸する場所にたどり着けてないんですね。
GM:愛しの戦闘ヘリと再会したければ罠を突破してくださいませ!
阿久津数馬:なんということ
阿久津数馬:ぶんぶんします!
GM:というわけで、これを踏まえて登場をどうぞ!
小鳥遊 司:とりあえず登場します
雲井川 垂穂:雲井川 垂穂の侵蝕率を+9(1d10->9)した。合計(侵蝕率:56->65)
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:50->53)
小鳥遊 司:46+1D10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+4[4] → 50

GM:では判定からどうぞ!
雲井川 垂穂:とりあえず、コスト安めでなんとか押し込めるアタシが通常の進行の方を振るんで、それ見て小鳥遊くんには動いてもらえたらなと。
雲井川 垂穂:じゃ、いくッスよ。《生き字引》で進行判定ー
小鳥遊 司:わかりました!
雲井川 垂穂:5dx+13
DoubleCross : (5R10+13[10]) → 9[3,4,6,6,9]+13 → 22

阿久津数馬:回った!
GM:やるなあ~
阿久津数馬:回ったというか固定値がやばいのか
雲井川 垂穂:えーと。トラップにはたぶん3手かかりそうだから、こっちは+3/9で上等だと思います。トラップの方宜しく!
雲井川 垂穂:この雲井川、こう見えてミドル型ですので!
阿久津数馬:では罠解除を〈知識:レネゲイド〉で判定します。
小鳥遊 司:それじゃあ、ぼくはトラップに挑んでみるよ!感覚よりも精神の方が振れるダイスは多いので、ぼくも知識で。
阿久津数馬:6dx=>9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 10[5,7,7,8,9,10]+6[6] → 16 → 成功

小鳥遊 司:3DX=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 9[2,3,9] → 9 → 成功

阿久津数馬:やったー
小鳥遊 司:すごい!さすが支部長だ……!
GM:支部長すごい!
小鳥遊 司:ところで財産点とかってお持ちですか?
阿久津数馬:財産点は2持ってますね
小鳥遊 司:惜しい!あと2点あれば一気にPP3回収できたけど……!
阿久津数馬:設定のわりに金がない支部長
小鳥遊 司:こちらも財産点5あるけどこの出目だと使えないので
小鳥遊 司:進行判定 3/9
罠判定 2/6 

小鳥遊 司:ですね
GM:悲しい
GM:そうですね!
GM:ではシナリオ→3/9 罠→2/6
GM:ありがとうございます。
GM:シナリオ進行の情報はこちら。
GM
■襲撃者
現在確認されている敵はFHエージェント”渦蜘蛛”。
マスターエージェント”トラップマスター”の麾下であり、その教えを受けた。
”トラップマスター”は身体にトリガーを仕込むことで罠を作動させ、敵を攻撃する
独自の戦闘法を編み出しており、彼の麾下のエージェントも同様の技術を身に着けている。

GM:というわけで、共有しましょうか。
GM:罠解除の方は特に情報はありません
小鳥遊 司:「みんな、見つけたよ!たぶん、これが罠だ!まだ起動してないみたいだけど……」
小鳥遊 司:自身の“魔眼”に周囲を探らせて発見した罠を指して。
高橋正恒:「おー、すごい。よく見つけたね。」
小鳥遊 司:「えへへ。ぼくの能力、普通の“魔眼”と違ってこういう索敵なんかもできますからね!」肩に止まった梟も心なしか得意げ。
高橋正恒:「地形が大分変っているが、これで少しは近づいた。」
小鳥遊 司:「……とはいえ、こんなのどうやって解除すればいいのかはわからないんで、そこはUGNの皆さんにお任せします。はい」
阿久津数馬:「ふうん。便利だな。よくやった」まじまじと梟を見る。
高橋正恒:「そっちはどうだい?」雲井川さんを見る
雲井川 垂穂:「さすが、うちで雇ってる人は優秀ッスね!」
雲井川 垂穂:「そッスね、トラップゾーンになんか、妙な配置のクセが……ん? ウズグモ?」
阿久津数馬:「何かわかったのか?」
雲井川 垂穂:「……ああ、ウロボリダエ! あの変態奇術一座のヤツかあのヤロー!」
雲井川 垂穂:「いや、むかし別口の弟子とやりあったことがありまして」かくしかとトラップマスターの話を。
高橋正恒:「……マスターエージェントの弟子ねえ。本体が来なくてよかった、というべきか。」
阿久津数馬:「なるほどな。妙な技術を継承しているわけか」話を聞いて。
小鳥遊 司:「そういえば、ぼくと高橋さんが戦った相手も、指を鳴らして武器を使っていましたよ!」
阿久津数馬:「……弟子でこれなら、確かにマスターは厄介だな」
雲井川 垂穂:「弟子だってちょっと厄介スよ。あすこの門下、一人で包囲戦やる変態揃いですから」
阿久津数馬:「指……工場でのあいつもなんだかゴキゴキしてたな……あれがトリガーか?」
雲井川 垂穂:「だと思います。指だけとはかぎんないですけどね。何系統身体に仕込んでるんだか」
雲井川 垂穂:「オルクスで周囲の地形ごとトラップ配置し直せるなら、事前の仕込みもいらないし。便利なヤツっすね。F**k」
阿久津数馬:「面倒な奴らに狙われたな……」ほんの少しだけ肩を落とす。
小鳥遊 司:「でも、これで敵の攻撃方法がわかったってことは、対処方法も見つかるかもしれない!……ですよね?」
高橋正恒:「罠は予想できないが、敵の情報が揃えばその意図は予想できる。」
雲井川 垂穂:「なにより、キルゾーンはそこまで広げられないハズっす。なにしろ普通の街区ッスから」
雲井川 垂穂:「対処はおまかせあれッスよ! ついでに仕込んでた商売道具も回収できましたしね!」笑顔でぶらさげた、百均で売ってるような紙袋をばんばん叩く。
高橋正恒:「今回の場合は、」阿久津くんを見る「支部長を殺す事、ひいては帰還の邪魔かな。」
阿久津数馬:「……」微かに唇を噛む。
阿久津数馬:「……僕は今武装がない。個人の戦力としては役に立たない。悔しいことだが」
高橋正恒:「意図が分かれば対処も出来ます。」それを見て
高橋正恒:「我々もいますしね。」
雲井川 垂穂:「大丈夫ッスよ。小鳥遊くんも優秀そうだし、高橋サンとアタシもついてんですから。ご主人さま」
阿久津数馬:「ああ。貴様らに頼るぞ。出来得る限り迅速に解決をしろ」
高橋正恒:拳銃を抜いて、小鳥遊が発見したトラップに向けて発砲。
雲井川 垂穂:「はい! おまかせあれですよ! おー、ナイスヒット」
阿久津数馬:「僕を護れ。……そして、街を護れ」
高橋正恒:全トラップが連鎖的に作動し、4人の眼前に銃弾と刃の雨が降る
高橋正恒:「了解。行きましょう。」
小鳥遊 司:もし気づかずに素通りしようものなら、全員罠を受けてズタズタに引き裂かれていたと思うと、背筋に冷たいものが走る。
雲井川 垂穂:「と。ちょいまち、時間いただきます。すんませんがちょっと周り見といてもらえます?」
雲井川 垂穂:言って、おもむろに血で固まったサマーセーターを脱ぎ捨てます。
高橋正恒:「はいよー。」そっと阿久津の眼を塞ぐ
阿久津数馬:「うわ、おま、お前!」
小鳥遊 司:「わわっ!く、雲井川さん!?」慌てて彼女から背を向ける。
雲井川 垂穂:「大丈夫ッスよ下は見せないんで」ごそごそと衣擦れの音がして
雲井川 垂穂:「はいできました、ジャスト四十秒! じゃじゃーん!」
高橋正恒:「これでいつもの雲井川さんだね。」ぱっと手を離す
雲井川 垂穂:「ゆーことで、こっからは全力モードですよ。この不肖雲井川、ご主人さまのために力いっぱいッス!」
阿久津数馬:「外で着替えるな、バカ! 一応市街だぞ、ここ!」
阿久津数馬:軽く赤面している。
雲井川 垂穂:「戦地ッスよ、戦地ぃ」
小鳥遊 司:「もしかしてその衣装。いま持って来たんですか?」確かに、映画やドラマの使用人は制服を着ている印象はあるけど……
阿久津数馬:「そういう……いや、そうだけど……!」もごもごとしている。
雲井川 垂穂:「ええ。街中に仕込んであるんスよ。どこでも使えるように」
小鳥遊 司:「そ、そうだったんですか!すごいな、UGNって……!」
阿久津数馬:「全部が全部こうじゃないからな!」小鳥遊くんに。
小鳥遊 司:呆れたような、感心したような心持ち。恭介くんはオーヴァードには変わり者が多いって言ってたけど、こういうことなのかな……?
小鳥遊 司:「あ、はい。それはなんとなくわかります」阿久津支部長に。
高橋正恒:「支部長には刺激が強いから気を付けてね。」
雲井川 垂穂:「はーい」
阿久津数馬:「人を子供扱いするな! 小鳥遊だって後ろ向いてただろ!」ぎゃんぎゃん言っている。
高橋正恒:「あら、じゃあ目を塞がないほうがよろしかったんで?」
阿久津数馬:「そ、な、それはー!!」高橋さんの言葉に目を白黒する。
阿久津数馬:「もういい! 全力なんだろ。いいからちゃっちゃと働け!」
雲井川 垂穂:「らじゃりました! とりあえず、クリアリングし次第出発ってことで!」
高橋正恒:「はい。すいません。働くとします。」くすくすと笑う
GM:―――――
GM:ロイス&購入!
雲井川 垂穂:ロイス、小鳥遊くんに「戦友:小鳥遊司:○有為/不安」!
小鳥遊 司:ロイスは1枠だけなのでひとまず保留。
雲井川 垂穂:で、購入は……なんか欲しい人います? 支部長用にアーマー調達しときますか?
小鳥遊 司:購入はボディーアーマー狙い!
小鳥遊 司:3DX=>12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 9[4,7,9] → 9 → 失敗

阿久津数馬:小鳥遊くんに○連帯感/隔意 かな
小鳥遊 司:財産点が5つあるけど……罠解除があるので、ひとまず放置。
阿久津数馬:一応自分でチャレンジしてからで!<アーマー
小鳥遊 司:失敗扱いで以上。
雲井川 垂穂:了解ッス。
阿久津数馬:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 4[1,4]+1 → 5 → 失敗

阿久津数馬:はいだめ お願いしても……?
雲井川 垂穂:了解ッス。そしたら再度《マシンモーフィング》して~
雲井川 垂穂:4dx+15
DoubleCross : (4R10+15[10]) → 9[3,4,7,9]+15 → 24

雲井川 垂穂:こんなこともあろうかと、支部長サイズのやつ用意しときました!(侵蝕71)
阿久津数馬:ありがたや……。侵蝕に気をつけてね。
阿久津数馬:装備します。以上です。
GM:では次のシーン!
GM:―――――
GM:ミドル2
GM:シーンプレイヤーは小鳥遊くん
GM:他全員登場可能!
雲井川 垂穂:雲井川 垂穂の侵蝕率を+9(1d10->9)した。合計(侵蝕率:71->80)
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:53->59)
雲井川 垂穂:あいあーい
小鳥遊 司:50+1D10
DoubleCross : (50+1D10) → 50+4[4] → 54

GM
■シナリオ進行
情報:UGN、噂話、軍事
難易度9
プライズポイント 3/9

GM
■罠解除
知覚、知識:レネゲイド、建築(知識のみ財産P使用可)
難易度9
プライズポイント 2/6

小鳥遊 司:ちょっと侵蝕率の調整も兼ねて
小鳥遊 司:シナリオ進行のほうぼくが振ってもいいですか?
雲井川 垂穂:ああ。どうぞどうぞ。こっちは……うん、了解です!
阿久津数馬:こちらはOKですよー
GM:どうぞどうぞ
GM:ガンガン振っちゃってください!
小鳥遊 司:では<C:オルクス>+<領域の声>使用で侵蝕+3上昇。これで侵蝕57。
小鳥遊 司:情報-噂話で判定して、その判定にコネも載せます。
小鳥遊 司:7DX7+1=>9
DoubleCross : (7R10+1[7]>=9) → 10[4,4,4,7,7,8,9]+10[6,8,9,9]+10[1,5,9]+10[7]+10[9]+4[4]+1 → 55 → 成功

阿久津数馬:すごっ
小鳥遊 司:回った!
雲井川 垂穂:お見事です!
GM:ええ……?
GM:すごい
雲井川 垂穂:じゃ、こっちもトラップ解除行くっすよー
GM:どうぞ~
雲井川 垂穂:5dx+2 知識で
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 10[2,2,7,8,10]+2[2]+2 → 14

阿久津数馬:こちらも振ります。罠解除を〈知識:レネゲイド〉で。
阿久津数馬:6dx=>9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 5[1,3,3,3,5,5] → 5 → 失敗

阿久津数馬:oh
GM:支部長……
雲井川 垂穂:じゃ、こっちで財産点6入れて20まで上げるッス。
阿久津数馬:でも雲井川さんが成功でセーフ!
阿久津数馬:やったー!
GM:ではシナリオ7/9 罠解除5/6 ですね!
雲井川 垂穂:残り財産点3。で、5/6まで。つぎとりあえず9出ればOK!
GM:情報はこちら!
GM
■”トラップマスター”
”トラップマスター”は数年前の”崩落戦”前後に消息を絶っている。
”トラップマスター”麾下のエージェントたちは大きな混乱に陥り、
代わりの”トラップマスター”を擁立しようとするもの”求位派”や、
”トラップマスター”の捜索に乗り出す”復位派”に分裂して独自の活動を行っている。
”渦蜘蛛”は”求位派”であり、第10支部長の暗殺という手柄を基に
二代目”トラップマスター”になることを目論んでいる。

GM:あ、そして罠解除5/6ということで
GM:次から情報収集の達成値が+2されるよ!やったね!
小鳥遊 司:やったー!
雲井川 垂穂:よっしゃー!
阿久津数馬:やった!
GM:では共有だ!
小鳥遊 司:あとはヘリコプターを取り返すだけですね、阿久津支部長!
雲井川 垂穂:頑張りましょうご主人さま!
阿久津数馬:うむ!
小鳥遊 司:周辺の偵察に向かっていた梟が帰還し、司の腕に止まる。
小鳥遊 司:「うん。ここから探せる範囲に、敵の影は見当たらないよ!」
小鳥遊 司:「“渦蜘蛛”もいない!相手のシンドロームがオルクスだとしたら、油断はできないけど……」
小鳥遊 司:「少なくとも、今のところは直接対決に持ち込むつもりはないみたいだ!」
高橋正恒:「便利だねえ、それ。」
雲井川 垂穂:そのあたりで、ギャリリリリッと派手な音立ててキックボードが戻ってくる。
雲井川 垂穂:「ただいま戻りましたぁー! 目についた範囲で中継機も潰してきたんで、このあたりは相当密度が落ちますよ!」
高橋正恒:「トラップの方も順調だ。」
雲井川 垂穂:赤ペンで印入れた市内の観光地図を支部長に差し出して。と。
阿久津数馬:「よし。このままヘリをどうにかできれば……」
小鳥遊 司:「それにしても、“渦蜘蛛”はいったいどうして阿久津支部長を狙ってるんだろう」
阿久津数馬:「……それだ。僕も考えていた」
小鳥遊 司:「彼は“故あって”って言ってたけど……」
阿久津数馬:「管轄内の混乱が目当てか? それとも、先日のように意趣返しか?」
阿久津数馬:「……言ってしまえば、僕は支部内でそれほど強権を振るっているわけではない」周囲の補佐がまだ厚いのだ。
小鳥遊 司:「雲井川さんは、以前“トラップマスター”の弟子と戦ったことがあるんですよね?何か心当たりというか、知ってそうなことってありませんか?」
阿久津数馬:「万が一僕に何かあっても、そこまでの事態にはならない……ようには心がけている」
雲井川 垂穂:「そッスねえ。前にやりあったのは確か……」
雲井川 垂穂:「クロドヴァの国境だったと思うッスけど。そういやあれから名前聞かなくなったかな」
雲井川 垂穂:「セルが動かなくなる理由つったらまあ、壊滅したか頭がいなくなったか。もしリーダーの方なら……」
雲井川 垂穂:「非営利のテロ屋ですからね。ありそうなのは、跡目争い用の業績とか?」
阿久津数馬:「はあ!?」声を上げる。「僕は奴らの出世の道具か!」
小鳥遊 司:「跡目争いの業績……それって」
小鳥遊 司:「つまりあの“渦蜘蛛”は手柄が欲しくて、阿久津支部長を狙ってるっていうの!?そんな理由で!?」
阿久津数馬:「……奴らなりの思想がある行動ならともかく……いや、それでも大人しくやられる気はないが……」ぐっと拳を握る。
高橋正恒:「……”トラップマスター”。」端末から顔を上げる
雲井川 垂穂:「大変なんスよ零細傭兵。仕事しくじったってなったら保険もないスからね」
高橋正恒:「支部の方から調査の報告が上がりましたよ。」
雲井川 垂穂:「どもッス。どうでした?」
阿久津数馬:「聞かせろ」高橋さんに。
高橋正恒:「確かに”トラップマスター”は”崩落戦”の前後で失踪しているらしいです。」
高橋正恒:「その後トラップマスターのセルも分裂。いなくなったマスターを探すか成り替わるかで揉めてる、とのこと。」
阿久津数馬:「雲井川の予測通りか」
高橋正恒:「……マスターエージェント、がねえ。」
雲井川 垂穂:「想像より一枚上のグダグダっぷりっすねえ……」
高橋正恒:「あんまり詳しくはないんですが、”崩落戦”というのはそれくらい激しい戦いだったってことですかね?」
雲井川 垂穂:「当時は、アタシ地球の裏側でしたからねえ。旧編成支部のメンバーに聞くのが早いんでしょうけど」
小鳥遊 司:「4年前の災害なら、その時はまだオーヴァードじゃなかったぼく達からみても大変だったけど……」
阿久津数馬:「僕はその時一時避難していたから、目撃はしていない。……ただ、避難が必要なほどの状況だったと聞く」
小鳥遊 司:ぼく達が避難している間、<ワーディング>の展開された世界ではどれほど過酷な戦いが繰り広げられていたのだろう。
阿久津数馬:「向こうとしても人的被害は大きかったろうな」
高橋正恒:「僕もここに来たの”崩落戦”の後ですからね。いずれ詳しい人に聞いてみましょう。」
小鳥遊 司:想像もつかない世界に、思わず固唾を飲む。
小鳥遊 司:「……でも!それと阿久津くんとは何の関係もないことじゃないか!」
阿久津数馬:「……」少し驚いた顔で小鳥遊くんを見る。
小鳥遊 司:「跡継ぎが必要なら、勝手にジャンケンでもなんでもして身内で決めればいいんだ!」
雲井川 垂穂:「そッスよ。何の関係もない」
雲井川 垂穂:へらへらした笑顔。
小鳥遊 司:「無関係な阿久津くんや、街の人たちを襲う必要なんてどこにもないんだよ!それをあいつらは───!」
雲井川 垂穂:「でも、組織としては敵対関係で、こっちは引き継ぎ直後、支部内の統制も固まってないんスよ」
阿久津数馬:(ああ、クソッ)できるだけ不機嫌そうな顔を作る。(また、子供みたいに……)
阿久津数馬:(少しだけ、喜んでしまった)
雲井川 垂穂:「第三はいま大事ですけど、あそこはもともと被害規模がデカいですからね。少々やったとこで自慢になんねッス」
雲井川 垂穂:数馬サンの顔を見る。
阿久津数馬:「……その通りだ。うちには隙がある。僕は格好の獲物だろうな」仏頂面で。
雲井川 垂穂:「小鳥遊くん、いま所属支部決まってましたっけ? なんならうちに来ません?」
小鳥遊 司:「ええッ!?」突然の申し出に、声が裏返るほど驚く。
雲井川 垂穂:「正直、イリーガルの契約もちょっと考え直すとこなんスよ。ま、家が遠いとかあるんだったら、考えといてください」
高橋正恒:「勧誘熱心だね。雲井川さん。」
阿久津数馬:「それは今する話か? 大体承認するのは僕だぞ」
雲井川 垂穂:「失礼しました、ご主人さま!」
阿久津数馬:「僕を護ってからゆっくりやれ。僕も入れてだ」
雲井川 垂穂:「らじゃりました! じゃ、脱出ルートをガンガンいきますかあ」
小鳥遊 司:「ぼくはただの高校1年生ですし、雲井川さんや高橋さんみたいに日常を護れる自信なんてないですけど……」
小鳥遊 司:「でも、ちょっと考えてみます。」
阿久津数馬:「当然だ。僕を誰だと思っている」肩をそびやかしながら、チラリと小鳥遊くんを見て。
雲井川 垂穂:目線を追って猫のように笑い、ぐっと長手袋の親指を立てます。
阿久津数馬:「まあ、小鳥遊は有望だ。希望があれば受け入れるつもりではあるが!」
高橋正恒:「それじゃあ、気張って守りますか……あなたはこんなところで死んでいい人じゃない。」阿久津くんに
高橋正恒:「あなたがいなくなったら誰も怠け者のアナグマなんて雇っちゃくれませんからねえ。」
高橋正恒:「僕は今の穴倉、気に入ってるんですよ?」
阿久津数馬:「そうだぞ、まったく、僕の首が飛んだら次はお前の首だ」軽くジェスチャーをして、くるりと高橋さんに背を向ける。
高橋正恒:「心してますよ。」
GM:―――――
GM:ロイス&購入!
雲井川 垂穂:はいはい。ロイスいれますよ、「仇敵:渦蜘蛛:同一視/○侮蔑」! あの野郎ご主人さまになにさらすか!
雲井川 垂穂:で、購入は……必須アイテムも抑えきったし、平目でボディアーマー狙いますか。これ以上上げてもあんまり旨味がない。
阿久津数馬:小鳥遊くんへの感情を○誠意/憤懣に変更します。
雲井川 垂穂:4dx+6>=12
DoubleCross : (4R10+6[10]>=12) → 10[6,7,7,10]+3[3]+6 → 19 → 成功

雲井川 垂穂:はい。ということで小鳥遊くんにボディアーマパス。どうぞお使いください!
雲井川 垂穂:アタシは以上で!
阿久津数馬:ではダメ元ブルーゲイル。
小鳥遊 司:ロイス/渦蜘蛛/P憐憫/N憤懣○
阿久津数馬:2dx+1=>20
DoubleCross : (2R10+1[10]>=20) → 9[5,9]+1 → 10 → 失敗

阿久津数馬:おわり!
小鳥遊 司:あ、ボディーアーマーもらってる。やったあ!
小鳥遊 司:じゃあこっちはブルーゲイルをダメもとで!
小鳥遊 司:3DX=>20
DoubleCross : (3R10[10]>=20) → 10[3,6,10]+8[8] → 18 → 失敗

GM:めっちゃ惜しい!
小鳥遊 司:財産点使います!
小鳥遊 司:2点使って購入!
GM:やるねえ
GM:というわけで、休憩だ!
GM:次はミドル3!ひとまず、おつかれさまでした!
GM:―――――
GM:ミドル3
GM:シーンプレイヤーは小鳥遊くん。他全員登場可能!
GM:登場侵蝕をどうぞ
小鳥遊 司:57+1D10
DoubleCross : (57+1D10) → 57+1[1] → 58

阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:59->64)
小鳥遊 司:や、安い!
雲井川 垂穂:雲井川 垂穂の侵蝕率を+8(1d10->8)した。合計(侵蝕率:80->88)
GM:―――――
GM:では情報収集していきましょう
GM
■シナリオ進行
情報:UGN、噂話、軍事
難易度9
プライズポイント 7/9

■罠解除
知覚、知識:レネゲイド、建築(知識のみ財産P使用可)
難易度9
プライズポイント 5/6
※罠解除特典
4P:敵のエフェクト《ラビリンス》解除。シナリオ進行判定に+2 済
6P:ヘリ着陸可能

小鳥遊 司:ここも雲井川さんはトラップの方に向かってもらえれば……!ぼくもDB入れたいですし
雲井川 垂穂:らじゃりました! じゃ、小鳥遊くん、進行判定をよろしく!
阿久津数馬:おねがいしまーす
雲井川 垂穂:ということでふつーにトラップを調べます。強行偵察ごーごー
雲井川 垂穂:8dx+2>=9
DoubleCross : (8R10+2[10]>=9) → 9[1,3,4,5,6,9,9,9]+2 → 11 → 成功

小鳥遊 司:<C:オルクス>+<領域の声>にコネ:噂話を追加。
雲井川 垂穂:問題なく11で、トラップの方のPP+2! クリア!
小鳥遊 司:7DX7+1+2
DoubleCross : (7R10+1+2[7]) → 5[1,1,2,4,4,5,5]+3 → 8

阿久津数馬:いえー
GM:Oh………
小鳥遊 司:えーッ
小鳥遊 司:あ、財産点が3ある!
阿久津数馬:あっじゃあ情報の方いきましょうか
GM:金の力!
小鳥遊 司:2突っ込んで10に変更します
GM:あ、阿久津くんがクリアすれば
GM:お金の消費が無くて済みますね
阿久津数馬:〈情報:UGN)
小鳥遊 司:あ、では阿久津くん一度情報振ってもらっていいですか
阿久津数馬:でコネありで振ります。
阿久津数馬:はーい
阿久津数馬:5dx+2=>9
DoubleCross : (5R10+2[10]>=9) → 9[2,3,4,7,9]+2 → 11 → 成功

阿久津数馬:わあい
GM:成功!
GM:では情報だ。
GM
■敵の罠
”渦蜘蛛”の地形操作も解除され、あとはヘリポートまで行けば無事に脱出は可能になるだろう。
しかし、敵もこの瞬間を座して見逃すはずはない。
何らかの罠を仕掛けて待ち構えているはずだろう。
狙うとすれば暗殺対象であり、ヘリの操縦指示を出す阿久津。
この狙いさえ外せれば隙が出来るかもしれない。

GM:―――――
高橋正恒:「支部長、着陸地点までの道が見えてきましたよ。」
小鳥遊 司:「ここまで地図通りに進めましたし、“渦蜘蛛”は地形操作を完全に解除したみたいですね!」
阿久津数馬:「ああ。あとは向かうだけ、だが……」
高橋正恒:「あと200mほどで到着です。……中年になると、街を歩くだけでも重労働ですねえ。」
阿久津数馬:「そう上手くいくか……?」眉を顰めている。
高橋正恒:「……そうなりますよねえ。」
雲井川 垂穂:「またいろいろ御冗談、ですよっと」
高橋正恒:「罠の配置と地形の変化を観察しましたが、奴さん、どうも我々をここに追い込みたがっているようです。」
雲井川 垂穂:「まあ百パー、ライディングポイントはキルゾーンですよね。あたしでもそーしますし」
阿久津数馬:「油断して駆け込めば狙われて終わり、だな……」
小鳥遊 司:「そんな!何か手はないんですか?」
高橋正恒:「罠は予想できないが、敵の情報が揃えばその意図は予想できる。…さっきも言いましたけどね。」
雲井川 垂穂:「なんか思いつきました? 高橋さん」
高橋正恒:「奴さんの狙いは支部長なんだ。」雲井川さんに
高橋正恒:「支部長のことはだいぶ調べてあるんだろう。でなけりゃ我々を着陸地点に誘導しようなんて作戦は思いつかない。」
雲井川 垂穂:「で、こっちが直接見えてるわけでもないッスね。だとすりゃも少しリアクションが違う」
雲井川 垂穂:数馬サンと小鳥遊くんを見比べる。
阿久津数馬:「それで、どうする。僕の情報は得ているとして……」
高橋正恒:「…これから話すことは一種の博打ですけど、聞きます?」
阿久津数馬:「? ああ、なんでもいい。話せ」高橋さんに。
高橋正恒:「まあ、失敗しても大して被害はない。成功すればもうけもんってところですけど。」
阿久津数馬:「博打案だろうが、ブレインストーミングは重要だ」
雲井川 垂穂:猫のように笑う。
高橋正恒:「じゃあ遠慮なく。支部長、雲井川さん。」
高橋正恒:「服を交換してください。」
小鳥遊 司:「ええッ!?」
雲井川 垂穂:「了解ッス。まあ、あたしのが目立ってますしね」
阿久津数馬:「……」高橋さんと雲井川さんの顔を交互に見る。
阿久津数馬:「は?」
阿久津数馬:「はあ?」
雲井川 垂穂:躊躇なくぱちぱちボタンを外して。
阿久津数馬:「ちょっとまっ、えっ、何!」
小鳥遊 司:「ち、ちょっと待ってください高橋さん!一体どう言うことですか!?」
阿久津数馬:「おまっ、だから町中で脱ぐなって!!」
雲井川 垂穂:「何言ってんスか。数馬サンも脱ぐんッスよいま」
小鳥遊 司:「雲井川さんも冷静に脱ぎ出すのはやめてください!」
阿久津数馬:「言い方!!」
高橋正恒:「影武者みたいなもんですよ。」
雲井川 垂穂:「あ。脚のことなら心配なく、TLiCSは多少なら遠隔操作できるんで、視線が通るエリアなら余裕で運べるッス」
阿久津数馬:「待て待て待て、わかった。作戦はわかった」眉間を押さえる。
高橋正恒:「雲井川さんを支部長と誤認してくれれば、」
高橋正恒:「雲井川さんの回避能力で避けることも可能かもしれませんし、」
阿久津数馬:「わかったが……!」ぐむむ、となる。
高橋正恒:「こちらが払うコストはほとんどない。でしょう?」
雲井川 垂穂:「ついでに、支部長がヘリ捕まえてくれたら、いやでも出てこざるをえなくなるッスよね。向こうは」
阿久津数馬:「僕が……? その服?」なんかヒラヒラの? しかも脱いですぐの?
阿久津数馬:ちょっと小鳥遊くんに目で助けを求めつつ。
雲井川 垂穂:「とどめさすために視認距離に来てるはずですし、ならチョッパーの脚からは逃げられないッスから」
阿久津数馬:「ぐ……ぬぬぬぬぬ」
小鳥遊 司:「影武者作戦はわかりましたけど」
小鳥遊 司:「でも、阿久津くんと雲井川さんを入れ替える……って、上手くいくんですか?」前提として性別が違うし、身長からして頭一つぶん違うのだ。いくら遠くからの視認とはいえ、欺けるものなのだろうか?
阿久津数馬:(そ、そうだもっと言ってやれ小鳥遊!)
高橋正恒:「キックボードを使う。」
高橋正恒:「キックボードは遠隔操作できるんだっけ?」
小鳥遊 司:「雲井川さんのキックボードを?」
雲井川 垂穂:「ええ。単純動作だけなら200はいけるッス」
雲井川 垂穂:「何しろ目立ちますからね、このカッコ。囮にはもってこい」上を半端にはだけたままで、ボードにはめ込んだ球体を何か操作している。
高橋正恒:「乗り物に乗っている人間と普通に歩いている人間の身長差は割と図りづらい。」
高橋正恒:「それに、そう。雲井川さんの恰好がかなり目立つからね。」
阿久津数馬:(くそっ、理路整然と……!)
雲井川 垂穂:「ああ。あと、アウターだけならフリーサイズですから大丈夫ッスよ。RCブースター入りのインナーはちょっとアジャストが手間ッスけど」
雲井川 垂穂:「ついでにコレもあるんで」帽子を触る。
阿久津数馬:「……コストは、少ない。ある程度の見込みも、わかった」ぼそぼそと。
雲井川 垂穂:「最大巡航でぶっとばしてるのを遠間から顔確認するのは、かなり手間だと思うッスよ」
阿久津数馬:「お前らがふざけているわけじゃないのは理解した……!」
小鳥遊 司:「うーーーーーん。それで阿久津くんが助かる可能性があるなら……」まだ完全に納得していない様子だが、取れる作戦に限りがある、というのなら。それしかないのかなあ……。
阿久津数馬:「ていうかまたそいつに乗るのか……! あー、もう!」
雲井川 垂穂:「いや、別の手もあるんスけど」帽子をとって、指先で回しながら。
小鳥遊 司:「あるんですか!?別の手が!?」
雲井川 垂穂:「こっちはもっと単純ですし、手間もそんなに変わりません」
雲井川 垂穂:「やるこた単純ッスよ。あたしの代わりに、小鳥遊くんを替え玉にするだけッス」
雲井川 垂穂:「で、本命がそっちに集中してる間に、やっぱりキックボードで一気に突破する」
雲井川 垂穂:「まあ、リザレクト限界内なら死にはしない……とは思うッスけど。まだ大丈夫スよね?」
阿久津数馬:「待て、それは……!」
高橋正恒:「そちらも考えたんだけどね。」
小鳥遊 司:「やります」
小鳥遊 司:「それでぼく達全員が助かる可能性があるなら、えーと……その影武者、ぼくがやります」
高橋正恒:「………僕が君じゃなくて雲井川さんを選んだのは。」
高橋正恒:「雲井川さんにそれ相応の危機に対応する能力があるからだ。」
雲井川 垂穂:「分の悪い賭けに、どんだけ有利な材料を乗っけるか、って話ッスよ」前のボタンを片手でひとつ止めて。
阿久津数馬:「……その通りだ。雲井川はエージェントで、確かな実力がある」
阿久津数馬:「それに、イリーガルの……しかも、正式に支部に所属しているわけではない小鳥遊を巻き込むのは」ぐっと拳を握る。
阿久津数馬:「支部長の沽券に関わる……から……」
阿久津数馬:「わかったよ! その作戦を実行する! さっさと服を交換しろ、雲井川!」
小鳥遊 司:「………阿久津くん」そうだ。彼はぼくより年下だけど、この街を護るUGN支部長の一人なのだ。
高橋正恒:「さて、では雲井川さん。支部長はなるべくヘリから離れた場所で走らせてくれ。哨戒しているように見せかけるのがいい。」
雲井川 垂穂:「らじゃりました。お着せしますか、ご主人さま?」
阿久津数馬:「バカ! バカかお前! 自分でやるわ!」真っ赤になりながら。
高橋正恒:「小鳥遊くんも少し離れて、敵の罠の出処や敵の位置を探ってほしい。」
小鳥遊 司:それに、高橋さんも雲井川さんも、何度も危険をくぐり抜けてきたプロフェッショナルだ。
小鳥遊 司:その彼らが言う一番の安全策がこれなら。ここは信じて、従うのが一番だろう。
小鳥遊 司:「わかりました。……阿久津くん」
小鳥遊 司:「その……大変だと思うけど、頑張って!」
阿久津数馬:「う、うむ……がんばる……」うるせーバーカ!と本当は言いたい!
GM:―――――
GM:ロイス&購入!購入はラストだ!
雲井川 垂穂:ロイスは……抜かったッスね一枠足りないか! 今んとこ保留でお願いします!
阿久津数馬:高橋さんと雲井川さんへのロイス感情を○信頼/覚えてろよ に変更します。
小鳥遊 司:wwww
小鳥遊 司:妥当
雲井川 垂穂:覚えてますよ。生きて帰ったら叱ってくださいな。
小鳥遊 司:購入はどうしましょう。もう一個ブルーゲイル狙ってみようかな……!
小鳥遊 司:4DX=>20
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 9[1,8,8,9] → 9 → 失敗

小鳥遊 司:ざ、財産点が残ってても届かない……!以上で!
阿久津数馬:じゃあラストブルーゲイル。
阿久津数馬:3dx+1=>20
DoubleCross : (3R10+1[10]>=20) → 10[1,5,10]+10[10]+1[1]+1 → 22 → 成功

阿久津数馬:うそ!?
GM:支部長怒りの回転
雲井川 垂穂:お見事です支部長。じゃ、こっちもーと
阿久津数馬:以上……
GM:雲井川さんは何か買いますか
雲井川 垂穂:シルバーハンマー狙います。でるかなー
雲井川 垂穂:4dx+6>=20
DoubleCross : (4R10+6[10]>=20) → 7[2,5,7,7]+6 → 13 → 失敗

雲井川 垂穂:無理でした。以上!
GM:―――――
GM:トリガーシーン
GM:全員登場!
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:64->74)
雲井川 垂穂:雲井川 垂穂の侵蝕率を+1(1d10->1)した。合計(侵蝕率:88->89)
小鳥遊 司:61+1D10
DoubleCross : (61+1D10) → 61+9[9] → 70

GM:―――――
GM:第10区画
GM:建設予定現場
GM:―――――
GM:”スカウンドレル”の襲撃による爪痕が残る第10区画には、
GM:ビルの跡地や建設予定現場など、街中でもぽかりと空間の空いた場所がしばしばある。
GM:君たちがヘリの着陸場所に選んだのもそうした場所の一つだ。
GM:ヘリの音が近づく。
GM:メイド服を着た少女がキックボードで周囲を駆けて、哨戒している。
GM:同じように空き地を囲む建物の窓や屋上を見て警戒に当たる少年に守られながら、
GM:スーツの少年がヘリを見上げて、着陸を待っている
”渦蜘蛛”:「おや、掛かったね。くひひ。」
”渦蜘蛛”:「まあ、あなたたちにはこれ以外に取る手段はなかったのでしょうが…」
”渦蜘蛛”:ビルの屋上でそれを見つめる影。
”渦蜘蛛”:男は右手の指を全て逆方向に折り曲げた。
GM:ここで、判定です。
GM:”渦蜘蛛”が今から行う攻撃判定に対して、ドッジを行って
GM:勝利した場合、”渦蜘蛛”を行動済みの状態でクライマックス戦闘を開始できます。
雲井川 垂穂:そいつは素敵なご提案ッスね!
GM:失敗したらダメージを受ける!
GM:ようござんすね!
雲井川 垂穂:よござんす!
阿久津数馬:うす!
”渦蜘蛛”:では行きましょう。
”渦蜘蛛”:マイナーで《骨の剣》《生命の黄金率》
”渦蜘蛛”:素手のデータ変更、肉体判定ダイス+5
”渦蜘蛛”:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《死神の手》《伸縮腕》
”渦蜘蛛”:13dx7+3
DoubleCross : (13R10+3[7]) → 10[1,1,1,1,2,3,4,4,6,7,8,9,9]+10[1,1,3,8]+5[5]+3 → 28

”渦蜘蛛”:普通の出目だな!だがドッジは困難なはずだ!
雲井川 垂穂:28ッスか。ここはなんとか避けたいとこですが……ドッジ!
雲井川 垂穂:《見えざる僕》で……
GM:あ、ヴィークルは乗ってることにしていいですよ
雲井川 垂穂:あ。ありがたいッス!
雲井川 垂穂:5dx+17 えいや
DoubleCross : (5R10+17[10]) → 10[5,5,6,8,10]+1[1]+17 → 28

GM:!?
雲井川 垂穂:はっは。ジャストですね!
阿久津数馬:!
GM:マジかよ!同値回避!
小鳥遊 司:同値回避だ!
阿久津数馬:さすがー!
”渦蜘蛛”:阿久津数馬の戦闘能力はすでに調べがついている。
”渦蜘蛛”:それを加味したうえで、不可避の罠を張った。
”渦蜘蛛”:地面からスーツの少年を取り囲むように無数の槍が出現し、
”渦蜘蛛”:周囲の建物から固定砲台が十字砲火を浴びせる。
雲井川 垂穂:砂煙と硝煙が吹き上がる。必殺の一撃……そのはずが。
雲井川 垂穂:甲高いモーター音。
雲井川 垂穂:「ざんっねん、はぁずれーい!」
雲井川 垂穂:突き出した槍の"先端"に、スーツの少年が立っている。いや、先端に乗っているわけではない。
雲井川 垂穂:つま先にはりついた銀の球体が、槍の穂先でジャイロ回転してバランスを保っているのだ!
”渦蜘蛛”:「なっ」ありえない光景。避けれるはずのない攻撃を、避けれるはずのない者に避けられた。
高橋正恒:《プロファイリング》トラップの発動タイミング、砲台の射線から敵の位置を推理する。
高橋正恒:「小鳥遊君。10時の方向。」
高橋正恒:「剥き出しになってる太い柱の重力を操作して。それを崩せば…」
雲井川 垂穂:「さあさ一芸御覧じろ! 目を離したらダメっすよ!」異様な光景。耳目を集めるための大仰な動作。
小鳥遊 司:「はい!」
高橋正恒:「奴さんが現れるよ。」
小鳥遊 司:いつの間にか、“渦蜘蛛”の背後に青黒い月の翳りに似た光を放つ梟が現れている。猛禽はひときわ高く、“渦蜘蛛”を威嚇するように鳴き────。
小鳥遊 司:支柱に掛けられた重力の方向が横転する。壁面に向かって異常な自然落下を開始し、建物全体が倒壊を始める!
高橋正恒:「優秀な罠は――」
高橋正恒:「極少のコストで作れ、絶大の効果を発揮するものだ。」
高橋正恒:タバコを咥え、火を付ける。
小鳥遊 司:「さあ、出てこい“渦蜘蛛”!さもなきゃビルの崩壊に巻き込まれてぺしゃんこだぞ!」
”渦蜘蛛”:「ああ、困ったな……これはッ……!」
GM:ド  ォ  ン !!
GM:瓦礫と共に、サングラスの男が地面に落ちる。
高橋正恒:「そろそろ、”雲井川さん”を下してもいいんじゃないかな。」
高橋正恒:「”支部長”。」
高橋正恒:スーツの男…いや、少女に声を掛ける。
雲井川 垂穂:「そうだな。ってことで、止めますよ、数馬サン! 予定は十二時方向!」
雲井川 垂穂:「RUN! RUN! RUN!」
阿久津数馬:そこにメイド服姿の少女……否。少年が高速で走り込んでくる。
阿久津数馬:風でスカートをたなびかせ、帽子が飛ばないよう押さえながら。
阿久津数馬:キッ、と急停止。
阿久津数馬:ほんの少しふらつきながらも、案外確かな足取りで降りる。
高橋正恒:「お帰り、雲井川さん。」
阿久津数馬:「……本当に速いな。これ、さすがに慣れたが」
雲井川 垂穂:「お疲れさまでした。まだ上げられるッスよ?」
小鳥遊 司:「阿久津くん!今のうちにヘリコプターに!」
阿久津数馬:「もういい。僕には僕の乗機がある」その表情には、もう恥じらいはない。
高橋正恒:「頼もしいことで。」
高橋正恒:と言った瞬間、突然振り返り銃を抜く。
GM:ゴキ  ゴキゴキ
GM:新手が跳び出し、ヘリに乗り込もうとする阿久津を狙う!
高橋正恒:その突進を受け止めて、腕を極めて制し、罠の盾にする。
高橋正恒:「こっちはやりますよ。支部長は本命をお願いします。」
阿久津数馬:「……良し」頷く。作戦は成功した。部下はやり遂げた。ならば。
”渦蜘蛛”:「がっ……ぐふっ……」瓦礫から身を起こす。
阿久津数馬:(……僕がどうこう言っている場合じゃない。僕は僕の役目を果たす……!)走り出す!
阿久津数馬:スカートの裾を少し持ち上げて、そのままヘリへ。
雲井川 垂穂:「やっぱあたしゃ、いいご主人さまに恵まれたッスねえ……」大仰に頷いて、キックボードのハンドルを掴む。
”渦蜘蛛”:「乗り込まれたか……だが、まだやりようはある。」
”渦蜘蛛”:手を握り、また開く。
”渦蜘蛛”:ギギッ  ギギイッ
”渦蜘蛛”:周囲の建造物、地面から何かが軋む音がする。
”渦蜘蛛”:「生きているな、よし。」
小鳥遊 司:「! みんな、気をつけて!また新しい“トラップ”が来る!」
”渦蜘蛛”:「くひひ。気を付けても避けられるかなあ……。」
”渦蜘蛛”:「”トラップマスター”が麾下、”渦蜘蛛”。参る。」
GM:高橋に相対する敵も、同様に名乗る
”シングルバインド”:「同じく、”シングルバインド”」
”フットホールド”:「……”フットホールド”」
高橋正恒:「ご丁寧にどうも……」銃を構える
阿久津数馬:「……来い」呟く。「まとめて返り討ちだ」
阿久津数馬:「第十支部を舐めるなよ。僕は"マングスタ"」
阿久津数馬:「第十支部長、阿久津数馬だ!」
GM:―――――
GM:クライマックスフェイズ
GM:全員登場!
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:74->75)
雲井川 垂穂:雲井川 垂穂の侵蝕率を+1(1d10->1)した。合計(侵蝕率:90->91)
小鳥遊 司:70+1D10
DoubleCross : (70+1D10) → 70+2[2] → 72

GM:―――――
”渦蜘蛛”:”渦蜘蛛”から殺気を伴う《ワーディング》が放たれる!
”渦蜘蛛”:衝動判定!難易度は9!
雲井川 垂穂:5dx+13>=9 衝動判定!
DoubleCross : (5R10+13[10]>=9) → 10[4,6,6,10,10]+10[9,10]+1[1]+13 → 34 → 成功

阿久津数馬:7dx=>9
DoubleCross : (7R10[10]>=9) → 10[4,6,6,6,7,9,10]+7[7] → 17 → 成功

阿久津数馬:まわった
雲井川 垂穂:2d10+91 侵蝕率がー
DoubleCross : (2D10+91) → 10[8,2]+91 → 101

GM:どういう出目だよ君たち!
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+12(2d10->8,4)した(侵蝕率:75->87)
雲井川 垂穂:ここで動揺してらんねッスからね!
小鳥遊 司:4DX=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[8,9,10,10]+10[7,10]+9[9] → 29 → 成功

小鳥遊 司:うっそ
GM:きみたち
阿久津数馬:すご
小鳥遊 司:すごい出目で成功したな
小鳥遊 司:72+2D10
DoubleCross : (72+2D10) → 72+11[10,1] → 83

雲井川 垂穂:やっぱこれは縁ですよエン。
GM:つよい
GM:ではエンゲージはこちら!
GM
(阿久津、小鳥遊、雲井川)―(10m)―(”渦蜘蛛”)

GM:高橋と他二人は画面外で戦ってるよ
雲井川 垂穂:ありがたい限りッスね!
GM:ではセットアップから参りましょう。
”渦蜘蛛”:《限界突破》《自動触手》の使用回数増加。
雲井川 垂穂:行くッスよ。《フルパワーアタック》。侵蝕率105に。
阿久津数馬:なし!
小鳥遊 司:ブルーゲイル!
小鳥遊 司:侵蝕+4で行動値+4
小鳥遊 司:ラウンド中行動値7→11
GM:はやい!
GM:では手番は小鳥遊君から!
小鳥遊 司:はい!
小鳥遊 司:ではマイナーで5m戦闘移動で前進
小鳥遊 司:メジャーで<C:オルクス>+<死神の瞳>+<拘束する大地>+<悪魔の影>!
小鳥遊 司:対象は“渦蜘蛛”!
GM:ヒエ~~来いっ!
小鳥遊 司:8DX7+2
DoubleCross : (8R10+2[7]) → 10[2,3,3,4,4,5,9,10]+10[8,8]+10[4,7]+10[8]+2[2]+2 → 44

GM:ま、まわしよる~~~
小鳥遊 司:回った!
”渦蜘蛛”:これは避けれないな…ガード!そして
”渦蜘蛛”:《自動触手》《歪みの領域》合計HP30ダメージを与えます。
小鳥遊 司:うわーっ!
GM:とりあえず効果を受けて…死ぬのであればリザレクトの後にメジャーエフェクトによる侵蝕上昇をどうぞ
小鳥遊 司:これ自動触手の反撃はHPダメージ扱いなんで、防具では軽減不能扱いですよね?
GM:そうですね。軽減不可です
GM:どっちも。
小鳥遊 司:了解です。
小鳥遊 司:効果に関しては[次に受けるダメージ+5D10/次に受ける攻撃へのリアクション不可]です。
小鳥遊 司:こちらはHP0でリザレクト
小鳥遊 司:1D10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 2[2]+87 → 89

GM:ゲッ…!リアクション出来ねえ……!!
小鳥遊 司:89にコンボの侵蝕をのせて
小鳥遊 司:103ですね
GM:あ、それと
”渦蜘蛛”:《餓鬼魂の使い》邪毒3付与
小鳥遊 司:うわーっ
”渦蜘蛛”:HPダメ―ジを負った小鳥遊君に邪毒のプレゼント!
GM:では次、”渦蜘蛛”は行動済みなので阿久津くん!
阿久津数馬:はい!
阿久津数馬:まず、マイナーで戦闘ヘリに搭乗します。飛行状態に。
阿久津数馬:戦闘ヘリは攻撃力5、行動値-3、装甲値18、全力移動200m。チェーンガン自動装備。
GM:ごつい
阿久津数馬:で、メジャーはコンボ『プロポジション7』。《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》《アンプリフィケイション》。《能力訓練:精神》も使用。
阿久津数馬:侵蝕9上昇。”渦蜘蛛”にチェーンガンで射撃攻撃。
”渦蜘蛛”:こいっ!
阿久津数馬:判定いきます。
阿久津数馬:8dx8+3
DoubleCross : (8R10+3[8]) → 10[1,4,5,7,7,7,8,9]+10[5,9]+10[9]+1[1]+3 → 34

阿久津数馬:まずまず
”渦蜘蛛”:残念ながらリア不…かなしい
”渦蜘蛛”:ダメージどうぞ!
阿久津数馬:さっきの小鳥遊くんの分が+5d10なので乗せて
阿久津数馬:9d10+30
DoubleCross : (9D10+30) → 55[5,9,8,4,5,4,10,9,1]+30 → 85

”渦蜘蛛”:ゴボッ……と、とんでもないダメージだ・・・・・
阿久津数馬:やったぜ
”渦蜘蛛”:生きてるよ!ギリギリな!
阿久津数馬:おのれー
”渦蜘蛛”:Eロイス:ありえざる存在によって取得した《ワームホール》発動
”渦蜘蛛”:受けたダメージ分のダメージを支部長にも受けてもらいます。
阿久津数馬:ぬがー
”渦蜘蛛”:つまり…85ダメージ!
”渦蜘蛛”:リザレクト後にメジャーエフェクトの侵蝕を上昇させてくださいね!
阿久津数馬:装甲有効なので59ダメージ!
阿久津数馬:なんにせよ《リザレクト》します。
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:87->90)
阿久津数馬:HP3で復活。
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+9した(侵蝕率:90->99)
小鳥遊 司:あ!すいませんGM
GM:あ、はい
小鳥遊 司:さっきの攻撃で付与するバステ、<拘束する大地>の補正が抜けてました
小鳥遊 司:阿久津くんの攻撃に関してはリア不だから大丈夫なんですけど
小鳥遊 司:ラウンド中判定ダイス-4個も付与されています。
GM:あ、了解です。
GM:では演出どうぞ!
小鳥遊 司:司の影から青い梟が陽炎のようにゆらめきながら“渦蜘蛛”に向けて飛翔する。
小鳥遊 司:「行けっ!あいつの動きを縫い止めるんだ!」
小鳥遊 司:梟は応えるように一声鳴くと、“渦蜘蛛”に向けて羽根を機関銃のように撃ち込む!
”渦蜘蛛”:「がっ……知ってるよ……!」
”渦蜘蛛”:「この羽の効果は……!ただではやられない!」
”渦蜘蛛”:薬指と人差し指を折り曲げる。
”渦蜘蛛”:ゴキゴキ グキッ
”渦蜘蛛”:地面から鎖が現れ、梟を絡め取った。
”渦蜘蛛”:そのまま梟の身体を締め付けていく。
小鳥遊 司:「う……ぐぁっ!」
”渦蜘蛛”:「フィードバックがあるのか…くひひひ……!」
小鳥遊 司:梟が拘束されると同時に、司の身体にも同様の拘束痕が浮き上がる。
”渦蜘蛛”:「トラップマスターの教え子に、不用意に攻撃するのはやめた方がいい……」
小鳥遊 司:司の“魔眼”は従者と異なり、攻撃を受ければ司自身にもダメージが帰ってくる。そういう能力だ。
阿久津数馬:そこに、バラバラとローター音が響き始める。
阿久津数馬:ヘリは軽く浮上し、備え付けられた大型の銃が”渦蜘蛛”に向く。操縦席には少年がひとり。
小鳥遊 司:「不用意なのは……どっちかな」
小鳥遊 司:「いまお前が触れているのはぼくの“魔眼”で“領域”そのものなんだ」
小鳥遊 司:「そいつは自分を中心に“領域”を展開している。罠にかかったのは」
小鳥遊 司:「お前のほうだッ!」
小鳥遊 司:ミシリ ミシ ギギギッ ピシィッ!
小鳥遊 司:“渦蜘蛛”を中心に蜘蛛の巣状に地面に亀裂が走り、小規模なクレーターが生ずる!
小鳥遊 司:重力を上方向や横にかければ、相手は宙に浮いたり横方向に「落下」する。
小鳥遊 司:そして地面の方向に向けて「重力」の働きを強化すれば!
阿久津数馬:「なるほど、的だな」呟きながら慣れた手つきで操縦をし……。
阿久津数馬:発砲! 幾つもの破裂音が響く!
阿久津数馬:弾丸は正確に”渦蜘蛛”目がけて飛来!
”渦蜘蛛”:「ぐぎッ……があぁああっ……!!!」
”渦蜘蛛”:回避行動は取れない。トラップのトリガーを引こうにも、
”渦蜘蛛”:指一本動かせないのだ。
”渦蜘蛛”:だが――
”渦蜘蛛”:弾丸が左手を引きちぎった瞬間、かちり、と音が鳴った。
”渦蜘蛛”:自分でトリガーを引けないなら、他人に引かせればいい。
”渦蜘蛛”:周囲の建物から空中に無数のワイヤーが張り巡らされ、
”渦蜘蛛”:蜘蛛の巣のように空中の戦闘ヘリを絡め取る!
小鳥遊 司:「銃弾に引き金を!?」
阿久津数馬:「……っ!」
小鳥遊 司:「阿久津くん、避けて!反撃が来る!」
”渦蜘蛛”:自分自身をトラップにする、”渦蜘蛛”の真骨頂。
”渦蜘蛛”:ワイヤーから高圧電流が流れる!
小鳥遊 司:警告を送るが、すでに遅かった!放たれたワイヤーが空中で機体を絡めとり、電撃が放たれる!
阿久津数馬:「……あ、ああっ!」バヂ、と閃光が走り、人形のように崩れ落ちかけ……。
阿久津数馬:すんでのところで体勢を立て直す。
阿久津数馬:「……何かやってくる、とは思っていた。だが……」
阿久津数馬:「リスクを恐れていては攻撃は、できない! これは博打だ!」
阿久津数馬:「貴様は罠を張って得意がっているようだが、”渦蜘蛛”」きっと目を鋭くする。
阿久津数馬:「追われた獣の群れを舐めるな」
”渦蜘蛛”:「く、ひひ、罠師(われわれ)は、」
”渦蜘蛛”:「そういうのを相手するのが最も得意なんだよ…」
GM:では次、雲井川さん!
GM:あ、ごめんなさい
”渦蜘蛛”:《餓鬼魂の使い》邪毒3付与
GM:これ忘れてた。
雲井川 垂穂:難儀だなあ
阿久津数馬:おっとー
GM:邪毒プレゼントだよ!
阿久津数馬:いただきます!
GM:では改めて雲井川さん、手番どうぞ!
雲井川 垂穂:はいはーい。戦闘移動でエンゲージ! 行動値0ですが、リニアヴィークルで+5mあるので届きます。
GM
(阿久津、小鳥遊)―(10m)―(雲井川、”渦蜘蛛”)

雲井川 垂穂:で、メジャーアクション。<RC>!
雲井川 垂穂:6dx+17
DoubleCross : (6R10+17[10]) → 8[1,5,5,7,7,8]+17 → 25

雲井川 垂穂:出目は並! 達成値25!
”渦蜘蛛”:ガード、《自動触手》HP15ダメージ
雲井川 垂穂:いただきました。餓鬼魂も来ます?
”渦蜘蛛”:ダメージどうぞ!
GM:着ますね
”渦蜘蛛”:《餓鬼魂の使い》邪毒3付与
雲井川 垂穂:了解。残り14! で。
雲井川 垂穂:3d10+25 装甲有効
DoubleCross : (3D10+25) → 21[3,10,8]+25 → 46

”渦蜘蛛”:うっ…死ぬ……
雲井川 垂穂:そこそこ走った! 装甲有効の46点!
”渦蜘蛛”:《蘇生復活》
雲井川 垂穂:しぶといッスねえ……!
雲井川 垂穂:ぎゃり、っと音を立てて、キックボードでビルの残骸を駆け上がる。跳躍!
雲井川 垂穂:「じゃあここでもっぱいざっくりレイズしていってましょーっか!」錐揉み回転で、ボードの底から渦蜘蛛に突っ込む!
雲井川 垂穂:「らいだーーーーでんこーーーくらーーーーーーっしゅ!」激突! リニアボールが放電しつつ高速回転!
”渦蜘蛛”:「があああッ!!!」蹴り足が胴体に突き刺さる。肋骨からカチ、という音が鳴った。
”渦蜘蛛”:体内に仕込んだ毒針が雲井川の脚に突き刺さる!
”渦蜘蛛”:「こっちはすでに、オールインなんでね……くひひ。」
小鳥遊 司:「雲井川さん!」
雲井川 垂穂:「だったらまだまだ、コール続行ッスよッ」顔を歪めて、ボードごと後ろに跳ねる。右足が動かなくなっているが。
雲井川 垂穂:渦蜘蛛の体にめり込んだリニアボールは、未だ回転と破壊を続行している。それ以上の再生を阻むように。
雲井川 垂穂:つーことで以上です! 邪毒3もらいました!
GM:ではクリンナップ!
GM:邪毒3だから全員9ダメージ受けようね!
阿久津数馬:まだギリギリ《リザレクト》できるぜ!
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:99->102)
阿久津数馬:HP3で復活します。
GM:処理が終わったらセットアップだ。GOGO!
GM:あ、小鳥遊君がロイス復活かな
雲井川 垂穂:残り5の、今回はFPAなしでいいなこれは! それでも行動値0!
阿久津数馬:ついでに”渦蜘蛛”に感服/○憤懣で最後のロイスを取っておきます。
小鳥遊 司:あ、クリンナップの処理前に
小鳥遊 司:ロイスを1つタイタス昇華してバステ全回復していいですか
GM:はーい、どうぞ
小鳥遊 司:“渦蜘蛛”へのロイスをタイタス昇華。解毒完了です!
GM:絆で解毒だぜ!
GM:改めてセットアップどうぞ!
”渦蜘蛛”:《限界突破》《自動触手》の使用回数増加。
雲井川 垂穂:なし!
小鳥遊 司:なし!
阿久津数馬:ブルーゲイルを使用します。
阿久津数馬:行動値+5で10に上昇。侵蝕も5上昇。
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+5した(侵蝕率:102->107)
GM:では最速は阿久津くんだ!手番どうぞ!
阿久津数馬:マイナーで一応1m後退しておこうかな。
阿久津数馬:メジャー、コンボ『ファウンデーション6』《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》。
阿久津数馬:侵蝕4上昇。”渦蜘蛛”に射撃攻撃。
GM
(阿久津)―(1m)―(小鳥遊)―(10m)―(雲井川、”渦蜘蛛”)

GM:カモン!
阿久津数馬:9dx7+2
DoubleCross : (9R10+2[7]) → 10[2,3,3,6,6,8,8,10,10]+10[4,4,6,7]+2[2]+2 → 24

阿久津数馬:うわ回んない
”渦蜘蛛”:道連れにしよう
”渦蜘蛛”:ガード、《自動触手》《歪みの領域》HP30ダメージ
”渦蜘蛛”:先にダメージどうぞ!
阿久津数馬:3d10+15 装甲有効
DoubleCross : (3D10+15) → 15[3,7,5]+15 → 30

”渦蜘蛛”:グワァ……死……
”渦蜘蛛”:これ以上の復活もない…戦闘終了です!
”渦蜘蛛”:ロイス復活を選んでもいいし、倒れててもいいよ
阿久津数馬:うおー
阿久津数馬:復活なしで倒れたままにします。
”渦蜘蛛”:「くひひ、根比べだ、阿久津数馬……!」
阿久津数馬:ヘリが再び動き始める。ワイヤーを引きちぎりながら軽く後退。
”渦蜘蛛”:ゴキゴキ ゴキッ
”渦蜘蛛”:左腕を逆方向に折り曲げる。
阿久津数馬:機銃の銃口が、”渦蜘蛛”を捉える。
”渦蜘蛛”:ワイヤーが追従し、ヘリを捕らえる。
阿久津数馬:「いいだろう、”渦蜘蛛”」呟く。この操縦席は、彼の城だ。
阿久津数馬:何があろうとも、陥落はしない。
阿久津数馬:トリガーに指を掛け――。
”渦蜘蛛”:指に力を入れ――。
阿久津数馬:機銃が火を噴く!
”渦蜘蛛”:ワイヤーに電流が流れる。
阿久津数馬:「……っ! がっ!」電圧を食らいながらも、手は離さない!
”渦蜘蛛”:「がぁっ……ぐっ……!!」体中に風穴が空く。
”渦蜘蛛”:「くひひ、どうして……」
”渦蜘蛛”:「どうして耐えられるんだ……いかにあなたがオーヴァードと言えど、とっくに死んでるはずなのに……!」
阿久津数馬:「僕の首は、僕のものだ……」朦朧とし、意識を手放しながら。
阿久津数馬:「貴様の喉笛を、噛み千切って、やる、まで、は……!」その意志で、どうにか保っている。
”渦蜘蛛”:ついに、機銃の弾丸が心臓を捉える。
”渦蜘蛛”:「がっ………く、ひひ。」ふらふらと後ずさる
”渦蜘蛛”:「”罠は予想できないが、敵の情報が揃えばその意図は予想できる。”」
”渦蜘蛛”:「”意図が分かれば対処も出来る。”」
”渦蜘蛛”:「最初の罠を対処されて、オールインさせられた時点で……」
”渦蜘蛛”:「私の勝ちは無かったんですね……」
”渦蜘蛛”:「あなたの言葉、身に沁みてわかりましたよ……”トラップマスター”」
”渦蜘蛛”:「この第10区画で消えたと聞きましたが、」
”渦蜘蛛”:「あなたは今も、どこかで罠を張っているんですかね……」
阿久津数馬:「……」その言葉が聞こえていたのか、いないのか。
阿久津数馬:少年はゆっくりと瞼を閉ざす。操縦桿を握る手が緩む。
小鳥遊 司:「ヘリコプターが!あ……阿久津くん!」
阿久津数馬:彼の城たる戦闘ヘリが、ゆっくりと傾ぎ、墜落を始め――。
小鳥遊 司:梟が落下を始めるヘリコプターの操縦席を覗き込み、意識を失った阿久津くんの姿を認める。
小鳥遊 司:「た……大変だ!」
小鳥遊 司:(このままだと墜落してしまう!そうなると阿久津くんは……!)
小鳥遊 司:これだけの重量がある物体に対して、能力を使ったことはない。できるのか?ぼくに?……わからない。でも。
小鳥遊 司:「やるしか……ない!」
小鳥遊 司:司の叫びに応えるように、梟が無数の羽根を機体に打ち付ける!
小鳥遊 司:続いて、梟自身もヘリの腹部に張り付き、足元から機体を押し上げるように踏ん張る。
小鳥遊 司:重力操作が働き、ヘリの落下速度が低下する……が。依然として落下は止まらない。
小鳥遊 司:というより、安全に着陸させる手段がないのだ。司の能力はあくまで“重力の働く方向”を変えるだけ。
小鳥遊 司:落ちる方向を上方や横方向、あるいは下方に変えることはできる。
小鳥遊 司:だが、安全に着地させるような精密なコントロールを、これほどの巨大な構造物に対して揮うことは難しい。
小鳥遊 司:(なんとかこのヘリコプターを安全に着地させるんだ……!地面とヘリにそれぞれ反発するように重力を働かせて、いや、ダメだ!ヘリが弾き飛ばされてしまう!)
小鳥遊 司:「あ……!」思考がフル回転する中で、ヘリに張り付いていたはずの“梟”の姿が消えていることに気づく。
小鳥遊 司:「そ、そんな!」精神集中の限界が訪れたのか。複雑なコントロールに耐え切れず、“魔眼”が弾け飛んでしまったのか!?
小鳥遊 司:………その場にいる者たちは気づくだろう。司の傍らに、梟とは異なる獣の影が佇んでいることを。
小鳥遊 司:司の傍らに立つ影は、小さな梟から大型の狼じみたフォルムに姿を変えている。
小鳥遊 司:狼は司の影に溶け込むと、影から無数の鎖を射出。
小鳥遊 司:アンカーが突き刺さったヘリコプターは落下の勢いを徐々に失い、地面に衝突する寸前でぴたり、とその場に縫い止められたように滞空停止する。
小鳥遊 司:「………あれ?」地面に激突する!と身構えていたが、ゆっくりと目を開いて、状況を確認する。
小鳥遊 司:「これは……これって!もしかして!」滞空するヘリコプターと、影から現れ、自身のそばに立つ狼を確認して。
小鳥遊 司:(ぼくがやったのか!?これを!?新しい能力の使い方……成長したってことですか!?)
小鳥遊 司:混乱は隠せない。が、いまはそれよりも。
小鳥遊 司:「阿久津くん!」コクピットで意識を失っていた少年の元に向かう。彼の無事を確かめなくては!
阿久津数馬:少年は、操縦席でくたりと意識を失い、倒れている。
阿久津数馬:だが、状況のわりに、表情は穏やかだ。
阿久津数馬:彼の城は、何があろうとも、陥落はしない。
阿久津数馬:そのことを、確かに信じているかのように。
GM:―――――
GM:その頃――。
GM:ヘリの着陸地点とはやや離れた場所で、
高橋正恒:時折、後方に銃を放ちながら逃走する。
”フットホールド”:追う。追う。追う。
”シングルバインド”:追って、追い詰める。そこには自分たちの仕掛けたトラップ群がある。
”シングルバインド”:「”フット”」目配せする。
”フットホールド”:その視線を受け、頷く。
”フットホールド”:トラップの射程範囲まであと3、2、1……0m
”フットホールド”:一斉に、
”シングルバインド”:右手の指を折り曲げる。
”フットホールド”:罠の雨だ。二人の同時攻撃を逃れられた者はいない。
GM:はずだった
高橋正恒:そちらを見もせず上空に発砲。
高橋正恒:狙いは工事用の足場を支える柱。
高橋正恒:足場が崩れ、上空から降りかかるはずだった罠は全て瓦礫に飲まれた。
高橋正恒:しかし、高橋の周りだけは、傘を差したかのように瓦礫は降ってこない。
”フットホールド”:目を剥いて、その光景を見る。
高橋正恒:「優れた罠は」
高橋正恒:「極少のコストで作れ、極大の効果をもたらす。」
高橋正恒:傍にあったドラム缶を倒し、中身を二人にぶちまける。
GM:中身は、廃油。
”フットホールド”:「まさか、お前は……!」
高橋正恒:その言葉には答えず、煙草を廃油の海に投げ込む。
”フットホールド”:体が燃える。
”シングルバインド”:二人のエージェントは高橋正恒の罠に絡め取られた。
高橋正恒:二人が動かなくなるまで、じっと見つめている。
高橋正恒:(何で僕は、)
高橋正恒:(こんなこと知ってるんだろうね。)
GM:―――――
GM:バックトラック!
GM:今回のEロイスはありえざる存在一つ!
GM:振りたい方は1d10どうぞ!
阿久津数馬:最後のメジャーアクション分の侵蝕を上げてなかったので上げます。
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:107->111)
阿久津数馬:そして一応振っておきます。
小鳥遊 司:折角なので振っておこうかなーと思ったけど、最終侵蝕103だとやめておいたほうがよさそうですね……
阿久津数馬:111-1d10
DoubleCross : (111-1D10) → 111-10[10] → 101

阿久津数馬:わお
小鳥遊 司:おお!
雲井川 垂穂:105なので素振りでいきますー
小鳥遊 司:Eロイスぶんは振らず、素振りで。
雲井川 垂穂:105-5d10
DoubleCross : (105-5D10) → 105-18[1,5,2,6,4] → 87

阿久津数馬:で、一倍振りいきます。ロイス6個。
雲井川 垂穂:やや低めだけど問題なく5点圏ッス。
阿久津数馬:101-6d10
DoubleCross : (101-6D10) → 101-26[2,10,3,5,3,3] → 75

阿久津数馬:おしおし
小鳥遊 司:-6d10
小鳥遊 司:103-6d10
DoubleCross : (103-6D10) → 103-22[6,5,1,1,6,3] → 81

GM:全員5点で帰還か!
GM:おめでとう!
小鳥遊 司:ヒエーッ出目がやけに低い!
小鳥遊 司:でも5点で生還だぞ!
GM:では経験点配布を先にやって、さっとEDに行きましょうね
阿久津数馬:はーい
GM:今回のシナリオ点は5点、Eロイス1点、いつもの5点に侵蝕点合わせて
雲井川 垂穂:はいさー
雲井川 垂穂:16点ですね。いただきまーす
GM:■経験点
ささささん:16点
里村さん:16点
モッズさん:16点
GM猫口@:17点

小鳥遊 司:16点拝領します
阿久津数馬:同じく16点いただきます。
GM:以上、お渡しします!
GM:ではED!
GM:―――――
GM:第10支部
GM:―――――
GM:敵は倒れ、事件は終息した。
GM:現在は倒壊した建物や記憶処理に別の人員が動いているところだ。
GM:君たちは戦闘の疲労と傷を癒すため、ひとまず支部に戻っていた。
高橋正恒:「いやぁ、支部長が無事でよかった。」
雲井川 垂穂:「いやー。なんとかなったッスねえ数馬サン!」長袖Tシャツにエプロンかけて、ペットボトルからお茶を注いでいる。
高橋正恒:「徒歩で帰るのは中年には辛いですからね。」
阿久津数馬:「一時は本当にどうなるかと思ったがな」普段のスーツ姿でぶすっとしている。
高橋正恒:高橋も敵を倒し、あとから合流している。
高橋正恒:「小鳥遊くんも、協力ありがとう。」
阿久津数馬:「まあ、全員よくやったが」
雲井川 垂穂:「いつでも遊びに来てくれていッスからねー」
高橋正恒:「君が支部長を助けたって聞いたよ?すごいねえ。」
阿久津数馬:「そうだな、小鳥遊。最後はお陰で助かった」
小鳥遊 司:「いえ、そんな!ぼくも上手くできるかどうか、ギリギリの賭けでしたし……」
阿久津数馬:「賭け通しだな、今回は」
阿久津数馬:「まあ、僕はあの時お前らに賭けた。そして勝った。それでいい」
高橋正恒:「僕は毎回支部長に賭けますよ。」
雲井川 垂穂:「勝って帰れば御の字ッスよ。 WINNER WINNER...っと」
阿久津数馬:「お前はまたそういう……」高橋さんに。
雲井川 垂穂:「あたしもそっちスかね。使用人ですし?」
小鳥遊 司:「うん……!」
小鳥遊 司:「あ、そうだ。雲井川さん」
阿久津数馬:「ふん、まあ、僕も少しは周囲への頼り方が上手くなったということだな」偉そうに腕を組む。
高橋正恒:からからと笑って椅子に背を預ける。
小鳥遊 司:「あのー、イリーガルとしての所属支部のことなんですけど」
雲井川 垂穂:「おいッス。やるきになってくれたスか?」
小鳥遊 司:「せっかく誘って貰えて、気持ちとしてはぼく、すっごく嬉しいんです。けど、今回は辞退させて貰いたいな、と思います。はい」
小鳥遊 司:「阿久津くんは、最後には賭けに勝ったからいい、って言ってくれたけど」
阿久津数馬:「あ」小鳥遊くんの言葉を聞いて、瞬きをする。
雲井川 垂穂:「そッスか。ま、難しいよねえ」
小鳥遊 司:「でも今回のこと、ぼくがもっと気を配っていれば、上手くやる方法があったんじゃないかって思うんです」
小鳥遊 司:「雲井川さん、ギリギリまで阿久津さんを助けようとしてましたよね?あの時のぼく、そういうところまで気が回らなかったもんで」
雲井川 垂穂:「あっはっは。そのへんは、あたしら商売ッスからね。イリーガルさんには期待しないッスよ」
小鳥遊 司:「なので、皆さんと一緒に行動したり、支部の皆さんの名前を借りて行動するのは気が引けるっていうか……」
小鳥遊 司:「やっぱりまだまだ未熟だな……と思うんです」
阿久津数馬:「……そうか。まあ、個人の判断だ。別に構わないが……」
雲井川 垂穂:「そうだね。おねえさんから忠告。あんまり自分に厳しくないほうがいいよ」
雲井川 垂穂:「ミスったらフォローできるのが、チームで動く利点なんだから。あたしは苦手だけどさ」
小鳥遊 司:「あ!でも、ぼくに出来ることがあれば、いつでも呼んでください!」
小鳥遊 司:「勝手なこと言ってるようだけど、皆さんが困っててぼくに出来ることがあるなら力になりたいし、それに」
小鳥遊 司:「また皆さんと一緒に戦えると……なんか、ヘンな感じですけど、嬉しいですから!」
雲井川 垂穂:「だ、そうッスよ。数馬さん」
阿久津数馬:もぞもぞと、何か言いたげにしていたところをびくりとする。
阿久津数馬:「……そうか。あー、小鳥遊」
阿久津数馬:「お前は一度、無関係な人間を巻き込んだと怒っていたが」
阿久津数馬:「僕はあれは評価する。UGNに連なる人間として正しい態度だと思った」
阿久津数馬:自分についても怒ってくれて、少し嬉しかった、とは言わずに。
阿久津数馬:「だから、まあ、来たければ来い。呼んでやらんでもない」
高橋正恒:「相変わらず、素直でない。」
高橋正恒:また、からからと笑う
雲井川 垂穂:「お茶菓子出してきますねー。いつものクッキーでいいスか?」
小鳥遊 司:「うん!そのときはよろしくね、阿久津くん!」
阿久津数馬:「はあ? どういう意味だ。僕は支部長として……」食ってかかりかけ、
阿久津数馬:「ああ。次は博打にならんような事態であることを願うけどな」小鳥遊くんに、ほんの少しだけ口の端をつり上げる。
阿久津数馬:「ああ、いつもので頼む」
高橋正恒:「じゃあ僕は小鳥遊君を送ってきましょう。駅まででいいかい?」
高橋正恒:席を立って小鳥遊くんに
阿久津数馬:「……ああ、そうだ。高橋。お前に少し話があった」
小鳥遊 司:「あ!しまった……よければ、最初に会った商店街でお願いします!あそこに自転車置いてきちゃったんで……」
高橋正恒:足を止める。「おっと。」
阿久津数馬:「後でもいいが?」
高橋正恒:財布から硬貨を取り出して小鳥遊君に渡す。
高橋正恒:「休憩所でジュースでも飲んでて。」
高橋正恒:「……いえ、今聞きましょう。」
高橋正恒:「お説教は後に伸ばすとどんどん辛くなりますから。」へら、と笑う。いつもと変わらぬ笑み。
雲井川 垂穂:「はいはい。じゃ、ごゆっくりー。案内するッスよ、小鳥遊クン」
阿久津数馬:「そうか。それなら……別に説教ではないけどな!」座ったまま手を組む。
高橋正恒:小鳥遊くんに軽く手を振って見送る。
阿久津数馬:そして、あの時朦朧とした意識の中、聞いた気がする言葉を思い出す。
小鳥遊 司:「はい。それじゃ、また!」高橋さんと阿久津くんにペコリ、とお辞儀してから雲井川さんに続く。
阿久津数馬:ふたりが席を外したのを確認し。
GM:パタン、とドアが閉じる。
阿久津数馬:「”罠は予想できないが、敵の情報が揃えばその意図は予想できる。”」ぽつりと言う。
阿久津数馬:「”意図が分かれば対処も出来る。”」
阿久津数馬:「お前が言っていた言葉だと思うが、これは誰かに教わったものか?」
高橋正恒:「………いいえ。」
高橋正恒:「ふっと浮かんだ言葉ですよ。僕としても、あまり意識せずに出た言葉です。」
高橋正恒:「それが何か?」
阿久津数馬:「なるほど」少し考える。
阿久津数馬:「……”渦蜘蛛”が」ゆっくりと言葉を選ぶ。「同じようなことを言っていた……ように思う」
阿久津数馬:これは、博打だ。
阿久津数馬:「お前は何も覚えはないのか、”レイジーラクーン”」
高橋正恒:「………。」
高橋正恒:懐から銃を抜く。
阿久津数馬:目を細める。
高橋正恒:銃に弾が詰まっていることを確認して、支部長のデスクに置く。
高橋正恒:「使い方はご存じで?」
高橋正恒:「僕の言葉が信用できなければ、撃ってください。」
阿久津数馬:「バカにするなよ。わかっている」
阿久津数馬:「……」視線だけは銃に。手はまだ動かさない。
高橋正恒:「………覚えはないのかと聞きましたね。」
高橋正恒:「僕には本当に、記憶がないんですよ。」
阿久津数馬:「……」
阿久津数馬:「記憶が?」
高橋正恒:「時期的に言えば”崩落戦”の直後当たりまでの記憶が、全てね。」
阿久津数馬:支部の記録を思い返す。そんな記述はなかったように思う。
阿久津数馬:「それはまたずいぶんと、最近だな」
高橋正恒:「……僕は、記憶の手がかりがどちらかにあると思ってます。」
高橋正恒:「UGNか、FH。どちらかにね。」
阿久津数馬:「……もしUGNになければ、お前はどうする」
高橋正恒:「賭けに負けたってことになりますね。」
阿久津数馬:「……じゃあ次はFHだ、とは考えてはいない?」とん、と人差し指で机を叩く。
高橋正恒:「昔はそう考えてたんですけどね。」
高橋正恒:「この穴倉が、気に入ったんですよ。」
阿久津数馬:「昔って言っても何年か前だろ」
阿久津数馬:「……」
高橋正恒:「はは、それもそうだ。」
阿久津数馬:「……僕が一番聞きたかったのは、今の質問だ」
阿久津数馬:「お前が今どう考えていて、今後どうするつもりなのか」
阿久津数馬:手を伸ばし、銃を取る。
高橋正恒:「………」
高橋正恒:銃口と正対する。
阿久津数馬:「……僕は」銃を手にしたまま、ぽつりと。「この支部を堅固にしたい」
高橋正恒:「……撃っても恨みませんよ。」苦笑する
阿久津数馬:「いろいろと考えた。僕個人が強権を振るい、阿久津グループとの繋がりを強くし……というのが最初の目論見だが」
阿久津数馬:「どうも難しい。今回のような事件があればすぐ終わりだ」
阿久津数馬:「なら、その下を強くすればいい。僕に何があろうとも揺るがぬ支部を作りたい」
阿久津数馬:「そこに必要なピースが、お前だと思っていた。"レイジーラクーン"」
高橋正恒:「………。」
高橋正恒:「光栄です。」
阿久津数馬:「穴倉が気に入ったと言っていたな」くるり、と銃を回転させる。銃口を自分に。持ち手を相手に。
高橋正恒:「っ」
阿久津数馬:「僕はお前の穴倉を、もっと居心地良くしてやることができる。どうだ。このまま来るか?」
高橋正恒:「……。」
阿久津数馬:「僕の言葉が信用できなければ、撃て」
高橋正恒:「………僕は、」
高橋正恒:銃を受け取って、
高橋正恒:懐にしまう。
高橋正恒:「僕は毎回、支部長に賭けますよ。」
阿久津数馬:「……僕も僕に賭ける。これじゃ不成立だな」肩を竦める。
高橋正恒:「若いころから賭け事なんて、やめた方がいいですよ。」
高橋正恒:こちらも苦笑する
阿久津数馬:「……そうかもな。今回は本当に、賭け通しだ。僕は疲れた」どさ、と椅子に座り。
阿久津数馬:「お前も疲れただろ。休め。今回の話は、一度棚に上げておく」
高橋正恒:「了解です。」
高橋正恒:「………ありがとうございます。」
阿久津数馬:「……まったく、どいつもこいつも、僕を……」小さく呟く。その言葉を聞いていたのかどうか。
阿久津数馬:「…………」少しずつ呟きが弱くなっていく。
高橋正恒:「………………?」
高橋正恒:「……ああ、疲れましたよねえ。そりゃ。」
阿久津数馬:緊張の糸が切れたように、かくん、と首が垂れる。
高橋正恒:阿久津のデスクに歩み寄り、阿久津を抱きかかえる。
阿久津数馬:やがて、微かに規則正しい寝息が聞こえてきた。
高橋正恒:腕を背と膝裏に回して持ち上げ、応接用のソファへ。
高橋正恒:「僕はこの穴倉も、」
高橋正恒:阿久津の肩に毛布を掛ける
阿久津数馬:「……」小さく何事か寝言。
高橋正恒:「あなたという穴倉の主も気に入ってるんですよ。」
阿久津数馬:答えはない。ただ、安らかに寝入っている。
高橋正恒:その寝顔を見て笑みを浮かべ、立ち上がる
阿久津数馬:誰も彼の城を陥落させることはできないと、強く信じているかのように。
高橋正恒:とりあえず、今は、
高橋正恒:彼の城を脅かさないように周りの者に言い含めておかないと。
高橋正恒:いずれ来るであろう使用人を待ち構えるために、部屋のドアを静かに開けて外に出た。
GM:―――――
GM:全行程終了
GM:お疲れさまでした!
阿久津数馬:お疲れ様でした!
小鳥遊 司:お疲れ様でしたー!
雲井川 垂穂:お疲れさまでしたー
雲井川 垂穂:いや、ありがとうございましたー!
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